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ナビスコカップ予選第1節前日 フィンケ監督
フォルカー・フィンケ監督 ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第1節サンフレッチェ広島戦 前日のコメント
「チームの現状はご存じだと思います。4人の代表選手が広島に向かうことができません。細貝も、念のため今回は体のケアに専念し、こちらに残ることになります。前回の試合からの体のケアの中で、腰に違和感を覚えています。ですから合計、5つのポジションで次の試合では、変更があるということになります」
(アレックスがメンバー入りする見込みだが?)
「彼は長い間、チームを離脱していました。スタメンで試合に出る確率は非常に低いでしょう。ただし、彼は非常に長い間、努力をして体を治してきました。今、チームの状況を考えたときに、メンバーに入ることは彼にとっても喜ばしいではないかと判断して、連れていくことにしました。
試合の状況やスコアにもよりますが、場合によっては彼を数分間ピッチに立たせることがあるかもしれません。これは彼の心理的な面を含めて、ピッチに立たせたいという考えによるものです。ただし、非常に長い間、試合に出ていないわけですから、あまり早く彼を公式戦で起用して、またリタイアするようなことが起きないように、リスクはできるだけ小さく抑えるためにも、それほど長い時間、ピッチに立たせるということは考えていません。
これは、すべての選手に当てはまることではありませんが、彼の性格面やピッチ以外での貢献度を考えると、若手にはいい影響を与えると思います。経験も豊富な選手ですし、このような選手が実際にメンバーに入ると、若手にとっても大きな助けになるのではないでしょうか」
(日本代表選出のため4人が抜けることに関しては?)
「もともと、私の方から言おうとは思っていなかったことですが、準備期間やトレーニングマッチの約70パーセントを代表選手がいない状態でやっていました。これ以上、このことについてお話しする必要はないと思います。今回、代表に行っている選手たちは、準備期間のうち、合計3週間以上、チームに合流することができていませんでしたし、トレーニングマッチにも出ていませんでした。そういう意味では問題ないと思います」
(アレックスのポジションについては?)
「アレックスに関しては、まだそこまで詳しくはお話しできません。なぜかというと、彼がまだベストコンディションに戻ってはいないからです。先日はスプリントテストを行なうことによって、彼の瞬発系のデータを取ることができました。この2週間でタイミングさえ合えばぜひ体力測定もやりたいと思っています。そのようなさまざまなデータを集めることで、彼の体の状況を知ることもできますし、最適なコンディションからどれくらい離れているかという情報も数値で示すことができます。ある程度、彼のコンディションが回復してきたら戦術的なことについても考えたいと思います。もちろん、根本的に彼は左サイドで貴重な選手だと思っています。前線に入っても最終ラインに入っても、非常に優れた選手だと思っています。そして私のチームの選手たちというのは、1つのポジションではなく、複数のポジションをこなせるのが当たり前となっています。アレックスも複数のポジションができますし、左サイドに投入すれば、チームにとって価値のある仕事をしてくれるでしょう」
(カップ戦に臨むにあたって何か違いは?)
「私としては、公式戦であればすべて喜びを感じて試合に臨みます。それがリーグ戦であろうと、ナビスコカップであろうと関係なく、公式戦は公式戦です。ただし、一つ、言えることは、代表選手がいない、プラスアルファでケガ人が出たという今回の私たちは、今まで主力として試合に出ていた選手たちを大幅に入れ替えるような形になるわけです。そういう意味では、今回の日程というのは少し残念に思うところはあります。
ただ、公式戦の大切さはありますし、ナビスコカップも非常に興味深い大切な大会だと思っていますから、できる限りいい成績を残したいと思います。先ほどお話ししたように、代表選手がいない、さらに追加でケガ人が出たということで、今まで試合に出ていなかった選手が出てくるために、場合によっては、周囲が、ナビスコカップを軽視していると勘違いする可能性もあります。その勘違いが起きないかどうか悩んでいるところはあります。
しかし、私としては一切軽視することはありませんし、非常に大切な大会だと思っていますから、今回の試合に関してもいい結果を残したいと思っています。
少しアンラッキーなのは3試合連続アウェイで試合をすることです。しかもその間の広島戦では現地で2泊しないといけないことです。ただこれは決まった日程なので変えることはできないものです。多くの大会があると、必ず周辺から、チームがある大会を軽視しているのであまり主力選手を使いたくないのでは、という間違った意見がどうしても出てくることがあります。表面的な見方をすれば代表選手が不在で数人のケガ人がいる、つまり机上では本当のいいチームではないのでは、主力のチームではないのではないか、という考えを持つ人も出てくるでしょう。しかし私はナビスコカップが本当に大切な大会だと思っていますし、公式戦は公式戦です。ですから、できる限りいい結果を残せるようにいつもと同じ形で試合に臨みたいと思います」
(連戦での調整方法の違いは?)
「通常の週とはまったく違います。日程の組み方もそうですし、トレーニングの内容も変わっています。忘れてはならないのは、第3の試合のことです。私たちは日曜日にまた試合に臨まなければいけません。この試合も大切な試合です。1週間を見渡すと、唯一、選手たちに完全に体を回復する機会を与えることができるのは土曜日です。第3の試合に、しっかりとコンディションを整えて臨むために、土曜日を完全にオフにしています。
ぜひ理解していただきたいのは、日本では常識であることが現在のヨーロッパでは非常識になっていることがたくさんあるということです。そのうちの一つが前泊の件です。現在、世界でも特にレベルが高いと言われているイングランドのプレミアリーグでは、試合前のいわゆる前泊というのはほぼありません。ドイツのブンデスリーガでも全チームのだいたい半分しか前泊を行なっていません。必ずしも試合直前に前泊という形で選手たちをホテルに閉じ込める必要はないと思っています」
(今日は61歳の誕生日だが?)
「今日は私の誕生日だということで、選手たちが話をしていました。そこで、実際の年よりも数十パーセント引いた年を言ってくれました。それが私にとって最大のプレゼントです(笑)」
「チームの現状はご存じだと思います。4人の代表選手が広島に向かうことができません。細貝も、念のため今回は体のケアに専念し、こちらに残ることになります。前回の試合からの体のケアの中で、腰に違和感を覚えています。ですから合計、5つのポジションで次の試合では、変更があるということになります」
(アレックスがメンバー入りする見込みだが?)
「彼は長い間、チームを離脱していました。スタメンで試合に出る確率は非常に低いでしょう。ただし、彼は非常に長い間、努力をして体を治してきました。今、チームの状況を考えたときに、メンバーに入ることは彼にとっても喜ばしいではないかと判断して、連れていくことにしました。
試合の状況やスコアにもよりますが、場合によっては彼を数分間ピッチに立たせることがあるかもしれません。これは彼の心理的な面を含めて、ピッチに立たせたいという考えによるものです。ただし、非常に長い間、試合に出ていないわけですから、あまり早く彼を公式戦で起用して、またリタイアするようなことが起きないように、リスクはできるだけ小さく抑えるためにも、それほど長い時間、ピッチに立たせるということは考えていません。
これは、すべての選手に当てはまることではありませんが、彼の性格面やピッチ以外での貢献度を考えると、若手にはいい影響を与えると思います。経験も豊富な選手ですし、このような選手が実際にメンバーに入ると、若手にとっても大きな助けになるのではないでしょうか」
(日本代表選出のため4人が抜けることに関しては?)
「もともと、私の方から言おうとは思っていなかったことですが、準備期間やトレーニングマッチの約70パーセントを代表選手がいない状態でやっていました。これ以上、このことについてお話しする必要はないと思います。今回、代表に行っている選手たちは、準備期間のうち、合計3週間以上、チームに合流することができていませんでしたし、トレーニングマッチにも出ていませんでした。そういう意味では問題ないと思います」
(アレックスのポジションについては?)
「アレックスに関しては、まだそこまで詳しくはお話しできません。なぜかというと、彼がまだベストコンディションに戻ってはいないからです。先日はスプリントテストを行なうことによって、彼の瞬発系のデータを取ることができました。この2週間でタイミングさえ合えばぜひ体力測定もやりたいと思っています。そのようなさまざまなデータを集めることで、彼の体の状況を知ることもできますし、最適なコンディションからどれくらい離れているかという情報も数値で示すことができます。ある程度、彼のコンディションが回復してきたら戦術的なことについても考えたいと思います。もちろん、根本的に彼は左サイドで貴重な選手だと思っています。前線に入っても最終ラインに入っても、非常に優れた選手だと思っています。そして私のチームの選手たちというのは、1つのポジションではなく、複数のポジションをこなせるのが当たり前となっています。アレックスも複数のポジションができますし、左サイドに投入すれば、チームにとって価値のある仕事をしてくれるでしょう」
(カップ戦に臨むにあたって何か違いは?)
「私としては、公式戦であればすべて喜びを感じて試合に臨みます。それがリーグ戦であろうと、ナビスコカップであろうと関係なく、公式戦は公式戦です。ただし、一つ、言えることは、代表選手がいない、プラスアルファでケガ人が出たという今回の私たちは、今まで主力として試合に出ていた選手たちを大幅に入れ替えるような形になるわけです。そういう意味では、今回の日程というのは少し残念に思うところはあります。
ただ、公式戦の大切さはありますし、ナビスコカップも非常に興味深い大切な大会だと思っていますから、できる限りいい成績を残したいと思います。先ほどお話ししたように、代表選手がいない、さらに追加でケガ人が出たということで、今まで試合に出ていなかった選手が出てくるために、場合によっては、周囲が、ナビスコカップを軽視していると勘違いする可能性もあります。その勘違いが起きないかどうか悩んでいるところはあります。
しかし、私としては一切軽視することはありませんし、非常に大切な大会だと思っていますから、今回の試合に関してもいい結果を残したいと思っています。
少しアンラッキーなのは3試合連続アウェイで試合をすることです。しかもその間の広島戦では現地で2泊しないといけないことです。ただこれは決まった日程なので変えることはできないものです。多くの大会があると、必ず周辺から、チームがある大会を軽視しているのであまり主力選手を使いたくないのでは、という間違った意見がどうしても出てくることがあります。表面的な見方をすれば代表選手が不在で数人のケガ人がいる、つまり机上では本当のいいチームではないのでは、主力のチームではないのではないか、という考えを持つ人も出てくるでしょう。しかし私はナビスコカップが本当に大切な大会だと思っていますし、公式戦は公式戦です。ですから、できる限りいい結果を残せるようにいつもと同じ形で試合に臨みたいと思います」
(連戦での調整方法の違いは?)
「通常の週とはまったく違います。日程の組み方もそうですし、トレーニングの内容も変わっています。忘れてはならないのは、第3の試合のことです。私たちは日曜日にまた試合に臨まなければいけません。この試合も大切な試合です。1週間を見渡すと、唯一、選手たちに完全に体を回復する機会を与えることができるのは土曜日です。第3の試合に、しっかりとコンディションを整えて臨むために、土曜日を完全にオフにしています。
ぜひ理解していただきたいのは、日本では常識であることが現在のヨーロッパでは非常識になっていることがたくさんあるということです。そのうちの一つが前泊の件です。現在、世界でも特にレベルが高いと言われているイングランドのプレミアリーグでは、試合前のいわゆる前泊というのはほぼありません。ドイツのブンデスリーガでも全チームのだいたい半分しか前泊を行なっていません。必ずしも試合直前に前泊という形で選手たちをホテルに閉じ込める必要はないと思っています」
(今日は61歳の誕生日だが?)
「今日は私の誕生日だということで、選手たちが話をしていました。そこで、実際の年よりも数十パーセント引いた年を言ってくれました。それが私にとって最大のプレゼントです(笑)」