NEWS

さらに上へ 〜岩尾・荻原コメント〜

重要な一戦を前に、選手たちは何をおもうのか。どんな意識で重要な一戦に臨むのか。

6月4日、浦和レッズはホームの埼玉スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ 第16節 鹿島アントラーズ戦【MATCH PARTNER タニタ】に臨む。

7連戦の5試合目。J1リーグで連勝し、ホームゲーム2連戦で迎えるのは、30年の歴史で何度も激闘を繰り広げ、どこよりも負けたくない相手だ。

ジュニアユースからレッズのユニフォームを着て闘い、2年半の期限付き移籍を経て成長した姿を見せている荻原拓也、レッズ加入2年目ながらチームが勝つためにどうあるべきかを常に考え続けてきた岩尾 憲に意気込みを聞いた。

荻原は重要な一戦を前に目を鋭く光らせていた。「どんな相手でも負けたくない」。それも本心でありながら、一方で鹿島に対する意識はサッカー選手として育つ中で血肉になるように感じてきた。

「チーム名を聞いたときに一番負けたくないと思う相手です。さいたまダービーも負けてはいけないということは昔から思っていましたが、鹿島に対してはそれと同じくらい、もしかしたらそれ以上の気持ちがあります」

昨季は期限付き移籍先の京都サンガF.C.で鹿島と対戦した。しかし、気持ちは過去とは少し違っていた。

「他のクラブでプレーしているときは、数あるチームの一つだったかもしれません。何がなんでも鹿島に負けたくない。それはレッズで闘っているからです。赤いユニフォームに袖を通しているから。ファン・サポーターの方々もそうですよね。選手はファン・サポーターの方々のそういう気持ちを背負って闘わなければいけません」

中学生からレッズの一員として闘ってきた荻原に対し、岩尾は加入2年目。それでもレッズはどういうクラブなのか、レッズのファン・サポーターは何を求めているのか、その中でどうすれば良いチームになり、結果を出せるのかを約1年半、絶え間なく考え続けてきた。

そして鹿島戦の重要性は、考えるだけではなく実際に身をもって体感した。

「昨年はチームの状態があまりよくない状況で、ホームでの鹿島戦を迎え、ファン・サポーターの方々の叱咤激励があった中で引き分けてしまいました」

自分も悔しかった。ただ、ファン・サポーターが悔しがる姿を見て、「次こそは」というおもいを強くした。

「昨年の経験も踏まえつつ、チャレンジャー精神を持ちながら、ファン・サポーターの方々の力を含めて自分たちが上回っていかなければいけません」

アジアの頂点に立った直後のサガン鳥栖戦こそ望んだ結果が出なかったものの、そこから公式戦で4勝1分の負けなし。J1リーグでも連勝し、再び上昇気流に乗ってきたと言える。

岩尾は先発出場を続けている立場として、先制を許していることに自責の念を感じている。「1-0や2-0で勝っている状態で途中出場する選手にバトンを渡すことが重要」だと。ただ、アディショナルタイムのゴールで逆転勝利した前節のサンフレッチェ広島戦を例に挙げながら、現在のチーム状況の良さをこう説明する。

「逆転勝利が多いですし、最後まで誰も諦めない姿勢、勝利に向かっていくみんなのパワーは、本当に今のチームのストロングポイントです」

そうチームに感じられる状況で鹿島戦を迎える。理論派の岩尾と比べれば感覚派だが、周囲の状況や空気感を敏感に感じ取る荻原は、試合中の雰囲気にも好感触を得ている。

「スタジアムを含めて雰囲気はありますよね、勝てる雰囲気が。ホームで勝ち慣れてきていると思います。やはり埼スタは特別です。ドラマが起きます。広島戦も1-1になった瞬間に雰囲気がかなり変わりました。それがホームの強さですし、ホームで勝てるチームは強いです。スタジアムに足を運んでくださる方々の力を借りたいですし、一緒に闘いたいです」

そして荻原は何度もうなずきながら静かに、しかし闘志を沸き上がらせるような様子で続けた。

「いいと思いますよ。逆転で勝った後に、鹿島。鹿島には負けたくないですよね。絶対に勝ちたいですね。順位表を見ても、試合数が少ない状態でさらに上に行ける可能性がありますし、ここで勝つことは大事です」

「大事」という言葉を用いたのは岩尾も同じだった。

「ここで勝てるかどうかはかなり大事です。もう一つ上に行けるように、勝つための準備をしていかなければいけません」

準備は気持ちの面も含め、試合開始のホイッスルが鳴る瞬間まで続く。その中で今、勝つための準備は進んでいるのか。

中心に立ちながらも、まるで俯瞰するようにチームの状況を見つめ、把握する岩尾は、引き締まった表情でこう話した。

「そういう雰囲気はあると思います。この試合は大事だとみんなが分かっています。誰も今の順位に満足していませんから」

鹿島戦はいよいよ明日、6月4日(日)17時に埼玉スタジアムでキックオフ。全員で闘い、勝つ。さらに上へと突き進む。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

6/4(日) 鹿島アントラーズ戦【MATCH PARTNER タニタ】(埼玉スタジアム・17時キックオフ)
チケットのご購入はこちら
https://bit.ly/42mocQ8

さらに上へ 〜岩尾・荻原コメント〜

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • チケットぴあ