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OTSUKI TSUYOSHI

大きなビハインドの試合でも前を向いて戦い続けた
今日も積み上げてきたものを徹底して表現する

みなさん、こんにちは。

本日は最初に、新型コロナウィルスに関してお話ししたいと思います。
このところJクラブのスタッフ、選手、指導者らに陽性者が出ています。昨今の全国的な感染の広がりを見れば、どのクラブにも陽性者やその濃厚接触者が出る可能性が皆無ではない、ということでしょう。
だからと言って感染防止対策をおざなりのものにしてしまってはいけません。チームは練習や試合、それぞれが家庭に戻ってからの対策に、より緊張感を持たなければならないと思っています。ファン・サポーターのみなさんも、ご自分や家族、周りの方の健康を守るため、いっそうの注意を払っていただければと思います。

さて本日はガンバ大阪との試合で、約1ヵ月ぶりのホームゲームになります。

4試合続いたアウェイゲームで勝ち点5を持って帰りました。まず大分トリニータ戦、サンフレッチェ広島戦はいずれも引き分けでした。
大分は我々の攻撃を止めることに徹してきたと思います。その結果、相手に多くの得点機会を与えることはなかっただけに、何度かあったこちらのチャンスに決めきれなかったのが残念です。
広島は、8月の埼スタでの試合内容と結果を受けて高いモチベーションで戦ってきました。我々が先制しましたが、その後の大きなチャンスに追加点を挙げることができず、追い付かれてしまいました。
中2日で行われた移動も長いアウェイ戦でしたが、最低でもどちらかは勝ち点3を取っておきたかったです。

先週の土曜に行われた横浜F・マリノス戦は久しぶりに立ち上がりに失点してしまいました。そのゴールも含めて、相手がクイックリスタートを戦術としてくることはわかっていたのですが、それで早い時間帯に3点を失ったのは残念です。
しかし最終的に2-6という大差がついてしまいましたが、我々がやろうとしたことははっきりしていました。それは後半、点差が広がってからも変わることなく、こういう試合の中でも積み上げを図ることができたと思います。選手たちには、この試合で前を向くことが次につながる、と呼びかけましたし、選手たちもそういうメンタリティーで戦っていました。そして、その力があることは終盤の攻撃で示すことができたと思います。

水曜日のヴィッセル神戸戦の勝利は、横浜FM戦の戦いからつながったものだと考えています。横浜FM戦もそうでしたが、相手がホーム最終戦で必然的にモチベーションが上がる試合でしたから、より警戒して試合に入りました。横浜FM戦の大敗を受けてのリバウンドメンタリティーもあったと思いますが、これまでやってきた形でチャンスを作り、最後にそれがゴールになりました。名古屋グランパスに2-6で負けた後の広島戦の勝利とは質的に違うものでした。

G大阪は、能力の高い選手も多く、今季は好成績を挙げています。前回の対戦では、相手のフォーメーションとのギャップをうまく生かして我々が勝利しましたが、今回は同じ形での戦いになりそうです。これまで積み上げてきたものを徹底して表現し、なんとしても勝利したいと思っています。
そしてホームでの勝利を続け、みなさんと喜びを分かち合いたいと思います。

大槻 毅 おおつき つよし
1972年12月1日 宮城県仙台市生まれ

筑波大学からソニー仙台FC(JFL)入りし、選手としてプレーした後、指導者の道へ。宮城県富谷高等学校サッカー部監督、筑波大学コーチ、水戸ホーリーホックコーチ、大宮アルディージャコーチを経て、2004年から浦和レッズ強化本部スタッフに。06年から10年まではコーチとしてリーグ優勝やACL制覇に寄与した。11年はベガルタ仙台のヘッドコーチを務め、12年から浦和レッズ強化部スタッフに復帰。13年から浦和レッズ育成ダイレクター兼ユース監督を務め、18年4月2日、トップチームの暫定監督に就任した。監督在任中はリーグ戦3勝1分け、ルヴァン杯1勝1分けの無敗で、オリヴェイラ監督にチームを引き継いだ。その後19年3月までヘッドコーチを務め、同年5月28日、1年1ヵ月ぶりに浦和レッズの監督に任じられた。今季も引き続き指揮を執る。

Will to Win

残り全部勝つための波に乗りたい

○鳥栖戦から8試合連続途中出場。第27節の横浜FM戦では後半33分に出場。積極的に攻撃に絡み、42分にはゴール右からシュートも放ったが、GKにセーブされた。45分にマルティノスがゴールを挙げたときは中盤でその起点になった。

「点差も開いていたので、まず1点という気持ちでピッチに入りました。短い時間でも出たときに結果を残さないといけないと思っていました。1点取れば何か変わると思っていましたが、取ってからまたすぐに失点してしまったのが残念でした。 自分のシュートのときはニアの上を狙ったのですが、気持ちとは違う方向に飛んでしまいました」

○連続途中出場が続いているが、難しい部分も多いはず。

「途中から出る選手にはいろんなタスク、役割があると思います。勝っているか負けているか、状況に応じたプレーをしなければいけないので、まず試合にうまく入るということが大事です。それが自分の課題でもあると思います。スタートから出たいという気持ちは選手なら誰でも持っています。そのためにも、途中から出たときに結果を出さないといけないです」

○6試合負けなしだったときはチームのどこが良かったのか。

「全員が身体を張って守備をして、相手にチャンスは作られても失点はしないようにしていました。そして、ここぞというときにゴールを決めることができていたと思います。横浜FM戦でそれが途切れてしまったのは残念です」

○これから3位または4位の可能性は。

「自力では無理ですが、僕たちは勝つしかないです。どのチームも毎試合勝つためにやっていますが、まだ来年のACL出場の可能性があるチームの一つなので、それはどうしてもつかみ取りたいです。残り全部勝つつもりでやりたいです」

○G大阪戦は約1ヵ月ぶりのホームゲームだが。

「やはりホームでやりたい気持ちはあります。それは日程なので仕方がないですが、今回はアウェイでも負けない試合が多くありました。次はホームで勝ってみんなで喜びたいです。残り全部勝つための波に乗りたいです」

自分たちの得意な形を磨いていくべき

○ケガをきっかけに8試合メンバーから外れていたが、第24節のC大阪戦から復帰。4試合途中出場が続いたあと、神戸戦で先発出場した。

「これまでもケガはありましたが、8試合外れることはあまりなかったです。でも、それは短い期間に試合がたくさんあるという今季だからだと思います。
いまはケガの個所は完全に良くなって、先発で出たいという気持ちが強くなっていたところでした」

○試合に復帰したのは、負けなしが続いていたときのホームC大阪戦。チームの変化をどう感じていたか。

「ハーフウェイラインの少し前あたりから相手にプレスを掛けるという狙いがC大阪戦ではうまくいったと思います。大分戦、広島戦は相手が優勢な試合を引き分けに持ち込んだと思いますが、狙いはできていたと思います。
しかし横浜FM戦は、少し前に行きすぎて、そこを外されて後ろのスペースを使われてしまったかな、という感じですが、これからも狙い自体を変えることはないと思います」

○横浜FM戦での青木は、攻撃への絡みが多く見られ、後半アディショナルタイムには、自分自身も惜しいシュートを放った。

「横浜FM戦の終盤は、結果をひっくり返すことは難しくとも、点を取ることに集中していました。終盤は自分自身も前に行く場面がいつもより多かったですが、チーム全体が攻撃に力を傾ける気持ちでいたと思います。自分のシュートは残念の一言です」

○来季のACL出場を得る可能性については。

「選手としてACLに出たいという気持ちは非常に強くあります。だから最低でも4位には食い込みたいですし、そのチャンスはまだあります。
そのために、何か新しいことをこれから始めるというのは難しいので、自分たちの得意なパターンを磨いていくべきだと思います。攻撃にしても守備にしても自分たちの良いところはわかっています。それを見つめ直して、どうピッチで表現できるかだと思います」

○前回、試合に復帰したときから1ヵ月ぶりのホームゲームだが。

「今季の特長なんでしょうが、試合がすぐ来るという感触はありますが、ACLと並行したリーグ戦を経験していますから、試合が特別に多いな、という感じはしないです。
昨年までは国内ならどこでやってもアウェイ感が少なかったのですが、今季に関してはホームとアウェイの差というか、埼スタで戦うときはホーム感が特に強くなります。ホームでは2連勝しているので、それを伸ばせるようにがんばります。
G大阪は、個人の能力が高いチームなので隙を与えてはいけないです。そこに気を付けて自分たちの強みを発揮できれば良い試合ができると思います」

プロとして最後まで戦う姿を見せる

○大量失点した横浜FM戦後はDFとして悔しさをにじませながらも、積み上げてきたものへの自信と継続していくことの大事さを強調していた。

「横浜FM戦は、勝つための練習と準備をしていましたが、それを試合で表現できなければ意味がありません。そのことが非常に悔しいです。しかし、やることはこれからも変えずに続けていきます。横浜FM戦も、失点したことで気持ちを落とすのではなく、逆に点を取りに行こうという気持ちが強くなりましたし、惜しいチャンスがいくつかありました」

○ここまで積み上げてきたものがあり、それによって得点も挙げ、勝利もしてきたという自信がチームにあるからか。

「そうだと思います。6試合負けなしが続けられたこともありますし、そういう自信があって、大差をつけられても、『まだいける』という気持ちで戦えたのだと思います。どこに根拠があるんだと言われれば難しいですが、理屈ではない自信というものが必要なこともあります。横浜FM戦がそういう試合だったと思いますし、だからこれからもやっていけると思っています」

○最終的な今季の目標については、どう考えるか。

「来年のACL出場という目標は誰もあきらめていません。そこがブレてしまったら良くありません。目指すところもブレずにやっていきますし、戦い方も積み上げてきた、前から取りに行くところや、粘り強い守備を貫いていきたいです」

○G大阪戦は1ヵ月ぶりのホームゲームだ。

「週に1回か2回の試合を楽しみに、スタジアムに来てくださる方が多いと思いますが、僕たちはプロとして、見に来てくださった方々に最後まであきらめずに戦う姿を見せなければいけないと思います。負けている試合でも、一人の気持ちがみんな伝染してチーム全体が最後まであきらめない姿を見せるいうこともあるでしょう。自分自身はそう思って戦っています。
相手がG大阪だからという特別な気持ちはありません。ホームで多くのファン・サポーターのみなさんと一緒に戦えるというのを力にしていきたいです。大分戦から、アウェイにも多くのみなさんがスタジアムに足を運んでくれてありがたかったですが、久しぶりにホームで喜びを分かち合いたいです」

PREMATCH DATA

浦和レッズ
8位
勝ち点45 13勝6分10敗 41得点 45失点
ここ5試合の成績(J1リーグ)
10/24 HOME 埼スタ ○3-1 C大阪 詳細
10/31 AWAY 昭和電ド △0-0 大分 詳細
11/3 AWAY Eスタ △1-1 広島 詳細
11/14 AWAY 日産ス ●2-6 横浜FM 詳細
11/18 AWAY ノエスタ ○1-0 神戸 詳細
ガンバ大阪
2位
勝ち点55 17勝4分7敗 39得点 32失点
ここ5試合の成績(J1リーグ)
10/24 HOME パナスタ ○2-1 詳細
10/31 HOME パナスタ ○2-1 札幌 詳細
11/3 AWAY ヤンマー △1-1 C大阪 詳細
11/11 HOME パナスタ ○1-0 神戸 詳細
11/14 HOME パナスタ ●0-4 仙台 詳細
通算対戦成績(J1リーグ)
22勝11分け24敗 78得点 82失点
直近5試合の対戦成績(J1リーグ)
2018/5/19 AWAY 吹田S △0-0 詳細
2018/11/3 HOME 埼スタ ●1-3 詳細
2019/4/14 AWAY パナスタ ○1-0 詳細
2019/12/7 HOME 埼スタ ●2-3 詳細
2020/8/19 AWAY パナスタ ○3-1 詳細
Tobe Tobe REDS 跳べ跳べレッズ

清尾 淳 せいお じゅん

『遅れてきたピーク』

残り5試合というのは、リーグ戦の着地点を決める上でも、今季のサッカーの集大成を作る意味でも大事な区切りになる。
ボクシングでも、この時間帯に攻勢を取れば採点が有利になると言われる「ラスト30(ラウンドの終盤30秒)」という言葉があるが、34試合のうちの5試合も、ほぼそれくらいの割合になる。もっともボクシングの場合は、その30秒の間に一発逆転ノックアウト、という決着もあり得るが、サッカーのリーグ戦でそれはない。
一発逆転はないが、今季の浦和レッズにとっては特に重要な5試合となった。

シーズン中の好不調の波をグラフで表わせば、チームによって、あるいはその年によって違う形を描く。
開幕から高いレベルにあってそれを維持していくこともあるし、シーズン中に成長を続けて終盤にある程度のレベルに到達することもあるだろう。残念ながら試行錯誤を繰り返した末に、結果も蓄積も残せないことも、ままある。
今季のレッズは2番目の形なのではないか。

昨季までの3シーズンは、途中で監督が交替し、チーム作りのやり直しを余儀なくされてきた。浦和レッズという、大きな期待を背負うクラブの宿命なのかもしれないが、上記で言うと3番目に近く、それによってそのシーズンはもちろん翌シーズンもリーグ優勝に絡むことがなかった。
今季は4年ぶりに指揮官がシーズンを全うしそうだ。
しかし新型コロナウィルスの影響により、途中約3ヵ月もの間全体での練習ができないという事態は、どのチームも条件は同じとは言え、システムを変更し新しくチームを構築しようというチームにとっては不利だったろう。
再開された7月4日は例年であれば、リーグ戦折り返しの17節を過ぎている時期だが、今年に限ってはまだ第2節。その後は、試合と試合の間に十分な練習日を挟める週があまりなかった。チームの成長が試合結果に反映されるのを、だいぶ待たなければならなかったのもやむを得ない。

現在、リーグ戦で13勝6分け10敗。残り5試合の結果次第で過去3年を上回る勝ち点を挙げることができるし、最高で2005シーズンのJ1優勝(G大阪)ラインまで到達することが可能だ。つま り、目いっぱい手を伸ばせば目標の一つをつかめそうな位置にいる。
そのラスト5試合の初戦が2位のG大阪。ハードルは低くないが、レッズにとって「遅れてきたピーク」が今だということを実証するには、絶好の相手だとも言える。
異例の4試合連続アウェイを1勝2分け1敗で帰ってきた。大槻監督が「多くの勝利を挙げられていない」と悔やむホームゲームだが、前回は今季初の連勝を記録し、1ヵ月の旅に出た。残り5試合のうち3試合がホームというのも「遅れてきたピーク」が今なら有利な状況にできるはず。ピークの中でもさらに高い峰を築いていきたい。

今日も積み上げてきたものを油断なく、そして存分に発揮して欲しい。

★編集後記。シーズン終盤は、チームの順位によって勝利への執着心に差が出はしないか。常に勝つつもりでキックオフを迎えても、最後まで死力を尽くせるかどうかは、自分たちの着地点がどこになりそうかで変わってくることもあるだろう。その意味でも目標に手が届く位置に居続けることは大事だ。ACL出場チームが日本を離れている今は、彼らより上に行っておきモチベーションをさらに高める良い機会だ。悩まされたこともある変則日程だが、ここはレッズの有利に使いたい。(清尾)

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