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伊藤「良いイメージはある。ゴールを決めたい」

28日、トレーニング後に伊藤敦樹がオンラインでメディアの質問に答え、今季ここまでの手応えや31日に行われる明治安田生命J1リーグ 第6節 柏レイソル戦の意気込みを語った。

【伊藤敦樹】
(J1リーグ5試合、YBCルヴァンカップ2試合を終えたが、チームの結果と自身のプレーについての評価はどうか?)
「J1リーグは5試合を戦い、最初の2試合はチームとしても個人としても結果が出せませんでしたが、トレーニングキャンプから通して取り組んできたことをやり続けてきた結果が、ここ3試合の勝利につながっていると思います。個人としては開幕からコンディションはいいですし、良い状態でここまで来られていると思います」

(昨年の課題であるスタミナの強化にシーズンオフから取り組んでいたが、ここまでJ1リーグ5試合のうち4試合でフル出場した。成果の実感はあるか?)
「足がつらなくなりましたし、高い強度で最後までプレーできていると思います。その成果は少しずつですが出ていると感じています」

(出場時間も関わってくるが、走行距離も4試合でチーム3位以内だった。最後までしっかりとプレーできている実感はあるか?)
「後半の最後の方でも前に出ていくことや守備でボールを奪いにいくことはできていますし、最後まで走れている感覚はあります」

(シーズンオフから走り方を変えたという話もしていたが、今も取り組み続けていることは?)
「オフシーズンに取り組んできたことは継続していますし、スタミナ、フィジカルのトレーニングは継続的に続けています」

(今後の個人的な目標は?)
「個人的にはレッズでゴールに関わることなど結果を出し続けて、ピッチにおいてもっと中心的な選手になりたいです。ここで結果を出し続ければ日本代表も見えてくると思いますので、今年はそれを目標に取り組んでいきたいです」

(26日の清水エスパルス戦は良い時間も長かったが、結果として引き分けに終わった。率直にどういう感想を持っているか?)
「率直にもったいない試合でしたし、順位も清水が上にいて、ホームで勝たなければいけない試合でした。良い形で1点目を取れて、良い時間帯が続きましたが、そこで2点目、3点目を取れなかったことが引き分けてしまった原因だと思います」

(2列目の選手が交代した後に失点したが、ボランチとしてプレーしながら、選手交代によって感じた変化はあったのか?)
「今は誰が出てもやるべきことは変わっていませんし、みんなが同じ意識、同じイメージを描きながらプレーできていると思いますので、交代による変化はあまり感じずにプレーできていました。その中で決定機を多くつくれましたし、それを決めきれなかったことがよくなかったと思います」

(後半途中から少しの時間だったが、安居海渡選手とボランチでコンビを組んだ。コンビを組む選手が変わるときに意識して変えたことはあったのか?)
「清水戦に関しては、短い時間だったので変えることはなく、自分も交代してしまいました。コンビを組む選手によって変わることはありますが、普段は岩尾(憲)選手と組むことが多く、どちらかと言うと自分が前に出るなど自由にプレーさせてもらっていますので、安居選手と組む際には自分の方が先輩ですし、経験もありますので、安居選手がプレーしやすいような環境にしてあげたいと考えながらプレーしました。清水戦は時間が短かったですが、今後はそういうことをさらに意識しながらプレーしたいです」

(先ほど「みんなが同じ意識、同じイメージを描きながらプレーできている」という話もあったが、組織プラス個を求められていると思うが、個についてはどう考えているか?)
「個については、試合をこなすごとに周りとの連係も合ってきて、自分でしたら前に出ていくこと、推進力は出せるようになっていると思います」

(守備は中盤で伊藤選手が相手の攻撃の芽を摘んだり、セカンドボールを回収したり、良いバランスを取れていると思うが、手応えはどうか?)
「岩尾選手とバランス良く守れていますし、ディフェンスラインと中盤の選手を含めて堅い守備はできていると思います。バランス良く守れていますので、相手が真ん中に縦パスを入れたり、FWに当てたりしてきたときにボールを奪える距離感にいることが多いです。自分のところや岩尾選手で奪える回数が増えていると感じています」

(試合ごとにバランスが良くなっている要因をどう考えているか?)
「トレーニングキャンプから守備の練習も多かったですし、試合を重ねるごとにみんなの距離感が良くなっているので、そう見えていると思います」

(先週の公開トレーニングで3バックを試していたが、取り組んでみてどうだったか?)
「トレーニングで一度取り組みましたが、はっきりとはトレーニングしていませんし、小さいコートでのゲームでした。ですので、感覚はあまりつかめませんでしたが、これからオプションとしてやる可能性があるかもしれませんので、トレーニングから試していきたいです」

(4バックでも両サイドバックが高い位置を取ればボランチ1枚が下がって3バックになることもあるので、うまく順応できるのではないか?)
「実践しなければいけないタスクが変わってくるとは思いますが、3バックでも4バックでもボランチは重要になると思いますし、根本的に中盤で闘うことは変わらないと思います。フォーメーションに関しては、与えられたものをしっかりと取り組んでいきたいです」

(26日の清水戦と次の31日の柏レイソル戦は週に1試合のペースになるものの、日曜日と金曜日の試合で中4日と普段よりは間が短くなる。その点の感覚の違いなどはあるか?)
「長い連戦が続いているわけでもありませんし、疲労に関しては大丈夫です。中4日でしたらしっかりとリカバリーできますし、不安は全くありません」

(柏の印象や試合を戦う上で大切にしたいことは?)
「柏は開幕してからなかなか結果が出ていませんので、次の試合に対しての意気込み、モチベーションは高いと思います。アウェイですし、相手の勢いにのまれるとやられてしまうと思います。だからこそ自分たちが試合の入りからハイプレスなど勢いを持ってプレーすることが大事だと思います。個人的にアウェイの柏戦のスタジアムの雰囲気は独特だと感じますし、勢いに乗せるとスタジアムの雰囲気もがらっと変わってしまうイメージがありますので、そうならないような試合にしたいです」

(伊藤選手は流通経済大学を卒業して1年目から多くの試合に出場し、2年目もレギュラー格になっていき、3年目の今年は監督が替わっても試合に出続けている。試合に出続けられている要因を自身でどう捉えているのか?)
「1年目、自分が加入したタイミングでリカルド(ロドリゲス)監督になりました。そのタイミングもありますし、リカルド監督が開幕から自分を使ってくれて、うまくいかないときも使い続けてくれて今があると思っていますので、感謝しています。それがなければ今、自分がこの立場にいられたか分かりません。今シーズンはマチェイ(スコルジャ)監督に替わりましたが、中盤で闘うことやフィジカルの要素はどの監督になっても大事なると思います。今シーズンはボランチの選手が多いですが、周りの選手との違いを出せているとは思っていますので、それで試合に出られていると思っています。どの監督になっても他の選手との違いを見せることや、フィジカル的な部分は大事になってくると思います。それは自分でも意識しています」

(うまくいかないときにリカルド監督から言われて印象に残っていることはあるか?)
「あまり話はありませんでした。1年目は平野(佑一)選手が加入した際にJ1リーグではベンチになって途中出場が増えました。ただ、終盤の(横浜F・)マリノス戦で先発出場してゴールを決め、最後の天皇杯決勝も先発出場することができました。先発出場できないときにリカルド監督から何か言われたわけではありませんが、個人として先発を外されたからといって腐ることもありませんでしたし、途中から出て結果を残そうとしか思っていませんでした。そういう一つひとつの積み重ねで先発出場の機会も取り戻すことができました。中学校、高校、大学を含め、今までの自分のサッカー人生の中でずっと先発で出続けられることがあまりありませんでした。試合に出られないときの立ち振る舞いや自分のメンタルが安定しながらできていることは大きいと思います」

(清水戦翌日のミーティングではマチェイ監督からどんなことを言われたのか?)
「もったいない試合だったということと、1点取った後に2点目、3点目と取ることができれば自分たちの試合にできていた試合だったということです。2点目を取れば相手の息の根を止めることができたと言っていましたし、それが自分たちの課題でもあるという話でした」

(今季は守備が良いと思うが、先の2年間と変わったと感じることはあるか?)
「ハイプレスに行っていますが、中盤や最後のところのディフェンスのトレーニングが最近は多く、基本的なことを口酸っぱく言われているような感覚です。変わった守り方をしているわけではありませんし、昨年やおととしと守り方が変わったわけではありません。基本的なことを言われ、それをみんなが意識していることが大きいと思っています」

(清水戦の前半のように、ボールを失ってもすぐに奪い返して何度も攻撃できるとプレーしていて楽しいのではないか?)
「高い位置でボールを持てて、サイドも変えられて、奪われてもすぐに奪い返し、あれだけ押し込める時間が長ければプレーしていて楽しいですし、良い流れにもなります。清水戦の入りは本当に良くて、相手を押し込んで高い位置でサイドチェンジも増やせていましたし、しっかりとシュートまで行けていました。最後のところでゴールを取れるかどうかで試合の流れが変わりますので、決定力はチームとしての課題です」

(伊藤選手がレッズに加入してからの2年間はポジショニングの判断について指導されていたと思うが、その範囲にとどまってしまった感もあった。マチェイ監督が就任して少しの期間しか経過していないが、サッカーがうまくなっている、もっとうまくなりそうと感じることはあるか?)
「1年目も2年目もありがたいことに試合にはかなり出られて、やれる自信もついてきました。メンタル的にも1、2年目は波があったと思いますが、今シーズンはあまり波がなくプレーできています。技術的なことうまくなっていると感じることは、守備面の方が多いと思います。守備のポジショニングについて、コーチングスタッフから試合後やミーティングで言われることも多いですし、成長できる部分だと思っています」

(柏はマンマーク気味に守ってくると思うが、そういう相手に対して気を付けたいことは?)
「マンマークの相手に関しては、動くことで相手のバランスが崩れると思っています。よく動くことは意識しながらプレーしたいです」

(先ほど「ゴールに関わることなど結果を出し続けて」という話もあったが、柏戦でイメージするゴールの形は?)
「柏は(4-1で勝利した)昨季のホームの良いイメージはあります。自分はゴールもアシストもしていませんが、良いイメージを持ちながら戦いたいです。ここ3試合、4試合は前に行けていますので、ミドルシュートを決めたいです」

(3列目からの飛び出しでゴールを決めるよりもミドルシュートを決めたいということか?)
「ミドルシュートを一発決められれば、その印象もつくと思いますし、相手も警戒してくると思いますので、そうなると裏に行きやすくなると思います。ただ、GKとの1対1のシーンもありますので、どんな形でもいいのでゴールを決めたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

伊藤「良いイメージはある。ゴールを決めたい」

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