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「非常にいいトレーニングができている」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 3/15)

15日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、15日(日)にレモンガススタジアム平塚で行われる明治安田J1リーグ 第4節 湘南ベルマーレ戦に向けて意気込みを語った。

(前節の北海道コンサドーレ札幌戦ではアレクサンダー ショルツ選手が怪我をしてしまい、佐藤瑶大選手が急きょプレーすることになったが、マティアス監督から見た佐藤選手の良さは?)
「初日から見ていますが、どんどん良くなってきている選手です。守備で得意なプレーがいくつかあります。マンツーマンの守備も得意ですし、広いスペースをカバーすることもできる選手です。また攻撃も得意としていますし、いいゲームの読みができる選手です。コーナーキックなどセットプレーで点を取れる選手でもあります。そこにも特別な才能があると思います」

(湘南戦に佐藤選手を起用するとすれば、どんなプレーを期待したいか?)
「湘南戦で彼が出るとなれば、札幌戦で見せたようなプレーをもう一度見せてもらえればと思っています。ピッチ上で自分の権威を見せるようなプレー、勇敢なプレーを期待しています」

(札幌戦で1勝目を得たが、今後もっと高めていきたいと思っていることは?)
「まず今週、非常にいいトレーニングができているということをお知らせします。個別でもそれぞれが大きな成長を見せてくれていますし、いいランニングがあるだけではなく、それに絡む関係性も深まっていると思います。チームでさらに良くしていかなければいけないのは攻撃、ゴールチャンスをつくって実際にゴールを決めるということだと思いますが、今週そういったところに力を入れてトレーニングしています。そして1週間のマイクロサイクルをずっとこなしてきていますが、プレーするごとに選手たちが良くなってきていると思います。我々のサッカーに順応してきていると思います」

(湘南の印象は?)
「湘南もまとまったチームだと思います。4バックと3バックの両方で今までプレーしてきています。そのどちらに対しても準備は進めています」

(湘南は4バックという前提で話をすると、札幌やサンフレッチェ広島のようなマンツーマンではなく、ゾーンで守った上で前に出てくるチームだと思う。参考になるのは東京ヴェルディ戦かもしれないが、攻撃、特にゴールを奪うために大切になってくることは?)
「まず一つ、私が改善点だと思っているのは、切り替えの瞬間です。ピッチのいろいろな場所でボールを奪うことがあると思いますが、その瞬間、相手がまだ整っていないときにカウンターを仕掛けることが必要だと思います。同時に複数の脅威をつくらなければいけないと思います。たとえば逆の動きをすることです。前線の選手の1枚が降りたら1枚が裏を狙う組み合わせです。そしてチャンスの中で落ち着いて正しい判断をするということだと思います」

(前回の札幌戦ではチアゴ サンタナ選手ではなく興梠慎三選手を先発メンバーとして起用したが、興梠選手のどういうところが今のチームにとって必要だと思って先発起用に至ったのか?)
「この前の試合後の会見でも言いましたが、慎三は戦術的に非常に賢い選手です。降りてきて自らがリンクになることもできますし、裏に抜けることもできます。プレスのときも戦術的な賢さを生かすことができる選手です。スタートから出場のときもベンチからのときも、彼は常にチャンスに絡んでいる選手です」

(マティアス監督はウイングが高い位置で取ることで手前にスペースができることもあると言っていたが、センターフォワードは前後の動きがあることが望ましいのか?本来はもっとゴール前で勝負できる選手を置きたいが今の状態では周りを助けられる選手が必要だと考えているのか?)
「チームがやりたいこととストライカーのそれぞれの能力があります。松尾(佑介)は素晴らしいウイングですが、たとえば彼をセンターフォワードで使えば、裏に抜けることができるいいフォワードになります。チアゴはペナルティーエリア内の能力が非常に高い選手です。あとは組み合わせの問題だと思います。たとえばストライカーが降りる動きをした場合はインサイドハーフ、もしくはウイングが裏に抜けなければいけません。常に誰かが相手の背後で脅威にならなければいけません。札幌戦でも見られましたが、それはストライカーだけではなく、たとえば(前田)直輝と(伊藤)敦樹の関係でも、直輝が足元で受けているときに敦樹が裏に抜けたり、敦樹が相手の間でボールを受けたときに直輝が裏に抜けたりする動きがありました。タカ(関根貴大)も毎試合ハードワークしていて、練習でも同じ姿を見せています。練習でも非常にいい守備を見せていますし、裏に抜けたりして点を取る場面もたくさん見られます。これもこの前の試合ですでに見られましたが、基本的に左サイドでプレーしていますが、右サイドにボールがあるときに右に寄っていってオーバーロードすることもできます」

(ショルツ選手やオラ ソルバッケン選手、大久保智明選手の状況は?)
「怪我人はメディカルスタッフがしっかりと見てくれています。トモはすでにフルでトレーニングしています。状態が良くなってきています。ショルツはハムストリングスの怪我です。復帰までにあまり時間がかからないことを願っています。オラも良くなってきていますが、まだ足に問題を抱えていますので、早く良くなってもらいたいと思っています」

(大久保選手のどんなところを評価しているか?)
「トモは強度の高いプレーができる選手だと思っています。1対1の場面も得意ですし、裏に抜けるランニングもいいと思います。運動量があり、常に能動的なプレーができる選手です。トレーニングに復帰し、もうフルでやっていますが、非常にエネルギッシュなプレーを見せてくれています」

(大久保選手は右ウイングでのプレーが基本だと思うが、他のポジションも考えているか?)
「そのとおりだと思います。彼の特長を考えれば、ウイングとしてもプレーできますが、我々のサッカーの中では他のポジションもこなせると思います」

(中寄りのポジションや逆サイドをいうことか?)
「もしかしたら、ですね。ボールの扱いがうまい選手ですので、中央でも生きると思います。速さもありますし、技術もあります。そして持久力もある選手ですので。我々のサッカーをするために必要な能力は備えていると思います」

(マティアス監督は攻撃的なサッカーを目指していると思うが、ここまでの試合を見ていると攻撃的だとは言えないと思う。去年の終盤3試合は合計すると28本のシュートを打っていたが、今シーズンの3試合では27本になっている。インサイドハーフに小泉佳穂選手と伊藤選手を起用しているが、彼らはここ2試合シュートを打てていない。とてもいい選手であることは知っているが、インサイドハーフの組み合わせはベストなのか?昨年、安居海渡選手は多くの試合に出場したが、今季はベンチ入りすらしていない。肉体的にも強く、ボール奪取能力もあり、ボールを展開することにも長けている選手だが、安居選手は怪我をしているのか?)
「海渡は怪我はしていません。今、新しい構造、新しいプレーの仕方をチームに持ち込んでいます。ディテールもいろいろ見なければいけませんが、今はプラットフォームを作っている段階です。そしてチームを成長させるとき、最も時間がかかるのは攻撃の面です。そこでは選手同士の関係性やスキル、そしてフィニッシュなどたくさんのことがあります。そして練習の強度も上げていますので、フィジカル的に選手たちの体が追いついてきているところです。

そしてインサイドハーフに関する質問だったと思いますが、そのポジションでプレーできる選手はこのチームに多数います。それぞれ違ったスキル、違った特長を持っています。たとえば海渡はおっしゃったようにいいランニングやいいシュートを持っている選手だと思います。練習で選手たちがいい競争をしています。それぞれが自分のいいところを見せてくれていると思います。ゲームをこなすごとに我々のチャンスメークの回数が増えていくことを見ていただくことができると思いますが、シーズンのスタートはどうしてもこうなってしまうことがあると思います。札幌戦の前半は相手にチャンスをつくらせず、こちらは明らかな決定機を3つ、4つつくりましたので、そこをベースに積み上げていきたいと思います。そして繰り返しになりますが、攻撃的なチームに変えるためには少し時間がかかることがあると思います。チームの重心を低いところから高いところへ上げていこうとしているところです」

(マティアス監督はよく「良いゲームをした」「良いプレーをした」と言うが、ファン・サポーター、あるいは日本のサッカー関係者も浦和レッズが勝利することを期待していると思う。時間がかかるというのはどれくらいまで見ていればいいのか?何試合戦えば結果を求めていいのか?)
「そういった意味でこの前の試合で勝つことができて良かったと思います。どれくらいの時間がかかるかは言えませんが、練習の中でどんどん良くなっています」

(試合で良いところを見たいが?)
「札幌の難しいピッチで、選手たちは自分たちのサッカー、練習している形でいくつもチャンスをつくっています。ファン・サポーターの方々が勝利を求めるのはもちろんだと思いますが、日々の練習の中でも選手たちが成長している姿が見られていますので、今週末、日曜日の試合でさらに多くの良いプレーを見せることができると思います」

(日曜日は20度を超えるような気候になる。夏は40度近い気温の中でプレーしなければいけない。暑さについてはどう考えているか?)
「日本でサッカーをプレーするならば夏場は一つの重要なポイントだと思いますし、クラブには夏場のノウハウがあると思います。たとえば気温は40度近く、湿度は96パーセント以上の中でプレーすることに対応しなければいけませんが、試合に持っていく準備をしっかりすることも能力だと思いますので、そこはしっかりとしなければいけません。すでにクラブ内ではそういった話はしています。日本のサッカーでのエキサイティングなチャレンジの一つだと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「非常にいいトレーニングができている」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 3/15)

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