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ACL 準決勝 第2戦 vs 広州恒大「2戦合計3-0で決勝進出」

23日、浦和レッズは広州天河体育中心で、AFCチャンピオンズリーグ2019 ノックアウトステージ 準決勝 第2戦 広州恒大戦に臨んだ。

序盤から広州恒大にボールを握られ、耐え忍ぶ時間が続いたレッズだったが、50分に浦和のエース・興梠慎三が値千金のゴールを叩き込み、決勝進出に向けて大きなアドバンテージをつかむと、しっかりとゲームをコントロールし、1-0で勝利。2戦合計3-0で東アジアを制して、アジア制覇に向け、決勝進出を勝ち取った。

第1戦を2-0で勝利しているため、引き分け以上はもちろん、負けても2戦合計のスコアで上回るか、アウェイゴールを奪った中での同スコアであれば、決勝進出が決まる一戦。大槻 毅監督は、GKに西川周作、DFライン右から岩波拓也、鈴木大輔、槙野智章、両ワイドに橋岡大樹(右)と関根貴大(左)、セントラルに阿部勇樹とエヴェルトン、2シャドーに長澤和輝とファブリシオ、ワントップに興梠慎三という布陣で試合をスタートさせた。

立ち上がり、比較的優位にボールを保持してゲームを進めたレッズだったが、少しずつ広州恒大に流れを明け渡してしまう。レッズの攻撃を待ち構えるように自陣中央でブロックを形成し、パウリーニョを起点にカウンターを仕掛けてくるほか、エウケソンをターゲットに、DFラインの背後をシンプルに突いてくる広州恒大。鈴木を中心とした守備陣は、DFラインを高く保ちながら、オフサイドトラップを仕掛け、ドリブルでの中への侵入に対しては、身体を張ってゴールを死守していった。

16分には右サイドを突破され、アンデルソン タリスカにフリーでシュートを打たれるも、ここは守護神・西川がファインセーブ。このころには広州恒大に流れをつかまれ、スタジアムは広州恒大サポーターの熱狂で埋め尽くされていた。

劣勢になりながらも冷静に耐えながらゲームを進め、中と外を使い分けて相手に揺さぶりをかけ、ファブリシオや阿部がミドルレンジから強襲するなど、チャンスを作り出していく。相手の4バックに対して、両ワイドの橋岡と関根はフリーでボールを受けるタイミングも多く、積極的な縦への仕掛けで決定機を作り出していった。

ピッチ上では激しいデュエルが繰り広げられ、多くの選手が痛みに顔を歪めてピッチに倒れこむ中、アンデルソン タリスカのシュートがクロスバーに当たって弾かれるなど、紙一重のところでゴールを死守し、前半を0-0で折り返した。

そして、後半立ち上がり、相手の猛攻を凌いだ直後、180分間の戦いの行く末を大きく左右するゴールがレッズに訪れる。右サイドの橋岡が鋭い突破で相手陣内深くに侵入すると、クロスは走りこんだエース・興梠慎三へ。DFの死角から飛び込み、頭でゴールを叩き込んだ。

大きなアドバンテージを握ったレッズは、その後も守りに徹することなく、チャンスと見るや積極的に攻勢に転じ、相手ゴールを脅かしていく。守備陣の集中力はますます研ぎ澄まされていき、広州恒大の攻撃陣はイライラを募らせていった。

そして広州恒大の圧力に耐え続けたレッズは、ホームで無類の強さを誇る広州恒大を1-0で破り、2戦合計3-0で東アジアを制した。日本から訪れた約700人のファン・サポーターと喜びを噛み締め、3度目のアジア制覇に向けて、決勝進出を勝ち取った。

【橋岡大樹】
「アウェイで難しい試合の中で、しっかり勝てたのはすごく大きいと思います」

(2-0で迎えた試合だが、ゲームプランについては?)
「受け身にならずに、いつも通りの戦いをしようと言っていましたので、2-0という点差はありましたけど、そういうのは関係なく、まずはしっかり勝つことを意識していました」

(前半は危ないシーンが多かったが?)
「相手もすごく決定機を作っていて、でもその中で僕たちもしのいでいたので、集中を切らさずにできていたのが後半も続けられていました。全体で抑えられた、それがこの結果になったと思います」

(アシストについては?)
「中に仕掛けて、縦が空いたので縦に出して、クロスはタイミングがいいと思って上げたら、興梠選手がしっかりと合わせてくれました。ありがたいです」

(清水エスパルス戦と同じような形のゴールだったが?)
「興梠選手にあまりアシストもできていなかったので、今はすごくうれしい気持ちではあります」

(試合後に話はしたか?)
「『今日はいいクロスだった』と言われました」

(1対1で仕掛けた場面については?)
「縦に仕掛けて、やりきるということを意識していたので、それがうまくいったと思います」

(決勝の相手が一昨年と同じアルヒラルになったが?)
「まずアウェイで1戦目があるので、しっかり勝ち点を持って帰るということと、また第2戦目がホームの埼スタなので、絶対にホームで優勝したいと思います」

【西川周作】
(今日の試合を振り返って)
「相手は前半から点を取りに来ていたので、耐えるところはしっかりと覚悟を持って耐えようという話はしていましたし、受けて立つということで、強い気持ちを持って試合に臨むことができました」

(西川選手の再三の好セーブがチームを救ったと思うが?)
「必ずピンチは訪れると覚悟して試合に入りましたし、アウェイの雰囲気を楽しみながら、90分間プレーすることができました」

(広州恒大にはアウェイで初勝利だが?)
「広州もACL(AFCチャンピオンズリーグ)では、本当にずっと(ホームで)負けなしで来ていましたし、アウェイの地でしっかりと自分たちが結果を残したこと、引き分けではなく勝ったことは一つの成長だと思います」

(無失点で抑えられたことは大きいか?)
「考え方一つで、自分たちもうまく守ることができましたし、しっかりと時間帯によっての戦い方を整理しながら、また監督とコミュニケーションを取りながら、試合をうまく進めることができたと思います」

(後半立ち上がりに先制点を取ることができたが?)
「我慢強く守っていれば、必ず点を取ってくれると信じていましたし、今日も味方をしっかりと信じて、全員で強い集団となって戦えたと思います」

(次戦は警告の累積で出場停止となるが?)
「非常に理解ができないカードでしたけど、アジアの戦いだとそういうこともあり得ます。自分が出られなくても、しっかりとしたGKが3人いますので、彼らとまたモチベーションを高め合って、支え合っていきたいです。なにかチームのためになることがあれば全力で、とにかくまたチームがアジアを制覇して、そしてその先のクラブワールドカップにまた行けるように、アジア王者目指してがんばっていきます」

(決勝の相手は、2017年と同じアルヒラルだが?)
「まずアウェイでは、スタジアムも新しいサッカー専用のものになっていますし、そこでやれることはチームとしても良いと思います。自信を持って挑みたいですし、第2戦のホームでは必ず心強いファン・サポーターのみなさんが後押ししてくれると思うので、まずは全員でアウェイをしっかり戦いたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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