NEWS

インテル・ミラノ 試合前日公式会見

現地時間20日、ルーメンフィールド(シアトル)でFIFAクラブワールドカップ2025 グループステージ MD2の試合前日公式会見が行われた。インテル・ミラノ(イタリア)からはクリスティアン キヴ監督が出席し、試合に向けて意気込みを語った。

【クリスティアン キヴ監督】
(フランチェスコ エスポージトのコンディションについて)
「彼とは私が13歳の時に出会って以来、ほとんど一緒に育ったようなものです。彼がキャプテンを務めたチームを指導できたことは本当に名誉なことでした。その後、彼はセリエB(イタリア2部)で経験を積み、体格的にも人間的にも大きく成長しました。今は、さらに成熟した選手になったと思います。2回の練習で彼の状態を確認しましたが、もう完全に回復しています。彼が試合に出る可能性はあります。先発か、途中出場かはまだ分かりません」

(明日の試合の重要性と、浦和レッズの印象。特に注目している選手について)
「この試合自体が非常に重要です。まだグループリーグの2戦目ですが、ここからの試合で勝ち点を積み上げ、次のラウンドへ進まなくてはなりません。これは両チームにとって最も重要な目標です。相手は前の試合を落とし、我々は引き分けスタート。両チームとも勝利が欲しい状況であり、厳しい戦いになるでしょう。

日本のサッカーは規律と秩序があり、とても好きです。浦和レッズは非常に組織的で、プレーもクリーンなチームだと聞いています。技術的な観点からも素晴らしく、ヨーロッパのサッカーから得た経験もいくつか加わっているため、チーム全体のクオリティが上がっていると思います。

注目すべき選手は何人かいますが、特に(サミュエル)グスタフソン選手は尊敬している選手です。彼のプレーを見るのも、ビデオで分析するのも楽しいですね。彼はチームにとって重要な存在だと感じています」

(前のCFモンテレイ戦と比べて、明日の試合で改善したい点は?)
「モンテレイ戦では、我々が持てる力を出し切ろうとベストを尽くしました。選手たちはプライドを持って良い反応を見せてくれたと思います。
ただ、改善点もあります。少し動きが硬く、プレーのテンポが遅かったかもしれません。もっと上手くやれたはずだと選手たちと話し合い、この数日間で修正を試みてきました。明日、その改善が見られることを期待しています。
もう一つは、ゴール前での決定力、具体性を見せてほしいです。重要な場面でチャンスを逃し、試合を楽に進めることができませんでした」

(監督の戦術について、モンテレイ戦では、試合状況に合わせてシステムを変更する柔軟性が見られました。これは今後、試合開始時から2トップのシステムを採用する可能性もあるということか?)
「それはフォーメーションをどう数えるかによりますね。2トップにも、3トップにも、4トップにもなり得ますから。ただ、忘れないでほしいのは、今はシーズン中の大会であり、戦術をじっくり試すようなキャンプ期間ではないということです。そのため、これまで積み上げてきたやり方をベースに戦うことを重視し、選手たちの確信を揺るがさないようにしています。
例えば、モンテレイ戦の準備期間はわずか2日でした。9ヵ月にわたる長いシーズンを戦い抜くには、心身の回復が何よりも大切です。3日に1試合があるチームにとって、最高のトレーニングは「回復」なのです。
ですから、戦術を大きく変えることはできません。しかし、私のチームには様々な状況に対応できる優秀な選手たちが揃っています。彼らは私が要求することをすぐに理解し、実行してくれるので、細かな調整は可能です」

(現役時代の元チームメートの長友佑都選手から、キヴ監督との良い関係について聞くことが出来た。彼との良い思い出について教えていただけるか?)
「ユウト(長友)は私の友人の一人です。彼とは良い思い出がたくさんあります。今も現役で、しかも良いコンディションでプレーしている姿を見られるのはうれしいですね。最近、日本代表での彼のプレーを見て、とても喜ばしく思いました。
先日、彼の代表チームメートであるパルマ・カルチョ1913の鈴木彩艶選手と話す機会があったので、ユウトへの祝福と大きなハグを託しましたよ。本当に楽しい時間を共に過ごしました、もうずいぶん昔の話になりますが」

(日本人選手の強みと弱みについてはどう思うか?)
「私は日本の人々、そして文化が大好きです。日本という国そのものが大好きです。まだ訪れたことはありませんが、その文化、規律、そして何事にも真摯に取り組む姿勢を常に高く評価しています。それは世界中の人々が学ぶべき点であり、私自身、非常に尊敬している文化です。美しい国、そして素晴らしい人々がいる日本を、いつか訪れる日を楽しみにしています」

(開催地の気候の変化には満足しているか?また、12時開始の試合は、日常のルーティーンにどのくらい影響するか?)
「ロサンゼルスも快適でしたが、今はシアトルに来られてうれしく思います。ロサンゼルスも、ここシアトルも素晴らしい練習施設で、良い環境を提供してくれた主催者と関係者のみなさまに感謝しています。私たちにとって、良い練習ができることが何より大切ですから。
シアトルは少し涼しいですが、昨日着いたばかりなので、まだわかりません。私たちの目的は練習をして、試合に備えること、ただそれだけです」

(先日、ルイス エンリケ監督は「支配的なチームを望む」と語っていた。監督が将来的に望むインテル像を、一言で表すと何か?)
「『支配的なチーム』というのは、全ての監督が望む理想像でしょう。ボールを支配し、試合の主導権を握ることで、選手の技術や個性を最大限に引き出すことができます。試合をコントロールすることは、全ての監督の夢だと思います。
もちろん、私たちもそれを望んでいます。近い将来、明日からでも、そしてもっと先の未来でも、そのようなチームを作れるように取り組んでいきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

インテル・ミラノ 試合前日公式会見

関連記事

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • チケットぴあ