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vs大宮「引いた相手の守備を崩せず、無得点に終わる」

21日、チームはNACK5スタジアム大宮に乗り込み、さいたまダービーに挑んだ。
黒と青のセカンドユニフォームで初めて臨んだ試合、浦和レッズのメンバーは第6節ヴィッセル神戸戦と同じ。サポーターの「We are REDS!」コールを背に受けて、18時33分、前半がキックオフ。
開始直後から連続してCKを獲得したレッズは、6分には大宮アルディージャエンド左でFKのチャンスを迎える。マルシオ リシャルデスが右足でゴールに向かうボールを送ると、永田がフリーでディフェンスライン裏に抜け出し、GKの前でワンタッチ。バックヘッド気味にゴール右下を狙ったが、GKの好セーブに惜しくも阻まれてしまう。失点はこの直後。8分、自陣右サイドを突破されて、チョ・ヨンチョルに自陣エリア内右からのシュートを逆サイドのネットに決められてしまう。
先制されたレッズだったが、慌てることなくボールをしっかり回し、永田の効果的なサイドチェンジを織り交ぜながら左右から揺さぶる。22分には左から右へとサイドを変えて平川がクロス、跳ね返されたところをゴール正面から梅崎がダイレクトボレーで狙ったが、惜しくも枠を外れる。
ゲームが再び動いたのは28分。自陣センターサークル付近でファウルしたところをラファエルに素早くリスタートされて自陣右からクロス、ゴール前に入ってきたラファエルに頭で流し込まれて0-2と突き放されてしまう。
試合開始時の順位はレッズが2位、大宮は14位。順位通りにいくことの少なかったこれまでのダービーマッチだったが、この試合も同様の展開となってしまった。
後半、ミシャ監督は「我々は必ずひっくり返せる」と選手たちを鼓舞して送り出し、開始から啓太に代えて原口を投入。レッズは圧倒的に攻め込み、アルディージャは前線に1枚残して守りを固める展開。2対3の数的不利な状態でカウンターを受けた場面もあったがなんとかしのぎ、ほとんどの時間を大宮エンドでプレー。11分、13分とポポがエリア内からシュートを放ったが、アルディージャGK北野の好守に阻まれる。
27分にはポポに代えてデスポトビッチを投入。28分には原口のクロスにニアポストでデスポトビッチが飛び込み、ゴール前にこぼれたところを平川が左足で蹴り込むが、これも北野に弾かれてしまう。
その後もレッズは圧倒的な支配率でゲームを進めたが、人数をかけて守るアルディージャのゴールをこじ開けることができず。アディショナルタイムにはエリア外にこぼれてきたボールを阿部が右足ボレー、ゴールに向かうもカバーに入った選手に弾き出される。
アルディージャの気迫溢れる守備にゴールを割ることができないまま、試合は0-2で終了。
プライドを賭けたダービーマッチに敗れた選手たちに、サポーターからは厳しいブーイングが浴びせられた。
次戦は28日(土)13時、アウェイでの第8節名古屋グランパス戦に臨む。

阿部勇樹
「うまく相手のサイドバックとワイドの選手に、右も左もうまく使われてしまいました。人はいるけどなかなかボールにチャレンジできないシーンがあり、スペースをうまく使われていました。空いているところ、空いているところを使われたという印象でした」
(後半はほとんど支配していたが?)
「相手が引いていたので、そこを、どうやって変えていけるかが重要でしたが、相手が落ち着いて、後ろでボールを回しているシーンが目立ったと思います。僕らが持ったときは相手もすぐに引くし、そこはある程度狙われて、プラン通りに進められたのかなと思います」
(先制されたら引かれるのは想定できることだが?)
「取られる前から引いてきていました。シーズン前に1回試合をしているので、こちらがどういうサッカーをしているかが分かっているから、前半も後半もサイドのところで、相手の方が攻撃でも守備でも人数が多かった、数的優位を作られていた感じがします。後半は引いて守られていたし。攻撃も走らされていたというような気がします」
(守備に課題が出た?)
「今までだったら、こちらの中盤の4枚のワイドが中へ入ってくるので、相手のサイドバックが上がってきて、ボランチ、3バックが見れば良かったですが、今日みたいに4バックで前が3枚でワイドに相手が2人いるときに、どういう守備をしていくか。簡単なのは、ラファエルに僕と充が付いて、ツボと槙野がワイドの選手に完璧に付きにいくと、そうしたらウメとヒラさんが相手のサイドバックの位置に行けたと思うし、その代わり、そういうふうになったら真ん中は啓太1人になってしまうので、こちらのシャドーがもう少し下がり目から行くとか。という対策もやれたのかなと思います。ただ、結果論なので…
やはり、背後を使われていたと思うので、そこは僕が決断しなきゃいけないことだったのかなと思います。みんなで話しているとき、相手のワイドのところへ距離があって行けない、という話をしていたので、その中で、はっきりさせてあげたら周りもやりやすかったのかなと思います。
試合が続くので、引いてくる相手もいるでしょうし、同じようにワイドに張ってくるチームもあると思います。次の名古屋も3トップなので、しっかり考えてやりたいと思います」

坪井慶介
「決して悪いサッカーをしていたわけではなかったと思うので、それだけに悔しいという思いがあるし、大宮相手に早い時間に失点してしまうっていうのは、やっぱりよくなかったです」
(2失点とも、守備の人数は足りていたのでは?)
「それだけに残念な失点だったというのもあります。全体を通して、ひどい内容だったということはないと思いますが、でも、今日に関してはサポーターの反応を見ても、勝つか負けるか、というただシンプルにそれだけだったと思います。順位とかは関係なく。それがダービーだと思います。そのサポーターの思いは、選手たちはしっかりと受け止めてやっていかないといけない。その部分は受け止めながらも、自分たちのやっていることは信じて、続けていかなければいけないと思います。
後半は惜しいシュートもあったし、相手のファインプレーもありました。入る気配がなかったかといえば、そうではなかったです。入る気配はあったと思うので…、それだけに悔しいですね」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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