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「5万人のファン・サポーターの方々に、アグレッシブなサッカーをお見せしたい」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 3/1)

3月1日、ペア マティアス ヘグモ監督の記者会見がオンラインで行われ、3日(日)に埼玉スタジアムで行われる明治安田J1リーグ 第2節 東京ヴェルディ戦【MATCH PARTNER ポラスグループ】に向けて意気込みを語った。

(前節のサンフレッチェ広島戦の後半から「後ろから細かくつないで進んでいくようにという指示があった」と聞いた。広島はハイプレスが強いチームだったと思うが、なぜ相手の強みが出るような戦術を採ろうと考えたのか?)
「前半はかなりうまくいっていた部分があったと思います。後半に入ってからも、よりボールを握って押し込んで相手陣内でプレーすることを試みましたが、立ち上がりではうまくいきませんでした。ロングパスもショートパスも両方使おうとした中での指示でした。そこはこれからもチームの中で発展させていきたいところです。相手がハイプレスをかけてくるからといってロングパスのみでプレーしてしまってはいけないと思います。その中でもショートパスをトライしながら、相手にとって予測しにくいプレーをしたいと思っています」

(マティアス監督はスウェーデンでリーグ優勝しているが、レッズはカップ戦に強い歴史を持っているが、リーグではなかなかいい結果が出ていない。リーグで勝つにはどのようなことが大切だと考えているか?)
「安定性だと思います。毎試合安定して攻撃的なプレー、チャンスメーク、そういった強いプレーを発揮し続けることが大事です。そして守備でもバランス良く、しっかりと前に出ながら守備ができるようにしなければいけません。結局は練習で強度をしっかり上げることによって、試合でそれを発揮し続けられる状態をつくっておくことが必要だと思います。たとえば我々の練習は初日から強度を上げることを要求しています。練習の文化を根付かせることができれば、試合でも高いレベルを発揮できると思います」

(今のところチームへの満足度はどれくらいか?)
「この前の試合後にも言いましたが、何人かの選手たちは怪我などで少し合流が遅れたり、外れていたりしたことがありましたので、その選手たちが順応する時間が必要だと思います。90分間、高い強度を出し続けるレベルを発揮するのにもまた少し時間が必要だと思います。ただ、広島のようないいチームに対して、チャンスを8回つくることができました。そしてボールポゼッション率も57パーセントでしたので、それを次の発展のベースにしていきたいと思います」

(オラ ソルバッケン選手が怪我で起用できない中で、右ウイングに前田直輝選手を起用するかと思っていたが、広島戦では両ウイングが松尾佑介選手と関根貴大選手だった。前田選手をベンチスタートにした理由は?)
「直輝は沖縄トレーニングキャンプから非常に好調で、周りとの関係性も良かったと思います。ですので、先発メンバーに非常に近いところにいましたが、そのときは松尾のスピードを見たいと思って起用しました。前田選手はベンチから入って、ピッチに立てば違いを見せられるだろうと思っていましたし、それができたと思っています。日曜日に彼が先発出場する可能性はあります」

(2月25日に東京V vs 横浜F・マリノスを見るために国立競技場に行っていたし、プレシーズンの広島 vs ガンバ大阪でも現地に足を運んでいた。現場でのスカウティングは分析担当に任せる監督もいると思うが、マティアス監督は自分の目で確認したいタイプなのか?今はシーズンの初めということでJリーグやスタジアムの雰囲気を知るためにも足を運んでいるのか?)
「私はできるだけ生で試合を観戦したいと思っています。選手を観察することもできますし、テンポを直接感じることもできます。初めてのシーズンということもあり、Jリーグのチームの試合を見たいと思って行ったところもあります。監督として自分もこのリーグを学び、さらに成長したいと思いながらスタジアムへ行きました」

(東京Vの印象と国立競技場の雰囲気をどのように感じたか?)
「5万5000人の観客がスタジアムに入ることは日本が誇りに思ってもいい事実だと思います。東京Vは非常にまとまったチームだと思います」

(広島戦の後、オフ明けから2日間、トレーニングが公開されたが、長時間にわたって非常にハードなトレーニングを行っている印象を受けた。試合に向けてどのようなプロセスを踏んでいくのか?回復させる時間もあるのか?)
「非常にいい観察だと思います。本日、選手たちのミーティングで私は(ミハイ)チクセントミハイのフローモデル、日本ではゾーンモデルとも言われている話をしましたが、これは高いレベルでプレーしたいのなら強度を上げなければいけないという話です。賢く要求しながら強度を上げていきたいと思っています。この前はハードなトレーニングをした後、翌日に疲れが残っていたので、そこで負荷を調節しました。守備の得意なチームから、より攻撃的なチームにするため、そのスタイルを変えていく中でスプリントの本数などもおのずと増えていきますので、そこの強度は上げていかなければいけないと思っていますが、バランスを取っていきたいと思います。選手たちもそれを受け入れて、その方向に向かおうとしています。本日の練習も非常に高い強度が出ていたと思います」

(ピッチでの練習が始まる前に室内で練習のための準備を全員ですることの狙いはどこにあるのか?)
「個人でアクティベーションすることは従来どおりやってもらっていますが、確実に練習をスタートできるようにチームとして一部確保しているということです。練習の強度を上げたいならば筋力トレーニングも必要ですし、筋肉の準備も必要だと思います。そうすることによって怪我の予防にもつながると思います」

(ストロングなレッズになっていくことを期待しています)
「埼玉スタジアムのチケットの売れ行きが今のところ51,000枚近くだと聞いています。ホーム開幕戦で5万人を超えれば11年ぶりだということも聞いています。たくさんのファン・サポーターの方々に来ていただき、みなさんにアグレッシブなサッカーをお見せしたいと思っています」

(広島戦で松尾選手と関根選手が試合の中で左右を入れ替えたが、彼らからは自分たちの判断でポジションを変え、後からマティアス監督に確認したら「問題ない」ということだったと聞いた。決められたチームの設計の中での選手の判断は容認しているのか?)
「松尾の得意なサイドが左だということは私も分かっています。タカ(関根)も同じように左が得意です。他の選手たちとの関係性もある中で、ゲームプランに沿っていればウイング同士が入れ替わることは戦術的にもうまくいくことがあると思っています。ただ、それができるのはもしかしたらウイング同士のみかもしれません」

(理想はウイングがビルドアップに参加せずになるべく高い位置でチャンスメークすることだと思うが、それがうまくいかないときに立ち位置を変えてビルドアップに参加することは可能なのか?)
「私はできるだけウイングには高いポジションを取ってもらいたいと思っています。そうすることによって裏に抜けることもできますし、相手を押し下げることによって同時にインサイドハーフのスペースをつくることもできます。彼らは今までのプレーでは足元でボールをもらうことが多かったと思いますので、高いポジションを取ることは私が新たにやらせるようとしていることですが、スペースに向かって走るプレーを増やしたいと思っています。松尾、タカ、オラもそうですし、トモ(大久保智明)も戻ってくれば、そして直輝もいますが、それぞれ違った特長を持っていますが、裏に抜け出すプレーでチームにいい影響をもたらすことができると思います」

(ビルドアップがうまくいかず、ウイングがなかなかボールを触れないときも高い位置で我慢してほしいということか?)
「高い位置で張っているのがベースになりますが、そこからスッと降りてきて少し内側に入って受けたりするというディテールは今後の練習の中でもやっていきたいと思います。ウイングが降りてきてインサイドハーフが裏に抜けるという同時の動きがあれば、降りてきても構わないと思います。裏に抜ける選手が変わった場合、ウイングは降りてくることができますが、裏に抜ける動きは必ずあった方がいいと思います」

(これまでいろいろなカテゴリーでいろいろな選手を見てきたと思うが、成長する選手の共通点はあると思うか?)
「昨日、堀内陽太と話をしました。『能力のある若い選手に共通するものをあなたにも感じています』と彼に言いました。いいスキル、いい動き、そして周りをしっかりと見る視野からの最初の動き、さらにその次の動きにつなげることができますし、サッカーを愛し、情熱を持ってプレーしています。自分を成長させる、発展させることに彼は集中していますし、毎日がいい日ではないということも理解しています。今日は(早川)隼平と話をしましたが、アーセナルFCのマルティン ウーデゴールの話をしました。彼のことを15歳のころから知っていますが、ブレイクするまで5、6年かかりました。レアル マドリードのBチームにいましたが、それで批判されましたし、オランダに行ったときも間違っていると言われていました。彼はその期間中、ずっと自分を成長させることに集中できていましたし、どうすれば自分が発展できるのかということに対する好奇心も持っていました。そこが大事だと思います」

(広島戦が終わって時間が経ってから試合の映像も見たと思うが、あらためて前節の良かった点を課題だと感じたこと、課題を修正のために今週取り組んできたことは?)
「このゲームで発生した最初の3つの決定機は我々のものでした。それは良かったと思いますし、立ち上がりから自分たちのサッカーをプレーしようとしました。ハーフタイム直前の失点で0-1になったことは非常に不運でした。それが心理面に影響を与えたと思います。後半の立ち上がりはあまりよくなかったと思います。つなぐ部分とロングボールでプレーする部分の判断で、ロングボールがもう少しあってもよかったということはあります。そして試合の終盤ではもう少し最後まで安定性を保って、もう少し運が味方をすれば2、3点取れていてもおかしくなかったと思います。ラストサードでの選手の関係性の練習はしてきましたし、そこでの鋭さを増したいと思っています。時間帯によってはオープンな展開になってしまいましたので、守備ではしっかりと状況を見ながら守ることができればと思います。そして、よりタイトな守備ができれば、それがロングカウンターやショートカウンターにつながっていくと思います。いずれにしても、攻撃にしても守備にしても選手たちの関係性の部分です」

(東京Vをまとまったチームと表現していたが、具体的どにのような点でまとまっていると感じるのか?東京Vとの対戦に向けてどういう準備をしているのか?)
「あなたは東京Vの方でしょうか?冗談です(笑)。4-4-2でまとまっていて、2トップからプレスが始まり、場合によってはセンターバックが前に出て守備をすることもありました。このようなチームに対して、裏に抜けるランニングがあると効果的だと思います。また、ピッチのあらゆるところで2対1の状況をつくることができればと思っています」

(ソルバッケン選手と大久保選手が先週、今週で全体トレーニングに合流したと思うが、現在の状況はどうか?どれくらいで実戦復帰できるのか?)
「オラに関しては全体の練習に復帰し、試合に向かって準備をし始めていましたが、昨日の練習で少し打撲があり、本日は別でしたが、明日状態を見なければなりません。ベンチに入る可能性はあります。トモも練習に復帰して、少し足首の症状を訴えていましたが、来週からはフルで練習することができると思います。2人とも来週からはフルメニューをこなすことができると思いますし、オラは日曜日の試合のメンバーに入る可能性があります」

(3日は埼玉スタジアムで初めて指揮を執るが、期待感やファン・サポーターの声援、初勝利の意気込みなどについてどう思っているか?)
「広島戦でも5,000から6,000人のレッズのファン・サポーターの方々を見ましたが、この試合ではもしかしたら55,000人くらいのファン・サポーターの方々に会えるかもしれませんので、非常に楽しみにしております。プレミアリーグと比較してもトップクラスのクオリティーがあるファン・サポーターだと思っています。良い、攻撃的なサッカーをお届けしたいと思っています。みなさんが楽しめるものにしたいと思います。そして恐れずにトライする選手たちの姿をお見せできればと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

3月3日(日)東京ヴェルデ戦【MATCH PARTNER ポラスグループ】(16:00・埼玉スタジアム)のチケットのご購入はこちらから
https://rex-ticket.jp

「5万人のファン・サポーターの方々に、アグレッシブなサッカーをお見せしたい」ペア マティアス ヘグモ監督(定例会見 3/1)

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