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「攻撃では勇敢な判断をし、ゲームをコントロールしたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 3/29)

29日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、31日にアウェイの三協フロンテア柏スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ 第6節 柏レイソル戦に向けて意気込みを語った。

【マチェイ スコルジャ監督】
(26日の清水エスパルス戦ではブライアン リンセン選手がゴールを決め、FW陣にようやくゴールが生まれたが、明るい兆しになっていきそうか?)
「ストライカーが初めてゴールを決めましたので、良い兆候だと思います。攻撃の選手がゴールを取ることがそろそろ始まらなければいけないという時期でした」

(決定力不足という課題もあったが、マチェイ監督が過去に率いたチームでも同じような状況になって改善した経験はあるのか?)
「個別のトレーニングを増やして改善することに取り組んできました。あるいはあまり強くない相手とトレーニングマッチを組むことも行ってきました。そのような方法で得点力不足、決定力不足を改善してきました」

(強くない相手とトレーニングマッチをするのは、ゴールを決める感覚を呼び起こさせるという狙いなのか?)
「トレーニングではどうしても相手がいるペナルティーエリアの中でプレッシャーを感じながらプレーすることの再現が難しいので、対外試合を行います。そういうトレーニングマッチでゴールが生まれれば、それがチームの公式戦につながることもあります」

(今回は中4日で時間が取れなかったと思うが、改善が見られなければそういった形で進めていくことのありえるのか?)
「今はそのような時間がない状況ですが、今後も問題が続けばそういったことを行う可能性はもちろんあります」

(マチェイ監督が指揮するレッズはサイドからクロスが入ってゴールを狙うことが多いと思うが、中に入る選手たちは自分がゴールを取りたいと思っていると感じる。たとえば誰かがニアサイドで潰れてコースをつくるなど、誰かにゴールを取らせる動きができる選手がいれば違うと思うが、マチェイ監督はどう思うか?)
「クロスが入るときのペナルティーエリア内への侵入の仕方は決まっていて、動くことによって他の選手のスペースをつくるということは伝えています。ただ、ペナルティーエリアから遠いところにいてしまっているのかもしれません。清水戦でブライアンがゴールを取ったときも、ペナルティーエリア内にはブライアン1人しかいませんでした。攻撃の構造上の問題かもしれません。また、クロスからのみ決定機をつくろうとはしていません。中でのコンビネーションなどももっと出てくることを期待しています」

(今のところ岩尾 憲選手か平野佑一選手のどちらかがピッチにいる時間が長いと思うが、プレーメーカーになれる選手をピッチに置きたいと考えているのか?それとも伊藤敦樹選手と柴戸 海選手の組み合わせなど、中をシンプルにしてサイドからもっと厚みを加えたいと思うこともあるのか?)
「憲や敦樹のパフォーマンスには満足しています。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の決勝まではできるだけこの2人を一緒にプレーさせる時間を長くしたいと思っています。アルヒラルとの決勝まであと1ヵ月くらいですが、一緒にプレーすることで連係を深めることができると思っています。メンバーもできるだけベストメンバーを変えずに戦っていきたいと思っています。あまり実験的なことはしたくないと思っています」

(ホセ カンテ選手は公式戦に出場する準備がどれくらい整っているのか?)
「公式戦にはかなり近づいてきています。すでにフルで全体トレーニングに参加していますので、近くお見せすることができると思います」

(攻撃面に課題がある一方、守備面については安定していると手応えを感じているのではないか?)
「満足しているとは言えますが、まだ改善点もあります」

(守備面の改善点はどんなところか?)
「ハイプレス、ミドルゾーンの守備は完全に満足しているとは言えません。他には自陣で相手にもっと寄せなければいけないと思っています。清水戦でもそういう時間帯があり、相手に簡単にプレーさせてしまう場面もありましたし、そういうところからの失点でもあったと思います」

(柏レイソルの印象は?)
「最近は5バックでプレーしていますので、J1リーグでは今季初めてそういうチームと対戦することになります。今シーズンの初勝利を目指して強い決意を持ってプレーすると思います。今週は毎日のように、『すごく難しい試合が待っているので、あらゆる面で100パーセントの準備をしなければならない』と選手たちに伝えています」

(今季初めてのナイトゲームになるが、ナイトゲームで気を付けなければいけないことはあるのか?)
「私はナイトゲームが好きです。そういう選手も多いと思いますし、よかったと思っています」

(ナイトゲームが好きな理由は?)
「説明しづらいですが、試合に対する集中力などが高まると感じています。ファン・サポーター、あるいはサッカーファンの視点から見ても、私はナイトゲームが好きです」

(清水戦はもったいない引き分けだったと思うが、そのことも踏まえて柏戦に向けて選手たちにどういったことを伝えたのか?)
「選手たちへのフィードバックでは、清水戦では大きな教訓を得たという話をしました。良い立ち上がりからチャンスをつくり、試合をコントロールし、ゴールも取ることができました。しかし、その後に失点をしてしまい、難しい流れになってしまいました。ゴールを取ったら2点目を取りに行かなければいけないという話もしました。2点目を取ることによって結果を決定づけることができます。追加点を奪いにいくハングリーさが必要だということを伝えています」

(清水戦の残り20分は相手の勢いを止めることができなかったと思うが、その要因をどう感じているか?)
「清水に希望を与えてしまったということだと思います。清水の交代でいつものレギュラーの選手が入ってきたということもありました。特にボランチです。我々は失点した後、メンタルに問題があったと思います。最後の20分間がよくない時間だったということに関しては同意します。悪い時間帯でも決めるべきだった(興梠)慎三のチャンスなどをつくることもできました」

(清水戦は鈴木彩艶選手がU-22日本代表に招集されて不在だったが、西川周作選手ではなく牲川歩見選手を起用した。トレーニングなどで実力は分かっていたと思うが、1年以上出場していなかったGKを起用するのは相当な決断だったのではないか?)
「彼は非常に良い選手で、トレーニングでも毎日ハードワークしています。昨シーズンでは(アイントラハト)フランクフルト戦のプレーをみています。清水戦も非常に良いパフォーマンスだったと思います。素晴らしいセーブを2つ含む、非常に良いプレーを見せてくれました。もちろんGKにとって一番良い状況は毎週プレーすることですので、それがなかったことによっていくつかのパスミスはあったと思います」

(牲川選手があれだけのパフォーマンスができると自信を持って送り出したのか?)
「試合の前にGKコーチのジョアン(ミレッ)とも話をしていましたが、ここで牲川を起用するのは良い判断だと2人とも確信を持っていました」

(まだ課題がある状況で、スタートダッシュはできなかったが、勝利を重ねられるようになってきたのは守備が機能しているからだと思う。攻撃的なサッカーを目指す上でも先に守備から整理する監督も多いと思うが、マチェイ監督もそうなのか?)
「私もその順番で行っています。まずは守備で安定するようにしています。チームづくりはいつもディフェンスラインから始めます。それからどんどん前にいくイメージです」

(柏の印象について話していたが、31日の試合で特に気を付けたいことやレッズとして大切にしたいことは?)
「直近の試合では新加入のフロートと(マテウス)サヴィオのコンビネーションがよかったと思います。我々自身に関しては、キックオフから終了までまとまったチームとして闘いたいと思っています。しっかりとゲームをコントロールしたいです。攻撃では勇敢な判断をしながらプレーしてもらいたいと思っています。そして全員が認識している決定力不足も改善したいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「攻撃では勇敢な判断をし、ゲームをコントロールしたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 3/29)

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