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vs湘南『1点差を守り切り、アウェイで勝ち点3獲得』

エジミウソンの公式戦3試合連続ゴールが決勝点となり、浦和レッズがアウェイで貴重な勝ち点3を手に入れた。
『ヤマザキナビスコカップ2010』予選リーグBグループ第3節、湘南ベルマーレ戦は22日(土)14時、平塚競技場でキックオフされた。
レッズは『2010FIFAワールドカップ南アフリカ』出場の阿部勇樹と予備登録の田中達也を欠いた布陣(達也は26日のモンテディオ山形戦には出場可能となる)。カップ戦3試合連続先発となった加藤順大がゴールマウスを守り、ダブルボランチには鈴木啓太と今シーズン初先発となる堀之内 聖が並んだ。
前半、ポゼッションのレッズに対し、カウンターのベルマーレという攻防は五分の流れで時間が経過していく。その中で、先制したのはレッズだった。
22分、コンパクトな陣形を保ちながら後方でじっくりとボールを回したレッズは、スピラノビッチのロングフィードをエジミウソンが柏木陽介に落としたところで、一気にスピードアップ。柏木のダイレクトでのスルーパスを、右サイドを抜け出したポンテが右足で豪快に蹴りこんでネットを揺らした。
ところがその2分後、レッズの右サイドからのクロスに対して、最終ラインがボールサイドに寄ったところを、ファーサイドの相手をフリーにし、同点とされてしまう。
後半開始から流れを引き寄せたいフィンケ監督はハーフタイム、「再びリードを奪うため、攻撃的な姿勢を崩さずにプレーしていこう」と指示を出し、原口に代えてセルヒオを投入する。
そして58分、セットプレーで前線に残っていたスピラノビッチがサヌのスローインを足元で受け、相手DF2人をひらりとかわす華麗な動きから、ゴール前に丁寧な浮き玉のクロス。これをニアサイドに入ってきたエジミウソンが体をひねりながら頭で合わせて2-1、勝ち越しに成功した。
リードするレッズは、67分に堀之内に代えて細貝 萌、73分にはサヌに代えて宇賀神友弥を投入し、運動量と守備バランスをキープする。対するベルマーレは81分に元レッズの中村祐也を入れ、ゴールへ迫る。
終盤、レッズはカウンターからチャンスをつくり、果敢にオーバーラップした坪井が右足でコントロールシュートを放つシーンもあったが、これは惜しくもGKに阻まれた。レッズは1点差を守り切り、貴重な勝ち点3を奪った。
試合後は、真っ赤に染まったアウェイ側スタンドから勝利を祝福する歓喜の声がこだまし、大きな拍手と歓声がレッズの選手たちに降り注いだ。その後、元レッズの中村祐也がレッズゴール裏に挨拶に訪れたシーンでも大きな拍手が起きた。
レッズのナビスコカップ予選グループの通算成績は2勝1分、勝ち点7。暫定でBグループ首位に。なお、次戦からはホーム2連戦を迎える。26日(水)19時から駒場スタジアムにてモンテディオ山形戦、30日(日)14時からは埼玉スタジアムで清水エスパルス戦に臨む。

【試合後コメント】
鈴木啓太
「アウェイで勝ち点3が取れたのがよかったです。自分としては、こういう暑さの中でも、もっと動ければいいと思いますが、久々の90分にしては動けたと思います。何よりもチームが勝てたことに、大きな喜びを感じています。
1点目も非常にいい形で取れましたし、そこで自分たちがもっと試合をコントロールして支配できればよかったですが、ああいう形で失点してしまったのは残念です。
後半はカウンターの応酬みたいになってしまいましたが、そこで取るべき選手がしっかり取ってくれて、スピラもアシストするなどチーム全体が動いていたということではよかったと思います。
次の試合までの時間も限られているので、しっかり回復をして臨みたいです。ホームで戦えますから、自分たちにとって有利だと思っています。思い切って戦いたいです」

加藤順大
「負けられない試合でした。前半追いつかれましたが、チームのみんなが勝利を信じてやっていて、それが結果に結びついてよかったです。キーパーとしても、点を取った後にやられてしまうのは、試合の流れを読む中でもやってはいけないことなのですが、本当に勝ってよかったです。比較的冷静にプレーできましたし、何本か自分の中で細かいミスはありましたが、全体としては流れも読めてよかったです。
(アップ前にサポーターに向かって手を挙げたのは?)一緒に戦っている仲間ですから。彼らがいなければ僕らもこんな熱い試合はできないです。その気持ちを伝えたかったので、そういう意味でも今日は勝ててよかったです。
サポーターもあれだけ応援をしてくれています。勝つことで、それに応えたいです。試合はすぐなので、体をゆっくり休めて備えたいです」

エジミウソン
「スピラはFWみたいな感じの動きをしてくれました。今日はチーム全体が最後まで戦いました。今日に関してはいくつかのチャンスがありましたが、残念ながら多くを決められませんでした。自分自身はゴールを決めましたが、1人だけがよかったのではなくて、チーム全体がよかったです。
連戦になるので、回復する時間を多く取りたいです。次のホームでは絶対に勝たなくてはいけないと思いますし、サポーターの後押しを受けて頑張ります」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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