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「ゴールを決めて勝利につなげ、みなさんに喜びを味わっていただきたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 10/2)

10月2日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで実施され、4日(土)にホームの埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第33節 ヴィッセル神戸戦【MATCH PARTNER DHL】に向けての意気込みなどを語った。

(今週の練習にはJFA Proライセンス(旧S級ライセンス)の研修で槙野智章さんがいらっしゃっていた。過去にレッズでプレーして日本代表にも選ばれ、2018FIFAワールドカップロシアでは(マチェイ監督の母国の)ポーランドとの試合にも出場しているが、彼が来たことについては?)
「私自身は槙野さんと接して数日しか経っていませんので、彼のことをそこまで深くは知りません。でも、非常にエネルギッシュで、良い性格の持ち主だと感じています」

(彼が来たことでチームへの影響などは感じられたか?)
「彼はレッズのレジェンドですし、多くの選手が彼のことを知っていて、友人もたくさんいます。いつもとは違った存在が練習にいるということで、プラスのモチベーションにもつながっていると思います」

(ヴィッセル神戸戦ではダニーロ ボザ選手が出場停止となり、根本健太選手が出場する可能性が高いと思う。大卒1年目の彼の、これまでの成長度合いや長所、神戸戦で期待することについては?)
「(根本)健太にとって、スタメンからプレーするチャンスだと思います。彼にはセンターバックに適した能力があり、ハードワークをするタイプの選手です。彼の最も大きな武器は、ビルドアップだと思います。そしてディフェンスラインをまとめる、良いマネジメントができる性格の持ち主でもあります」

(ヴィッセル神戸は昨日ACLE(AFCチャンピオンズリーグエリート)を戦ったが、試合を見ての感想は?)
「リーグでの主力選手は後半に少し出場しただけで、たとえば鍬先(祐弥)や井出(遥也)など、次の試合のスタメン候補と思われる選手はあまり起用していませんでした。90+4分の汰木(康也)のゴールで勝利を収めましたので、ACLEで勝利を収めながら主力を温存するという、両方を達成できたのかなと思っています。次の試合は、今年の開幕戦に近いような内容の試合になるのではないかと思っています」

(この試合は両チームのセンターバックが警告の累積で出場停止となる。両チームが守備の主力を欠くことについては?)
「偶然にも、メインのセンターバックが両チームにいないという、興味深い状況ではあります。今週はマリウス(ホイブラーテン)と健太を組ませてビルドアップで少し変える部分などを含め、長い時間一緒にプレーさせようとしました」

(9月30日の公開練習で安部裕葵選手はいつも以上に激しい動きを見せていたが、残り6試合で彼の出場はありそうか?)
「(安部)裕葵もハードワークをしていますので、年内にチャンスを与えたいと思っています。彼は多くの人のサポートを受けながら、大きな怪我からの復帰を目指し、すごく頑張っています。練習での姿を見ると、公式戦にどんどん近づいていると、私は感じています」

(シーズンを通して、守備では得点の可能性が高くなるビエルサラインに相手が進入したときの守備対応では改善が多く見られ、監督の守備に対するディテールが浸透していると思われるものの、攻撃ではビエルサラインでのチャレンジが少ないように見えるが?)
「レッズには(金子)拓郎や(マテウス)サヴィオ、松尾(佑介)など、個の能力が高い選手がいると思います。コンビネーションを高める練習も行っていますが、彼らが個でチャレンジして突破できる力もあると思います。

今シーズンの守備では、ゾーン1でのディフェンスで寄せのアグレッシブさが足りないという問題があった時期もありました。簡単にクロスを上げられるような場面もありましたが、ここ1ヵ月ほどは、その部分でのアグレッシブさも高まっていると思います。神戸のようなチームに対しては、それが必要だと思います」

(マチェイ監督がここまでJリーグで指揮したゲームが76試合あり、31勝24分21敗という成績となっている。引き分けが少し多いという感想を持つ人も多いが、この成績について監督はどのように考えているか?)
「レッズのここ4、5年の結果を考えると、悪い結果ではないと思います。ただ、チームとしての目標、そして私個人としての目標は達成できていませんので、満足はしていません」

(優勝や監督ご自身の目標を達成するために、どのくらい数字を上げる必要があるのか?)
「今シーズンのはじめにも一度話しましたが、1試合の平均勝ち点が2以上なければいけないと思います。ホームで全勝、アウェイで全て引き分ければその数字を達成できますが、今シーズンはアウェイの結果があまりよくありませんでした」

(神戸は今シーズンの失点数が27で、サンフレッチェ広島に次いで少ない数字となっている。神戸の守備にどのような印象を持っているか?そして、レッズはここ最近、ゴールを取れていないもののチャンスは作れているが、神戸の守備を破るためにはどういうところがポイントになると考えているか?)
「ゾーン3での連係には力を入れています。選手たちのフィードバックでも見せましたが、ゾーン2にいるときの攻撃ではかなり背後に抜ける動きが多いですし、柴戸 海などボランチの選手も、そういった動きをしてくれています。佑介が前線にいるときは、彼が長い距離を走って裏に抜けていくことも狙っています。

そこでのタイミングが合わなかったり、パスが短すぎたりしたことはありましたが、ゾーン3に入ってからはプレースピードを上げることが必要だと考えています。そして、相手の背後に抜ける動きが必要だと思います。背後に抜ければ、その選手がボールをもらえればチャンスになりますし、そうではなくてもセンターバック、あるいはボランチの選手を1枚引き連れていくことができます。

東京ヴェルディ戦では、たとえばワンタッチプレーなどで、プレースピードを上げるところが欠けていたと思います」

(ダニーロ ボザ選手の出場停止によって、外国籍枠の兼ね合いにより、チアゴ サンタナ選手にもチャンスが巡ってくるのではないかと思うが?)
「チアゴ(サンタナ)は怪我から戻ってきていて、先週末には練習試合でプレーし、PKで点も取りました。コンディションも上がってきていると思いますので、メンバー入りする可能性は高いと思います」

(サンタナ選手が途中から入ってきたときには、どういうプレーを求めていきたいか?)
「まず、彼には力強さがあります。空中戦を含めた相手センターバックとの対峙で、いい存在になれると思います。そして彼は、頭でも足でも決められる素晴らしいフィニッシャーだと思いますので、ペナルティエリア内で仕事をしてもらいたいです。たまに下がってきてビルドアップのサポートをしますが、下がることによって間に合わないことがありますので、もっと中での仕事を期待しています。

そして、誰がストライカーだったとしても、トップ下との連係が重要だと思います。ハーフスペースを使ったり、背後に抜けたりしながらプレーすることが必要だと思います。チアゴにはそのような能力が備わっていると思いますので、ピッチに立てば、それをしっかりと実行していってくれると信じています」

(次戦はゴールで浦和の人たちを熱くしていただきたい)
「我々もゴールを決めて勝利につなげ、みなさんに喜びを味わっていただきたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「ゴールを決めて勝利につなげ、みなさんに喜びを味わっていただきたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 10/2)

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