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"We need to play with determination to demonstrate our tactics and skills," said head coach Maciej Skorza (regular press conference 7/25).
25日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、7月27日(日)に埼玉スタジアムで行われる、明治安田J1リーグ 第23節 アビスパ福岡戦【MATCH PARTNERポラスグループ】に向けて意気込みを語った。
(FC東京戦に遡るが、ローブロックが勝つための手段になりきれていないと感じる。マチェイ監督は物足りなさを感じているのか?)
「FC東京戦で最も欠けていたものはゲーム勘だったと思います。世界トップクラスの強さを誇るチームと対戦した(FIFA)クラブワールドカップでも、FC東京戦より堅いローブロックで守ることができていました。ローブロックのルールをDFや中盤の選手が忘れてしまっているわけではないと思います。4週間ほど公式戦がなかったことが最も大きな理由かもしれません。中3日で挑んだ湘南(ベルマーレ)戦ではよりいい守備ができました」
(試合勘について、1ヵ月ほど試合が空いたときや、プレータイムが短い途中出場の選手の難しさも感じるが、普段のトレーニングで工夫していることは?)
「準備期間で大学とのトレーニングマッチをプレーしましたが、もしかしたらそれをもっと増やすべきかもしれません。今後同じような状況があれば、トレーニングマッチであったとしても、強度が上がるような状況を数多く用意することが必要するかもしれません」
(4月の福岡との対戦では、相手に上回られた感覚が薄い中でも0-1で敗戦した。勝利をつかみ始めた状況で福岡には敗戦を喫したが、福岡に勝つために求められることは?)
「試合を通じての集中力が必要だと思います。アビスパは非常に特徴的なサッカーをプレーすると思います。もしかすると、ビルドアップは湘南ほど得意ではないかもしれません。しかし、セカンドボールの回収やストライカーとシャドーの連係など、非常に強力な攻撃を仕掛けることができます。直近の京都(サンガF.C.)戦でも0-2でリードされていましたが、終盤にシステムを変え、選手を代え、アディショナルタイムで2点を取っていますので、90分と言わず95分、100分と我々は集中力を保たなければいけないと思います。そして、ハイプレスはJリーグで最も得意なチームだと思います。いいハイプレスからボールを奪ってショートカウンターを仕掛けることができるチームです」
(前回の福岡戦は相手がハイプレスの形を前半の途中に変えるまではレッズがいいところを出していたが、金明輝監督がそこを修正した後に難しくなったという印象を受けた。マチェイ監督は相手の変化のどういうところを見て自分たちの戦い方について判断するのか?)
「ピッチ内で相手の状況が変われば、それに合わせてプレーすることは必要だと思います。相手がやり方を変えれば、我々もそれに合わせて変えていきたいと思っています。どういう戦い方をするのかというのは、そのときピッチにいる選手によっても変わっていくと思います。林分析コーチ(林舞輝コーチ兼分析担当)が試合中もスタンドから分析していて、何か変化を見つけたらすぐにベンチに知らせてきます」
(ローブロックになる状態が長いことを望ましいとは思っていないと思う。低い位置で守る時間をなるべく短くしようと思うと、どういうことが必要になるのか?低い位置で守る状態になってしまったときに、そこから脱出するために身に付けなければいけないことについてどう考えているのか?)
「ローブロックで押し込まれ続けることを避けるためのチームルールはあります。例えば、どういったタイミングで押し上げるのかというところです。ウイングやストライカー、トップ下などの仕事が重要になってきます。勇気を持って出ていくこともしなければいけません」
(髙橋利樹選手の移籍が発表された。これで今季のトレーニングキャンプからチームにい続ける典型的なストライカーはチアゴ サンタナ選手だけになったが、チアゴ選手はチームをすごく機能させているかというと疑問符が付くかもしれない。彼にどういうことを期待していて、彼はどれくらいそれに応えていると考えているのか?)
「そのポジションでプレーできる選手はチアゴ以外にも小森飛絢がいます。(松尾)佑介もそのポジションでプレーできます。夏の移籍ウインドーはまだ開いている状態ですので、新たな血を我々のロッカーに連れて来ることを模索しています。
チアゴについて話をしますと、彼は沖縄で素晴らしいトレーニングキャンプを過ごしました。Jリーグ開幕当初は非常に素晴らしいプレーをして、大事なゴールも決めてくれました。また、ハイプレスでもいい仕事をしてくれていたと思います。しかし、怪我により2カ月ほど離脱してしまいました。彼も頑張ってFIFAクラブワールドカップに間に合わせようとしていました。今シーズンの開幕当初と同じコンディションを取り戻そうと努力していました。前節もゴールを取ってくれましたが、これでさらに自信や勇気を持ってコンディションを取り戻しながら多くのゴールを決めてもらいたいと思っています」
(23日の湘南戦はリーグ再開後初めてのホームゲームで4得点を奪うなどさまざまなことがあったが、あらためてマチェイ監督はどんなところに手応えを感じているのか?)
「私から見て、モチベーションや決意のレベルが非常に高い試合でした。その前の試合を比較すると、強度がかなり高かったと思います。球際のところやチャレンジ、切り替えといったところでそれが見られました。ディフェンスラインもより相手に寄せ、アグレッシブにプレーできていたと思います。そこは最も大きく変わったところだと思いますが、湘南について私は非常にいいチームだと思っていますし、簡単な試合ではありませんでした。チャンスもつくられてしまいました。J1リーグの順位表のトップ3であっても、下位の方にいるチームとの対戦であっても、この時期はどのチームと対戦しても同じような難しさがあると思います。戦術やスキルがいくらあったとしても、決意を持ってプレーしなければそれを発揮することはできません。これはアビスパ戦でも見たいものですし、特に今後のアウェイゲームでも見せられればと思っています」
(クラブワールドカップが終わってからまだ2試合を戦っただけではあるが、クラブワールドカップで得た経験で選手に反映されてきていると感じるものはあるか?)
「ポゼッションが良くなってきていると思います。ゾーン1でもより勇気のあるプレーが見られてきていると思います。FC東京戦の前半はゾーン2のプレーや、そこから背後を使うところが良かったと思います。Jリーグに再度順応しなければいけないというプロセスの中ですが、この2試合をプレーしたことで、次の試合はそれができているという状況になっていると思います。クラブワールドカップでプレーすることによって、特に攻撃面で自信を持てていると思います。クラブワールドカップでの難しい状況の一つは、相手のゲーゲンプレスでした。こちらがボールを持ってもすぐにプレスを掛けてきていましたので、いかにそれを回避してボールをさばけるかというところは、今後も改善点として見ています」
(FC東京戦では西川周作選手からの長いボールがうまくつながらなかった印象もあったが、湘南戦では西川選手のキックが効果的につながった印象を受けた。どういうところが良かったのか?)
「FC東京戦は、例えばゴールキックでは(金子)拓郎に向けたロングボールがいくつかありました。湘南戦ではそのロングボールがあったときに裏に抜ける他の選手の動きもありました。例えば、後半立ち上がりに周作が蹴った長いボールを拓郎が諦めずに最後まで追いかけていき、そこで受けたボールを(安居)海渡に渡し、かなりいいシュートにつながりました。3点目も周作のロングボールからスローインを得て、そこからの得点でした。ウイングを含め、前線の選手のいい動きとタイミングが湘南戦ではあったと思います。またロングボールのときは相手ディフェンスラインの反応によって成功するかしないかも影響してきます」
(湘南戦のあとにマチェイ監督もおっしゃっていた規律と決意は良かったと思うが、それは特に守備や試合の安定性に出ていたと思う。これからさらに得点をしていくために攻撃面でも規律や決意がより必要になってくると感じているのか?攻撃面でさらに必要になるのは、規律なのか?連係なのか?決意なのか?)
「連係は非常に大事なことだと思います。ファイナルサードでの連係はまだ改善できる余地があります。時々、少し自己中心的なプレーになり、早い判断がなかったりします。ファイナルサードの改善は我々の大きな目標のひとつです。ゾーン1、ゾーン2のビルドアップは高いレベルまで来ていると思います。ですが、ゾーン3のパフォーマンスにはまだ満足していません」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(FC東京戦に遡るが、ローブロックが勝つための手段になりきれていないと感じる。マチェイ監督は物足りなさを感じているのか?)
「FC東京戦で最も欠けていたものはゲーム勘だったと思います。世界トップクラスの強さを誇るチームと対戦した(FIFA)クラブワールドカップでも、FC東京戦より堅いローブロックで守ることができていました。ローブロックのルールをDFや中盤の選手が忘れてしまっているわけではないと思います。4週間ほど公式戦がなかったことが最も大きな理由かもしれません。中3日で挑んだ湘南(ベルマーレ)戦ではよりいい守備ができました」
(試合勘について、1ヵ月ほど試合が空いたときや、プレータイムが短い途中出場の選手の難しさも感じるが、普段のトレーニングで工夫していることは?)
「準備期間で大学とのトレーニングマッチをプレーしましたが、もしかしたらそれをもっと増やすべきかもしれません。今後同じような状況があれば、トレーニングマッチであったとしても、強度が上がるような状況を数多く用意することが必要するかもしれません」
(4月の福岡との対戦では、相手に上回られた感覚が薄い中でも0-1で敗戦した。勝利をつかみ始めた状況で福岡には敗戦を喫したが、福岡に勝つために求められることは?)
「試合を通じての集中力が必要だと思います。アビスパは非常に特徴的なサッカーをプレーすると思います。もしかすると、ビルドアップは湘南ほど得意ではないかもしれません。しかし、セカンドボールの回収やストライカーとシャドーの連係など、非常に強力な攻撃を仕掛けることができます。直近の京都(サンガF.C.)戦でも0-2でリードされていましたが、終盤にシステムを変え、選手を代え、アディショナルタイムで2点を取っていますので、90分と言わず95分、100分と我々は集中力を保たなければいけないと思います。そして、ハイプレスはJリーグで最も得意なチームだと思います。いいハイプレスからボールを奪ってショートカウンターを仕掛けることができるチームです」
(前回の福岡戦は相手がハイプレスの形を前半の途中に変えるまではレッズがいいところを出していたが、金明輝監督がそこを修正した後に難しくなったという印象を受けた。マチェイ監督は相手の変化のどういうところを見て自分たちの戦い方について判断するのか?)
「ピッチ内で相手の状況が変われば、それに合わせてプレーすることは必要だと思います。相手がやり方を変えれば、我々もそれに合わせて変えていきたいと思っています。どういう戦い方をするのかというのは、そのときピッチにいる選手によっても変わっていくと思います。林分析コーチ(林舞輝コーチ兼分析担当)が試合中もスタンドから分析していて、何か変化を見つけたらすぐにベンチに知らせてきます」
(ローブロックになる状態が長いことを望ましいとは思っていないと思う。低い位置で守る時間をなるべく短くしようと思うと、どういうことが必要になるのか?低い位置で守る状態になってしまったときに、そこから脱出するために身に付けなければいけないことについてどう考えているのか?)
「ローブロックで押し込まれ続けることを避けるためのチームルールはあります。例えば、どういったタイミングで押し上げるのかというところです。ウイングやストライカー、トップ下などの仕事が重要になってきます。勇気を持って出ていくこともしなければいけません」
(髙橋利樹選手の移籍が発表された。これで今季のトレーニングキャンプからチームにい続ける典型的なストライカーはチアゴ サンタナ選手だけになったが、チアゴ選手はチームをすごく機能させているかというと疑問符が付くかもしれない。彼にどういうことを期待していて、彼はどれくらいそれに応えていると考えているのか?)
「そのポジションでプレーできる選手はチアゴ以外にも小森飛絢がいます。(松尾)佑介もそのポジションでプレーできます。夏の移籍ウインドーはまだ開いている状態ですので、新たな血を我々のロッカーに連れて来ることを模索しています。
チアゴについて話をしますと、彼は沖縄で素晴らしいトレーニングキャンプを過ごしました。Jリーグ開幕当初は非常に素晴らしいプレーをして、大事なゴールも決めてくれました。また、ハイプレスでもいい仕事をしてくれていたと思います。しかし、怪我により2カ月ほど離脱してしまいました。彼も頑張ってFIFAクラブワールドカップに間に合わせようとしていました。今シーズンの開幕当初と同じコンディションを取り戻そうと努力していました。前節もゴールを取ってくれましたが、これでさらに自信や勇気を持ってコンディションを取り戻しながら多くのゴールを決めてもらいたいと思っています」
(23日の湘南戦はリーグ再開後初めてのホームゲームで4得点を奪うなどさまざまなことがあったが、あらためてマチェイ監督はどんなところに手応えを感じているのか?)
「私から見て、モチベーションや決意のレベルが非常に高い試合でした。その前の試合を比較すると、強度がかなり高かったと思います。球際のところやチャレンジ、切り替えといったところでそれが見られました。ディフェンスラインもより相手に寄せ、アグレッシブにプレーできていたと思います。そこは最も大きく変わったところだと思いますが、湘南について私は非常にいいチームだと思っていますし、簡単な試合ではありませんでした。チャンスもつくられてしまいました。J1リーグの順位表のトップ3であっても、下位の方にいるチームとの対戦であっても、この時期はどのチームと対戦しても同じような難しさがあると思います。戦術やスキルがいくらあったとしても、決意を持ってプレーしなければそれを発揮することはできません。これはアビスパ戦でも見たいものですし、特に今後のアウェイゲームでも見せられればと思っています」
(クラブワールドカップが終わってからまだ2試合を戦っただけではあるが、クラブワールドカップで得た経験で選手に反映されてきていると感じるものはあるか?)
「ポゼッションが良くなってきていると思います。ゾーン1でもより勇気のあるプレーが見られてきていると思います。FC東京戦の前半はゾーン2のプレーや、そこから背後を使うところが良かったと思います。Jリーグに再度順応しなければいけないというプロセスの中ですが、この2試合をプレーしたことで、次の試合はそれができているという状況になっていると思います。クラブワールドカップでプレーすることによって、特に攻撃面で自信を持てていると思います。クラブワールドカップでの難しい状況の一つは、相手のゲーゲンプレスでした。こちらがボールを持ってもすぐにプレスを掛けてきていましたので、いかにそれを回避してボールをさばけるかというところは、今後も改善点として見ています」
(FC東京戦では西川周作選手からの長いボールがうまくつながらなかった印象もあったが、湘南戦では西川選手のキックが効果的につながった印象を受けた。どういうところが良かったのか?)
「FC東京戦は、例えばゴールキックでは(金子)拓郎に向けたロングボールがいくつかありました。湘南戦ではそのロングボールがあったときに裏に抜ける他の選手の動きもありました。例えば、後半立ち上がりに周作が蹴った長いボールを拓郎が諦めずに最後まで追いかけていき、そこで受けたボールを(安居)海渡に渡し、かなりいいシュートにつながりました。3点目も周作のロングボールからスローインを得て、そこからの得点でした。ウイングを含め、前線の選手のいい動きとタイミングが湘南戦ではあったと思います。またロングボールのときは相手ディフェンスラインの反応によって成功するかしないかも影響してきます」
(湘南戦のあとにマチェイ監督もおっしゃっていた規律と決意は良かったと思うが、それは特に守備や試合の安定性に出ていたと思う。これからさらに得点をしていくために攻撃面でも規律や決意がより必要になってくると感じているのか?攻撃面でさらに必要になるのは、規律なのか?連係なのか?決意なのか?)
「連係は非常に大事なことだと思います。ファイナルサードでの連係はまだ改善できる余地があります。時々、少し自己中心的なプレーになり、早い判断がなかったりします。ファイナルサードの改善は我々の大きな目標のひとつです。ゾーン1、ゾーン2のビルドアップは高いレベルまで来ていると思います。ですが、ゾーン3のパフォーマンスにはまだ満足していません」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
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