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vs新潟「先制の勢いを維持できず、3連続ドロー」

28日、浦和レッズはリーグ第13節・アルビレックス新潟戦に臨んだ。ホーム・埼スタでのリーグ3連戦の3戦目となったこの試合。これまでの2戦はいずれも引き分けで、今日はどうしても勝ち点3が欲しいゲームだった。試合は14時1分、レッズのキックオフで開始となった。
レッズは4-4-2の布陣を採用。前節、途中出場でゴールを挙げた高崎が今シーズン初の先発出場を果たし、エジミウソンとツートップを組んだ。2列目の右にはマルシオ リシャルデス、左に原口が入り、ボランチは柏木と啓太が務めた。
事前の予想通り、試合は長くレッズがボールを保持する展開に。パスをつなぎながら隙をうかがい、前線にボールを運んでいく。何度かテンポのいいパス交換から敵陣深くまで攻め入り、19分にはエジミウソンが宇賀神からのパスを受け、ペナルティーエリア右角付近から強烈なシュートを放つ。そして、先制点を挙げたのはそのエジミウソン。相手陣左サイドからマルシオ リシャルデスが蹴ったFKに対して、エリア中央で走り込んでいく。マーカーを引きはがすようにエジミウソンはゴール方向へ向かい、体をひねりながら頭で軌道を変えると、ボールは枠内右隅へと吸い込まれた。しかし、前半30分を過ぎたあたりから、新潟に押しこまれ、何度か危ない場面を作られたレッズ。31分にはCKのこぼれ球から最後はブルーノ ロペスに頭で合わせられたが、山岸が好反応でこれを弾き出した。また41分には柏木、42分にはエジミウソンのポストプレーから高崎が、それぞれエリア内からシュートを放つ決定的な場面があったが、決まらず。前半は1点リードで折り返す。
しかし、後半。レッズは全体的に運動量が落ち、前線と中盤にスペースが生まれ、なかなか主導権が握れない展開に。前線にボールが収まらず、相手にセカンドボールを拾われる場面も多くなる。53分には自陣左でブルーノ ロペスとスピラノビッチが競り、こぼれ球をブルーノ ロペスが拾ってエリア内右からシュートされるがバーに弾かれ失点を逃れた。しかし70分、ペナルティーエリア右角付近からのFKをいったんは山岸が弾いたものの、こぼれ球をつながれ、最後は鈴木に押し込まれて同点となった。
ホームで「勝ち点3」を手にしようと反撃に出るレッズ。72分には高崎に代わって原がピッチへ。さらに76分には啓太に代えて山田暢を投入。選手交代で活路を見出そうとする。その後、選手たちは体を張ったプレーで、相手陣で何度かセットプレーも獲得するが、絶好機にはつながらない。一方、アルビレックスが見せる切れ味あるカウンターに対しては、守備陣が落ち着いて対応。追加点は許さなかったが、試合は1-1で引き分けとなった。5月のリーグ戦ホーム3連戦は3引き分けで終了した。
次戦は6月5日(日)15時から、埼玉スタジアムで行なわれるヤマザキナビスコカップ1回戦第1戦、モンテディオ山形戦となる。
またリーグ戦の次戦は6月11日(土)19時キックオフ。NACK5スタジアム大宮での大宮アルディージャ戦となる。

柱谷幸一GM
「ホームゲーム3試合で3引き分け、勝ち点3という結果に関しては、まったく納得していません。我々はチームがもっと、力があると信じているし、確信しています。今日のゲームについては、1失点をしたということよりも、2点目、3点目を取れなかったことの方を重要視しなければいけません。ホームゲームですし、2点、3点、4点を目指していく。どんなゲームでも常に攻撃的な姿勢は忘れてはいけません。どんな状況でも、持っているものを失いたくないと思うと、リスクを冒さなくなります。ただ、リスクを冒さないと結果は得られないということをもう一度、みんなで話し合わないといけないです。
自分は、監督と選手たちを信じていますし、監督としっかり話をして、チームが良い方向に行くようにしていきたいと思います。こういう苦しい状況だからこそ、しっかりまとまって、チーム全体が同じ方向を向いていかないといけません」

山岸範宏
「前半の30分までは、マイボールのときに良い距離でボールを回すことができていたし、チャンスも作れていたと思います。その中でセットプレーから1点取れました。ただ、後半に関しては、全体が止まっていました。チーム全体として、ホーム3連戦で3引き分けという非常に悔しい結果になりました。
(セットプレーからの失点シーンは全体の集中力が緩んでいた?)僕が弾いたところを、フリーで行かせて、フリーで詰められました。入って来るボールに対しても、1人フリーで入って来られていましたし…。セットプレーでの失点はなくさないといけない。それはどの試合でも同じです。
(後半はボールの出しどころがなくなっていた?)ボールの出し所に関しては、センターバックだけの問題ではなく、前の受け手の顔出しだったり、相手にプレッシャーをかけられて簡単にボールを下げてきて、僕も出しどころがなく蹴ってしまった、というのがあります。今日の場合は高崎が何本か競り勝ってくれて、良い落としをしてくれました。
(改善点は?)まだまだチームとして連携が未熟です。もっと良くするためにお互いが要求していかないといけないです。ただ文句を言う、なじるだけではなく、チームを良くするために、良いサッカーをして勝利をつかむために、もっとチームの仲間同士で厳しく要求してやっていかないといけないです」

鈴木啓太
「勝ち点3以外、考えていなかったです。鹿島戦の0-2から2-2に追いついたというところで、その30分間がすごく評価される部分があったと思いますし、今日は最初からそういう部分を出していこうということを話していました。
前半は特に前に掛ける力は出せたのではないかと思います。2トップも特にやりづらさを感じたわけではないですし、エジと高崎が背後を取る動きもあったので、そこからチャンスも作れていたと思います。
元気のところにどういうふうにボールを運ぶかという部分で、うまくできなかったこともありましたし、もう少し周りも動いたりして、彼にスペースを与えてあげられれば良かったと思います。
次のヤマザキナビスコカップのモンテディオ山形戦に向けて、勝つためにしっかりトレーニングを積んでいくだけです」

エジミウソン
「今シーズン初ゴールは本当にうれしいのですが、でも、みんなが望むような形で試合を終えられませんでした。勝ち点3を取れなかったのは本当に残念です。
(2トップで臨んだが?)前半はもっと決めるチャンスもありました。後半は相手の動き出し、パス回しが上回って、こちらのバランスが崩れてリズム感も悪くなったと思います。今日の前半と後半のように、良いときと悪いときの差があるのは良くないです。そういうギャップができないようにプレーすることが大切だと思います。
できていない部分については、個々の選手がもっと要求することが大切です。ただ、下を向いていても仕方がないので、顔を上げて、何が原因かをみんなで考えて、修正していきたいです。
勝ち点3を取ることが今の僕らにとって一番重要なことであって、そのために一生懸命やるだけだと思います。みなさんにここで伝えたいのは、このゴールが本当に待ち遠しかったということと、どの選手もゴールをしたいという気持ちでいますし、そのために一生懸命戦ってると思います。今後、誰が決めても、チームのための良い働きとしてみんなで一緒に喜んでいきたいし、次の試合、誰であろうがゴールを決めてくれたら僕はすごくうれしく思います。チームとして全員で同じところを見て、戦っていきたいと思います。
チームとして、僕らはもっとハードワークをしないといけないと思います。この順位に残っていてはいけないと思います。そのためには2部練でも何でもいいから、練習量を増やしたりしてでも順位を上げていかないといけないと思います。休みもいらないから、戦う姿勢をみんなで見せていきたい。この順位は浦和というチームにふさわしくないと思います。
すべての人間は結果を見るものだし、求めているものも結果なので、そこを追求するだけだと思います。もちろん、責任はすべて僕らにあるわけですが、僕らベテランと若い選手とでは、責任が違うと思います。そして、若い選手が僕らに与えてくれる力は大きなものがあるし、逆に僕らベテランが彼らを押してあげるなど、できることがあります。もちろん、選手だけではなくスタッフ全員で戦うことも必要です。すべての人間が同じ船に乗っているわけですから。サポーターに喜びを与える責任が僕らにはあるわけですから、一緒に戦って、この状況を乗り越えたいです」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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