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vs大宮『50分以上の数的優位も、再三のチャンスを決めきれず、ホームで敗戦』
第15節で京都サンガF.C.に4-0と快勝した浦和レッズ。リーグ再開後に喫した連敗から脱したチームは31日、ホームの埼玉スタジアムに大宮アルディージャを迎えた。
埼玉スタジアム上空は曇り空に覆われたものの、ピッチ上は湿気が多く、無風状態で熱気が体にまとわりつく。選手たちには非常に厳しいコンディションのもと、試合は18時3分、レッズボールでキックオフされた。
前節の京都戦と同じスターティングイレブンで臨んだレッズは、2分、サヌと達也のコンビネーションで左サイド深くえぐってチャンスメイク。達也はニアポストに入った柏木にボールを送ったが、GKのプレッシャーもあって柏木は空振り、先制はならなかった。
アルディージャの手数をかけない攻撃から連続してフィニッシュを浴びる時間帯もあったが、高いボールキープ率からレッズが主導権を握っていく。サヌが自陣から60メートル以上の独走ドリブルの末にミドルシュートを放つなど、スタジアムを沸かせる場面もあったが、ゴールはならず。
逆に28分、自陣左サイド、ちょうとホーム側ベンチ前で与えたFKから、空中戦のこぼれ球をラファエルに蹴り込まれて先制を許してしまう。
1-0となり、ゲームは押し込むレッズとカウンターのアルディージャという図式に。レッズは特にサヌが積極的な攻撃参加を見せ、アルディージャはサヌの上がったスペースをついてくる場面が多かった。
試合が大きく動いたのは39分。平川との球際での争いでアルディージャの村上が危険なプレーで一発退場に。終了直前には負傷の達也に代わってセルヒオが投入され、そのセルヒオが左クロスにフリーで合わせるチャンスを迎えたが、ミートできずに絶好機を逸する。
1点を追う後半、レッズは開始から一方的に押し込む。50秒、阿部とのパス交換からセルヒオがエリア左へ侵入して右足インサイドでゴールファーサイドを狙うが、シュートの寸前に相手につつかれてCKに。このCKは跳ね返されるが、ボールを拾ってポンテの左からのクロスにスピラノビッチがダイビングヘッド。しかし、シュートはGK正面へ。48分には柏木、エジミウソン、阿部とつないで阿部がエリア内で右足を振ったが、これもGKの好守に阻まれる。その後も、サイドから崩してエリア内からフィニッシュするのだが、アルディージャの身をていしてのブロックに遭い、ゴールをこじ開けることができない。
65分には平川に代えて宇賀神、72分には啓太に代えて原口を投入し、レッズはアルディージャゴールへの圧力を強める。一方の守備に徹するアルディージャはFW、MFに代えてDFを2人入れ、さらに壁を厚くする。アディショナルタイムの3分を含め、レッズはほぼすべての時間を相手エンドで進めたが得点を奪えないまま、0-1で試合終了の笛を聞いた。
次戦は8月8日(日)、ホームズスタジアム神戸にて18時キックオフの第16節ヴィッセル神戸戦に臨む。
【試合後コメント】
柱谷幸一GM
「ゲームのスタートは集中力もモチベーションも高く、決定なチャンスもありましたしいいゲームの入り方ができました。しかし、そのチャンスを生かしきれず、逆に相手にワンチャンスを決められてしまいました。その後は引いてブロックを作られて守備を固められ、カウンター狙いという相手のやり方にはまってしまいました。
さらに相手に退場者が出たことで、より守備の意識もそれまで以上に高くなり、それをこじあけることができませんでした。ダービーマッチは絶対に勝ちたい、勝たなくてはいけないゲームです。すごく悔しくて残念でなりません。ファン・サポーターの方々に対しても、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
試合についてしっかり分析し修正できるように監督と十分話し合いをしていきたいと思っています。
今回は1週間で3試合というスケジュールだったので、選手たちも非常に疲労もあるでしょうが、フィジカル・メンタル両面をしっかり立て直し、次はアウェイでの神戸戦になりますが、勝ち点3を持って帰れるようにしなければいけません。
チームは苦しい状況にありますが、こういうときこそチームとサホーターの皆さんと一緒になって乗り越えていければと考えています」
山岸範宏
「前半、思い通りの流れに持ち込めなかったです。前半40分に相手が1人退場して数的優位にはなったものの、逆に大宮としてはやることがはっきりしてしまいました。うちとしてはそこを打ち破れないのは、まだまだ力がないということです。これで大事なのはバラバラにならないことで、1つになって神戸戦に向かっていくことが大事です」
鈴木啓太
「自分たちにも決定的なチャンスがありましたし、それを決めきれなかったのが、今日の結果につながってしまったということだと思います。ただ、相手が1人少なくなってから、自分たちが1人多い状況の中で、もっともっと決定的なチャンスを作らなければいけないというか、もうボールを触ればゴールというような、そういったボールを前に供給するというか、サイドで崩すという形をもっともっと作れたはずだったと思います。
(ただ、ゲームコントロールという意味では改善されている部分がここ2試合で見られるが?)自分の感覚の中ではそういったものもありますが、ただバランスであったり、そういうものはしっかり映像を見て、確認をしたいと思います。もちろん自分の感覚も大事だと思いますが、もっとこういうゲームは結果を求めなければいけないと思います。
(それはダービーということとリーグの中の大事な1試合という意味で?)ダービーというのもまったく意識をしていないわけではないですし、Jリーグの中の1つの試合としてどんな試合であれ、勝ちたいと思ってやらなければいけないし、やっています。ただ、同じ近くの地域で、同じリーグでやっているチームに対して負けるのは、やはり浦和をサポートしてくれている人たちに対してすごく申し訳ないし、この気持ちはすごく大事で、育てていかないといけないと思っているので、すごく残念です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
埼玉スタジアム上空は曇り空に覆われたものの、ピッチ上は湿気が多く、無風状態で熱気が体にまとわりつく。選手たちには非常に厳しいコンディションのもと、試合は18時3分、レッズボールでキックオフされた。
前節の京都戦と同じスターティングイレブンで臨んだレッズは、2分、サヌと達也のコンビネーションで左サイド深くえぐってチャンスメイク。達也はニアポストに入った柏木にボールを送ったが、GKのプレッシャーもあって柏木は空振り、先制はならなかった。
アルディージャの手数をかけない攻撃から連続してフィニッシュを浴びる時間帯もあったが、高いボールキープ率からレッズが主導権を握っていく。サヌが自陣から60メートル以上の独走ドリブルの末にミドルシュートを放つなど、スタジアムを沸かせる場面もあったが、ゴールはならず。
逆に28分、自陣左サイド、ちょうとホーム側ベンチ前で与えたFKから、空中戦のこぼれ球をラファエルに蹴り込まれて先制を許してしまう。
1-0となり、ゲームは押し込むレッズとカウンターのアルディージャという図式に。レッズは特にサヌが積極的な攻撃参加を見せ、アルディージャはサヌの上がったスペースをついてくる場面が多かった。
試合が大きく動いたのは39分。平川との球際での争いでアルディージャの村上が危険なプレーで一発退場に。終了直前には負傷の達也に代わってセルヒオが投入され、そのセルヒオが左クロスにフリーで合わせるチャンスを迎えたが、ミートできずに絶好機を逸する。
1点を追う後半、レッズは開始から一方的に押し込む。50秒、阿部とのパス交換からセルヒオがエリア左へ侵入して右足インサイドでゴールファーサイドを狙うが、シュートの寸前に相手につつかれてCKに。このCKは跳ね返されるが、ボールを拾ってポンテの左からのクロスにスピラノビッチがダイビングヘッド。しかし、シュートはGK正面へ。48分には柏木、エジミウソン、阿部とつないで阿部がエリア内で右足を振ったが、これもGKの好守に阻まれる。その後も、サイドから崩してエリア内からフィニッシュするのだが、アルディージャの身をていしてのブロックに遭い、ゴールをこじ開けることができない。
65分には平川に代えて宇賀神、72分には啓太に代えて原口を投入し、レッズはアルディージャゴールへの圧力を強める。一方の守備に徹するアルディージャはFW、MFに代えてDFを2人入れ、さらに壁を厚くする。アディショナルタイムの3分を含め、レッズはほぼすべての時間を相手エンドで進めたが得点を奪えないまま、0-1で試合終了の笛を聞いた。
次戦は8月8日(日)、ホームズスタジアム神戸にて18時キックオフの第16節ヴィッセル神戸戦に臨む。
【試合後コメント】
柱谷幸一GM
「ゲームのスタートは集中力もモチベーションも高く、決定なチャンスもありましたしいいゲームの入り方ができました。しかし、そのチャンスを生かしきれず、逆に相手にワンチャンスを決められてしまいました。その後は引いてブロックを作られて守備を固められ、カウンター狙いという相手のやり方にはまってしまいました。
さらに相手に退場者が出たことで、より守備の意識もそれまで以上に高くなり、それをこじあけることができませんでした。ダービーマッチは絶対に勝ちたい、勝たなくてはいけないゲームです。すごく悔しくて残念でなりません。ファン・サポーターの方々に対しても、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
試合についてしっかり分析し修正できるように監督と十分話し合いをしていきたいと思っています。
今回は1週間で3試合というスケジュールだったので、選手たちも非常に疲労もあるでしょうが、フィジカル・メンタル両面をしっかり立て直し、次はアウェイでの神戸戦になりますが、勝ち点3を持って帰れるようにしなければいけません。
チームは苦しい状況にありますが、こういうときこそチームとサホーターの皆さんと一緒になって乗り越えていければと考えています」
山岸範宏
「前半、思い通りの流れに持ち込めなかったです。前半40分に相手が1人退場して数的優位にはなったものの、逆に大宮としてはやることがはっきりしてしまいました。うちとしてはそこを打ち破れないのは、まだまだ力がないということです。これで大事なのはバラバラにならないことで、1つになって神戸戦に向かっていくことが大事です」
鈴木啓太
「自分たちにも決定的なチャンスがありましたし、それを決めきれなかったのが、今日の結果につながってしまったということだと思います。ただ、相手が1人少なくなってから、自分たちが1人多い状況の中で、もっともっと決定的なチャンスを作らなければいけないというか、もうボールを触ればゴールというような、そういったボールを前に供給するというか、サイドで崩すという形をもっともっと作れたはずだったと思います。
(ただ、ゲームコントロールという意味では改善されている部分がここ2試合で見られるが?)自分の感覚の中ではそういったものもありますが、ただバランスであったり、そういうものはしっかり映像を見て、確認をしたいと思います。もちろん自分の感覚も大事だと思いますが、もっとこういうゲームは結果を求めなければいけないと思います。
(それはダービーということとリーグの中の大事な1試合という意味で?)ダービーというのもまったく意識をしていないわけではないですし、Jリーグの中の1つの試合としてどんな試合であれ、勝ちたいと思ってやらなければいけないし、やっています。ただ、同じ近くの地域で、同じリーグでやっているチームに対して負けるのは、やはり浦和をサポートしてくれている人たちに対してすごく申し訳ないし、この気持ちはすごく大事で、育てていかないといけないと思っているので、すごく残念です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】