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FIFAクラブワールドカップ2025 CAリーベル・プレート戦 試合前日公式会見にマチェイ スコルジャ監督が出席

現地時間16日、ルーメンフィールド(シアトル)でFIFAクラブワールドカップ2025 グループステージ MD1の試合前日公式会見に、マチェイ スコルジャ監督が出席。初戦に向けた意気込みや記者からの質問に答えた。

(マチェイ監督にとって、浦和を率いて2回目のFIFAクラブワールドカップになるが、大会の方式も大きく拡大されたが、監督の野心や大会への思いは?)
「私たちにとって2回目の大きな仕事です。2年前にはジェッダでプレーしました。まず何よりも、世界のクラブが集まるこの大会に参加できてとてもワクワクしています。
この大会で具体的な順位を目指しているというよりも、私たちの目標はチームとして良いクオリティーを見せることです。チームスピリットを持ち、組織的に戦う姿を見せたいです。そして、相手の特長にすばやく適応することがとても重要だと思っています。
私たちは強豪チームではないことを分かっていますが、すべてが実現可能だと信じています。前回大会でも、初戦は私たちより格上のクラブ・レオンと対戦しましたが、良い経験になりました。明日も自分たちを信じて、良い試合をし、良い結果を勝ち取りたいと思っています」

(関根選手の囲み取材があり、1戦目にフォーカスして準備していきたいという話があったが、準備や対策をすればするほど、ピッチ上で最初の準備とのズレや、相手とのイメージのずれをどう克服するかが大事だと思うが、その点については?)
「それが私のチームへのリクエストでした。選手たちにはまずは明日の試合だけに集中するようにと伝えました。他の対戦相手については、選手たちに意識させたくありません。今は明日の対戦相手にだけ集中すべきであり、チームとはまだ『次はどこと当たるか』といった話は一切していません。
この一歩ずつという姿勢が良いやり方だと思っています。まずは初戦に集中して、できる限り良い仕事をすること。その後に次のことを考えていけばいいと思っています。
明日の試合についてですが、私自身も非常に興味があります。我々の戦略がうまくいくのかどうか。攻撃的なチームを相手に、自分たちがやりたいサッカーができるのかという点に興味を持っています。
もちろん、私はできると信じています。我々がボールを保持する時間は、相手に比べて少ないかもしれませんが、それでもチャンスはあると見ています。
リバープレートは非常に攻撃的なスタイルに偏っているチームで、時にリスキーで独特なプレーも見せます。そうした隙を突ける場面があると期待しています」

(Jリーグはシーズンの途中ですが、シーズンが終わった他のチームと比べて何かアドバンテージはあるか?)
「これが何かのアドバンテージだとは思いません。私にとって一番難しいのは、同じグループ内の2チーム(インテル・ミラノとCFモンテレイ)が大会前に監督を交代していることです。そのため、私たちはこの試合にとても注目しています。新しい監督がどんなアイデアを持っているのか、非常に興味があります。ただし、私たちにとって一番大切なのは、Jリーグでの良い試合内容を維持することです。シーズン序盤は苦しみましたが、その後は4月と5月にかけて、2ヶ月ほど良い状態が続きました。直近の横浜戦も、非常にインテンシティーの高い良い試合でした。私たちの目標は、その状態をキープすることです。だから、今回の2試合の間に数日空いていますが、それが自分たちのコンディションを崩さないことを願っています。
ちなみに、リーベルプレートも似たような状況です。だから、チャンスはイーブンだと思います」

(大きな大会の初戦ではセットプレーが非常に重要だと思います。セットプレーの守備と攻撃についてどう考えているか?)
「あなたに同意します。初戦は本当に重要です。私たちはこの試合の結果が、次の試合やグループ内での状況にどれほど大きな影響を与えるかをよく理解しています。
だからこそ、私たちの最優先事項は、守備をしっかりと組織することです。もちろん、マスタントゥオノのような選手を止めるのは大きなチャレンジです。彼らは非常にテクニックのある選手たちで、Jリーグではあまり対戦することのないタイプです。
でも、私たちの守備の固さには自信があります。チームとしての守備力を信じています。明日の試合では、チーム全体でしっかり守る必要があります。試合の中では、自陣に押し込まれる時間帯もあると思いますが、ボールを保持して相手の最終ラインの裏のスペースを上手くついていくことも大事になります。
それに、セットプレーは私たちの強みの一つです。そこに力を入れてきたので、明日の試合でもチャンスを作れることを期待しています。」

(明日の試合はキックオフ時間が少し早いが、その影響については?)
「アメリカに到着した初日からこのスケジュールに向けて準備してきました。正直に言って、簡単ではありませんでした。
選手たちには、普段より早く寝るように促さなければならないこともありました。でも、数日経った今はすべて順調で、準備は整っています。トレーニングも非常に早い時間に行い、試合時間に身体を慣らすようにしてきました。
ですので、試合開始時のコンディションに問題はないと思いますし、両チームにとって条件は同じです。あとは私たちがうまくスタートを切るだけです。」

(就寝は何時くらいにして、練習はどのくらいにして、朝は何時に起き、一日のスケジュールをどのように合わせてきたのか?)
「私たちの提案(スケジュール)は、例えば今日の場合だと9時ごろに就寝し、6時に起床することです。朝食は6時から8時の間で、もちろん全選手にとって義務です。
その後、たいてい9時ごろにチームミーティングがあり、9時30分にはトレーニング場へ移動します。10時にはアクティベーション(試合前の身体の準備)を開始しました。トレーニングのあとホテルに戻って、リカバリーとランチ、そして18時から夕食。夜は選手と個別ミーティングを行い、早く寝るように促していました。ただし、選手によって適応の仕方は違います。すぐに慣れる選手もいれば、少し時間がかかる選手もいます。これは自然なことです。
今のところ状況はとても良く、特に問題は起きていません。」

(マスタントゥオノ選手はアルゼンチンのメディアも注目している。彼を封じることについて、そのポイントについては?)
「まず最初に考えなければならないのは、アルゼンチンのチーム全体に対して、スペースをどれだけ制限できるかということです。彼らはドリブルや1対1の勝負が大好きで、ワンタッチやツータッチで非常に速くプレーします。ファイナルサードでの動きも非常に活発です。
ですので、ピッチ上のあらゆるゾーンでコンパクトさを保つことがとても重要になります。ハイプレス、中盤のプレッシング、そして最終ラインでの守備、特にペナルティエリア内のコントロールが鍵になります。マスタントゥオノだけでなく、8番の選手がセカンドラインから非常に良いタイミングでボックスに入ってくるので、それも警戒が必要です。
細かいことはこれ以上言えませんが、基本的には相手にスペースを与えすぎないことが私たちの意図です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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