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西川「最後に全力で闘い、全員で勝ちます。必ず優勝して、2019年のリベンジをしたい」

5月2日、トレーニング後に西川周作がオンラインでメディアの質問に答え、6日に埼玉スタジアムで行われるAFCチャンピオンズリーグ2022 ノックアウトステージ 決勝 第2戦 アルヒラル戦の意気込みを語った。

【西川周作】
(アウェイでの1-1は悪くない結果だと思うが、周囲も含めて「優勝できる」という気持ちが沸いてきてしまい、そういうときほど危ないということは歴史的にもあると思う。チームの引き締めについてどのように考えているか?)
「まず1-1という結果に対してはチーム全体としても非常にポジティブです。経験している僕たちもアウェイで1点取れたことは非常に良かったと思っています。失点はしましたが、逆に1-0で勝つよりも1-1で引き分けて帰ってきた方が緊張感が増すと思います。ホームでアウェイゴールを取られてはいけないというところでも、ポジティブなスコアだったと思っています。GKとしてどんな試合でも油断してはいけないと思っていますし、チームがピンチのときに助けるのが自分の仕事だと思っています。ホームではアウェイよりも素晴らしい雰囲気の中、プレーできると思っていますので、それを力に変えたいです。先発で出ている選手だけではなく、途中出場の選手も素晴らしいプレーをしてくれています。ホームの力を借りてプレーできる喜びを感じながら闘いたいです」

(17年は第1戦を同じようなスコアで勝つことができて、19年はアルヒラルに敗れたが、過去2回の対戦と比較して、自分たちやアルヒラルの変化をどのように感じていて、第2戦に向けてどのように生かしたいと考えているか?)
「アルヒラルは、2017年はチームとして個というよりは組織で戦っていたと思っています。2019年は組織プラス個、外国籍選手をうまく使って素晴らしい選手が1人ではなかったということが彼らにプラスを与えていたと思います。2019年は組織と個の両方で手強さを感じました。今回のアルヒラルと対戦して思ったことは、組織よりも個の力で戦おうという雰囲気がありますので、隙はあると思っています。

自分たちの力は開幕から積み重ねてきたものを試合でも出せてきていますので、チームの成長を感じることができています。立ち上がりが悪くても試合の中で修正できることが今の強みだと思っています」

(西川選手が経験者として他の選手たちに声を掛けていたようだが、ホームでの戦いを前にしてどんなことを伝えたいか?明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ 決勝ではアウェイでの第1戦を1-0で制し、ホームのあれだけの雰囲気で先制したが逆転されてしまった。ホームにはプラスの面だけではなく難しさもあると思うが、満員の埼玉スタジアムを経験していない選手が多い中、経験者としてどのようなアプローチをしたいか?)
「まず選手としてあのピッチに立てば間違いなくモチベーションも高まるでしょうし、今まで感じられなかった感情や緊張を感じることができる舞台だと思います。みんなもそうですが、僕自身も立ってみないと分からない部分があります。でも、いつも通り挑むことが本当に大事になります。2016年もそうですし、2014年のJ1リーグ優勝がかかったガンバ大阪戦を忘れてはいません。あのホームのイケイケな雰囲気で自分たちも点を取りに行き、逆にやられてしまった苦い経験もあります。逆に2017年はホームの素晴らしい後押しを受けて1-0で勝つことができました。前半は固い試合になるかもしれませんが、特に後半は浦和レッズのファン・サポーターの方々の声援はさらに大きくなってくれますし、間違いなく自分たちの力になりますので、想像するだけで鳥肌が立ちます。特別に何かを言うというよりは、いつも通り挑めるかということにチャレンジしたいと思っています」

(第1戦が終わった後に2019年の方がアルヒラルは強かったという選手もいたが、それはアルヒラルが変化した部分もありつつ、過去のACLよりもレッズが組織的に戦えるからこそ、そう感じられたのではないか?)
「相手をどう見るかということも大事ですが、逆に自分たちがどう成長してどういう理由だから負けない戦いができているかという分析すると、間違いなく浦和レッズが成長できていると思います。攻撃パターンも非常に増えていきていますし、2019年は戦う術、点を取る手段が難しいところがあり、2017年はチームとしても守備的なコンパクトな戦いもできていました。今僕が感じているのは、堅い守備からしっかりとゴールすること、ボールを握る時間帯ならボールをしっかり握るという使い分けがうまくできてきていると思います。それをホームで、満員のスタジアムでいつも通りできるかというところに気を付けていきたいです」

(第1戦の失点は崩されたわけではないのでもったいないところもあったと思うが、第2戦で無失点に抑えるために締めていきたいことはあるか?)
「J1リーグも含めてセットプレーでやられていないことはポジティブですが、決勝戦の最後の1戦でやられてしまうことがないようにしたいです。自信を持つことも大事ですし、守りきることも大事ですし、地に足を付けて守りきることが大事だと思っています。今までできていたことを過信せず、しっかりと自分たちを見つめて守ることが大事だと思います。相手は間違いなく点を取りに来ると思いますし、自分たちはそれを利用しながら逆に点を取りたいと思っています。緊張感がある戦いになると思います」

(第1戦は中東初経験の選手が多い中で立ち上がりに失点したにもかかわらず、落ちずに反発力を示したと思うが、ACLのアウェイをあまり経験していなかった選手たちの姿はどう見えたか?)
「非常にたくましく見えていました。決勝戦が初めての選手もいましたし、ACLの舞台、サウジアラビアのアウェイの雰囲気の中で初めてプレーする選手もいましたが、そういうことを感じさせないくらいのプレーをみんながしていたと思います。体を張って、自分たちが勝つんだ、点を取りに行くんだという姿勢をみんなが見せていました。先発で出ている選手だけではなく、途中から出てくる選手の質はJ1リーグも含め、本当にレベルアップしていると感じています。みんなが同じ方向を向いて闘っていますし、ベンチの選手も興梠(慎三)選手がゴールを決めたときにみんなが喜んでいて、ああいう姿を見るとワンチームだと感じます。みんなでもっと成功体験をして、より良い状態にチームを持っていきたいと思っています」

(第1戦の66分のビッグセーブはアルヒラルが組織的に崩してきて、ムサ マレガ選手に前を向かれてシュートを打たれたが、西川選手が触っていなければ、直接入らずゴールポストに当たっていたとしてもオディオン イガロ選手に詰められていたと思う。あの場面の描写を語るとしたらどうか?)
「マレガ選手のプレースタイルは自分も映像を見ながら頭に入っていましたので、ターンされたときに来るという自分のイメージ通りのシュートでした。触っているか触っていないかギリギリの、ゴールキックにはなりましたが、分析の方のおかげということもあります。ああいうシーンは次もあると思いますので、マレガ選手だけではなく、イガロ選手も相手を背負ったときのクオリティーが高く、背負うだけではなくターンもできてしまうところでは要注意の選手だと思っています。第1戦の後半に思ったのは、前線のFWやサイドの選手はボールが入らないとイライラしてくるという特徴がありますので、我慢強く闘ってイライラさせたら自分たちのペースになると思いますので、先にゴールを取っていきたいです。隙は間違いなくありますので、その隙を突いていきたいですし、自分たちは隙を与えないということに集中していきたいです」

(レッズのファン・サポーターへのメッセージや第2戦の意気込みはどうか?)
「決勝戦、残り1試合になりました。僕たちは本当に浦和レッズのファン・サポーターの方々に支えられながらここまで来られたと思っています。最後に全員で勝って、喜んで終われるように、そしてまた世界の舞台に行けるように全力で闘いたいと思っています。必ず優勝して、2019年のリベンジをしたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

西川「最後に全力で闘い、全員で勝ちます。必ず優勝して、2019年のリベンジをしたい」

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