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2025年度経営情報の開示について
本日開催の定時株主総会において、2025年度の事業収支が承認されましたので、お知らせいたします。
2025シーズンは、明治安田J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会に、FIFAクラブワールドカップを加えた4大会に出場した、変則的な日程のシーズンとなりました。
J1リーグ優勝を目標に掲げ、6月のクラブワールドカップを見据えた選手補強を行い、シーズンを闘いました。しかしながら、クラブワールドカップではグループステージで敗退し、リーグ戦においても年間を通じてアウェイゲームでなかなか勝ち点を積み上げられずに、優勝争いに加われませんでした。また、ルヴァンカップおよび天皇杯においても、共に準々決勝で敗退し、すべての大会において上位に進出することはできませんでした。
2025年度の事業収入合計につきましては、クラブワールドカップ出場などを主な要因として、前期比+1,099百万円の11,310百万円となりました。これにより、3期連続で10,000百万円を上回るとともに、2023年度に記録した10,384百万円を上回り、過去最高を大きく更新いたしました。当事業収入の内訳につきましては、入場料収入は前期比+202百万円、広告料収入(パートナー協賛金、RBC会費など)は同比+87百万円、グッズ収入は同比+88百万円、その他収入は同比+722百万円と、いずれも前期を上回る結果となりました。
一方で、事業運営費およびチーム運営費を合わせた事業経費につきましても、クラブワールドカップ出場に伴う各運営費用の増加により、前期比+1,524百万円の10,527百万円となりました。営業損失は222百万円、経常損失は79百万円、当期純損失は100百万円となり、最終赤字となるのは2020年度(当期純損失612百万円)以来となります。
入場料収入:2年連続でリーグ戦年間入場者数が70万人を超える
前年度に引き続き、年間を通じて多くのファン・サポーターのみなさまにホームゲームへご来場いただいたことで、入場料収入は前期比+202百万円の2,214百万円となりました。J1リーグ戦の平均入場者数は昨年とほぼ同水準の37,350人、年間入場者数は709,655人となり、2年連続で70万人を超えることができました。

広告料収入:4期連続で4,000百万円超を維持し過去最高水準に迫る
広告料収入(パートナー協賛金、RBC会費収入など)は、今期もパートナー企業のみなさま、レッズビジネスクラブ(RBC)会員、ならびにビューボックスをご活用いただいたみなさまに多大なるご支援を賜り、前期比+87百万円の4,195百万円となりました。わずかに過去最高売上(2023年度に4,223百万円を達成)には届かなかったものの、4年連続で4,000百万円を超えました。
グッズ収入:3期連続で過去最高売上を更新
2025年度は、クラブワールドカップ関連グッズを中心に販売が伸び、オンラインショップ、実店舗のレッドボルテージに加え、パートナー企業と共同でJリーグクラブ初の常設クラブマスコット専門店「REDIA FACTORY(レディアファクトリー)」をオープンするなど、多角的な施策が実を結び、グッズ販売全体の業績向上に大きく寄与いたしました。その結果、グッズ収入は前期比+88百万円の1,682百万円に到達し、3期連続で過去最高売上を更新いたしました。

事業経費:クラブワールドカップ出場に伴う事業経費の増加
経済情勢の変動に伴う事業運営費の継続的な上昇に加え、クラブワールドカップ出場を見据えたトップチーム選手の編成、長期の海外遠征における為替相場の円安推移に伴う海外取引決済額の増加などにより、事業運営費、チーム運営費を合わせた事業経費は前期比+1,524百万円の10,527百万円となりました。
経常損失、当期純損失および純資産
当期は、クラブワールドカップ出場、ならびにその先の中長期的な競争力維持を目的とした選手補強に加え、本社オフィス移転などの環境整備への積極的な投資を行いました。その結果、経常損失は79百万円、当期純損失は100百万円となりました。
純資産については、資本金273百万円、資本準備金113百万円を含め、総額1,821百万円となりました。ここ数年で積み上げてきた純資産の一部を投資に充当する形とはなりましたが、引き続き強固な財務基盤を維持しております。

クラブの取り組みについて
【2025年度の取り組み】
三菱重工浦和レッズレディース
2024-25 SOMPO WEリーグ(2025年5月終了)は、目標としていたリーグ3連覇には届かず、最終順位は3位となりました。その結果、2025/26シーズンのAFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)出場権を獲得することはできませんでした。
2025年8月に開幕した2025/26 SOMPO WEリーグは、堀 孝史監督のもと、戦力の底上げを図りながら、優勝争いを続けております。2025/26 WEリーグ クラシエカップにおいては、グループリーグを2位で終了し、準決勝進出はなりませんでした。また連覇を目指しておりました皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会においても、3回戦で敗退いたしました。
事業面におきましては、サポーターミーティングの開催と、以降の継続的なコミュニケーション、ホームタウンイベントへの積極的な選手の参加、パートナー企業のプロダクトを活用した選手自身によるコラム掲載など、さまざまな活動を行ってまいりました。これからも、レディースを支えてくださるみなさまを大切にすること、またホームタウンに女子サッカーが根付くこと、そしてホームゲームにより多くのファン・サポーターのみなさまにご来場いただくことに注力してまいります。
浦和レッズアカデミー育成
男子ユースチームは4期ぶりに高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2025に挑みハイレベルな試合をシーズン通して経験できDF田中義峯(現U-18)、MF和田武士(U-17)の2名がプロ契約を締結したものの、最終的には11位となり高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 関東への降格が決まりました。
男子ジュニアユースチーム、ジュニアチームにつきましては、それぞれが各大会で安定した成績を収めました。
また、2026年8月に開幕する「U-21 Jリーグ」(仮称)への参加を決め、監督に田中達也を招聘し開幕に向けて準備を進めています。
浦和レッズアカデミーサッカースクール
サッカーを楽しみながら基礎技術を学び、スキルアップを図るアカデミーサッカースクールは、開校2年目を迎えて前年度より会場を5か所増やし、県内11会場で開催いたしました。スクール生は徐々に増えており、少しずつ賑やかなスクールへと成長しています。
浦和レッズハートフルクラブ
サッカーを通じて「こころ」を育むハートフルクラブでは、2025年度も多くの子どもたちとサッカーを通して交流いたしました。さいたま市、埼玉県の小学校・幼稚園・保育園を中心に544回、延べ39,718人とふれあい、一緒にサッカーを行いました。「ハートフルサッカーin ASIA」ではベトナム、タイを訪れ、またクラブワールドカップ出場を契機に、初めてアメリカ本土にて現地小学校や現地日本人の方々を対象に「草の根国際交流」を行いました。また、2011年7月より東日本大震災の復興支援プロジェクトとして15年間、継続して行ってまいりました「ハートフルサッカーin東北」につきましては、一つの区切りを迎えることといたしました。
レッズランド
レッズランドは2025年7月をもって設立20周年を迎えました。20周年を機に、キャッチコピーを「RedsLand ~地域と共に、笑顔を重ね、いつまでも~」へと現在の姿に合わせて再定義いたしました。また12月には20周年記念イベントの一環として、1,198人による人文字でサッカーボールを描くアートを完成させて、ギネス世界記録™の認定を受けました。
「育みパートナー事業」は4期目を迎え、契約社数は24社となりました。理念にご賛同いただくことで、イベントの共同開催や子どもの参加費無料化、地域のサッカー少年団やスポーツ団体が施設を利用しやすくなるような取り組みなど、浦和レッズの理念を体現する活動を継続しております。
スタジアム観戦環境の向上
スタジアムへご来場いただくファン・サポーターのみなさまへ、より快適な観戦環境を提供できるよう、いくつかの施策を行いました。スタジアムアクセスの課題解決に向けて、浦和駅から埼玉スタジアムまでの貸し切りバス試験運行を実施したほか、お座席を離れるストレスや会計の待ち時間を軽減できるように、スタンド内でのドリンク立ち売り販売や全飲食売店でのキャッシュレス決済を導入いたしました。
またクラブワールドカップでの経験から、暑熱対策としてコンコースへ給水機を試験的に設置したほか、12月には日本赤十字社のご協力のもと、みなさまと共により安全なスタジアムを作り上げるためのファン・サポーターのみなさまへ向けた救命講習を実施いたしました。こうした一つひとつの積み重ねを大切にしながら、今後も、スタジアムの観戦環境を向上してまいります。
興梠慎三の活動
2024シーズンをもって現役を引退した興梠慎三は、2025年度をパートナー営業担当として活動いたしました。パートナー営業活動のみならず、ホームタウン活動やスタジアムでのファン・サポーターのみなさまとの交流にも励み、2025年12月に引退試合を行いました。興梠は2026年よりアカデミー育成のコーチとして活動しております。
国際戦略
海外市場における成長機会を創出するため、2025年度は、世界の成長センターのひとつであるASEAN(東南アジア諸国連合)地域を中心に、各種活動の深化を図りました。クラブ間提携関係にあるムアントン・ユナイテッドとの交流事業を継続して実施するとともに、アカデミーサッカースクールのベトナム-ハノイ校については、開校から1年が経過し、現地における運営基盤の強化を進めております。特にベトナムにおける継続的な活動は、現地社会および経済界から高い評価をいただいており、その成果の一つとして、ベトナム航空とのパートナー契約締結が実現いたしました。これは単なるパートナーシップにとどまらず、クラブが日本とベトナムの経済・文化交流を加速させる「ハブ」として機能することへの期待の表れでもあり、ひいてはASEAN地域におけるプレゼンス向上にも資するものと考えております。
ホームタウン活動・社会連携活動
5年目を迎えた「このゆびとまれっず!」は、クラブが旗振り役となり、支援者・賛同者のみなさまと共に地域課題を解決する共創プラットフォームとして2025年度もさまざまなアクションを実施しました。また、岡野雅行レッズ・ブランドアンバサダーの招聘により、社会連携活動の発信力をさらに強化いたしました。埼玉県および埼玉県警察との「防犯のまちづくりに関する協定」に基づき、闇バイト被害防止啓発ポスターの寄贈や岡野の啓発動画への出演を通じ、地域の安全・安心を守る活動に深くコミットしています。
また、10月には20年ぶりに浦和区の中心地へと本社オフィスを移転いたしました。この再移転により、ホームタウン活動のさらなる活性化と、地域に根差した持続可能なクラブ運営を加速させてまいります。
SDGs(サステナビリティ)
埼玉県とのサーキュラーエコノミー啓発事業など、さまざまなステークホルダーと共に取り組む環境アクションをさらに深化させました。中でも、10月のホームゲームで開催した「サステナブルDAY」では、地域と一体となったカーボンオフセットの実施や、マッチデーカードをスタジアムで発生した古紙を再利用して製作するなど、新たな取り組みにもチャレンジし、ファン・サポーターのみなさまとともに、スタジアムとまち全体で持続可能な社会づくりの機運醸成に取り組みました。
また、これらの取り組みが認められ、2026年2月に浦和レッズは「さいたま市SDGs認証企業」として正式に認定されました。
最後に
2025年度は、大会規模が拡大したFIFAクラブワールドカップに、日本のクラブとして初出場する歴史的なシーズンとなりました。当期は最終赤字となりましたが、その要因は、クラブワールドカップという大きな機会を見据え、競争力強化や将来を見据えた挑戦的な投資を行ったことによります。結果として、現時点においては、投資に見合う成果を十分に得るには至っておりませんが、年間を通じた経営努力による、当期純損失は100百万円へ留めることができました。
J1リーグをはじめ、出場したすべての大会でみなさまにお寄せいただいたご期待に応えることが適わぬシーズンでしたが、ファン・サポーターのみなさま、パートナー企業のみなさまをはじめ、浦和レッズを支えてくださるすべてのみなさまにご支援を賜り、将来の成長に必要な基盤を維持しながらクラブ運営を行うことができました。心より御礼申し上げます。
Jリーグは2026年8月より2026/27シーズンとして、秋春制へとシーズン移行をいたします。当移行に伴いまして、当クラブの事業年度につきましても、現行の「毎年2月1日から翌年1月31日まで」から「毎年7月1日から翌年6月30日まで」へ変更いたします。
新たに始まるシーズンにつきましても、みなさまの温かいご支援を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2025シーズンは、明治安田J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会に、FIFAクラブワールドカップを加えた4大会に出場した、変則的な日程のシーズンとなりました。
J1リーグ優勝を目標に掲げ、6月のクラブワールドカップを見据えた選手補強を行い、シーズンを闘いました。しかしながら、クラブワールドカップではグループステージで敗退し、リーグ戦においても年間を通じてアウェイゲームでなかなか勝ち点を積み上げられずに、優勝争いに加われませんでした。また、ルヴァンカップおよび天皇杯においても、共に準々決勝で敗退し、すべての大会において上位に進出することはできませんでした。
2025年度の事業収入合計につきましては、クラブワールドカップ出場などを主な要因として、前期比+1,099百万円の11,310百万円となりました。これにより、3期連続で10,000百万円を上回るとともに、2023年度に記録した10,384百万円を上回り、過去最高を大きく更新いたしました。当事業収入の内訳につきましては、入場料収入は前期比+202百万円、広告料収入(パートナー協賛金、RBC会費など)は同比+87百万円、グッズ収入は同比+88百万円、その他収入は同比+722百万円と、いずれも前期を上回る結果となりました。
一方で、事業運営費およびチーム運営費を合わせた事業経費につきましても、クラブワールドカップ出場に伴う各運営費用の増加により、前期比+1,524百万円の10,527百万円となりました。営業損失は222百万円、経常損失は79百万円、当期純損失は100百万円となり、最終赤字となるのは2020年度(当期純損失612百万円)以来となります。
入場料収入:2年連続でリーグ戦年間入場者数が70万人を超える
前年度に引き続き、年間を通じて多くのファン・サポーターのみなさまにホームゲームへご来場いただいたことで、入場料収入は前期比+202百万円の2,214百万円となりました。J1リーグ戦の平均入場者数は昨年とほぼ同水準の37,350人、年間入場者数は709,655人となり、2年連続で70万人を超えることができました。

広告料収入:4期連続で4,000百万円超を維持し過去最高水準に迫る
広告料収入(パートナー協賛金、RBC会費収入など)は、今期もパートナー企業のみなさま、レッズビジネスクラブ(RBC)会員、ならびにビューボックスをご活用いただいたみなさまに多大なるご支援を賜り、前期比+87百万円の4,195百万円となりました。わずかに過去最高売上(2023年度に4,223百万円を達成)には届かなかったものの、4年連続で4,000百万円を超えました。
グッズ収入:3期連続で過去最高売上を更新
2025年度は、クラブワールドカップ関連グッズを中心に販売が伸び、オンラインショップ、実店舗のレッドボルテージに加え、パートナー企業と共同でJリーグクラブ初の常設クラブマスコット専門店「REDIA FACTORY(レディアファクトリー)」をオープンするなど、多角的な施策が実を結び、グッズ販売全体の業績向上に大きく寄与いたしました。その結果、グッズ収入は前期比+88百万円の1,682百万円に到達し、3期連続で過去最高売上を更新いたしました。

事業経費:クラブワールドカップ出場に伴う事業経費の増加
経済情勢の変動に伴う事業運営費の継続的な上昇に加え、クラブワールドカップ出場を見据えたトップチーム選手の編成、長期の海外遠征における為替相場の円安推移に伴う海外取引決済額の増加などにより、事業運営費、チーム運営費を合わせた事業経費は前期比+1,524百万円の10,527百万円となりました。
経常損失、当期純損失および純資産
当期は、クラブワールドカップ出場、ならびにその先の中長期的な競争力維持を目的とした選手補強に加え、本社オフィス移転などの環境整備への積極的な投資を行いました。その結果、経常損失は79百万円、当期純損失は100百万円となりました。
純資産については、資本金273百万円、資本準備金113百万円を含め、総額1,821百万円となりました。ここ数年で積み上げてきた純資産の一部を投資に充当する形とはなりましたが、引き続き強固な財務基盤を維持しております。

クラブの取り組みについて
【2025年度の取り組み】
三菱重工浦和レッズレディース
2024-25 SOMPO WEリーグ(2025年5月終了)は、目標としていたリーグ3連覇には届かず、最終順位は3位となりました。その結果、2025/26シーズンのAFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)出場権を獲得することはできませんでした。
2025年8月に開幕した2025/26 SOMPO WEリーグは、堀 孝史監督のもと、戦力の底上げを図りながら、優勝争いを続けております。2025/26 WEリーグ クラシエカップにおいては、グループリーグを2位で終了し、準決勝進出はなりませんでした。また連覇を目指しておりました皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会においても、3回戦で敗退いたしました。
事業面におきましては、サポーターミーティングの開催と、以降の継続的なコミュニケーション、ホームタウンイベントへの積極的な選手の参加、パートナー企業のプロダクトを活用した選手自身によるコラム掲載など、さまざまな活動を行ってまいりました。これからも、レディースを支えてくださるみなさまを大切にすること、またホームタウンに女子サッカーが根付くこと、そしてホームゲームにより多くのファン・サポーターのみなさまにご来場いただくことに注力してまいります。
浦和レッズアカデミー育成
男子ユースチームは4期ぶりに高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2025に挑みハイレベルな試合をシーズン通して経験できDF田中義峯(現U-18)、MF和田武士(U-17)の2名がプロ契約を締結したものの、最終的には11位となり高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 関東への降格が決まりました。
男子ジュニアユースチーム、ジュニアチームにつきましては、それぞれが各大会で安定した成績を収めました。
また、2026年8月に開幕する「U-21 Jリーグ」(仮称)への参加を決め、監督に田中達也を招聘し開幕に向けて準備を進めています。
浦和レッズアカデミーサッカースクール
サッカーを楽しみながら基礎技術を学び、スキルアップを図るアカデミーサッカースクールは、開校2年目を迎えて前年度より会場を5か所増やし、県内11会場で開催いたしました。スクール生は徐々に増えており、少しずつ賑やかなスクールへと成長しています。
浦和レッズハートフルクラブ
サッカーを通じて「こころ」を育むハートフルクラブでは、2025年度も多くの子どもたちとサッカーを通して交流いたしました。さいたま市、埼玉県の小学校・幼稚園・保育園を中心に544回、延べ39,718人とふれあい、一緒にサッカーを行いました。「ハートフルサッカーin ASIA」ではベトナム、タイを訪れ、またクラブワールドカップ出場を契機に、初めてアメリカ本土にて現地小学校や現地日本人の方々を対象に「草の根国際交流」を行いました。また、2011年7月より東日本大震災の復興支援プロジェクトとして15年間、継続して行ってまいりました「ハートフルサッカーin東北」につきましては、一つの区切りを迎えることといたしました。
レッズランド
レッズランドは2025年7月をもって設立20周年を迎えました。20周年を機に、キャッチコピーを「RedsLand ~地域と共に、笑顔を重ね、いつまでも~」へと現在の姿に合わせて再定義いたしました。また12月には20周年記念イベントの一環として、1,198人による人文字でサッカーボールを描くアートを完成させて、ギネス世界記録™の認定を受けました。
「育みパートナー事業」は4期目を迎え、契約社数は24社となりました。理念にご賛同いただくことで、イベントの共同開催や子どもの参加費無料化、地域のサッカー少年団やスポーツ団体が施設を利用しやすくなるような取り組みなど、浦和レッズの理念を体現する活動を継続しております。
スタジアム観戦環境の向上
スタジアムへご来場いただくファン・サポーターのみなさまへ、より快適な観戦環境を提供できるよう、いくつかの施策を行いました。スタジアムアクセスの課題解決に向けて、浦和駅から埼玉スタジアムまでの貸し切りバス試験運行を実施したほか、お座席を離れるストレスや会計の待ち時間を軽減できるように、スタンド内でのドリンク立ち売り販売や全飲食売店でのキャッシュレス決済を導入いたしました。
またクラブワールドカップでの経験から、暑熱対策としてコンコースへ給水機を試験的に設置したほか、12月には日本赤十字社のご協力のもと、みなさまと共により安全なスタジアムを作り上げるためのファン・サポーターのみなさまへ向けた救命講習を実施いたしました。こうした一つひとつの積み重ねを大切にしながら、今後も、スタジアムの観戦環境を向上してまいります。
興梠慎三の活動
2024シーズンをもって現役を引退した興梠慎三は、2025年度をパートナー営業担当として活動いたしました。パートナー営業活動のみならず、ホームタウン活動やスタジアムでのファン・サポーターのみなさまとの交流にも励み、2025年12月に引退試合を行いました。興梠は2026年よりアカデミー育成のコーチとして活動しております。
国際戦略
海外市場における成長機会を創出するため、2025年度は、世界の成長センターのひとつであるASEAN(東南アジア諸国連合)地域を中心に、各種活動の深化を図りました。クラブ間提携関係にあるムアントン・ユナイテッドとの交流事業を継続して実施するとともに、アカデミーサッカースクールのベトナム-ハノイ校については、開校から1年が経過し、現地における運営基盤の強化を進めております。特にベトナムにおける継続的な活動は、現地社会および経済界から高い評価をいただいており、その成果の一つとして、ベトナム航空とのパートナー契約締結が実現いたしました。これは単なるパートナーシップにとどまらず、クラブが日本とベトナムの経済・文化交流を加速させる「ハブ」として機能することへの期待の表れでもあり、ひいてはASEAN地域におけるプレゼンス向上にも資するものと考えております。
ホームタウン活動・社会連携活動
5年目を迎えた「このゆびとまれっず!」は、クラブが旗振り役となり、支援者・賛同者のみなさまと共に地域課題を解決する共創プラットフォームとして2025年度もさまざまなアクションを実施しました。また、岡野雅行レッズ・ブランドアンバサダーの招聘により、社会連携活動の発信力をさらに強化いたしました。埼玉県および埼玉県警察との「防犯のまちづくりに関する協定」に基づき、闇バイト被害防止啓発ポスターの寄贈や岡野の啓発動画への出演を通じ、地域の安全・安心を守る活動に深くコミットしています。
また、10月には20年ぶりに浦和区の中心地へと本社オフィスを移転いたしました。この再移転により、ホームタウン活動のさらなる活性化と、地域に根差した持続可能なクラブ運営を加速させてまいります。
SDGs(サステナビリティ)
埼玉県とのサーキュラーエコノミー啓発事業など、さまざまなステークホルダーと共に取り組む環境アクションをさらに深化させました。中でも、10月のホームゲームで開催した「サステナブルDAY」では、地域と一体となったカーボンオフセットの実施や、マッチデーカードをスタジアムで発生した古紙を再利用して製作するなど、新たな取り組みにもチャレンジし、ファン・サポーターのみなさまとともに、スタジアムとまち全体で持続可能な社会づくりの機運醸成に取り組みました。
また、これらの取り組みが認められ、2026年2月に浦和レッズは「さいたま市SDGs認証企業」として正式に認定されました。
最後に
2025年度は、大会規模が拡大したFIFAクラブワールドカップに、日本のクラブとして初出場する歴史的なシーズンとなりました。当期は最終赤字となりましたが、その要因は、クラブワールドカップという大きな機会を見据え、競争力強化や将来を見据えた挑戦的な投資を行ったことによります。結果として、現時点においては、投資に見合う成果を十分に得るには至っておりませんが、年間を通じた経営努力による、当期純損失は100百万円へ留めることができました。
J1リーグをはじめ、出場したすべての大会でみなさまにお寄せいただいたご期待に応えることが適わぬシーズンでしたが、ファン・サポーターのみなさま、パートナー企業のみなさまをはじめ、浦和レッズを支えてくださるすべてのみなさまにご支援を賜り、将来の成長に必要な基盤を維持しながらクラブ運営を行うことができました。心より御礼申し上げます。
Jリーグは2026年8月より2026/27シーズンとして、秋春制へとシーズン移行をいたします。当移行に伴いまして、当クラブの事業年度につきましても、現行の「毎年2月1日から翌年1月31日まで」から「毎年7月1日から翌年6月30日まで」へ変更いたします。
新たに始まるシーズンにつきましても、みなさまの温かいご支援を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
クラブ収支状況(単位・百万円)
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収入 | 6,891 | 8,127 | 10,384 | 10,211 | 11,310 |
| 入場料収入 | 626 | 1,439 | 2,145 | 2,012 | 2,214 |
| 広告料収入 | 3,898 | 4,048 | 4,223 | 4,108 | 4,195 |
| グッズ収入 | 841 | 1,119 | 1,583 | 1,594 | 1,682 |
| Jリーグ分配金(※1) | 471 | 567 | 473 | 679 | 539 |
| その他(※1) | 1,055 | 954 | 1,960 | 1,818 | 2,680 |
| 営業費用(※2) | 6,990 | 7,700 | 10,017 | 9,882 | 11,532 |
| 事業費用 | 6,142 | 6,917 | 9,137 | 9,003 | 10,527 |
| 事業運営費 | 2,293 | 2,933 | 3,831 | 3,610 | 4,224 |
| チーム運営費 | 3,849 | 3,984 | 5,306 | 5,393 | 6,303 |
| (うち選手・監督・コーチ報酬) (※3) | 3,089 | 2,853 | 3,860 | 3,970 | 4,384 |
| 一般管理費 | 848 | 783 | 881 | 879 | 1,005 |
| 営業利益 | -99 | 427 | 367 | 329 | -222 |
| 経常利益 | 2 | 492 | 392 | 379 | -79 |
| 当期純利益 | 2 | 412 | 305 | 311 | -100 |
- 記載金額は百万円未満を四捨五入して表示しています。
- (※1)「その他」には選手移籍関連収入、出場料、出演料、スクール会費収入、育成(アカデミー)関連収入等が含まれています。
- (※2)営業費用の主な内訳は次頁の参考情報のとおりです。
- (※3)選手・監督・コーチ報酬の数値については、2022年度よりトップチームの人件費のみ集計しています。
2021年度以前の数値については、育成・レディース報酬も含む数値となります。
(参考情報)営業費用の主な内訳(単位:百万円)
| 事業運営費 | 4,224 | |
| スタジアム運営関係費 | 1,031 | 「試合関連経費[スタジアム使用料、警備費、運営設営費]」、チケット手数料、広告宣伝費、JFA・Jリーグ納付金、イベント費ほか |
| 広告料関係費 | 910 | バーター取引相当分、レッズランド向け広告宣伝費、広告代理店手数料、業務委託費ほか |
| グッズ関係費・その他事業費 | 2,125 | 商品原価、グッズ運営管理費、REX CLUB活動費、広報活動費ほか |
| ホームタウン関係費用 | 158 | ホームタウン活動費、ハートフル活動費 |
| チーム運営費 | 6,303 | |
| 選手・監督・コーチ報酬 | 4,384 | トップチーム選手と指導者の報酬の総額 |
| トップチーム運営経費 | 1,091 | 移動関連費、施設関連費、寮関連費、代理人手数料ほか |
| 育成(アカデミー)運営経費 | 320 | アカデミー指導者報酬、移動関連費、施設関連費ほか |
| レディースチーム運営経費 | 508 | レディースチーム選手・指導者報酬、移動関連費、施設関連費ほか |
| 一般管理費 | 1,005 |
クラブ財産状況(単位・百万円)
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2,875 | 3,076 | 3,451 | 5,102 | 3,836 |
| 総負債 | 1,867 | 1,771 | 1,841 | 3,181 | 2,015 |
| 純資産 | 1,008 | 1,305 | 1,610 | 1,921 | 1,821 |
| 資本金/資本準備金 | 386 | 386 | 386 | 386 | 386 |
クラブその他指標
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
|---|---|---|---|---|---|
| J1リーグ年間順位 | 6位 | 9位 | 4位 | 13位 | 7位 |
| YBCルヴァンカップカップ成績 | ベスト4 | ベスト4 | 準優勝 | 1stラウンド | ベスト8 |
| 天皇杯成績 | 優勝 | 3回戦敗退 | ラウンド16 | ベスト8 | |
| AFCチャンピオンズリーグ (ACL)成績 |
優勝 | グループステージ敗退 | |||
| FIFAクラブワールドカップ (FCWC)成績 |
4位 | グループステージ グループE 4位 | |||
| J1リーグ入場者数(人) | 156,636 | 401,489 | 518,648 | 712,852 | 709,655 |
| J1リーグ平均入場者数(人) | 8,244 | 23,617 | 30,509 | 37,519 | 37,350 |
| 主催試合入場者数(人) | 191,398 | 451,823 | 603,332 | 712,852 | 729,422 |
| J1全クラブ平均年間収入 (百万円) |
4,159 | 4,864 | 5,201 | 5,824 | |
| J1全クラブ平均入場料収入 (百万円) |
399 | 704 | 961 | 1,086 | |
| J1リーグ全クラブ 平均入場者数(人) |
6,661 | 14,328 | 18,993 | 20,355 |
- 「主催試合入場者数」はJリーグ、カップ戦等主催試合の合計です。
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