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ACL グループステージ MD2 vs北京国安「苦しみながらもアウェイで勝ち点1をつかむ」

13日、浦和レッズは北京工人体育場で、AFCチャンピオンズリーグ2019(ACL) グループステージ MD2 北京国安戦に臨んだ。

圧倒的なアウェイの雰囲気の中、レッズは北京まで駆けつけた約450人のファン・サポーターと共に、苦しみながらも0-0で勝ち点1をもぎ取った。

リーグ初勝利を飾った松本山雅FC戦から中3日。オズワルド オリヴェイラ監督は松本戦でメンバー外としたエヴェルトンとマウリシオをスターティングメンバーに起用。DFラインに右から岩波、マウリシオ、槙野、右のワイドに橋岡、左のワイドに宇賀神、アンカーにエヴェルトン、インサイドハーフに柏木、長澤が並び、2トップに興梠とアンドリューという布陣で試合をスタートさせた。

試合序盤、レッズはテンポよくボールを回しながらゲームを組み立てていく。サイドバックの背後を狙い、サイドチェンジで揺さぶりをかけるなど攻撃に厚みを持たせていく。

しかし15分以降、徐々に相手がポゼッションを高めて試合を優位に進め出す。身体能力と個人技に長けた相手選手に局面を打開され、危険なシーンを再三作られてしまった。槙野やマウリシオらDFラインの選手たちは、身体を投げ出し、守護神・西川が紙一重のところでゴールを許さなかった。

その後も守勢に立たされるレッズは、カウンターから反撃を試みるもゴールが遠い。押し込まれて瀬戸際でゴールを防ぐ形となり、奪っても相手ゴールが遠く、なかなかボールを前に運べずにいた。

42分、セドリック バカンブにDFラインの背後に抜け出され、GKと一対一を作られるが、ここに立ち塞がったのも西川周作。レッズはギリギリの局面を乗り越えて前半を0-0で折り返した。

後半、立ち上がりからバイタルエリアに侵入され、シュートを打たれ続けるも、レッズの選手たちは誰一人として集中力を切らすことなく全員守備で相手を弾き返していった。

60分、橋岡が2枚を置き去りにするドリブルで右サイドを崩すと、アンドリューにスルーパスを送る。アンドリューはドリブルで持ち込みライナー性のクロスを送るも、中で待つ興梠には合わずシュートまで辿り着けなかった。

63分、オズワルド オリヴェイラ監督は長澤に代えて柴戸をピッチに送り出した。アンドリューがワントップに位置し、興梠が一列降りて中盤に厚みを持たせるシーンが多くなったが、その後も主導権をなかなか手繰り寄せることができず、懸命の守備を攻撃につなげられない時間が続いた。

72分、アンドリューに代えて杉本が投入される。杉本は後方からのフィードのターゲットマンとなり、攻撃の起点となった。さらに、81分には柏木に代えて阿部がピッチに送り出された。

レッズは試合全体を通じて相手に押し込まれる時間が長く、後半アディショナルタイムにはオフサイドに助けられる場面もあった。しかし、最後まで全員が足を止めずにゴールを死守し、ACLのアウェイでの戦いで、貴重な勝ち点1をつかみ取った。

次戦は3月17日(日)15時からヤンマースタジアム長居で行われる、明治安田生命J1リーグ第4節 セレッソ大阪戦となる。

【岩波拓也】
「相手のクリアボールとか少しラフなボールでGKと1対1になるピンチを何度か作られたので、そこは反省点だと思います。予想通りかなり苦しい展開になりましたが、前半ゼロで終えられたからチャンスがあるかなと思いましたけど、あまり流れを変えるような攻撃ができませんでした。もちろん勝ちを目指していましたが、アウェイは最低勝ち点1と考えていた部分があったので、ラスト15分くらいは守り切って耐えることにチーム全員で意識を持っていけたと思います。こういう世界でもトップクラス、世界でやっている選手たちに勝っていかないとアジアは獲れないと思いました。僕自身、こういう相手と対戦できたことはいい財産になりましたし、とても楽しかったです。これがACL(AFCチャンピオンズリーグ)ならではといいますか、ACLの雰囲気を味わえたことはとても良かったです。タイ(ブリーラム・ユナイテッド)が勝って、少し詰まった状態になったので、また次の試合に向けてがんばりたいです。すぐリーグがあるので、しっかり休んで切り替えたいと思います」

(バカンブ選手については?)
「動き回る選手ではないですけど、一発で裏に抜けるスピードはトップクラスだと思いました。槙野君もマウリ(マウリシオ)もあれだけの選手なのにいとも簡単に裏に抜ける選手だったので、それだけ力があるんだと逆サイドから見ていて思いました」

(苦しい時間が多かったが、守り切れたことについては?)
「松本戦(松本山雅FC)もそうでしたけど、シンプルに割り切って、ゴール前を固めてクリアすることはできたと思います。次に対戦するときにホームでしっかりサッカーをして勝ちたいと思います」

(一人ひとりの役割を徹底してやれたということだと思うが?)
「そうですね。本音は、もう少しつないで崩しながらできればと思いますが、今日はそういう状況ではありませんでした。(杉本)健勇君が入って、だいぶボールも収まるようになって、少し選手が出て行けるようになったと思います」

(裏に走られることはしかたないと思うが、5-4-1で守る形になってしまったが?)
「5-4-1で守るのは昨年から慣れています。そういう意味では、割り切れたと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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