指揮官の交代最初の練習となった10月20日。この状況でも動揺することなく、キャプテンの鈴木啓太はいつもと変わらず先頭を走り、声を出していた。
一夜明けた10月21日。10時30分から公開されたトレーニングでは戦術的な要素の強いトレーニングメニューが多く行なわれていた。「時間がない中でできることはやったと思う」と啓太。
Ｊ１第30節横浜Ｆ・マリノス戦を前に、キャプテンが今の思いと明日への望みを語った。

鈴木啓太
「この数週間、練習は非常に良い雰囲気でやれていたし、そういう意味では、混乱はないです。とにかく、やることは変わらないし、目的も変わらない。目的に向かって人が進んでいくエネルギーが、監督交代によってプラスアルファが出ることはあっても、方向性がブレることはないです。とにかく、選手はもちろん、選手だけでなくこのクラブに関わる人のすべてが疑心暗鬼になってはいけないと思うので。絶対に残るんだというポジティブな雰囲気でいくことが大切だし、やれると信じています。目的は決まっているんですから。
そういう中で、戦術の部分での変化というのはあるので、選手間でもコミュニケ―ションを取りましたし、今日のトレーニングでも、コンディション調整のための練習もありましたが、戦術的な部分での確認ももう一度できました。それは大きかったです。
Ｆ・マリノス戦まで時間がない中でできることはやったと思うし、実際の試合でできる限り形を見せたいと思います。もちろん、うまくいかないこともあるかもしれませんが、チーム全員でカバーしながら、勝ち点３をなんとしても取りたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】