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戸苅 淳フットボール本部長、堀之内 聖スポーツダイレクター トレーニング後取材対応

トレーニング終了後、戸苅 淳フットボール本部長と16日付けで新たにスポーツダイレクター(SD)に就任した堀之内 聖SDが、メディアからの質問に答えた。

【戸苅 淳フットボール本部長】
「みなさん、こんにちは。お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。リリースいたしましたとおり、SDに堀之内さんが就任するということと、西野(努)さんがテクニカルダイレクター(TD)の職を退任すること、このことにつきまして経緯とクラブの考え方をお話しさせていただければと思います。

まず昨年来、西野さんからはキャリアプランに関する相談を受けていました。現在、他のクラブに行くことが決まったという話は、クラブとしては報告を受けておりません。一方でいつか、クラブを離れるということは想定せざるを得ないと以前から思っていました。

後任については堀之内さんが適任者であると、すぐに考えていました。堀之内さんは浦和で生まれ、浦和で育ち、浦和レッズで10年間プレーし、その後社員としても多方面で活躍していただきました。フットボール本部体制となっても、土田(尚史)さん、西野さんともずっと一緒に仕事をしています。強化の仕事もすでに7年目であり、その素養が十分にあるということで、クラブとしてもそういった人材を育て、準備をしてきました。

そして何より、堀之内さんは浦和レッズを強くしたいという野心を持っています。今回、堀之内さんからは社員からプロ契約に移行したいという申し出がありました。そういったことからも、情熱と覚悟を持って浦和レッズのために仕事をしてくれる人だと感じています。

また、フットボール本部の組織自体もコンセプトの言語化や数値化、主観と客観による分析の併用など、組織としての成長もできていると思っています。もちろん、まだまだ課題も十分あります。大事なことは、人が変わっても方針が変わるのではなく、クラブ主導でコンセプトを継続し、積み上げていくことだと考えています。

このたび、西野さんから退任の意向を受けました。これまで浦和レッズのために100パーセントの力を注いできてくれたことに対する敬意を表すると共に、クラブとしても十分準備ができていると考え、この組織変更に至りました。このタイミングについては、いろいろなご意見があることも十分承知しています。一方でシーズン終盤、シーズンはじめ、シーズン中、どこをとってもベストなタイミングはなかなかないとも思っています。西野さん、堀之内さん両名とも話し合いを重ね、メリット・デメリットも考えた上で、このタイミングでの組織変更となりました。

経緯と考え方については、以上でございます」

【堀之内 聖SD】
「このたびはお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。このたびSDとなり、チームの責任者として働かせてもらうことになりました。

先ほど戸苅からもありました通り、選手としては10年間、そしてクラブスタッフとしても10年間、トータルで20年間このクラブに関わらせてもらい、今回また新たな職を仰せつかりました。自分にできることは、選手を支えて、強くて魅力あるチームを作っていく、これに尽きると思いますので、そこに精進していきたいと思います」

【質疑応答】
(戸苅本部長に確認です。西野元TDは今現在、どういう形でクラブと関わっているのか?また、今後はどういう見通しなのか?)
戸苅 淳本部長
「TDという職は退任していただいて、まずは堀之内さんにしっかりと引き継ぎをしていただきながら、スムーズに組織を変更していきたいと思っています。具体的には、6月末で契約を解除させていただくことになっています」

(現状はフットボール本部のいちスタッフ、という形か)
戸苅 淳本部長
「はい、そうです」

(堀之内SDに伺います。強くて魅力あるクラブというところで、約4年間フットボール本部体制での大きな方針があったが、それは踏襲していくのか?また、自身が就任したことによってどういうプラスアルファをつけ加えていきたいか?)
堀之内 聖SD
「フットボール本部体制になってからは、明確にして言うとコンセプトの部分、個・チームの姿勢という部分は継続していきたいと思っていますし、キーコンセプトになっている『浦和を背負う責任』という部分についても、継続していきたいと思っています。

今後についてですけれども、今シーズンが始まり、(ペア)マティアス(ヘグモ)監督が来てくれて、今日の練習も見ていただいて分かる通り、日々成長を、選手だけでなくコーチ・クラブスタッフにも求めています。そういったものをより高めていきたいと思っています」

(今期に関してははじまった時点とは責任者が変わる形になったが、数値目標、成績の目標というところはどういうふうに設定して考えているのか?)
堀之内 聖SD
「クラブの目標としては『常に優勝争いをする』というものがあると、自分も認識しています。その中で選手理念にも書かれていますが、『サッカーを極め、勝利を追求する』という言葉があります。一試合一試合の積み重ねが最後に勝ち点となり、優勝に届くか届かないかというものだと思うので、まずは目の前の一試合一試合にフォーカスして、そのために日々のトレーニングからステップアップしていきたいと思っています」

(戸苅本部長に伺います。土田元SDが退任されてから、SDの職はここまで空位になっていた。ここは組織としてはどういう考えで空位のままだったのか?)
戸苅 淳本部長
「SD・TDの2人体制でやってきましたが、特段、土田さんが退任されて西野さんを昇格させるというような考えはなく、そのままの状態がいいのではないかという判断に至っていました」

(組織上の決定事項や権限的には、問題なく進んでいたのか?)
戸苅 淳本部長
「はい、2人で一緒にやってきていたということで、特段昇格させるというような考えはありませんでした」

(今回、堀之内さんがSDに就任されて、今度はTDの席が空位になるが、クラブ内外から新たな人材をそこに据える考えや予定はあるか?)
戸苅 淳本部長
「そういったことは今後、必要に応じて検討していきたいと思っています」

(堀之内SDに伺います。これまではフットボール本部のスタッフとして、SD・TDの元で業務をしていたと思うが、そのときの具体的な業務内容や実績については?)
堀之内 聖SD
「SD・TDの補佐、ではないですけれども、いろいろな業務を手伝っていたというところはありますが、国内外のスカウト業務と契約を含めた交渉業務の2つがメイン業務でした」

(戸苅本部長にお伺いします。西野元TDから退任の意向を受けたタイミングは?)
戸苅 淳本部長
「正式には近い日付になります。以前から大きい意味で彼のキャリアプランとして、今後はいろいろと考えているという話はありましたけれども、具体的な話は比較的近い日になります」

(今月くらいか?)
戸苅 淳本部長
「4月です」

(土田元SDに続いて西野元TD、4ヶ月間ぐらいの間に強化責任者の2人がいなくなる自体になっている。計画的に考えていた部分ももちろんあると思うが、この自体をどのように捉えているのか?)
戸苅 淳本部長
「常にそういったことは想定して次の世代を育てていくというのは、クラブ全体として考えてきたことだと思っています。そういった意味で堀之内さんに十分準備をしていただいて、一昨年も3ヵ月ぐらい海外に派遣したり、いろいろなところを見させながら成長をしてもらって、そういったポジションにつく準備をしてきたと思っています。クラブとしては計画的にというよりも、そういう準備は常にしてきました」

(堀之内SDに伺います。前任者がやってきたのはすごく大きなことで、重責も感じていると思うが、堀之内SDとして生かしていきたい武器などは?)
堀之内 聖SD
「現役時代にも、『あなたの武器は何ですか?』とよく聞かれていました。そのときに『これと言える武器はないんですけど・・・』という言葉から入っていたということが、今は少しフラッシュバックしています。(笑)

僕の一番の武器は、周りの人間に恵まれていることだと思っています。今、フットボール本部にいるスタッフ、それ以外にも浦和レッズで働いてくれているクラブスタッフに本当に恵まれていると思っていて、彼らの能力を最大限に、僕が引き出すわけではないですけど、共にやっていくことが大きな成果につながりますし、僕はそういう仕事の仕方をしたいと思っているので、みんなとやっていくのが僕の武器だと思っています。すみません、曖昧な答えで」

(堀之内SDにご質問です。堀之内SD自身が、西野元TDが職を辞すると聞いたのはいつだったか?)
堀之内 聖SD
「先ほど戸苅が言った通り、ここ数日の話です」

(SD就任の打診はいつあったのか?)
堀之内 聖SD
「年始から、僕のキャリアプランについてもいろいろと相談に乗ってもらっていました。そういった意味では『年始から』という答えになるのかもしれないですけど、先ほど言った通り具体的な話となると、4月に入ってから、本当にここ数日という話になると思います」

(打診を受けて、どういう気持ちでそれを受けたのか、誰かに相談はしたのか?)
堀之内 聖SD
「相談は近しい人、もちろん家族を含めてしました。やはりすごく大きなプレッシャーと言いますか、責任ある仕事ですので、それは非常に感じましたが、それとともに大きな喜び、『絶対にやってやろう』という強い気持ちを持ったのを覚えています」

(会社を辞めてプロ契約という形になったと思うが、会社としてそういう形にしなければいけなかったのか、それとも自分で覚悟や責任ということでそういう形を選んだのか?)
堀之内 聖SD
「しなければいけなかった、ということは全くありません。どちらかというと僕のほうから申し出をさせてもらい、『こういう形にさせてください』というふうにお願いさせてもらいました」

(それはなぜか?)
堀之内 聖SD
「やはり今言っていただいた通り、一つの覚悟、決意を示せるかなと思いました」

(堀之内SDに伺います。就任にあたって、こういうことにさらに取り組んでいきたいとか、レッズがレッズらしくなっていくために、さらにこうしていかなくてはいけない、という課題感についてはどのように考えているか。スカウトなら事例を増やす、海外にネットワークを作って広く求めていくなど、フットボール本部としての課題、SDとしてやっていきたいところは?)
堀之内 聖SD
「今日、この場で『課題はこれです』と具体的に挙げるのは難しいと思っています。ただ一方で、特に今、世界から日本のマーケットが狙われているという現状もあると思っていますし、スカウトの部分に関しても国内自体も競争が厳しくなっていると思います。そこに関しては今まで培ってきたアイデアもそうですし、先ほど戸苅も少し話しましたが、私自身も昨年は約1ヵ月、2年前が3ヵ月くらいヨーロッパに滞在していました。国を挙げると10以上になりますが、提携先としてはフェイエノールト(・ロッテルダム)や(アイントラハト・)フランクフルトもあるので、オランダ・ドイツはそうですけど、基本的にはヨーロッパを中心に、というふうになります。そういうところでいろいろな方、クラブからも知見を得たのでそういったところと、やはり今いるクラブスタッフともしっかりコミュニケーションを取って、どういった戦略が最適か、というのは今後明確にしていきたいと思っています」

(戸苅本部長にお伺いします。強化担当の責任者が替わり、ペア マティアス ヘグモ監督は西野元SDが連れてきた形になると思うが、ヘグモ監督にはどのように説明して、どのようにフォローをしたのか?)
戸苅 淳本部長
「ヘグモ監督には、一つは今お話がありましたけれども、誰がというよりもフットボール本部、組織として監督を招へいしてきたと思っていますし、フットボール本部自体、誰が抜けても活動は継続してできるということは、しっかり話したつもりです。

それから、引き継ぎもスムーズにやっていくこともヘグモ監督には話をさせていただきました」

(ヘグモ監督からはどのような反応があったのか?)
戸苅 淳本部長
「ヘグモ監督からは『クラブがコンセプトを継続して上積みしていくことに対しては非常に理解しているし、しっかりできているクラブだと思っている』と言っていただきました。ですので、そういった部分では安心して、継続してやっていけると思っていただけたのではないかと思います」

(堀之内SDにお伺いします。現状、レッズは優勝を目指すクラブとして、なかなか今シーズン新しい監督になって一気に波に乗れているという状況ではないと思うが、現状のチームをどのように見ているか?)
堀之内 聖SD
「おっしゃる通り結果、勝利という意味では、シーズンスタートのときに思っていたものとは違う部分もあるかと思っています。その中で『守破離』という言葉で言うと、やはり今は『守』、型を作るフェーズなのかなと思っています。僕自身も監督とは毎日のようにコミュニケーションをとっていて、今日も言っていたのですが『ウイニングメンタリティー』とか『ウイニングカルチャー』、『インプルービング』『ブレイブネス』とか、そういったものを植え付けること、それこそ『心技体』ではないですけれども、そういったもののベースをつくっている段階だと思っています。その中で我々が目指すサッカーを表現できている試合もあれば、なかなかそうでない試合もあるので、やはりまだまだ僕らは成長していかなければいけないですし、ただ、その成長速度が一気に早まったときには、かなり大きな成果を生み出せると信じています」

(来年にはクラブワールドカップがあって、いろいろなクラブを見てきたと思うが、世界を目指すレッズにあってどういうチームをつくっていくか、世界の中でプレゼンスを出していくか、というところについては?)
堀之内 聖SD
「来年出場が決まっている大会なので、しっかり準備していかなければいけないなと思う一方で、やはり大事なのは今、この瞬間だと思っています。やはり、一瞬一瞬の積み重ねが次に、将来・未来につながっていくと思うので、たとえばスカウティングの部分で言うと、ウインドーとか大会があるからということではなくて、常に私の仕事としても準備しています。ただ、一番強調したいのは今いるここにいる選手の成長、それをいかに促してサポートして見守っていけるか、そこが最も大事だと思っています」

(戸苅本部長への質問です。選手にはいつ頃のタイミングで伝え、どんな反応を見せていたか?)
戸苅 淳本部長
「昨日のリリース直前に、私から選手に話をさせていただきました。その後、堀之内さんにも所信表明をしていただいたので、堀之内さんがいろいろと話して、最終的には選手たちから拍手で迎え入れられた、という感じです」

(堀之内SDは、どのように受け止めたか?)
堀之内 聖SD
「選手の前で話すのは久々だったので、すごく緊張しました。具体的に何を話したかは控えますが、自分の生い立ちを含め、まずは自分がどういう人間なんだということを、短い時間でしたが話をさせてもらいました。まず、僕が自己を開示してさらけ出すことで、それと同時にみんなのことも知っていく、という話でした」

(先日のホームゲームで、入場者数が3万人を切った試合もあった。人を呼べる浦和レッズに再び戻すには、どんなところが必要になるか?)
堀之内 聖SD
「言葉で言うと『強くて魅力あるチーム』だと思います。繰り返しになってしまいますが、そのためには日々の練習の積み重ねなので、浦和レッズの理念にもありますが、パーソナリティーも含め、喜びや感動を与えられるプレー、そういったものをピッチの上で示すことによって、それに引き付けられてファン・サポーターの方が来てくれると思っています。それは選手に求めるだけでなく、監督・コーチ、そして僕らも含めて、そういった姿勢で臨まなければいけないと思っています」

(堀之内SDに質問です。浦和で育ってレッズに加入して、引退後もすぐにレッズに戻ってきてという中で、浦和レッズのサポーターが熱いことは知っていると思うが、自分が『浦和の男』として見せられるものはあるか?)
堀之内 聖SD
「言っていただいたように、僕にとって浦和は生まれ育ったまちなので、特別というよりは日常なんです。ただ一方で、レッズで10年プレーした後に横浜FCとモンテディオ山形というチームに2年間行っていまして、外から浦和レッズというものを見る期間もありました。
そういった意味では改めて浦和レッズの良さを実感することもできました。その経験を踏まえて僕が『こうなんだよ』というよりは、チーム自体が僕と一心同体だと思っているので、僕やチームの姿を見てファン・サポーターのみなさんに評価してもらう、それかなと思っています」

(戸苅本部長に伺います。浦和レッズの要職に就かれる方は、土田元SD、西野元TD、堀之内SDと、守備の選手が多い印象がある。本部長は、攻撃の選手と守備の選手の違いを感じるところはあるか?)
戸苅 淳本部長
「特別、ないと言えばないと思うんですが、しいて言えばオフェンスの選手は個人の能力で点を取るという、個の能力の部分で非常に長けている人が多くて、思想的にもそういった部分があるのかな、というふうには思います。堀之内さんはセンターバックもやるディフェンシブなタイプの選手という位置づけだと思いますけど、ディフェンスの方はどちらかというと全体を見て全体調和が得意な方が多いのかなと。ポジション柄そういうことを考えないといけない、前の人がなかなかうまくいかないところをフォローして、というところがあるので、そうやって全体のことを見られるのがディフェンスの人は比較的長所になっていくのかな、というのは思います。ただ、私が個人的に思うところなので、そういったことが決まっているわけではないのかもしれません」

(堀之内SDに質問です。現役時代に一緒にプレーしていた人たちにとって、今回のSD就任はビッグニュースだったと思うが、何か反応はあったか?)
堀之内 聖SD
「オフィシャルのリリース後に、メッセージ・電話等で『おめでとう』という言葉はたくさんいただきました。みんなが言ってくれたのですが『何かあればサポートするよ、できることは限られているけど』と『いつでも支えるから言ってね』というのはみんなが言ってくれています」

(戸苅本部長に伺います。世界と対等に戦えるようにという長期ビジョンを打ち立てて、3年計画から始まりました。監督も変わり、スタートの時点から責任者も変わっていく中で、今は中期ビジョンに入っている状況だと思うが、どんなふうに考えながら中期ビジョンを遂行していこうと考えているか?)
戸苅 淳本部長
「第1章が土田・西野体制でつくってきた3年計画だと思います。そういった意味で少し世代交代をして、感覚的にも若いというのは(堀之内SDの)長所的な部分でもあると思います。今のサッカーとこれからのサッカーを見ていく上では、第2章が堀之内SDのフットボール本部になってくるんじゃないかなと思っていますし、どちらかというと堀之内さんが主体的に、どういうふうにしていきたいのか、というのを私はサポートしていきたいと考えています」

(堀之内SDにお伺いします。第2章のバトンを引き継ぐことになったが、オラ ソルバッケン選手のことなど、今後のことをもう少し具体的に教えていただきたい)
堀之内 聖SD
「それはまだ、今はこの場で言えない、というのが本音のところです。
もちろん先ほどご質問があったように、スカウティングの部分もそうですし、やはり今いる選手をいかに成長させてあげられるか、そしてやはりもう一つのポイントとしては、育成の部分です。最近だと橋岡(大樹)がプレミアリーグでプレーしていますし、(鈴木)彩艶も日本代表に入ったりしています。荻原(拓也)も海外で活躍していますし、ここにいるアカデミー出身の選手も日々成長して、この前は堀内陽太がベンチ入りして、昨年は早川隼平も(2023JリーグYBCルヴァンカップで)ニューヒーロー賞を受賞しました。そういった意味でも、アカデミーの存在はかなり大きな存在になってくると、期待してください。アカデミーダイレクターは内舘(秀樹)さんですし」

(ユースの部分では監督が平川忠亮さんだが、今後のユースチームとの連携、キャンプでも選手が練習参加したことによって彼らの成長が促された印象にあったが?)
堀之内 聖SD
「今までの業務の中で言うと、アカデミー連携というタスク、役割も担っていたので、毎週のようにアカデミーの方々とはミーティングをしていましたし、昨年に関しては週1回ぐらいの頻度で与野八王子グラウンドにも行っていました。その中で、先日の試合では栃木SC U-18に大勝しましたし、キャンプもそうですけど、アカデミーの選手には積極的にトップチームでの練習参加もしてもらいたいです。ただ、学校がはじまるとなかなかそういうことが難しい部分もあるのですが、どんどんここで練習して成長して、さらにもう1回アカデミーに戻ってそれをフィードバックしてもらう、といういいサイクルを生み出していきたいなと思っています。その辺は今、池田(伸康)コーチがかなり尽力してくれています。池田コーチもユースの監督をやっていましたし、非常に助かっています」

(業務として、松井大輔さんのロールモデルコーチ就任にも関与していたのか?)
堀之内 聖SD
「僕は基本的には、そこは関わっていません」

(3年計画のスタートに合わせてフットボール本部が立ち上がって、ここまでは浦和レッズのOBがSD・TDの職に就いているが、基本はそういう路線なのか、それとも今後は外部から人材を招く可能性もあるのか?)
戸苅 淳本部長
「まずもって、浦和レッズ出身でなければいけない、ということはないと思っています。ただそういったスタッフが湧いて出てくるようなクラブであってほしいな、というふうには考えています。クラブの中でそういうスタッフが、また選手からどんどん育ってくるような環境も、今後のためには必要だというふうにも思っています。

一方で、外部の環境や情報を取り入れていくところがウィークになりがちですので、その補完をどうしていくのかという課題解決は、向き合っていかなければいけないとも思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】





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