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荻原「もっと強気に行きたい」

29日、トレーニング後に荻原拓也がオンラインでメディアの質問に答え、現在の状況や31日に埼玉スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ 第11節 サンフレッチェ広島戦の意気込みを語った。

(J1リーグ6試合連続で先発出場しているが、自身の手応えはどうか?)
「ここ数試合はあまりいい手応えはないというか、もっと自分の良さ、自分の価値をピッチ上で出さないといけないということがここ数試合の印象です。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)決勝前は手応えがありました」

(京都サンガF.C戦は期限付き移籍でプレーした古巣との対戦となったが、京都のホームでプレーする感覚はどうだったのか?)
「スタジアム全体がホームという感じで、不思議な感じでした。試合が終わった後も京都のファン・サポーターが僕のことを迎えてくれました。いろいろな縁があり、たくさんの方に助けられながら、支えてもらいながらサッカー人生を送れていて、幸せ者だと改めて感じました。そういう感謝の気持ちをピッチで還元して、自分が成長してもっと大きくなりたいと改めて思いました」

(荻原選手は「体は熱く、頭な冷静に」ということをよく言っているが、京都戦に関しては両方とも熱くなっているようにも見えましたが?)
「そんなことはありません。なぜか分かりませんが、かなり冷静でした。小さなミスがあったり、自分の良さを出しきれなかったりしたことは一番大きなところだと思っていますが、古巣との試合はかなり難しいとされる中でベースはしっかりと出せましたし、悲観的なことはありません。熱いというか、普通でした」

(育成組織で育ってトップチームに昇格後、期限付き移籍から成長して復帰できれば、ということはサッカー界ではよくあることだが、成功例がすごく多いわけではない。今までの経験を得て、レッズでどのような手応えを感じながらプレーできているのか?期限付き移籍で得たものは今の荻原選手自身にどう生きているのか?)
「何から話せばいいのか難しいです。プレー面での成長もあると思いますが、人としての成長は、プロになってからずっとレッズでやっているのと、他のチームを経由して6年目になって、レッズでプレーするのとでは全く違うと思います。いろいろなチームを経て、いろいろな経験をして、まず人として成長できたということがあります。僕は期限付き移籍でしたが、その先でどれだけチームを好きになってチームに貢献できるか。片足ではなくしっかりと両足を突っ込んで、そのチームのために年間を通して闘えるかということは、一試合一試合を全力で闘って2年間が経ち、今こうしてレッズでプレーできているのは…。話をしていて迷子になってしまいましたけど、何が言いたいかというと、どのチームでもそのチームのために全力でプレーすることが期限付き移籍する選手にとって一番大事なことだと思います。それは簡単ではありません。複雑な気持ちになって難しいメンタリティーだと思います。完全移籍ではないので。でもそれを完全移籍に近いメンタリティーでやれるかが大事だと思います」

(今季は2試合だけメンバー外で、明治安田生命J1リーグ 第2節 横浜F・マリノス戦のみメンバーに入って出場しなかったが、それ以外は出場している。試合に出続けることは難しいと思うが、荻原選手自身が出続けられている要因をどう感じているか?)
「プレー面でのメンタリティーでもベースが期限付き移籍をして高くなったというか、選手としての強さではないですが、土台のようなものがしっかりとつくれたからこそ、監督やチームが違っても試合に絡んでいけていると思います。自分の中ではもっとレッズでやれると思いますし、もっと自分の良さが出せると思っています。パフォーマンスで言ったら満足できるようなものが出ていないと思っていますが、難しい環境の中でも適応能力などのベースが高くなったからこそ、試合に絡めていると思います。他の選手がどうかは分かりませんが、自分自身はチームを勝たせたいという気持ちが強いからだと思います」

(京都戦では曺 貴裁監督とどんなやり取りがあったのか?)
「試合が終わった後に話しましたが、自分自身まだまだだなと思いました。古巣の京都に対して今までで最も自分を出せなかった。自分の問題もありますし、チームとしてもあると思います。京都だからこそ、曺監督の前で自分の良さを出したかったです。試合に関しては、早い時間にイエローカードをもらってしまって難しい展開になってしまいました。それもあって早い交代になってしまいましたし、不完全燃焼でした。ホームで闘うときはレッズにさらにフィットして、自分の良さをもっと出したいです。曺監督とは普通の会話をしただけです。近況報告と『頑張れよ』といった感じでした」

(攻撃面でこういう動きをすればもっとゴールに直結すると感じていることは?)
「試合を見返しても、攻撃の部分は難しいという印象です。何かを変えなければいけないことは間違いないですし、要因はいろいろありますが、一つはボランチとの関係性だと思います。岩尾(憲)選手がセンター、アンカーのポジションに立っていて、伊藤敦樹選手は右に流れることが多く、機動性もあって右のシャドーのような形にもなります。左サイドにボールが入ったときに岩尾選手が寄ってくるのか、それともトップ下の安居(海渡)選手がサポートに来るのか。そこにつながりが持てれば人数が多くなり、相手の守備にもハマらずにうまく打開できると思いますが、まず人がいないということを感じています。そうは言っても立ち位置が取れない瞬間はあると思いますので、そういった中で自分の持ち味であるドリブルで剥がすシーンが増えれば、前向きの強い選択ができれば自分の価値を見出せますし、かなり状況が変わると思います。自分で変えられるところは明確になっています。それは技術的なことよりもメンタル的なことです。リスクを恐れることがかなり影響していると思いますので、試合の中でもっと強気に行きたいです」

(守備の連動性の手応えはどうか?)
「守備は京都のように決まっている感じではないので、奪いに行くか行かないかという判断は、連係もありますが自立してやらなければいけませんし、個人の力量になってきます。1対1でやられないことは大前提としています」

(「強気に行きたい」ということに尽きるかもしれないが、この数試合の反省や相手が広島であることを踏まえて、どんなプレーをしたいと思っているか?)
「そうです。もう答えは出ていると思いますが、強気な選択を増やして、攻撃でチームに貢献したいと思っています。攻撃で貢献できなければ自分が出ている意味がないと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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