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「優勝への希望を持ち闘い続けたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 8/16)

16日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、18日に埼玉スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ 第24節 名古屋グランパス戦に向けて意気込みを語った。

(4試合勝利から遠ざかっている状況だが、勝利がない期間を過ごすことはマチェイ監督も初めての経験ではないと思う。そういうときにはどしっと構えた方がいいと思うのか?それともチームに変化を与えた方がいいと考えるタイプなのか?)
「まずなぜパフォーマンスがうまくいっていないのか、その原因を突き止めることが重要だと思います。結果は我々の期待からほど遠いものになっています。また、高いレベルをキープできていないという状況があります。この2試合を比較しても、全く違う2試合になっています。落ち着いて物事を進めなければいけないと思いますが、改善点はしっかりと伝えました。そしてそれが次の試合でよくできると期待しています。

それと名古屋のことを考えてのメンバー選びとは別の作業だと思っています。夏の中断明け3試合の我々の選手のパフォーマンスを分析し、練習でのいわゆるサブ組のパフォーマンスも分析し、広島戦の試合当日に練習試合も行いましたので、そちらの内容も分析しながら進めています。それを考慮した上で名古屋戦の先発メンバーを決めたいと思っています」

(シーズン全体としてゴール数が少ないことが事実としてあると思う。ゴールを取ること以外に興味がないようなストライカーがいるチームではないと思うが、チーム全体でもっとゴールを取れるようにするために、どんなことが解決されるべきなのか?あまり時間はないが、ゴールを取ることに特化した選手をチームに加えた方がいいのか?)
「まず今ここにいる選手たちのことを考え、全体のパフォーマンスを上げることが重要だと思います。(横浜F・)マリノス戦ではいいチャンスをつくっていたと思います。最後の決定率が低かったと思います。そして、ゴールを取るためだけにプレーするタイプがいないという話でしたが、私は今いる選手たちに集中したいと思っています」

(前節のサンフレッチェ広島戦の後に岩尾 憲選手に話を聞いたが、「立ち返るべきところはしっかりとあるし、それは提示されている」と言っていた。ここ2試合は中断前とタイプが違う試合が続いたと思うが、次の試合に向けて立ち返る場所、チームにとって大事になることは?)
「今季何度も我々が見せてきた強みがこのチームにあります。それは非常にまとまった守備であり、非常に強度の高いハイプレスでもあります。そういったことが我々のベースにありますので、それを見せ続けなければいけないと思いますが、試合によってはそれができていなかったことがあります。また、高温の環境の中、試合に向けた準備の練習もそれに合わせて内容を変えてきています。さまざまな要素があると思いますが、いろいろと改善できると思っています」

(次の対戦相手である名古屋は横浜FMとも広島ともタイプが違うチームであり、教訓をそのまま生かしづらい状況ではないか?)
「ホームゲームとアウェイゲームを比較しても我々のレベルの差があると思います。今シーズン抱えている問題の一つでもあります。ホームゲームでは自信を持って高い強度のプレーが発揮できていると思います。ただ、アウェイゲームでそれをお見せすることができていないと思います。横浜FM戦後、コーチングスタッフともいい方向に向かっているという話をして、次の試合でさらに一歩前進すると期待していましたが、広島戦では30分を過ぎたころから強度も落ちましたし、チームのルールも少し乱れていました。期待はずれの結果が続いていますが、我々のやり方、我々が進んでいる方向は間違っていないという信念のもと、今までやってきたことに継続性を持たせなければいけないと思っています。J1リーグでもまだ勝ち点33が残っていますので、今後もさらにハードワークしながら続けていきたいと思っています。やることはたくさんあります」

(ホームゲームとアウェイゲームでレベルの差があるという話だったが、マチェイ監督が考えるその一番の要因は?)
「いい質問ですね。我々も今それを考えているところですが、たくさんの要素があると思います。私はメンタル面が重要だと思います。ここ直近のアウェイ2試合、名古屋戦と広島戦ですが、この2試合を比較すると似たような流れになっていました。非常にいい立ち上がりでチャンスもつくっていましたが、相手が決定機をつくった後にチームが少し自信を失ってしまっているような姿がありました。中にはかなり若い選手もいますが、チームとしてこのような状況の経験は積んでいますので、しっかりとマネジメントしなければいけないと思います」

(首位と勝ち点9差になっているが、優勝争いという視点ではどう感じるか?)
「この中断が明けてから2週間経ち、中断明けの状況より勝ち点差で悪化しましたが、我々は次の試合で勝ち点3を取るということを考えながら、優勝への希望を持ち闘い続けたいと思います。しっかりと信念を持っていきたいと思います」

(広島戦の前半は悪くなかったと思うが、その要因はホセ カンテ選手と明本考浩選手の関係が良かったことにあったと思う。2人の関係から今後の解決法は見えたか?)
「この前の試合でいいところを見つけようとすれば、まず一つはカンテのパフォーマンスだと思います。試合をプレーするごとに彼は良くなってきています。もう一つのいいニュースは明本が怪我から復帰してプレーできる状態になったことです。彼は怪我をするまでも重要な選手でしたし、彼が復帰できたことはうれしい出来事です。広島戦では戦術的な理由で彼をウイングとして起用しましたが、非常に良かったと思います。ビルドアップの中でシャドーのポジションに入るという役割でしたが、しっかりと実行してくれたと思います」

(2人の関係はどんなシステムでも面白いと思うが、明本選手は栃木SCでFWとしてプレーし、2トップのような形も経験していた。カンテ選手もどちらかと言えば1トップよりは2トップで機能する選手だと思う。これまでも2トップでプレーしたことはあるが、今後も導入していく考えはあるのか?)
「ホセのパフォーマンスは近くにサポートする選手がいるときに発揮されます。それは2トップであってもいいと思いますし、トップ下が近くにいく、あるいは広島戦で明本が実行したようにウイングが中に入っていく形でもいいと思います。ホセは組織的なプレーができる能力を持っています。そういった意味でも、中島翔哉が早く先発出場できることを願っています。この2人の組み合わせは面白いかもしれません」

(名古屋はキャスパー ユンカー選手もマテウス カストロ選手もおらず、天皇杯のときとは違うチームになると思うが、どのような印象を持っているか?また試合の大事なポイントはどんなところにあると考えているか?)
「名古屋は天皇杯に出場していなかった永井(謙佑)選手や新加入の森島(司)選手が先発メンバーに入ってくる可能性がありますが、この前の試合に出場していた選手とはタイプの違った選手になります。ですが、チームとしてのスタイルが大きく変わることはないと思います。そして我々がホームゲームでいつも見せているような姿、つまりハイプレスをかけて押し込んでいくような試合にしたいと思っています」

(天皇杯の名古屋戦の後にはファン・サポーター同士の揉め事もあり、18日の試合はいろいろな意味で真価が問われる試合になるのではないか?)
「私はピッチ上のパフォーマンスを上げることに集中したいと思います」

(中島選手はここ2試合途中出場で少しずつプレー時間を増やしているが、彼のパフォーマンスの評価は?)
「短い時間でしたが、彼のスキルを見ることができました。チームが必要なときにボールを握ることもできますし、パスもトライはしていたと思いますが、まだフィジカル面が完全に整っている状態ではありません。そこは私も我慢強く待たなければいけないところですが、今までいた選手とはまた違ったトップ下です。ですので、前線でオプションをたくさん増やしてくれる選手だと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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