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11年ぶりの対戦、埼スタJ100試合目で勝利を

3月31日に行なわれたヤマザキナビスコカップ予選リーグ第1節・ジュビロ磐田戦では、若手を中心に5選手が今シーズン初出場し、先制されながらも追いつく展開で、なんとか勝ち点1をもぎ取った。
ジュビロ戦から中2日、次の戦いは4月3日(土)19時キックオフのJリーグ第5節湘南ベルマーレ戦だ。
ベルマーレ平塚(当時)は、1994年にJリーグに加盟。その年の第1ステージでレッズと最下位争いを演じたが、第2ステージは2位と大躍進を遂げた。岩本輝雄、名良橋 晃が高速で両サイドを駆け上がる攻撃的なスタイルで、旋風を巻き起こしたことを覚えているファンも多いだろう。
後年には中田英寿や呂必須ワグナーらも加わり、さらにダイナミックなサッカーを披露した。現在、指揮を執る反町康治監督も、当時は選手として旋風の一翼を担っていた。
ところが1999年、レッズとともにJ2に降格する。レッズはわずか1年でJ1復帰を果たしたが、ベルマーレは2000年から2009年までの10年間をJ2で過ごすことになり、昨シーズンようやくJ1復帰を決めた。
今シーズンは11年ぶりのJ1復帰。第3節までは苦しい戦いを余儀なくされたが、前節のアルビレックス新潟戦で2-0の勝利を収め、復帰4戦にして待望の初白星を飾った。
その試合で先制点を挙げたのは、ジュニアユース、ユースとレッズで育った中村祐也だ。2005年から2007年までのレッズ時代は、故障に苦しむ時期が長かったが、昨シーズンはJ2で14得点を上げ、ベルマーレのJ1復帰に大きく貢献している。プロ同期の細貝 萌は対戦を楽しみにしているはずだ。
ベルマーレの特徴は、素早い攻守の切り替えからのシンプルなパスワーク。アルビレックス戦でも数本のパスで一気にゴールへ迫り、相手を脅かしており、この点は意識して対応したい。
ホームに迎え撃つレッズは、まだ完全には波に乗っていないが、粘り強さが出てきているのは好材料。また、頼もしいのは、田中達也とエジミウソンのツートップが前節セレッソ大阪戦でゴールを決めていることだ。
レッズはまず、いい試合の入り方をしたい。その上でボールポゼッションで優位に立てれば、おのずとチャンスは作れるだろう。後はそれをしっかり決めること。また、たとえリードした状況となっても、集中を切らすことなく、2点目、3点目を狙っていきたい。
ベルマーレ戦は、2001年にこけら落としされた埼玉スタジアムでの、記念すべきリーグ100試合目でもある。また、レッズの対ベルマーレ戦成績は、J1で10勝6敗、J2で4勝0敗と分がいい。
ホームでの勝利、リーグ連勝で上位進出の足場を固めたいのはもちろんのこと、5月にナビスコカップで再戦するベルマーレが相手だけに、ここはレッズの怖さを、深く印象づけておきたいところだ。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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