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「ホームのアドバンテージのもと、準決勝に進みたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 9/8)

8日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、10日に埼玉スタジアムで行われるJリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第2戦 ガンバ大阪戦に向けて意気込みを語った。

(YBCルヴァンカップ準々決勝の第1戦を敵地で勝利できたことは大きかったと思うが、試合後に選手に話を聞くと、スタミナ自慢である明本考浩選手から「体が厳しくなってきた」という言葉があった。マチェイ監督から見てチーム全体のコンディションはどう映るか?)
「疲労度レベルが違ったいくつかの選手のグループがあると見ています。今シーズン40試合くらいプレーしていますが、その中で疲労の蓄積が見られている選手が出てきています。それが何人かのメンバーを変えた理由でもありますが、アキ(明本)はいいパフォーマンスを見せてくれたと思いますし、怪我をして休んだ期間があったことによってコンディションも戻ってきていると思います。ガンバ(大阪)はまとまったチームで、いいビルドアップを持っています。相手チームを引き出しながらうまくプレーするチームですので、アキも含めてチーム全体にとってタフな試合になってしまいます。今季さまざまなチームと対戦してきていますが、2回対戦したチームで最も大きな差を感じたのがガンバ大阪でした。成長しているチームだと思います」

(第1戦は普段の出場機会が少ない選手も起用し、マチェイ監督も試合後に何人かの選手名を挙げて評価していたが、新しいオプションは見つかりそうか?)
「ルヴァンカップのステージで第一の目標は準決勝に進むことです。その次にさまざまな選手を今後のためにチェックするということもあります。結果は我々にとって非常にいいものでしたが、第1戦の悪い面は中島翔哉の怪我でした」

(大雨の中でのトレーニングお疲れ様でした)
「こういう天候は好きです」

(大雨はかなりやりづらいのではないか?)
「今日は雨によってトレーニングプランを変えました。でも明日の天気が回復することは分かっていますので、大丈夫です」

(アウェイでの第1戦に1-0で勝利してホームで第2戦を戦えることは有利だと思うが、準決勝に進むためにどういうことが大事になってくるか?)
「結果は良かったと思います。パフォーマンス以上の結果が出たと思います。パフォーマンスに関して、ほぼ全ての面で改善したいと思います。まずハイプレスのところです。より勇敢にハイプレスをかけに行かなければいけません。そしてボールを奪った後、第1戦よりよりしっかりとボールをキープできなければいけないと思います」

(押し込まれた状態でよくしのいだと思うが、あれだけ押し込まれると攻撃のテンポを出すのは難しかったのではないか?)
「G大阪がボールを握る試合になりましたが、押し込まれても守ることができたと思います。ただ、ボールを奪ったとき、もう少しボールを大事にキープできなければいけないと思います。ハイプレスのところで改善できるところがありますので、それができれば第1戦とは違う流れに持っていけると思います」

(第1戦の最後は5バックになったと言ってもいいと思うが、あれだけ低く守ってしまうとカウンターをするのも難しい。そうなると守りきるか点を取られてしまうかになってしまい、攻撃がない状態は望ましくないと思うが、どう解決したいと考えているか?)
「その通りだと思います。第1戦は守備をする位置が深すぎたと思います。時折ウイングが最終ラインに吸収されて5枚で守る流れになってしまいました。我々の狙いではなったところでそういう形になってしまいました。似たような流れになったのはJ1リーグでのホームで闘った名古屋グランパス戦ですが、そのときは意図的にトモ(大久保智明)が降りて森下(龍矢)選手を抑えるという役割でした。ただ、第1戦では意図的に行ったわけではありません。前半のうちにも見られていましたので、ハーフタイムでの改善点として私はウイングが下がり過ぎないようにということも言っていましたが、そうなってしまいました。ここは練習をして改善し、日曜日のゲームでは良くなっていることを願っています」

(いい位置でボールを奪ったときにはゴールを目指したいはずだが、いいボールの持ち方をすることによって相手の攻撃の回数が減ることや相手の攻撃のスタートの位置が悪くなるという要素もあると思う。そういう戦略的なところをどう考えているか?)
「前半10分に荻原(拓也)がシュートを外した場面がありましたが、そこでは我々がボールを奪った後にどうしたいかということがよく表れていたと思います。組み立てや配置も良かったですし、相手のライン間のスペースも使う展開にできました。その後、前半のうちに体力が低下してきて、ボールをもう少しキープできていればウイングが上がって髙橋(利樹)にサポートできる場面もつくれたと思いますが、そこまで行きませんでした。ディフェンスゾーンで奪って前に行けないときは、例えばサイドを変えながらボールを少しキープし、ラインを上げながら前に行く時間をつくらなければいけません」

(中島翔哉選手の負傷について言及していたが、どのような状態なのか?)
「翔哉はピッチに立って間もなく、相手とのチャレンジの中で筋肉を痛め、その後は普通にプレーできない状態になってしまいました。今はメディカルスタッフのところで治療しているところですが、早い復帰が望めるのか、それとも待たなければいけないのかという判断を待っているところです」

(体力的に厳しくなるのは、攻撃が早く終わってしまったり、上下動が激しくなることが原因になっていると思うが、意図しているよりも早くボールを離してしまったり早い攻撃になってしまったり、意図しない攻撃になっているということなのか?)
「ボールを奪ったら速攻することが望ましいですが、それは毎回ではありませんし、特にこの前のように押し込まれている展開では避けなければいけないものでもあります。あのような相手に対してはもう少しボールをキープしなければいけない時間帯もあると思います。ほぼレギュラー組で来たG大阪に対して、始めて組み合わせた11人で挑みましたので、少し苦しい時間もあることは予測していました。ただ、この日曜日の試合はホームゲームであり、それ自体が我々にとってアドバンテージですので、よりいいプレーを期待しています」

(想像以上に厳しい日本の夏の気候に驚いていると思うが、7月、8月の試合では一度もジャケットを脱がなかったと思う。マチェイ監督自身は夏の暑さは大丈夫だったのか?)
「試合中はジャケットを着るのが私の正装になっていますので、いつも着ています。サウジアラビアやUAEの経験もありますが、日本の夏には驚かされました。この夏の期間に関して、私のいろいろな組み立て方で間違っていたと思えることもありますが、それは自分の将来のことを考えるといい経験になりました」

(大雨について「こういう天候は好き」と言っていたが、その理由は?)
「暑いときに降る雨が好きです。今日、練習中にコーチたちとも話していましたが、例えば今日の気温が10度で雨が降っていたらそんなに喜んでいなかったと思います。どちらかと言えば晴れた日が好きですが、たまには雨を見ることも好きです。問題ありません。雨が降るとプレースピードも上がりますので、選手たちも好きだと思います」

(大久保選手は復帰までどれくらいかかりそうか?)
「トモはリハビリを始めているところですが、来週、病院にいってもう一度検査し、そこでどれくらいかかるのかということがはっきりします。9月中にトモを見ることは難しいかもしれません」

(大久保選手はサイドで主軸を担っており、キープレーヤーの一人だったと思うが、早川隼平選手やアレックス シャルク選手など、今後はどうあってほしいと考えているのか?)
「トモが攻撃のメインパワーだったことは秘密でも何でもないと思います。ゲームの流れを変えようと思ったときも、トモと敦樹がまず頭に浮かびます。天皇杯で途中から投入したときも彼らのおかげでいい結果を残すことができました。今は他の選手たちにとって自分の能力を見せる時間になると思いますが、第1戦に出場した選手はしっかりとそのチャンスを生かしたと思います。アレックスがミドルシュートから決勝点を挙げましたが、難しい状況の中で彼のクオリティーを見せることができたのは私も良かったと思っています」

(アレクサンダー ショルツ選手は疲労で第1戦のメンバーから外れたのか?)
「アルビレックス新潟戦の後に痛みがありましたので第1戦は外れましたが、第2戦に向けては準備できています」

(国内のカップ戦であるYBCルヴァンカップのタイトルや、そのタイトルを目指して闘うことの価値についてどう考えているか?)
「トロフィーまで4試合というところに今いますので、非常に重要な大会です。できる限りのことを実行して準決勝に進みたいと思っています。同時に今後数週間、数ヵ月のことを考えると、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)もありますので、かなりタイトなスケジュールが待っています。最後の最後に(FIFA)クラブワールドカップがありますが、J1リーグで8試合、ACLで6試合プレーします。そして今、スタッフ全員で選手たちの状態を一生懸命把握し、どの選手がプレーできるのか、どのくらい長くプレーできるのかというところも見ています。疲労の蓄積からの怪我もありえますので、疲労は非常に危険なものです。この前の試合で(酒井)宏樹をベンチに置いたのもそういった理由からです」

(安部裕葵について、以前は9月ごろの出場を期待していると言っていたと思うが、現在の状態はどうか?)
「かなりいい形でコンディションを上げてきていましたが、筋肉の張りが強まった時期がありましたので、1週間くらいチーム全体とは別でトレーニングしていました。もう練習に復帰し、日々コンディションを上げている状況です。9月には裕葵は見られないと断言はできません」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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