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「全てのリソースをリーグ10試合に注入し、集中して戦いたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 9/11)

11日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、13日(土)にパナソニック スタジアム 吹田で行われる、明治安田J1リーグ 第29節 ガンバ大阪戦に向けて意気込みを語った。

(今シーズンは残り10試合になった。残念ながらカップ戦がなくなってしまい、リーグに集中することになると思うが、G大阪戦に向けたチームの状態やYBCルヴァンカップにメディカルやフィジカルの理由で出られなかった選手の状況はどうか?)
「まず我々にとって、この前の試合から何日かはつらい日々がありました。天皇杯、ルヴァンカップで戦い続けられないということは我々にとってつらい状況です。おっしゃったとおり、リーグが10試合残っていますが、全てのリソースをそこに注入して、集中して戦いたいと思っています。チームとも話はしましたが、シンプルなミス、特に試合終盤でのそういったミスを避けながら、できるだけ多くの勝ち点を得ていきたいと思っています。タフな敗戦の後は、ガンバ戦に向けて決勝を戦うような雰囲気をつくろうとしてきました。我々の目標は達成可能であり、順位表の位置を上げていくことはできると思っています。

選手に関しては、まず(マテウス)サヴィオがガンバ戦は出場停止です。渡邊凌磨が復帰に近づいていることは我々にとっていいニュースです。サミュエル グスタフソンがプレー可能な状態になっているということもあります。この1週間、選手たちは非常に良い姿勢でトレーニングしてくれていますし、ここで今一度立ち上がって戦おうとしている姿が見られますので、ガンバ戦で勝ち点3を目指していけると思っています。

もう一つ良かったことは、柴戸 海の件があまり重傷ではなく、本日も練習に参加し、次の試合に向けて準備ができているということです」

(残りの日程を見ると、上位との対決はホームゲームが多い。一方で今回のG大阪戦もそうだが、苦手としているアウェイゲームでどれだけ勝っていくかが鍵を握るかもしれないが、その点についてどう考えているか?)
「アウェイの試合が6試合残っていて、今までは我々の期待とはほど遠い結果になっています。目標を達成したと思うならば、アウェイゲームの流れを変えなければいけません。ガンバ戦では主審のキックオフの笛から最後の笛まで、ずっといいパフォーマンスを保てるようにしたいと思います。おっしゃるとおり、ガンバ戦のような試合が最終的な順位に影響してくると思います」

(YBCルヴァンカップの川崎フロンターレ戦との第2戦では西川周作選手に痛いミスがあった。経験がある選手なので、彼自身は立ち直れると思うが、マチェイ監督にはGKがチャレンジングなプレーをすることはどう見えているのか?最後まで彼に任せるという考えは変わっていないのか?)
「ゾーン1からビルドアップしていく中でミスは起こるものだと思います。川崎戦のフィードバックも行いましたが、どのようにあのようなミスを避けるべきかという話はしました。今シーズン、あのような形の失点はあれが最後になることを願っています。周作は素晴らしい性格を持った素晴らしいGKであり、経験豊富ですので、今シーズンの最後まで彼がチームのストロングポイントになると私は思っています」

(G大阪の印象は?)
「ガンバはかなり攻撃的なチームで、この2試合で8得点決めています。ただ、失点も6点ありますので、そこも我々にとって重要な情報です。(ダニエル)ポヤトス監督はかなり攻撃的な方だと思いますが、今シーズン中に守り方を少し変えてきています。特にウイングのところです。しかし、まずどのように点を取るのかということをガンバは考えていると思います。ディフェンスラインからしっかりビルドアップする能力があります。例えば、福岡(将太)選手がそうです。半田(陸)選手や新加入の初瀬(亮)選手なども攻撃的なサイドバックだと思います。ただ、ガンバの一番の特長は両ウイングと宇佐美(貴史)だと思います。次の試合でもそこがポイントになると思います」

(YBCルヴァンカップの川崎との第2戦でイサーク キーセ テリン選手と小森飛絢選手の2トップにした時間帯があったと思うが、小森選手がイサーク選手の周りを衛生的に動きながらいいバランスを取っていた印象がある。今後も2トップを採用する考えはあるのか?)
「この前の試合の前にトレーニングで2トップを試していました。そして、機能すると判断しました。ですので、今後のオプションになると思いますし、ガンバ戦でも使うかもしれません」

(今シーズンはアウェイで勝てないが、2年前は残り10試合、AFCチャンピオンズリーグもあったので長い残り10試合にはなっていたが、アウェイゲームで負けていなかったことは覚えているか?)
「正直覚えていませんでした。ですが、非常に前向きになれるニュースです」

(マチェイ監督が就任した2023年のリーグ残り10試合は敗戦が2つあったが、勝ち点を16ポイント取っていた)
「ホームの(ヴィッセル)神戸戦が痛かったという記憶があります。VAR(ビデオ アシストタント レフェリー)でチェックしきれなかった状況がありました」

(マチェイ監督が再就任した際、2年前の終盤にチームが疲れた状況になってしまったことについて、夏場のトレーニングに原因があったと反省していたが、そこについてどのように考えているのか?)
「今季と2023年を比較しますと、今季の方が夏場はうまくいっていると思います。今季、私が少し間違いを犯したのは、柏(レイソル)戦に向けての1週間のトレーニングでした。あらゆる側面のトレーニングをしようとして、チームに負荷を掛けすぎたと思っています。そのような夏場の印象を持っていますが、監督として日本の夏場は最も気に入っている時期ではありません。チームの修正をしようとしても実行する時間がかなり限られてしまいます」

(J1リーグが1シーズン制に戻ってから過去に7シーズンあるが、それ以降のシーズン残り10試合のレッズの勝率は約40パーセント、敗戦が30パーセントと少し、引き分けも30パーセントくらいで、4勝3分3敗という数字だが、今季の残り10試合はどれくらいのペースで勝利を重ねていきたいと考えているのか?)
「正直、その方向で考えることはやめました。1試合ずつ戦っていこうとしています。以前も一度言いましたが、チームには常に次のステップ、次の試合に向けて集中してもらいたいと思っています。今年のJリーグは非常に独特なシーズンになっていると思います。残り10試合で多くのチームにタイトルの可能性が残っています。これから優勝候補のチームがACL(AFCチャンピオンズリーグ)に参加する時期に差し掛かります。それが順位に影響することもありえると思いますし、あまり先のことを考えすぎず、1試合1試合に向けてチームを集中させようとしています。もちろん、ガンバ戦の後には鹿島(アントラーズ)戦があり、その後に難しいアウェイゲームが2つ続くことは頭の中にありますが、チームに声を掛けるときは次のゲームに向けて集中させています」

(苦手なアウェイであり、マチェイ監督が6戦で5勝1敗と得意としているガンバ大阪が相手だが、監督はどう考えているか?)
「ガンバには5月の直近のホームゲームで唯一、敗戦を喫しています。アウェイゲームでは10人で戦った試合も勝っています。ただ、ガンバ戦はどの試合も、特にアウェイゲームはタフなゲームだったという記憶がありますし、そのような試合になるであろうと予想しています」

(レッズがFIFAクラブワールドカップに出場して、その後に日本代表が臨んだEAFF E-1サッカー選手権があったが、体調や日程を考えてレッズの選手は選考外になっていた。今回の日本代表のアメリカ遠征もレッズの選手は選ばれなかったが、レッズの選手がFIFAワールドカップのメンバーに選ばれていく希望や可能性についてどう考えているか?)
「レッズの選手が代表の一員になることがあれば、非常に光栄なことです。興味深い選手はレッズにいますし、代表監督がレッズの試合を視察している姿は何度も見ました。近い将来、レッズが十分なコンディションとパフォーマンスを見せて、その中から代表に行く選手が現れればと思っています」

(2023年にも同じことを聞いたが、マチェイ監督がクラブから代表に選手を送り出していくことへのモチベーションはどうか?)
「それに対しては高いモチベーションを持っています。選手が代表に選ばれるときはだいたいチームが好調なときであり、いい仕事ができている、その中で選手が成長しているという証にもなりますので、それに関して常に前向きな気持ちで考えています」

(日本代表の森保一監督が、レッズがFIFAクラブワールドカップに出場し、スタッフも現地に行って得た情報を日本代表にも還元し、ディスカッションするなど、すごく助かっていると言っていた。レッズが培った経験や情報を日本代表に還元できている意味をどう感じているか?)
「レッズのスタッフが日本代表のスタッフと密に連絡を取っていることは知っています。日本代表で必要な情報があれば、常にそれを共有する準備はできています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「全てのリソースをリーグ10試合に注入し、集中して戦いたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 9/11)

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