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石原広教「レッズのエンブレムを付けている限りは責任感を持って闘わなければいけない」

FIFAクラブワールドカップ2025の初戦、グループステージ MD1 CAリーベル・プレート戦を3日後に控えた日本時間15日、石原広教の囲み取材がオンラインで行われ、メディアからの質問に答えた。

(FIFAクラブワールドカップが開幕したが、映像は見たのか?)
「いまちょうどやっていて、(リオネル)メッシ選手がすごいという話になっていました」

(入場は1人ずつだったが、そうなるのか?)
「そうなるらしいです。緊張しないように頑張ります」

(試合に向けての気持ちは、普段のJリーグも含めてどのタイミングで固めるものなのか?)
「あまり変わらないと思います。試合に入ってからの方が多いかもしれないです。試合前にそういうことを考えることはあまりないですね」

(トレーニング場に、ファン・サポーターの方々からのメッセージが描かれている幕が飾られているようだったが、日本からの思いをどのように感じているか?)
「名前を書いてくださっている方も何人かいて、本当に応援してくれていると伝わってきますし、アメリカ来る前の壮行会でもファン・サポーターのみなさんの思いは本当に伝わったので、応援してくださっている方々の思いを胸に闘いたいと思います」

(全体的なモチベーションがどうかと言われていた大会だが、いざ始まってみると試合のテンションは高いのではないか?)
「そうですね。先週もこちらでポートランドのチームの試合を見させてもらいましたが、お祭り系というか、日本とはちょっと違う感じなので、単純に面白いと感じました。アメリカの雰囲気はJリーグでは見られない雰囲気、感じられない雰囲気なので、そこでプレーするのがすごく楽しみになりました」

(初戦にフォーカスした準備をしていると思うが、まず体がしっかり動くかというところで、早めにアメリカに入っての時差調整やコンディション調整の感覚はどうか?)
「時間を使って準備できたので、みんなそれぞれいい状態に持っていけていると思います。僕自身も、もともと時差で寝られないというタイプではないので、そんなに動けないというときはありませんでしたが、一週間と少し動いて、こちらの気候にもかなり慣れましたし、ボールも違うので、その慣れはこの準備期間があって本当に良かったと思います」

(初戦の相手であるCAリーベル・プレートだけではなく、左サイドアタッカーは強烈なアタッカーがいることが多く、Jリーグでもそうだと思うが、世界的な選手と対峙することへの思いはどうか?)
「Jリーグでも毎試合、対面の相手には負けないという気持ちを持って入っているので、そこの気持ちは変わらず、プラス、すごい選手たちということは間違いないと思うので、そういう選手に勝つことによって、また何か新しいものが発見できると思います。もしやられてしまったりしても成長につながると思うし、新しい気付きもあると思うので、すごく楽しみです」

(「爪痕を残したい」とも言っていたが、グループステージを突破するという観点から初戦をどう捉えているか?)
「突破するためには勝たないといけない試合だと思います。単純に勝たなければいけない試合です」

(リーベル・プレートの印象は?)
「アルゼンチン代表の選手も何人かいますし、アルゼンチン代表はワールドカップでも優勝しているので、個の能力は想像を超えてくると思いますが、そこに対して組織で上回っていかなければいけないと思います。個の強烈さは間違いなくあると思います」

(初戦で勝ち点3、最低でも勝ち点1を取るために心掛けたいことは?)
「相手の攻撃に対して、自分たちが分析したことを徹底的にやらなければいけないと思います。相手の武器を消すのはDF陣の仕事だと思いますし、その仕事はしっかり遂行したいと思います」

(時差ぼけがなくなって体調が整ったと感じたのは具体的に何日目くらいなのか?原口元気選手がヨーロッパより慣れるのに時間がかかったと言っていたが、石原選手はどうだったのか?)
「あまりかかっていないです(笑)」

(あまり時差を感じないなのか?)
「昔から時差があっても寝られるので、しっかり寝られているのは大きいと思います」

(ポートランドのチームの試合を観戦した際に感じた「お祭り系」というのは具体的にどんなところが日本とは違うのか?)
「サッカーのシチュエーションでの盛り上がり方というか、全員でチャントを歌ったりする感じではなくて、チャンスだったりピンチを守ったりすると盛り上がるというか、言ってしまえばあまり試合を見てないけど盛り上がるという感じだったので、サッカーをそんなに好きじゃなくても見に来ている人もたくさんいると思います。スタジアムの中の施設も含めて、サッカーを知らない人でも行きやすい環境で、みんなで遊びに来ているという感覚で地元の人たちが集まってお酒を飲んだりして、サッカーを見に来ました、という雰囲気です。それはそれですごくいいと思いました。みんなが楽しそうで、単純に盛り上がっている。それはJリーグとは違うと思います」

(浦和レッズに加入した際に思い描いていたことの一つとしてクラブワールドカップがあったと言っていたが、年代別代表で戦ったときに世界で何ができるかということ、今回はクラブなので異なるが、そのころから派生している思いはあるのか?)
「そこまで深くは考えていないですけど、年代別代表で海外の選手と対戦するときは、バトルが多いので楽しかった思い出がありますし、日本とは違うサッカー(スタイルのチーム)と対戦できることは楽しいです。今回は相手が世界トップレベルの選手たちなので、そのレベルを体感したかったですし、上のレベルと対戦したかったという思いがあります」

(石原選手にとって、外から見ているクラブワールドカップはどういう大会というイメージだったのか?)
「いままでの大会はそんなに分かりませんし、(欧州)チャンピオンズリーグで優勝して出場してきたチームはそんなに本気ではない印象でした。でも今回はチーム数も多いですし、まだ見てもいないので分かりませんが、いままでとは違う大会になると思います」

(石原選手にとって今回のクラブワールドカップはどんな大会になりそうか?どんな大会にしたいか?)
「世界が注目している大会で、数多くのビッグクラブ、メガクラブが参戦しているので、そこで活躍することはなかなかできることではないと思います。ここで一つでも多くの試合で勝てば、日本サッカーや浦和レッズの名前がどんどん広がって行くと思います。自分だけの闘いではなく、いろいろな人の思いを背負って闘わなければいけない大会だと思います」

(石原選手にとって久しぶりの国際大会だと思うが、2018年のAFC U-19選手権が最後だったのか?)
「そうですね」

(国際大会に出場するときに気を付けていることは?)
「当時はアジアでしたし、食あたりが多かったので、そこは気を付けていました。アメリカではならないと思っていたので、あまり気にしていませんでした。でも、食事は日本とは違いますし、そこの慣れも一つ大切なことだと思います。栄養面を意識しないといけないのが国際大会だと思います」

(トレーニングしている時間はサッカーに集中していると思うが、そうではない時間をどう過ごしているのか?)
「いまは午後に時間があるので、チームメート何人かとカフェに行ったり散歩にいったりしています。あまりベッドにいると体が重くなったりだるくなったりしてしまうので、できるだけアクティブに過ごしています」

(浦和レッズに加入した際の新体制発表会見で、レッズからオファーを受けて断る理由はない、ということを言っていた。それから1年以上経ち、どのような思いで浦和レッズのユニフォームを着てアメリカで試合をするのか?)
「加入したときも当初は酒井宏樹選手がいて、そういう選手に自分が向かっていくのは一つチャンスでもありましたし、自分が成長できるきっかけでもありました。あまり試合にも出られなかったので、自分が甘えられない環境に身を置くことは自分の中でもチャレンジでしたが、難しさはありました。それでも試合に出られるようになって、調子がいいときも悪いときもありましたが、今年はこうしてクラブワールドカップに出られるようになって、ここは目標というか加入した理由の一つでもありましたので、ここでまた試合に出て活躍することは自分の中では大切なこと以上だと思います。とにかく試合に勝つことはもちろんですけど、先ほど言った爪痕を残すということは必ずしたいですし、チームのために闘うということはこれまでどおりやりたいと思います。レッズのエンブレムを付けている限りは責任感を持って闘わなければいけないと思いますし、いろいろな人の思いも背負って闘う大会にもなるので、しっかり気を引き締めて頑張りたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

石原広教「レッズのエンブレムを付けている限りは責任感を持って闘わなければいけない」

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