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興梠慎三 引退試合後会見コメント
興梠慎三引退試合 試合後会見でのコメント
【興梠慎三】
「本日はみなさん、ありがとうございます。自分が『ガチでやる』と言ってしまったので、特に前半の方々は年齢のことや、引退してからだいぶ長い間空いていたこともあり、試合中もずっと『キツいよ、キツいよ』と言われながら、みなさんがやってくれました。選手を含め、鹿島アントラーズのファン・サポーターの人たち、浦和レッズのファン・サポーターの人たち、本当にスタジアムまで見に来てくれて、感謝しています。ありがとうございます。
前半から少し飛ばしすぎて、後半はもう体力がない状態だったんですけど、ガチ感は出せたのかなと思っています。見ている人たちが『楽しかったよ』と言ってくれたので、本当に良かったと思っています。本当にありがとうございました」
[質疑応答]
(今日の引退試合を迎えるにあたって、『ガチ』という言葉が報道などでも先行していた。かなりシャープになったという印象があるが、どれくらいから準備を進めてきたか?)
「1ヵ月前から走り出していました。現役中は4日前くらいから仕上げていて、1ヵ月前からそのくらい本気で仕上げていたつもりですけど、年齢的にも90分間走りきることはできたものの、自分が目指していたサッカーとは程遠かった感じはしています」
(ゴールを決めて、コンタクトプレーもありながら90分間プレーしたが、完全燃焼できたか?)
「怪我なく90分間やることは自分の中で決めていたので、怪我なく終えられたのは良かったと思います」
(特に後半は、こんなボール運びで崩していた、こんな感じで鹿島にゴールを決められた、というデジャヴ感があったが、プレーしながら昔の感覚を思い出していたか?)
「後半は特に、僕が動けなかっただけで、もっと自分が動けていたら、もっといいプレーはできていたと思います。後ろの持ち運びとかは懐かしいなと思いながら、ずっと見ていました。
ミシャ(ミハイロ ペトロヴィッチ監督)がハーフタイムに選手たちに言ったのですが、『前半が終わって2-0で勝っている状況だが、3点4点5点と取れるチャンスがありながらも決めきれなかった。俺たちはいつもこうして決めきれずに逆転されるんじゃないか』みたいなげきを飛ばしていて、それを含めてすごく『らしいな』と感じたところはあります』
(レッズ-鹿島というカード、なおかつガチということで、ファン・サポーターもそれをくんでくれたかのような空気感だったと思うが、この空気感のスタジアムでプレーして感じたことは?)
「本当に試合をやっているような感覚でした。引退試合とかではなく、現役選手の頃に普通に試合をしているような雰囲気を作ってくれて、選手たちもそれに応えて必死にやっている感じがありました。
特に後半は2-0で勝っている状況の中で、少し引いてしまっている自分たちもいました。試合をしている感じでしたね」
(スピーチでは『監督として』という話もあったが、槙野智章さんが来季から藤枝MYFCの監督になるなど、同世代で指導者の道に進む人もいる。いい仲間、ライバルとなると思うが、そうした部分への思いや、今後の指導者としての思いについては?)
「マキ(槙野智章)に関しては藤枝が決まって、すごく応援していると同時に、いつかはマキと一緒に監督として対戦できたらいいなと思っています。本当に成功してほしいと思っていますし、槙野の戦術とかを見ていると、自分に似たような戦術でもあるので、二人で切磋琢磨しながら、いい監督になれるようにいけたらいいなと思います。
今日に関しては阿部ちゃん(阿部勇樹)もいますし、森脇(良太)もライセンスを取って監督をやりたいと言っているので、みんな違うチームで、監督同士で戦う機会があれば、すごく楽しみだなと思います。
僕自身は今年で営業のほうは終わりにして、来年からは指導者一本で行くので、本気で監督になるために段階を踏んでいけたらと思います」
(試合後のビジュアルサポートを見た感想は?)
「僕も他の方の引退試合に何回か参加したことがありますけど、そういうところはなかったと思います。すごいなと思うと同時に『これは本当に引退試合なのかな。自分はまだ現役でやっているのかな』と思わせてくれるような雰囲気を作ってくれていました。本当に感謝しかありません」
(最後にスタジアムを一周したときの思いは?)
「この浦和レッズに来て、本当に良かったなと思います。何の悔いもなく、浦和レッズに来たという選択をした自分を褒めたいなと思っています」
(最後には『WE ARE DIAMONDS.』を歌ったが?)
「僕から提案したわけではないですけど、マキと周ちゃん(西川周作)が『歌おうよ』と言ってくれました。基本、僕は試合が終わった後にはあまり歌いたくないというか、現役のときは『もういいよ』と言っていましたけど、今回に関しては大賛成でした」
(胴上げが30回あったが?)
「胴上げしている人たちは本当にキツかったらしくて、ロッカールームに帰ってきたときには本当にくたびれていました。僕も本当にキツかったんですよ、あれ。上げられているほうもめちゃくちゃキツいんです。いろいろなところをギュッとつままれますし、相当キツかったですね。でも、あおってくれたファン・サポーターの方たちには感謝しています」
(最後のメッセージムービーでは、チームメートだけでなくスタッフやファン・サポーター、パートナー、普段は見えない人たちの写真がたくさんあったが、現役時代はそういう人たちのどういう支えがあったか?)
「選手時代は、浦和レッズのスタッフの人たちに『感謝している』と口では言うものの、スタッフの人たちがどう行動しているのかは見えない部分がありました。今年はパートナー営業部で仕事をさせていただいていますけど、この引退試合に関しては、本当に浦和レッズのスタッフのみなさんのおかげで、ここまでできたと思っています。本当に大変でした。
僕もなるべくミーティングとか、いろいろなことに参加しようと思っていましたけど、自分以上にスタッフの人たちは大変だったと思います。僕はこの1年、引退試合に関してそういうことを見てきたので、そういうスタッフの人たちへの感謝の気持ちを込めて、このムービーをサプライズで流したいと思って、やらせていただきました」
(今日はホスト役として多くの選手を招待したが、どんな感想をもらったか?)
「みなさん、楽しかったと言ってくれていると同時に、選手たちは特にそうですけど、『慎三のためにやろうよ』というのが20パーセント、80パーセントは『ミシャのサッカーを見せつけようよ』ということでした。みんなミシャが好きなんだなと、改めて思いましたね」
(試合前にはスタジアムの外でも盛り上がっていたが、外の盛り上がりについては?)
「僕自身も盛り上がっているところを見たかったんですけど、いろいろ忙しくて見る機会がなかったです。そういうふうに盛り上がってくれていたのであれば、すごくうれしく思います」
(メッセージムービーで曽ヶ端 準さんを出したのはご本人のアイデアだったのか?)
「はい。あれは僕がいちから全部『こうしたいんだ』と説明、要望して、自分自身も撮影してムービーを作りました。感謝の気持ちを伝えるだけではいまいち盛り上がりに欠けるのかなと思って、『ここはソガさんしかないな』と思って、殴られる覚悟で出しました。本当に申し訳なかったですし、ソガさんには結局怒られましたけど、うれしかったんじゃないかなと思っています」
(埼玉スタジアムでの引退試合だが、鹿島のサポーターも来ていた。終わった後に話しかけていたが、どんなことを話したのか?)
「鹿島アントラーズから浦和レッズに移籍したときも、ファン・サポーターの方々には何も言わずに移籍してきました。11年間浦和レッズでやりましたけど、鹿島アントラーズと対戦したときに、一度もサポーターの方の前にあいさつしに行かなかったんですよね。それは鹿島のことを嫌いになったわけではなく、僕は今は浦和レッズの人間だということを自分の中で噛みしめながら、あえて行かなかった部分があります。本当は行きたかったんですけど、今のタイミングではないとずっと思いながら、それが11年続いた感じでした。
本当に、鹿島のファン・サポーターの人たちには申し訳ない思いがあったので、引退試合で鹿島のファン・サポーターの人たちの前でメガホンを持ってひと言を言えたことは、今はすごくスッキリしています。
みなさんには『8年間、ありがとうございました。みなさんのおかげで、ここまで20年間やれることができました。本当に感謝しかないです』ということを伝えました」
(最後の英語のスピーチには驚いた。監督になる上で必要だと思ったという話をしていたが、現役時代にそう思ったきっかけは?また、いつから本格的に英語を勉強しているのか?)
「もちろん、外国籍選手の重要性は僕自身もすごく感じています。その意味で、通訳を通して話しかけるよりは、選手と監督として話すことが一番伝わるのではないかと、僕はずっと思っていました。僕がもし監督だったら、2人だけでコミュニケーションをとることがすごく大事だと思っていて、僕は絶対に英語を習おうと思っていました。今年の7月くらいから始めたのでまだまだ未熟ですけど、これからはこういう会見でも英語で話せるくらいに上達していきたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
【興梠慎三】
「本日はみなさん、ありがとうございます。自分が『ガチでやる』と言ってしまったので、特に前半の方々は年齢のことや、引退してからだいぶ長い間空いていたこともあり、試合中もずっと『キツいよ、キツいよ』と言われながら、みなさんがやってくれました。選手を含め、鹿島アントラーズのファン・サポーターの人たち、浦和レッズのファン・サポーターの人たち、本当にスタジアムまで見に来てくれて、感謝しています。ありがとうございます。
前半から少し飛ばしすぎて、後半はもう体力がない状態だったんですけど、ガチ感は出せたのかなと思っています。見ている人たちが『楽しかったよ』と言ってくれたので、本当に良かったと思っています。本当にありがとうございました」
[質疑応答]
(今日の引退試合を迎えるにあたって、『ガチ』という言葉が報道などでも先行していた。かなりシャープになったという印象があるが、どれくらいから準備を進めてきたか?)
「1ヵ月前から走り出していました。現役中は4日前くらいから仕上げていて、1ヵ月前からそのくらい本気で仕上げていたつもりですけど、年齢的にも90分間走りきることはできたものの、自分が目指していたサッカーとは程遠かった感じはしています」
(ゴールを決めて、コンタクトプレーもありながら90分間プレーしたが、完全燃焼できたか?)
「怪我なく90分間やることは自分の中で決めていたので、怪我なく終えられたのは良かったと思います」
(特に後半は、こんなボール運びで崩していた、こんな感じで鹿島にゴールを決められた、というデジャヴ感があったが、プレーしながら昔の感覚を思い出していたか?)
「後半は特に、僕が動けなかっただけで、もっと自分が動けていたら、もっといいプレーはできていたと思います。後ろの持ち運びとかは懐かしいなと思いながら、ずっと見ていました。
ミシャ(ミハイロ ペトロヴィッチ監督)がハーフタイムに選手たちに言ったのですが、『前半が終わって2-0で勝っている状況だが、3点4点5点と取れるチャンスがありながらも決めきれなかった。俺たちはいつもこうして決めきれずに逆転されるんじゃないか』みたいなげきを飛ばしていて、それを含めてすごく『らしいな』と感じたところはあります』
(レッズ-鹿島というカード、なおかつガチということで、ファン・サポーターもそれをくんでくれたかのような空気感だったと思うが、この空気感のスタジアムでプレーして感じたことは?)
「本当に試合をやっているような感覚でした。引退試合とかではなく、現役選手の頃に普通に試合をしているような雰囲気を作ってくれて、選手たちもそれに応えて必死にやっている感じがありました。
特に後半は2-0で勝っている状況の中で、少し引いてしまっている自分たちもいました。試合をしている感じでしたね」
(スピーチでは『監督として』という話もあったが、槙野智章さんが来季から藤枝MYFCの監督になるなど、同世代で指導者の道に進む人もいる。いい仲間、ライバルとなると思うが、そうした部分への思いや、今後の指導者としての思いについては?)
「マキ(槙野智章)に関しては藤枝が決まって、すごく応援していると同時に、いつかはマキと一緒に監督として対戦できたらいいなと思っています。本当に成功してほしいと思っていますし、槙野の戦術とかを見ていると、自分に似たような戦術でもあるので、二人で切磋琢磨しながら、いい監督になれるようにいけたらいいなと思います。
今日に関しては阿部ちゃん(阿部勇樹)もいますし、森脇(良太)もライセンスを取って監督をやりたいと言っているので、みんな違うチームで、監督同士で戦う機会があれば、すごく楽しみだなと思います。
僕自身は今年で営業のほうは終わりにして、来年からは指導者一本で行くので、本気で監督になるために段階を踏んでいけたらと思います」
(試合後のビジュアルサポートを見た感想は?)
「僕も他の方の引退試合に何回か参加したことがありますけど、そういうところはなかったと思います。すごいなと思うと同時に『これは本当に引退試合なのかな。自分はまだ現役でやっているのかな』と思わせてくれるような雰囲気を作ってくれていました。本当に感謝しかありません」
(最後にスタジアムを一周したときの思いは?)
「この浦和レッズに来て、本当に良かったなと思います。何の悔いもなく、浦和レッズに来たという選択をした自分を褒めたいなと思っています」
(最後には『WE ARE DIAMONDS.』を歌ったが?)
「僕から提案したわけではないですけど、マキと周ちゃん(西川周作)が『歌おうよ』と言ってくれました。基本、僕は試合が終わった後にはあまり歌いたくないというか、現役のときは『もういいよ』と言っていましたけど、今回に関しては大賛成でした」
(胴上げが30回あったが?)
「胴上げしている人たちは本当にキツかったらしくて、ロッカールームに帰ってきたときには本当にくたびれていました。僕も本当にキツかったんですよ、あれ。上げられているほうもめちゃくちゃキツいんです。いろいろなところをギュッとつままれますし、相当キツかったですね。でも、あおってくれたファン・サポーターの方たちには感謝しています」
(最後のメッセージムービーでは、チームメートだけでなくスタッフやファン・サポーター、パートナー、普段は見えない人たちの写真がたくさんあったが、現役時代はそういう人たちのどういう支えがあったか?)
「選手時代は、浦和レッズのスタッフの人たちに『感謝している』と口では言うものの、スタッフの人たちがどう行動しているのかは見えない部分がありました。今年はパートナー営業部で仕事をさせていただいていますけど、この引退試合に関しては、本当に浦和レッズのスタッフのみなさんのおかげで、ここまでできたと思っています。本当に大変でした。
僕もなるべくミーティングとか、いろいろなことに参加しようと思っていましたけど、自分以上にスタッフの人たちは大変だったと思います。僕はこの1年、引退試合に関してそういうことを見てきたので、そういうスタッフの人たちへの感謝の気持ちを込めて、このムービーをサプライズで流したいと思って、やらせていただきました」
(今日はホスト役として多くの選手を招待したが、どんな感想をもらったか?)
「みなさん、楽しかったと言ってくれていると同時に、選手たちは特にそうですけど、『慎三のためにやろうよ』というのが20パーセント、80パーセントは『ミシャのサッカーを見せつけようよ』ということでした。みんなミシャが好きなんだなと、改めて思いましたね」
(試合前にはスタジアムの外でも盛り上がっていたが、外の盛り上がりについては?)
「僕自身も盛り上がっているところを見たかったんですけど、いろいろ忙しくて見る機会がなかったです。そういうふうに盛り上がってくれていたのであれば、すごくうれしく思います」
(メッセージムービーで曽ヶ端 準さんを出したのはご本人のアイデアだったのか?)
「はい。あれは僕がいちから全部『こうしたいんだ』と説明、要望して、自分自身も撮影してムービーを作りました。感謝の気持ちを伝えるだけではいまいち盛り上がりに欠けるのかなと思って、『ここはソガさんしかないな』と思って、殴られる覚悟で出しました。本当に申し訳なかったですし、ソガさんには結局怒られましたけど、うれしかったんじゃないかなと思っています」
(埼玉スタジアムでの引退試合だが、鹿島のサポーターも来ていた。終わった後に話しかけていたが、どんなことを話したのか?)
「鹿島アントラーズから浦和レッズに移籍したときも、ファン・サポーターの方々には何も言わずに移籍してきました。11年間浦和レッズでやりましたけど、鹿島アントラーズと対戦したときに、一度もサポーターの方の前にあいさつしに行かなかったんですよね。それは鹿島のことを嫌いになったわけではなく、僕は今は浦和レッズの人間だということを自分の中で噛みしめながら、あえて行かなかった部分があります。本当は行きたかったんですけど、今のタイミングではないとずっと思いながら、それが11年続いた感じでした。
本当に、鹿島のファン・サポーターの人たちには申し訳ない思いがあったので、引退試合で鹿島のファン・サポーターの人たちの前でメガホンを持ってひと言を言えたことは、今はすごくスッキリしています。
みなさんには『8年間、ありがとうございました。みなさんのおかげで、ここまで20年間やれることができました。本当に感謝しかないです』ということを伝えました」
(最後の英語のスピーチには驚いた。監督になる上で必要だと思ったという話をしていたが、現役時代にそう思ったきっかけは?また、いつから本格的に英語を勉強しているのか?)
「もちろん、外国籍選手の重要性は僕自身もすごく感じています。その意味で、通訳を通して話しかけるよりは、選手と監督として話すことが一番伝わるのではないかと、僕はずっと思っていました。僕がもし監督だったら、2人だけでコミュニケーションをとることがすごく大事だと思っていて、僕は絶対に英語を習おうと思っていました。今年の7月くらいから始めたのでまだまだ未熟ですけど、これからはこういう会見でも英語で話せるくらいに上達していきたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
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