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「トップレベルの姿勢を見せ、この前見せてしまった姿を払拭させたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 10/23)
23日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで実施され、25日(土)に埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第35節 FC町田ゼルビア戦【MATCH PARTNER 三菱重工】に向けての意気込みなどを語った。
(前回のゲームがよくなかったことはみんなが認めるところだと思うが、あらためてこの1週間、0-4という大きい敗戦をしたあとだからこそ強調したことはあるか?)
「試合終了直後にロッカールームで選手たちには『悲惨な試合だった』という話はしました。特に前半は受け入れられないような通常より低いレベルでのプレーになってしまいました。フィジカル的にもメンタル的にも戦術的にもあってはならないようなことが起こってしまいました。非常に悪い試合のイメージを覆すためにも、今週は一日一日無駄にせずにしっかりと活用しながら町田戦で良いプレーができる準備をするよう話してきました」
(横浜F・マリノス戦では金子拓郎選手がレッドカードを受けてしまい、4試合出場停止ということで今シーズンは出場できなくなった。この件についてマチェイ監督が思うこと、スポーツマンシップについて感じることはどんなことか?)
「横浜FM戦でのもう一つの悪い側面ですね。レッドカードを受けた拓郎の振る舞いはあってはならないことです。試合の流れ、途中経過、スタジアムの雰囲気、もしかしたらレフェリーの判定に対して、周りもナーバスになっているなかで、あのような行動をとってしまいました。そこでもっと落ち着いて責任のある行動を取らないといけないと思います。そこで退場することによって、この試合だけではなく今シーズンの残りの全試合に影響を及ぼすことになります。拓郎は我々にとって非常に重要な選手であり、拓郎がいなければ攻撃力は低下すると思います」
(レフェリーの判定に対することは見て取れた。人間なので苛立つこともあるかもしれないが、相手との戦いや自分たちの戦術がどうであるかということではなく、判定とバトルするようなゲームになるといいことはない。後半の雰囲気をピッチの外から見ていて、選手たちに落ち着いてほしいと思っていたと思うが、監督として何かできたと思うか?)
「チーム全員にとって重要な教訓になったと思います。時間を戻すことはできませんが、今後この経験を生かすことはできると思います。横浜FM戦の終盤のような緊張感が高まる中では、お互いに声を掛けて落ち着くことが重要だと思います。例えば、今後優勝争いをするようなタイミングであのような出来事が起こってしまえば、タイトルを逃すことにもつながりかねません。ですので、チームとして責任を持って、落ち着いてやっていかなければいけない部分だと思います。世界のどこのサッカーを見ても時々見られる光景ですが、チームメートがナーバスになっていたり不安定になっていたりすれば、チームメートが声を掛けて落ち着かせています。そういう行動を取るのもチームワークの一つだと思います」
(横浜FM戦の前半は戦術的にも崩れてしまった要因は何だったと感じているか?)
「いくつかの要素があると思います。この試合からのフィードバックも選手たちに行いましたが、そこでのメインのポイントは自分たちの基本に立ち戻るというところでした。自分たちの強みは何なのか。例えば、なぜ(ヴィッセル)神戸に勝てたのかというところです。チームにはメインのルールがあります。それを実行しなければ、どのチームと対戦しても勝つことはないと思います。例えば、自分たちのハードワーク、ハイプレスを掛けるときはしっかり走ってアグレッシブに行くこと、球際での厳しさ。また、ここ最近は見られなかった守備のミスもありました。コンパクトに保てない、もしくはゾーン1での守備での形が作れていないということがありました。4失点目は我々のシステムとしての大きなミスだったと思います。ゾーン2などのトレーニングは試合に向けて行っていましたが、そこでいい判断が下せず、トレーニングしたプレーが出なかったということもあります。ただ、私の判断がチームを助けなかったということも事実だと思います。経験豊富な選手たちのもう少し違ったプレーも期待していましたが、もしかしたら私が選んだ組み合わせがよくなかったかもしれません」
(大敗した次のゲームはどういう戦い方でどういう姿勢を見せるかが重要になってくると思うが、町田戦に向けてどう考えているか?)
「まずファン・サポーターの方々に言いたいことは、我々は諦めていない、しっかりと戦って、Jリーグのどのチームと対戦しても勝ち点3を取る力があるという姿を見せたいということです。トップレベルのモチベーションや姿勢を見せ、この前見せてしまった姿を払拭させたいと思います」
(金子選手がチームに戻ってから個人的に何か話をしたのか?)
「話はしました。私は基本的に選手を守りたいと思っています。あの状況の中で人間としてああいう反応を示したことについて理解は示しますが、プロとしては受け入れてはいけない行動でした。大きな問題でありますし、右サイドは拓郎の王国でしたので、彼の不在は我々にとって大きく響くと思います。メディカル的な問題を抱えている選手も複数人いますので、今回の拓郎のようなケースは避けなければいけません」
(金子選手と取材でしか接したことはないが、穏やかで落ち着いているように見える。チームに戻ってきたときはおそらく謝罪の言葉があったと思うが、どんな様子だったのか?)
「拓郎は非常に賢いですし、振る舞いも私は最高の評価をしてきました。ですので、あのときの反応には驚きました。ただ、彼も人間ですので、過ちを犯すこともあります。拓郎自身も今回の件が重大なことだったと認識していますので、また同じような場面があれば全く違う行動を取ると思います」
(今回の件は突発的に起こってしまった事故のようにも見えたが、このようのことをコントロールするために、レッズにもっと強いリーダーシップを持った選手が必要なのか、他に今後変えていくべきことを感じたのか?)
「このケースはリーダーシップの問題というより、個人のリアクションのところだったと思います。おっしゃったように事故に近いものだったと思います。リーダーシップは我々にとっても一つの非常に重要なテーマですが、今この会見でそれについて話すことは避けたいと思います」
(21日のトレーニングのあと、我々記者に対してある選手が、どうしても今シーズンは1点を取られたあとに気持ちが沈んだり下を向いたりすることがあると話していた。ピッチの中で難しい状況に対して苦境を跳ね返すようなメンタリティについて何か感じていることがあったり、メンタリティについて残り4試合で選手たちに求めたいことはあったりするのか?)
「この前の試合に関して言えば、1失点目がメンタル面に影響がなかったとは言わないですが、自分たちでゲームをコントロールしよう、流れを変えようという姿があったと思います。2失点目のあと、少し姿勢が変わったと思います。なぜあのような反応になってしまったのか、なぜアウェイではホームのように戦えないのかというところがあると思います。私の人生でもホームゲームではリーグのトップにいて、アウェイゲームではリーグのほぼ最下位に近いところにいるという経験は初めてです。このチームには経験豊富な選手たち、スキルのある選手たちがいますので、そういったところでより良い反応を示すことが必要だと思いますし、それができなければ成功につながらないと思います。ですので、選手たちにあらゆる状況で責任を持って行動を取るということを促していきたいと思っています。経験豊富で素晴らしい性格の持ち主である選手たちが我々のロッカールームにはそろっていますので、いかにそれを発揮させるかということが私の仕事の一部だと思っています」
(Jリーグが1シーズン制になった2017年から2024年までの8年間のリーグ終盤5試合のデータだが、40試合を戦ってレッズは10勝11分19敗とチームとして上り調子でシーズンを締めることができない。また、ホームの勝率は38.1パーセントだが、アウェイでは16.7パーセントしか勝っていない。今年がアウェイに弱いわけではなく、レッズは特に終盤戦やアウェイに弱いというデータがある。チームが持っている体質なのかもしれないと思うが、マチェイ監督はどう感じるか?)
「過去8年間に関しては私よりあなたの方が知識があると思いますので、私にとっては少しコメントしづらい部分ではあります。非常に興味深いデータです。私は来た当初から言っていますが、埼玉スタジアムは非常に特別な場所で、マジックが起こるようなところです。ファン・サポーターの方々がチームにプラスのパワーを与える場だと思います。しかし、浦和レッズがタイトルを獲りたいのであれば、このデータを変えていく必要があると思います」
(マチェイ監督が指揮を執った2023年は34試合を戦って42ゴールだった。今年もちょうど34試合が終わったが、40ゴールとなっている。2年前にはいなかったウイングの選手がいたり、夏以降はセンターフォワードが2人加入したりするなど、前線のタレントは充実したと思うが、ゴール数は増えなかった。この点についてどう考えているか?)
「攻撃力を考えれば、今年の方が技術の面ではレベルが高いと思っています。2年前はゴールが(ホセ)カンテにかかっていた部分がありました。今季はイサーク(キーセ テリン)がチームへの順応の段階にいます。得点を決めている選手の数は増えていると思います。ただ、その中に圧倒的に決めている選手はいません。攻撃のプレーも2年前より良くなっていると思います」
(横浜FM戦はジャッジによって難しい状況で試合が進んだと思う。レフェリーを攻めるわけではないが、監督として難しい状況だったと思う。例えば、2失点目のセットプレーが続く前、アシスタントレフェリーはゴールキックを示しながら、レフェリーがコーナーキックというジャッジを下し、結果的にコーナーキックの連続の中から失点してしまった。これは第3節の湘南ベルマーレ戦でダニーロ ボザ選手がボールに触っていないのにコーナーキックになり、それが失点につながるきっかけになったことと似ていた。3失点目は牲川歩見選手に対する角田涼太朗選手のチャレンジ、そのあとのオフサイドが成立しているのであれば、そもそもPKを与えることはなかった。そういうジャッジが不当かどうかは別として、ストレスが溜まる状況で選手たちはプレーしなければいけなかったが、ベンチでは何ができたのか?)
「そのような側面で緊張感が高まる試合は今シーズンで何度かありました。しかし、私はレフェリーにプレッシャーを掛けるタイプの監督ではありません。ベンチを落ち着かせようとしますが、それが難しいときもあります。Jリーグにはレフェリーを評価する方たちもいると思いますので、監督として私はそれを行いません」
(判定が変わるわけではないが、堀之内 聖スポーツダイレクターを始め、あのジャッジはおかしいのではないかというような意見書を出したりすることを話したことはあるか?)
「今シーズンもレフェリーの判定に関して、クラブとして必要に応じて行動は起こしています。我々にできることは行っています。ですので、堀之内SDも正式なルートで連絡を取っています。我々にとって受け入れられない判定があれば、それはしっかりと伝えるようにしています」
(牲川選手や若い選手、安部裕葵選手の起用についてマチェイ監督が約束してくれたことは実現した。あとは勝ち点を重ねていただければ)
「この前の試合からのいい反応を見せて、しっかりと残りの試合で一試合一試合、勝ち点3を目指して戦いたいと思っています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
(前回のゲームがよくなかったことはみんなが認めるところだと思うが、あらためてこの1週間、0-4という大きい敗戦をしたあとだからこそ強調したことはあるか?)
「試合終了直後にロッカールームで選手たちには『悲惨な試合だった』という話はしました。特に前半は受け入れられないような通常より低いレベルでのプレーになってしまいました。フィジカル的にもメンタル的にも戦術的にもあってはならないようなことが起こってしまいました。非常に悪い試合のイメージを覆すためにも、今週は一日一日無駄にせずにしっかりと活用しながら町田戦で良いプレーができる準備をするよう話してきました」
(横浜F・マリノス戦では金子拓郎選手がレッドカードを受けてしまい、4試合出場停止ということで今シーズンは出場できなくなった。この件についてマチェイ監督が思うこと、スポーツマンシップについて感じることはどんなことか?)
「横浜FM戦でのもう一つの悪い側面ですね。レッドカードを受けた拓郎の振る舞いはあってはならないことです。試合の流れ、途中経過、スタジアムの雰囲気、もしかしたらレフェリーの判定に対して、周りもナーバスになっているなかで、あのような行動をとってしまいました。そこでもっと落ち着いて責任のある行動を取らないといけないと思います。そこで退場することによって、この試合だけではなく今シーズンの残りの全試合に影響を及ぼすことになります。拓郎は我々にとって非常に重要な選手であり、拓郎がいなければ攻撃力は低下すると思います」
(レフェリーの判定に対することは見て取れた。人間なので苛立つこともあるかもしれないが、相手との戦いや自分たちの戦術がどうであるかということではなく、判定とバトルするようなゲームになるといいことはない。後半の雰囲気をピッチの外から見ていて、選手たちに落ち着いてほしいと思っていたと思うが、監督として何かできたと思うか?)
「チーム全員にとって重要な教訓になったと思います。時間を戻すことはできませんが、今後この経験を生かすことはできると思います。横浜FM戦の終盤のような緊張感が高まる中では、お互いに声を掛けて落ち着くことが重要だと思います。例えば、今後優勝争いをするようなタイミングであのような出来事が起こってしまえば、タイトルを逃すことにもつながりかねません。ですので、チームとして責任を持って、落ち着いてやっていかなければいけない部分だと思います。世界のどこのサッカーを見ても時々見られる光景ですが、チームメートがナーバスになっていたり不安定になっていたりすれば、チームメートが声を掛けて落ち着かせています。そういう行動を取るのもチームワークの一つだと思います」
(横浜FM戦の前半は戦術的にも崩れてしまった要因は何だったと感じているか?)
「いくつかの要素があると思います。この試合からのフィードバックも選手たちに行いましたが、そこでのメインのポイントは自分たちの基本に立ち戻るというところでした。自分たちの強みは何なのか。例えば、なぜ(ヴィッセル)神戸に勝てたのかというところです。チームにはメインのルールがあります。それを実行しなければ、どのチームと対戦しても勝つことはないと思います。例えば、自分たちのハードワーク、ハイプレスを掛けるときはしっかり走ってアグレッシブに行くこと、球際での厳しさ。また、ここ最近は見られなかった守備のミスもありました。コンパクトに保てない、もしくはゾーン1での守備での形が作れていないということがありました。4失点目は我々のシステムとしての大きなミスだったと思います。ゾーン2などのトレーニングは試合に向けて行っていましたが、そこでいい判断が下せず、トレーニングしたプレーが出なかったということもあります。ただ、私の判断がチームを助けなかったということも事実だと思います。経験豊富な選手たちのもう少し違ったプレーも期待していましたが、もしかしたら私が選んだ組み合わせがよくなかったかもしれません」
(大敗した次のゲームはどういう戦い方でどういう姿勢を見せるかが重要になってくると思うが、町田戦に向けてどう考えているか?)
「まずファン・サポーターの方々に言いたいことは、我々は諦めていない、しっかりと戦って、Jリーグのどのチームと対戦しても勝ち点3を取る力があるという姿を見せたいということです。トップレベルのモチベーションや姿勢を見せ、この前見せてしまった姿を払拭させたいと思います」
(金子選手がチームに戻ってから個人的に何か話をしたのか?)
「話はしました。私は基本的に選手を守りたいと思っています。あの状況の中で人間としてああいう反応を示したことについて理解は示しますが、プロとしては受け入れてはいけない行動でした。大きな問題でありますし、右サイドは拓郎の王国でしたので、彼の不在は我々にとって大きく響くと思います。メディカル的な問題を抱えている選手も複数人いますので、今回の拓郎のようなケースは避けなければいけません」
(金子選手と取材でしか接したことはないが、穏やかで落ち着いているように見える。チームに戻ってきたときはおそらく謝罪の言葉があったと思うが、どんな様子だったのか?)
「拓郎は非常に賢いですし、振る舞いも私は最高の評価をしてきました。ですので、あのときの反応には驚きました。ただ、彼も人間ですので、過ちを犯すこともあります。拓郎自身も今回の件が重大なことだったと認識していますので、また同じような場面があれば全く違う行動を取ると思います」
(今回の件は突発的に起こってしまった事故のようにも見えたが、このようのことをコントロールするために、レッズにもっと強いリーダーシップを持った選手が必要なのか、他に今後変えていくべきことを感じたのか?)
「このケースはリーダーシップの問題というより、個人のリアクションのところだったと思います。おっしゃったように事故に近いものだったと思います。リーダーシップは我々にとっても一つの非常に重要なテーマですが、今この会見でそれについて話すことは避けたいと思います」
(21日のトレーニングのあと、我々記者に対してある選手が、どうしても今シーズンは1点を取られたあとに気持ちが沈んだり下を向いたりすることがあると話していた。ピッチの中で難しい状況に対して苦境を跳ね返すようなメンタリティについて何か感じていることがあったり、メンタリティについて残り4試合で選手たちに求めたいことはあったりするのか?)
「この前の試合に関して言えば、1失点目がメンタル面に影響がなかったとは言わないですが、自分たちでゲームをコントロールしよう、流れを変えようという姿があったと思います。2失点目のあと、少し姿勢が変わったと思います。なぜあのような反応になってしまったのか、なぜアウェイではホームのように戦えないのかというところがあると思います。私の人生でもホームゲームではリーグのトップにいて、アウェイゲームではリーグのほぼ最下位に近いところにいるという経験は初めてです。このチームには経験豊富な選手たち、スキルのある選手たちがいますので、そういったところでより良い反応を示すことが必要だと思いますし、それができなければ成功につながらないと思います。ですので、選手たちにあらゆる状況で責任を持って行動を取るということを促していきたいと思っています。経験豊富で素晴らしい性格の持ち主である選手たちが我々のロッカールームにはそろっていますので、いかにそれを発揮させるかということが私の仕事の一部だと思っています」
(Jリーグが1シーズン制になった2017年から2024年までの8年間のリーグ終盤5試合のデータだが、40試合を戦ってレッズは10勝11分19敗とチームとして上り調子でシーズンを締めることができない。また、ホームの勝率は38.1パーセントだが、アウェイでは16.7パーセントしか勝っていない。今年がアウェイに弱いわけではなく、レッズは特に終盤戦やアウェイに弱いというデータがある。チームが持っている体質なのかもしれないと思うが、マチェイ監督はどう感じるか?)
「過去8年間に関しては私よりあなたの方が知識があると思いますので、私にとっては少しコメントしづらい部分ではあります。非常に興味深いデータです。私は来た当初から言っていますが、埼玉スタジアムは非常に特別な場所で、マジックが起こるようなところです。ファン・サポーターの方々がチームにプラスのパワーを与える場だと思います。しかし、浦和レッズがタイトルを獲りたいのであれば、このデータを変えていく必要があると思います」
(マチェイ監督が指揮を執った2023年は34試合を戦って42ゴールだった。今年もちょうど34試合が終わったが、40ゴールとなっている。2年前にはいなかったウイングの選手がいたり、夏以降はセンターフォワードが2人加入したりするなど、前線のタレントは充実したと思うが、ゴール数は増えなかった。この点についてどう考えているか?)
「攻撃力を考えれば、今年の方が技術の面ではレベルが高いと思っています。2年前はゴールが(ホセ)カンテにかかっていた部分がありました。今季はイサーク(キーセ テリン)がチームへの順応の段階にいます。得点を決めている選手の数は増えていると思います。ただ、その中に圧倒的に決めている選手はいません。攻撃のプレーも2年前より良くなっていると思います」
(横浜FM戦はジャッジによって難しい状況で試合が進んだと思う。レフェリーを攻めるわけではないが、監督として難しい状況だったと思う。例えば、2失点目のセットプレーが続く前、アシスタントレフェリーはゴールキックを示しながら、レフェリーがコーナーキックというジャッジを下し、結果的にコーナーキックの連続の中から失点してしまった。これは第3節の湘南ベルマーレ戦でダニーロ ボザ選手がボールに触っていないのにコーナーキックになり、それが失点につながるきっかけになったことと似ていた。3失点目は牲川歩見選手に対する角田涼太朗選手のチャレンジ、そのあとのオフサイドが成立しているのであれば、そもそもPKを与えることはなかった。そういうジャッジが不当かどうかは別として、ストレスが溜まる状況で選手たちはプレーしなければいけなかったが、ベンチでは何ができたのか?)
「そのような側面で緊張感が高まる試合は今シーズンで何度かありました。しかし、私はレフェリーにプレッシャーを掛けるタイプの監督ではありません。ベンチを落ち着かせようとしますが、それが難しいときもあります。Jリーグにはレフェリーを評価する方たちもいると思いますので、監督として私はそれを行いません」
(判定が変わるわけではないが、堀之内 聖スポーツダイレクターを始め、あのジャッジはおかしいのではないかというような意見書を出したりすることを話したことはあるか?)
「今シーズンもレフェリーの判定に関して、クラブとして必要に応じて行動は起こしています。我々にできることは行っています。ですので、堀之内SDも正式なルートで連絡を取っています。我々にとって受け入れられない判定があれば、それはしっかりと伝えるようにしています」
(牲川選手や若い選手、安部裕葵選手の起用についてマチェイ監督が約束してくれたことは実現した。あとは勝ち点を重ねていただければ)
「この前の試合からのいい反応を見せて、しっかりと残りの試合で一試合一試合、勝ち点3を目指して戦いたいと思っています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
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