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エカニット パンヤ 加入会見

29日、エカニット パンヤの加入会見が行われ、エカニットと、土田尚史スポーツダイレクター(SD)、西野 努テクニカルダイレクター(TD)が出席し、メディアからの質問に答えた。

【土田尚史SD】
「みなさん、こんにちは。ただいまご紹介いただきました土田です。よろしくお願いします。本日、お忙しい中、エカニット パンヤ選手の加入会見にお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。今日、エカニット選手をみなさまにご紹介できることをうれしく思っています。今日はよろしくお願いします」

【エカニット パンヤ】
「こんにちは。初めまして。エカニット パンヤです。ニックネームはブックです。よろしくお願いします(全て日本語であいさつ)」

[質疑応答]
(浦和レッズに合流して数週間経つが、レッズの印象やレベルなどをどう感じているか?)
「まずレッズへの加入に関して、ムアントン(ユナイテッド)の会長やレッズの強化部のみなさんに感謝したいと思います。Jリーグでプレーすることが夢ですので、レッズに来られたことをとてもうれしく思っています。レッズに加入してみて、自分が頑張らなければいけないことがたくさんありますので、これからも自分を見せていきたいと思います」

(エカニット選手やパンヤ選手、ブック選手という愛称もあると思うが、どのように呼ばれたらうれしいのか?)
「できればニックネームのブックでお願いします」

(レッズに加入するに当たって、夢や野望などはあるのか?)
「Jリーグでプレーすることが夢だと言いましたが、その夢を持ってレッズに加入しました。まず監督、コーチングスタッフに自分のいいところを見せ、試合に出て、レッズの一員になりたいと思っています。レッズというチームは日本だけではなくアジア全体でとても有名なチームですので、僕もレッズの選手の一員としてJリーグで夢をつかみたいと思っています」

(レッズを応援する方々にどんなプレーを見せていきたいと思っているのか?「頑張らなければいけない」という話もあったが、どんなところに課題を感じているのか?)
「僕のポジションであるトップ下で自分の色を出していきたいと思っています。自分らしいプレーを見せていくことが重要だと思っています。課題としては、守備に関してタイミングなどうまくいっていないところがありますので、そこは改善していきたいです」

(レッズには前線に個性豊かな選手がたくさんいるが、連係についてはどうか?)
「トップ下は競争が激しいポジションだと思います。合流して間もないので、まずチームメートに認めてもらい、監督やコーチングスタッフにも自分の良さを見てもらえるように頑張っていきたいと思っています。これから自分のいいところを出していければチャンスはあると思っています」

(昨日の練習で両足のすねの下を気にしていたが、コンディションはどうか?)
「昨日は途中離脱しましたが、怪我ではありませんし、今日はトレーニングできました。大丈夫です」

(土田SDに質問です。エカニット選手の加入によってどういったメリット、変化を期待しているか?)
「我々も攻撃的なポジションでの彼に期待することは大きいです。早くチームになじんでもらい、戦力になっていただきたいと思っています。彼のいいところは技術や戦術理解能力の高さですので、そういったところを思う存分ピッチで披露してもらいたいと思います」

(フットボール本部に質問です。2年目くらいにムアントン ユナイテッドとパートナーシップを結んだが、その関係がエカニット選手の獲得にどれくらい影響したのか?今回は期限付き移籍だが、獲得の経緯は?)
土田SD
「ムアントンは提携を結んでいただいているクラブです。昨年10月にJリーグの提携国であるタイ、そのチームであるムアントンを西野TDにゲームを中心としてトレーニングにも視察に行ってもらいました。その中で彼と出会いましたが、それから今年の5月に練習に参加していただいて、そこから獲得の流れになりました」

西野TD
「昨年10月に視察に行った目的は2つあり、若手の練習参加、昨年は木原(励)と福島(竜弥)が参加しましたが、その環境視察と、戦力になる選手を発掘することでした。行く前からビデオ等で編みかけはして、他のスカウト担当と一緒に名前をリストアップしていましたので、タイに行く前から彼の名前はリストにありました。実際に試合を1試合とトレーニングを見させてもらい、可能性があるなということで、昨年の10月からムアントンとも連携して情報をもらい、活躍、パフォーマンスを見守りながら、この5月にムアントンの推薦も含めて3選手に練習参加に来てもらいましたが、ブック選手はこちらから指名して来てもらいました。そういうプロセスを経て、今回は期限付き移籍という形ですが、レッズでのプレー機会を本人にも持ってもらい、本人もチャンレンジしたいと。浦和レッズとしてもそういう新しいチャレンジをしたいということで、今回実現に至りました」

(エカニット選手にとってはチャンスでありチャレンジだと思うが、どのような決意を持って日本に来たのか?)
「まずこのお話をいただいたレッズの強化部に感謝申し上げます。僕にとって今回の話は決断が難しくありませんでした。お話をいただいたときには『行きます』という気持ちでした。Jリーグでプレーしたい、チャレンジしたいという気持ちの方が強かったです。来たからにはサッカーだけではなく、ピッチ外のこともありますので、環境にも慣れ、食べ物や自分の生活もプロらしくしていかなければ、レッズの一員にはなれないということを強く思っています。日々の練習から一生懸命取り組み、みんなに認めてもらい、自分のいいところを出していきたいと思っています。」

(Jリーグにはチャナティップ選手やティーラシン デーンダー選手、ティーラトン選手など、さまざまな選手が来ているが、そういった選手たちのプレーを見たり、自分のプレーと比較したりしながら、自分がJリーグでどれくらいやれそうだと想像はできているのか?)
「Jリーグでプレーしていた先輩方のプレーを見ていましたので、先輩方のいいところを見習いながら、どういうプレーがいいのかタイで実践していました。実際に日本に来て思っているのは、僕もやれるということです。そういう気持ちでいなければやっていけませんので、まずは頑張りたいと思います」

(宮本優太選手と似ているということも話題になっていたが、チームの中で仲良く話せるようになった選手はいるか?)
「今は寮に住んでいますが、堀内(陽太)選手とよく話しています。いろいろな先輩たちともなるべく話すようにしていますが、一番仲が良いのは堀内選手です」

(レッズでプレースタイルが似ていると感じたり、参考にしたいと思ったりしている選手はいるか?)
「いろいろな選手がいますが、僕は僕だと思います。誰かに似ているとは思いませんし、ポジション争いは激しいと思いますが、まずは自分の良いところ、自分の色を出していくことが僕の仕事だと思います。自分らしさを出していけば試合に出るチャンスも巡ってくると思いますので、まず日々の練習を頑張っていきたいです」

(加入する前からレッズの試合を見ていたかもしれないし、加入してからもスタジアムで試合を見る機会はあったかもしれないが、埼玉スタジアムの雰囲気、ファン・サポーターの印象はどうか?)
「5月に練習しに来たときはいろいろなところを見せてもらいました。練習もそうですが、みんなが一生懸命やっていましたので、僕も頑張らなければいけないと思っています。レッズのファン・サポーターの方々はみなさんも知っている通り、アジアで一番勢いがあると感じています。ホームのレッズは最も怖いチームになると思います」

(フットボール本部に質問です。戦力として考えたことが前提にありながら、エカニット選手の加入がムアントン ユナイテッドとの関係やレッズ自身にどんな影響を与えると考えているのか?)
西野TD
「先ほど申しましたように、ムアントン ユナイテッドというクラブとの提携はいろいろな成果が出ています。育成組織のチームは昨年も今年も遠征に出向いていますし、選手を受け入れてもらったりしていました。そして今回、ついにトップチームの交流ということで、戦力目的で選手を獲得することができました。そういった意味では、ムアントンにとっても浦和レッズにとっても選手にとっても一緒に新たなチャレンジをして、みんなで少しでも成功していいチーム、いい選手、いいクラブになっていくために協力しています。国際的な協力関係を持って、一歩、二歩前に踏み出していると思っていますし、そう見ていただけるとうれしいです」

(ブックという愛称になった理由は?)
「タイのニックネームは親に付けてもらいますが、僕もまだ両親になぜ付けたのか聞いていません。由来は分かりません(笑)」

(北海道コンサドーレ札幌でプレーしているスパチョーク選手が「エカニット選手との対戦を楽しみにしているし、今のJリーグはタイの選手が少ないのでさみしい」と言っていた。そういう意味での自分のプレーの影響についてどう考えているか?)
「札幌と対戦するときはスパチョーク選手と対戦したいと思っています。今回Jリーグに来るに当たって、タイでプレーしていたリーグよりも高いレベルでプレーできることが僕にとってすごくいいチャレンジだと思っています。今回のチャレンジは自分が持っている力以上を出していかないと成長もできないと思っていますので、自分の成長を兼ねて、夢を持ってチャレンジしていきたいと思います」

(スパチョーク選手は、「エカニット選手がJリーグに来たことはタイ代表がもっと強くなるきっかけにもなるのではないか」と言っていたが、その点についてどう考えているか?)
「Jリーグに来ることで自分がレベルアップできることは間違いないと思っています。僕だけではなく、今後Jリーグにチャレンジしに来る後輩たちの道にもなると思いますし、僕が頑張らなければいけないと思っています。タイ代表に関しても力の底上げになると思いますし、頑張っていきたいです」

(AFCチャンピオンズリーグで勝ち上がっていくためにエカニット選手の力も必要になってくると思うが、アジアでの戦いは楽しみか?今回グループステージでタイのチームと対戦できないのは残念かもしれないが、勝ち上がってタイのチームと対戦することを楽しみにしているのか?)
「ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の前に自分がチームの一員になること、試合のメンバーに入ることを目標にしていますし、頑張って慣れていかなければいけないと思っています。ACLもそうですが、メンバー入りできたら、できるだけチームの力になっていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】





エカニット パンヤ加入会見の様子はYouTubeにでご覧いただきます。


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