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渡邊「チームで一致団結してやることが、今は大事」

3日、明治安田J1リーグ 第11節 川崎フロンターレ戦の後、渡邊凌磨が本日の試合の振り返りや、自身やチームの課題について語った。

「ひと言で言うと、勝たなければいけない試合でした。前半は先制されましたけどそんなに負ける気もしませんでした。ただ、前半に圧倒していたときに追加点を取れなかったことが一つの反省点です。後半も立ち上がりはよくなかったですし、そこで失点して、ズルズル引きずってしまったのが敗因だと思います。初歩的なところですが、立ち上がりの15分や試合が終わる前の5分10分は集中しなおさないといけません。チャンスもなかったわけではないので、そういう初歩的な気持ちの部分や、ミスが増えた時間帯でも自分たちが我慢できなかったところもありました。プレスのところでも勝手に行って剥がされることもあったので、そういう細かいところなのかなと思いました」

(シーズン開幕当初の危うさみたいなところはなくなってきていると思うが、ちょっとした隙を突かれているのか?)
「まだ映像を見られていないのでどういう失点の仕方だったかは分かりませんが、自分たちのミスや、カウンターに行けるところでまた奪われて再カウンターを受ける、ということが多かったです。誰がボールに行くのか、どうやって守るのか、そういう個人個人で解決できることは多いのかなと思います」

(疲労などは感じているか?)
「僕は特に感じていないですし、チームの疲れもあまり感じていません。出たらやらなければいけないので『疲れていたから負けた』は通用しません。もっとやらなければいけないと思います」

(いい感じでボールがつながる時間もあると思うが、それがシュートや得点につながらないのは、何が足りないと感じているか?)
「焦れずにつなぐことは僕らがやっているサッカーとしては大事だと思いますけど、チームとしてどういうときにクロスが上がってくるのか、どういうときに前線に抜け出すのかを、どの選手が出てもある程度『こうやるんだ』というのを全員が意思統一しなければいけないと、個人的には思っています。後ろの選手はもう少しボールを回したいけれども、前の選手は『早くボールを前に出してこい』というのがあったりとか、そういうところもチームで同じ絵を見ないといけないというのは、個人的には感じます」

(自身でもプレーで惜しい場面があったが?)
「前半、ペナルティーエリアの中でシュートを打った場面は、絶対に決めなければいけません。ポジションがポジションなのでチャンスの回数も少ないので、そういうところを決めきれる選手にならないといけません。今は守備的な選手になっている分、そこは自分の仕事にも含まれてくると思うので、大きな反省点でした」

(何が足りなかったのか?)
「今日のシーンで言えば、狙ったところに打ったつもりだったのですが、思ったより内側に入っていました。ゴールの位置をちゃんと確認できていなかった、というところです」

(中に入るイマジネーションは素晴らしかったと思うが?)
「(安居)海渡からすごくいいパスが出て来ましたし、誰があそこを取る、というのはそんなに重要ではなくて、ああいう位置に誰かがいることが重要です。もっとああいう攻撃ができればと思います」

(CKの跳ね返りをミドルシュートで狙ったのも、もう少し運があったら入っていたのでは?)
「次は決めます」

(試合の終盤になって、少し前後が分断するようなところがあったが?)
「負けていたらオープンな展開になってくるので、その中でもしっかりやる、というところが重要だと思います」

(監督が、サイドバックが自分で運ぶことを求めていたが?)
「そこは僕自身、思い切りが足りなかったと思います。疲れていたとかそういうわけではなくて、チームとしてもう一回やり直したほうがいいのかどうか、良く言えばチームプレーのためですけど悪く言えば消極的だった、というところがあります。そこは次の試合でもっと積極的に『俺がクロスを上げるからそれに合わせに来い』くらいの気持ちでいないといけません。今日は特にクロスがチャンスになる相手だったので、もっと上げてもよかったと思います」

(勝ったり負けたりだが、結果が出れば波に乗れるのか、内容がもう少し高まればいけそうなのか?)
「今やっているサッカーに対して疑問を感じたことは一度もないですし、自分も成長できています。その中で全員がかみ合ったときにどんどん結果が出ていくと思っています。そのためにチームで一致団結してやることが、今は大事だと思います」

(先制されても崩れずに前半を終えたのはよかったのでは?)
「点を取れると100パーセント思っていたので、前半で勝ち越せればもっとよかったと思います。後半の入りがよくなかったです」

(人がいるのにやられてしまう失点がここまで多いと思うが、構造的な問題なのか、違う問題があるのか?)
「すごく難しいです。ガンバ大阪戦でも柏レイソル戦でもそうですけど、DFの前からシュートを打たれてやられる、ということですよね。そういうことはチームとしてどうやったら、というのはすごく難しいですけど、今日のケースで言うと、僕が(石原)広教に質問したのは、佐々木 旭選手がドリブルをしていたときに、広教はマルシーニョ選手のほうに体を向けて下がっていたんですよね。そこでボールにアタックするのが正解なのか、あのまま下がっているのが正解なのか、という質問をしました。もしかしたら、ボールにアタックして自分のところに出ても、そこから行けばゴールの角度的にもGKと2対1で止められたんじゃないか、と個人的には思っていたので聞いてみました。僕もそういうことがありますけど、そういう細部のところなのかな、というのは感じています」

その他のコメントや試合写真は、サイトメンバーズにてご覧いただくことができます。
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【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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