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「試合の開始直後から良い状態でプレーできるようにしてなければいけません」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 4/22)

22日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、24日(水)にAxisバードスタジアムで行われるJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド 2回戦 ガイナーレ鳥取戦に向けて意気込みを語った。

(大会が変わり、連戦になるが、チームマネジメントで注意していることは?)
「まずは日本でカップ戦に参加することを楽しみにしています。ノルウェーでもスウェーデンでも同じようにカップ戦があります。最初の試合から難しい試合が待っているということも分かっています。今、我々がやろうとしているサッカーをたくさんそこでお見せすることができればと思っています。そして今年のルヴァンカップでもできるだけ高いところまで行きたいと思っています。我々にとって今年唯一のカップの大会です」

(今季からJリーグの新たな取り組みとしてJ1リーグからJ3リーグまでのチームがそろって参加する大会になったが、カテゴリーが違うチームとの対戦で選手たちはどんな心持ちでいなければいけないのか?)
「このような試合ではまず正しいメンタリティーを持って臨まなければいけません。試合の開始直後から良い状態でプレーできるようにしてなければいけません」

(今大会からベンチに9人入れることになった。普段のリーグよりも2人多くなるが、その差はマティアス監督にとってどのようなものか?)
「スタメンとベンチを含めて20人のメンバーに入れられることは非常に大きいことだと思います。この試合に20人選べることはよかったと思います。これは新たな選手にチャンスを与えるものでもあります」

(新たな選手にチャンスを与えるということについて、多くの監督がカップ戦を今まであまり試合に出る機会がなかった選手にチャンスを与える場として使うことがある。マティアス監督も同様の考えなのか、それともこの大会もタイトルを獲るためにリーグと同じようなメンバーで戦うのか?)
「私はこの試合を勝ちにいきたいと思っています。そういうメンバーにしたいと思っています。そして選手の関係性を深めるためにも答えをいろいろ出したい試合でもあります。スタートもしくはベンチに新たな4人くらいの選手が入ってきます。ですのでメンバー編成としてはミックスと言えると思います」

(今のチームは怪我人が多い印象がある。サッカーをモデルチェンジした影響もあるかもしれないが、特にウイングに怪我人が多い理由として考えられることはあるのか?)
「さまざまな要素があると思いますが、マイクロサイクルを変えると、それにチームが慣れるのにだいたい5ヵ月かかると言われています。練習の強度が上がってきていることが怪我に影響している部分はあると思いますが、そのバランスは取っていきたいと思っています。練習でも試合でも高強度ランニングを増やそうとしている中で、筋肉系の怪我をするリスクが高まる選手はいると思います。ただ、オラ(ソルバッケン)のように練習や試合の負荷とは関係ないところで不運な怪我を負った選手もいます」

(鳥取の印象は?カテゴリーが違うのでレッズをリスペクトして良さを消してくると思うが、どういう姿勢を持って臨まなければいけないと考えているか?)
「日本に来てから練習試合で他のカテゴリーや大学との試合を行ってきましたが、素晴らしい姿勢で挑んできますので、いい驚きを覚えています。いかなる状況でも自分のベストを尽くそうとする、内面からくるモチベーションを持っていると思います。また、J2もJ3もかなりレベルが高いと思っています。

(鳥取は)非常にまとまったハードワークをするチームだと思っています。技術のある選手もいます。日本の選手育成の文化に私は驚いています。そして今が言うべきタイミングかどうか分かりませんが、日本にたくさんいる若くて才能のある選手たちが安い金額でヨーロッパなどに行ってしまうのは阻止しなければいけないことだと思います。若手に対するさまざまなルールの変更が必要かもしれませんし、今回ルヴァンカップで(メンバーの)人数が増えましたが、リーグでもそのようになってほしいと望んでいます。日本の典型的なまとまったハードワークをするチームですので、我々もトップレベルで戦わなければ勝てないと思います。先週、J3と戦って苦しんでいるJ1のチームがいくつかありました」

(鳥取戦はレッズがボールを保持すると多くの人が予想しているが、ボールを保持する時間が長いときに気を付けなければいけないこと、攻撃のテンポアップをするために必要だと感じることは?)
「非常に的確な質問だと思います。この前の試合でも相手監督はレッズ対策としてボールを持ちたいということを言っていましたが、最終的に6対4で我々が保持していました。そして相手がローブロックで守っているときに必要なのは、まずあらゆるところで2対1を作ることだと思います。そしてテンポよくサイドチェンジすることだと思います。最後のところではペナルティーエリア内の人数をさらに増やしていかなければいけないですし、そしてそれをバランス良く行わなければいけないと思います。我々がこの前、G大阪に与えたチャンスは1回のみでした。失点の場面は人数が十分でしたので、そこまで明らかな決定機とは言えなかったと思います。両サイドのサイドバック、インサイドハーフ、ウイングのコンビネーションが大事ですし、サイドチェンジしながら最後はしっかりとペナルティーエリア内に進入することだと思います。もう一つ向上させなければいけないのはシュートのクオリティーだと思います」

(シュートに加えてセットプレーのクオリティーも大事ではないか?)
「この前はCKの回数が11対0でしたので、そういったところでも点を取れていればと思っています。次の試合は最初のゴールをどちらが決めるかということが大きく影響すると思っています。ゲームがまだタイトな状況でセットプレーから点を取れれば大きいと思います」

(カップ戦で活躍した選手がリーグに出場させる経験はこれまでにあったのか?)
「いいポイントだと思います。選手たちはまず練習でいいパフォーマンスを見せてくれています。すでに関係性を築いていますが、あまりにも多くの選手を代えてしまうとプレーしにくくなりますので、関係性ができている中に投入することがいいバランスだと思います」

(ルヴァンカップを勝ち続けてリーグと並行させていくイメージをどう捉えているか?)
「我々が唯一参加しているカップの大会でできるだけ高いところまで行きたいと思っています。そして我々は多くの試合をプレーしたいと思っています。プレーすることによって成長できるところがあると思っています。また今後、怪我人も戻ってきますので、彼らにとっても多くの試合があることが大事だと思います。我々のマイクロサイクルの作り方は、1週間で3試合あったとしてもプレーできるようにすることです」

(G大阪戦は伊藤敦樹選手がこれまでのプレーよりも良かったと思うが、決定的なシーンでシュートが入らず、彼がボールを失ったところから失点になってしまった。いいプレーをしているからこそ起こり得ることだと思うが、彼は精神的に苦しそうだった。こういうときに彼はどのような心持ちでプレーしていくべきなのか?)
「良くなっているということには私も同意します。チャンスにも絡んでいます。ホーム2試合でそのような姿が見られています。そしてインサイドハーフの選手がゴールできるところに行くことを私は望んでいますが、あと少しでゴールが決まるところでした。決まっていれば渡邊凌磨の素晴らしいアシストになっていました。インサイドハーフが相手にとってより危険なところ、ペナルティーエリアの中などに現れることは増えていると思います。敦樹には今後より細かなディテール、ヘディングやシュートを磨いていってほしいと思います。さらに強度を上げ、相手からより多くボールを奪取し、攻撃のランニングを増やしてほしいと思っています。彼は非常に賢い選手ですし、周りとの関係性も非常にいいと思います」

(ああいう大きいプレーがあった試合は内容の良さ以上にマイナスの気持ちが出てしまうと思う。そういうときに選手とどのように向き合っていくべきだと考えているか?)
「サッカー界での選手や監督、あるいは人間としての父親や母親として我々はミスを犯します。そこで我々は幸運だと思えるときも不運だと思えるときも、いいパフォーマンスのときも悪いパフォーマンスのときもそれにしっかりと対処しなければいけません。その質問に対して一つ重要なキーがあります。本当のトップの選手はミスを犯した後、さらにモチベーションが上がるものです。そこで苦しんだりせず、さらにいい練習をして自分を向上させるというモチベーションを持って取り組むものです。ミスはサッカーの一部ですから、ミス犯すこと自体が問題ではありません。ただ、レッズでつくろうとしている文化の中では、先ほど言ったような姿勢が必要だと思います。次、機会があればより良いプレー、正しいプレーをするというだけです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「試合の開始直後から良い状態でプレーできるようにしてなければいけません」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 4/22)

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