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「全員が一体となって闘えば、今シーズン何かを成し遂げられる」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 5/9)

9日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、5月11日(日)にデンカビッグスワンスタジアムで行われる、明治安田J1リーグ 第16節 アルビレックス新潟戦に向けて意気込みを語った。

(前節のガンバ大阪戦で負傷交代した西川周作選手の今の状況はどうか?)
「いま言えることは、周作はフルでトレーニングできていないということです。ですが、メディカルスタッフが試合に向けて準備しています」

(約1ヵ月後のFIFAクラブワールドカップでは戦力として考えられるくらいの目算でいるということか?)
「周作をまたピッチで見る日はそんなに遠くないと思います」

(この2試合、サミュエル グスタフソン選手が出場できていないが、彼の状況はどうか?マチェイ監督にとってグスタフソン選手はどんな存在か?)
「サミュエルやチアゴ(サンタナ)が試合に出られていないという状況があります。そしてここ最近、サミュエルが出場していた試合を思い出すと、ゲームをプレーするごとにビルドアップが良くなっていたという状況がありましたので、チームとしては非常に悪いタイミングで外れました」

(G大阪戦から何を学ぶかという話になるかもしれないが、連勝しているときの対戦相手はボールを取りに来てくれたので、相手のプレスに対するリアクションを取ることで前進できたと思う。一方でG大阪のように待つチームはゼロから自分たちが何かをしなければ前に進むことができない相手だと思うし、そのようなチームと対戦するときにはまだ足りないものがあるかもしれないし、グスタフソン選手がいれば違うのかもしれないが、その辺りについての意見はどうか?)
「相手がローディフェンス、もしくはミドルブロックで待ち構えているときはクリエイティブな選手が必要になります。そういう意味ではサミュエルはチームのベストプレーヤーの一人です。G大阪戦からはしっかり学ばなければいけません。特にゾーン3のパフォーマンスを上げなければいけないと思います。G大阪戦ではディフェンスラインと前線の選手のつながりが我々の強みにはなっていなかったと思います。そのタイミングを合わせることがもっと必要だと思います。ただ、G大阪はそれより前のホームゲームでも構える姿を見せていましたので、そうなることは予測できていました。試合の間の日数が少なかったので、もう少し時間があれば、その対策をトレーニングして選手たちもよりやりやすくなったかもしれません」

(日本の夏は暑かったり、シーズン終盤になると勝ち点1でも必要なチームも増えてきたりするので、シーズン序盤よりは奪いに来るより待つチームが増えると思う。それに対応していくことがリーグで上に行くための鍵になるかもしれないが、その点についてどう感じるか?)
「そこは我々にとって改善点だと思っていますし、G大阪戦の結果を見て、埼玉スタジアムでそういう戦い方をしてくるチームがさらに増えることも予測できます」

(新潟の印象や勝利するためのポイントについてどう考えているか?)
「新潟は組織的なチームだと思います。焦れずにボールをつなごうとします。サイドバックが非常に攻撃的です。また、長谷川(元希)選手のようなストライカーの決定率も高いと思います。ビルドアップももちろんですが、チーム全体の連係、連動が新潟の強みだと思います」

(ホーム5連戦が続いたためアウェイゲームは久々になるが、アウェイだからこそ気を付けたいことはあるか?)
「アウェイゲームは流れが少し変わったりもしますので、たとえば今日は新潟戦で必要だと思い、ゾーン1のローディフェンスのトレーニングを行ったりしました。レッズのファン・サポーターの方々が4万人、5万人いるスタジアムでプレーするわけではありません。ここ5試合と比較すると、スタジアムの雰囲気は違ったものになると思います」

(埼玉スタジアムでの5連戦は特別だったと思うが、終えた感想はどうか?)
「素晴らしい5連戦でした。G大阪戦の結果に関しては申し訳なく思っています。この5試合をまとめてみますと、レッズの関係者、ファン・サポーター、選手、スタッフ、全員が一体となって闘えば、今シーズン何かを成し遂げることができるという気持ちが生まれた時期でもありました」

(G大阪戦の失点シーンは、後半に入ってすぐのタイミングでフリーの場面をつくられてしまい、同じく左サイドからのイージーなクロスだったと思うが、長沼洋一選手が頭を振ることができず、緩いボールを流し込まれてしまった。このシーンについてどう考えているのか?)
「相手の何らかの素晴らしいコンビネーション、得意なコンビネーションというわけではなく、典型的なプレーの一つでした。ペナルティーエリア内でのミスが最も大きなものでした。ですが、宇佐美(貴史)選手がサイドでボールを持っているときのマネジメントもより良くできたと思います。あのボールを下げさせるということを許してはいけなかったと思います。結果的にペナルティーエリア内で相手をうまく抑えられなかったという場面でした」

(選手交代に関して、G大阪戦ではゴールは奪えなかったものの3枚替えがあったり、面白い点もあったが、関根貴大選手のようにいくつものポジションをこなせる選手、あるいは難しい場面、勝っている場面、負けている場面で起用される原口元気選手といった経験抱負なベテラン選手の存在は、監督やチームにとってどういう位置付けになっているのか?)
「今回の交代は点を取りにいくことが狙いでした。交代からあまり時間が経たずに大きなチャンスもつくりました。試合の中でベストなプレー、ベストな攻撃と言える場面がありました。松尾(佑介)のサイドへのいい動きがあり、(マテウス)サヴィオから(中島)翔哉、翔哉が折り返してという、ゴールに限りなく近い場面がありました。サブの選手たちもハードワークをしっかりとしてくれて、いいプレーをしていたと思いますが、それでも非常にまとまったG大阪を崩すことはできませんでした。

タカ(関根)や元気については、まず今日は元気の誕生日なので、『おめでとうございます』と言いたいです。彼らは交代から入って、非常に重要な役割をこなしてくれます。ただ、G大阪戦は周作を交代せざるを得なかったので、プランどおりに全ての交代を行えたわけではありません。2年前もタカが途中から入って左ウイングとして素晴らしいプレーをした姿を見ていますので、そのようなプレーを期待しながら投入しています。私にとって、左ウイング、右ウイング、右サイドバックと3つのポジションをこなせる選手がいるということはいい状況です。

元気はスキルも経験もあり、相手のプレッシャーが掛かっていたとしても落ち着いて敵陣でいいプレーができる選手ですが、そういったものがG大阪戦では足りなかったかもしれません」

(チアゴ選手の復帰はいつごろになりそうなのか?)
「非常に難しい質問になります。一度良くなってきていると思えた時期がありましたが、まだ早かったということでした。ですので、いつ復帰するのかという質問にお答えするのは非常に難しいです。(5月17日に行われる)FC東京戦辺りで復帰できればと願っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「全員が一体となって闘えば、今シーズン何かを成し遂げられる」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 5/9)

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