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ACLグループステージMD5 vsシドニーFC アウェイで貴重な勝ち点1、ラウンド16進出を決める

20日、浦和レッズはオーストラリア・シドニーのシドニー・フットボールスタジアムで、AFCチャンピオンズリーグ2016(ACL)グループステージMD5、シドニーFC戦に臨んだ。

キックオフに先立ち、16日に71歳で亡くなったAFC元事務総長のダト・セリ・ポールモニー・サミュエル氏の死を悼み、黙祷が捧げられた。

試合はボールを支配し、コンビネーションプレーからゴールを狙うレッズに対し、カウンターを狙うシドニーFCという展開。互いに相譲らず、0-0で90分を終了し、レッズはミシャ監督就任以来初めてのラウンド16進出を決めた。

19日に浦項スティーラーズが広州恒大に敗れたため、この試合を待たずにシドニーFCのラウンド16進出が決定していた。レッズはこの試合で引き分け以上ならラウンド16進出が決まるという状況でのキックオフ。

レッズは16日のベガルタ仙台戦から先発メンバー3人を入れ替え、那須が3月2日のACL浦項スティーラーズ戦以来、公式戦1ヵ月半ぶりの出場となり、警告累積で出場停止の森脇の位置に入った。1トップにはACL広州恒大戦以来、公式戦3試合ぶりの出場となったズラタン。また、左ウイングバックの梅崎は公式戦3試合ぶりの先発となった。

一方のシドニーFCは、2月24日のレッズ戦の先発メンバーから5人が変更。4-2-3-1システムで試合をスタートさせた。

試合はシドニーボールでキックオフ。シドニーは立ち上がりこそ前へ出る動きを見せたが、次第にレッズのコンビネーションに翻弄され、自陣にブロックを敷いて網に掛かるのを待つやり方へと落ち着いていく。

楽にボールを持てるようになったレッズは9分と13分に李が良い形でシュートを打つなど、好機をつくっていくが決まらず、反対に悪芝でコントロールに苦しむ場面もあり、カウンターを受ける回数が増えていった。

30分にはディミトリイェビッチのシュートを西川がナイスセーブ。36分にもナウモフにシュートを打たれるなど、危険なシーンもあったが、どの選手も落ち着いた様子を崩さず、0-0で前半を終えた。前半のボール保持率はレッズ57パーセント、シドニーFC43パーセントだった。

互いにメンバーを変えず後半を迎えたが、56分、ズラタンが空中戦の着地の際に痛み、担架でピッチを退くアクシデント。58分に代わって興梠がピッチに立つ。

なかなかサイドを使わせてもらえない展開に、大きなサイドチェンジやミドルシュートで打開策を見いだそうとするレッズだが、シドニーのブロックを崩しきることができない。

するとベンチは70分、カウンターへの対処として武藤を下げてボランチに青木を投入。柏木を一列上げることで前線のアイデアに変化をつけ、得点を狙っていくと、79分、柏木のヒールパスから興梠がシュート。GKに弾かれたが、その美しいコンビネーションはスタジアム全体にどよめきを生んだ。

なおも勝ち点3を狙うベンチは83分、関根を下げて駒井を投入したが、終盤は運動量の多かった梅崎が足をつるなど、全体に疲労の色も見えたことで、最後はしっかり勝ち点1を手にするという意思統一をし、試合を終えた。

貴重な勝ち点1でグループステージ突破を決めると、アウェイゴール裏ではたくさんの日の丸がはためき、レッズサポーターからは『赤き血のイレブン』の歌声が高らかに降り注いだ。

次戦は24日(日)、等々力陸上競技場でキックオフされるJ1リーグ 1stステージ第8節の川崎フロンターレ戦。ACLでの躍進を弾みに、首位の相手に対し、勝ち点3を奪うべく敵地へ向かう。

【槙野智章】
「最初からもちろん点を取りに行っていましたが、失点しないようにと、より慎重に入ったつもりです。ピッチが悪かったので、自分たちが思うようなパスサッカーができなかったですけど、ときにはリスクを冒すことと、勇気を持った縦パスを入れたりボールを運んだりということも必要だと思っていました。ただバランスを失わないように気を付けてはいました。

相手のロングボールに対しては、ラインを下げないことと、ゴール前で不要なファウルをしないことを心がけていました。ただ後半は危険な位置でのファウルが増えてきたので、それはなくしていかないといけないです。

こちらにもチャンスがありましたし、今日は自分たちの思惑通りのゲームプランでアウェイで最低限の勝点1を取れて良かったと思っています。

去年のACLグループステージ敗退というのが、自分たちを突き動かしていると思います。自信を持っていた自分たちのサッカーがアジアで通用しなかったという悔しさは、自分たちがこの舞台に帰ってきて、自分たちが晴らすというのが、一つの目標になっていました。

昨年は対戦相手から「サッカーはうまいけど、球際が弱い」とか「局面で身体を入れたりするとひるむ」などと言われて、自分たちがやってきたことが崩れていくような気持ちになったので、どうしても大きくなってこの舞台に帰ってきて、その悔しさを晴らしたかったです。間違いなく、前回大会が自分たちを動かしています。ギリギリの戦いも多かったですが、そういうところで勝ち点を取れるようになったというのは成長したところですし、何よりも球際のところで、グラウンドに倒れている回数が自分たちより相手の方が多くなったと思います。受け身になるより、自分たちからアクションを起こす方が多くなったというのも成長だと思っています。

次の浦項戦に勝てば1位突破の可能性がありますし、それを目指したいというのはみんなも言っています。前回負けている相手ですから負け越すのは嫌ですし、消化試合などないと思っています。ラウンド16の相手がどこであろうと、第2戦をホームでできる1位で進みたいです。

今季、すべての大会で昨年以上の成績を残すことを目標にしていますが、まず一つ、小さなことかもしれませんが、ACLで昨年より上の成績を出したのは良かったです。しかし自分たちはベスト16で止まるわけにはいきません。もっと上のアジアの舞台で、自分たちのこのサッカーで結果を出していきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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