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「特別な場所で、多くの決定機をつくり、攻撃的にプレーを見せたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 3/2)

3月2日、マチェイ スコルジャ監督の記者会見がオンラインで行われ、チームの状況や4日に浦和駒場スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ 第3節 セレッソ大阪戦に向けた意気込みを語った。

【マチェイ スコルジャ監督】
(2月25日の横浜F・マリノス戦後、翌日にトレーニングマッチを行うと言っていたが、チームや選手たちの様子を見ての感想はどうだったか?)
「非常に好調な選手もいればそうでもない選手もいて、通常とは違った試合になりましたが、ベンチの選手たちの状態を見ることができました。非常に良いパフォーマンスを見せた選手たちもいましたので、その選手たちは先発出場に近づいたと思います」

(J1リーグ開幕から2試合続けて同じメンバーで戦ったが、今週のトレーニングでは違うオプションも試したのか?)
「選手のオプションも試しましたし、違ったポジションで見ることもしました。(YBC)ルヴァンカップもありますので、そこで違った選手、違ったやり方を見ながら、チームにとって何がベストなのかを見つけていきたいと思っています」

(ここまでの2試合でゴールがなく、4失点しているが、ここを改善することによって全体が改善すると考えているようなキーポイントはあるか?)
「どちらにも今は満足できていません。攻撃でも守備でも改善しなければいけないことはたくさんあると思います。ただ、時間帯としてはFC東京戦よりもF・マリノス戦の方が良い時間帯があったと思います。第1節、第2節とチームは良くなっていると思いますが、まだ見たい姿のところまでは来ていません。2試合で無得点ですので、そこが最も大きな問題だと思ってはいます」

(公式戦を2試合戦い、選手のメンタリティーや適正ポジションなど、トレーニングキャンプとは違うと感じたことはあるか?)
「沖縄でのトレーニングマッチと公式戦は違うものになるだろうと予測していました。今までいたチームでもそうでしたが、プレッシャーがかからないトレーニングマッチで活躍した選手が公式戦になると力を発揮できないということは起こります。レッズも例外ではありません。しかし、トレーニングマッチはチームとしてたくさんの決定機をつくっていたのに対し、公式戦になるとあまりつくれなかったということはあります」

(C大阪の印象や試合のポイントになることは?)
「セレッソの公式戦2試合を見ましたが、まとまっていて、戦術の規律を守るチームだという印象を持っています。守から攻への切り替えがこのチームの長所だと思います。セットプレーも危険だと思います。そして香川真司がいます。以前から好きな選手ですので、ピッチ上で彼を見ることも楽しみにしています」

(今はチームを構築している途中だと思うが、C大阪は相手を分析して弱点を突いてくるような色合いがFC東京や横浜FMよりも強い。自分たちでボールを握るよりも相手の弱いところを突いたり長所を消そうとしたりする相手と戦う難しさをどう考えているか?)
「レッズの分析担当からも、セレッソはアトレチコ マドリードに少し似ている戦いをするという話を聞いています。私たちもしっかりと彼らを分析して戦わなければいけないと思いますが、特に攻撃を仕掛けているときの守備のリスクマネジメント、後ろのカバーが大事になってくると思います。そして、相手も見ていきますが、今は自分のチーム、レッズを発展させていくことに最も力を注いでいて、F・マリノス戦の後半で見せた姿からの継続ができればと思っています。素晴らしいとは言えないかもしれませんが、F・マリノス戦の後半は良い時間帯があったと思いますので、そういうことを発揮したいと思っています」

(レフ ポズナンで指揮を執っていた際は、優勝を狙う自分たちに対して相手が嫌がらせをしてきたと思うが、そういうことに関しての難しさや気を付けたいことはあるか?)
「ボールを奪った直後の判断が大事になると思います。速攻を仕掛けるのか、キープするのかというところと、スペースをいかに自分たちでマネジメントできるかというところだと思います」

(横浜FM戦の終盤にトライした4-3-3は面白かったが、守備を整理しきれないところを突かれるなど、トレーニングでそれほど取り組んでいないような印象を受けた。4-2-3-1以外のオプションについてはこれからどのように成熟させていきたいと考えているのか?)
「いわゆるシステムが4-2-3-1でも4-3-3であっても、そこが最も重要なポイントではありません。重要なことは、いかに周りの状況に合わせて動けるかということです。ボールのところでしっかりと連係を取ることが大事だと思います。FC東京戦はその部分があまりありませんでした。そして今週は前線の4人の連係、さらにボランチやサイドバックが絡んでいくというトレーニングに力を入れてきました。その連係の部分での進化を見たいと思っています」

(香川選手のどんなところが好きなのか?)
「何年も前の話ですが、スイスでトレーニングキャンプを行っていたボルシア ドルトムントを見に行ったことがあります。(ロベルト)レバンドフスキを含めた3人のポーランド人選手がいたので見に行きましたが、そこで初めて香川選手を見て非常にいい印象を持ちました」

(浦和レッズとして20年ぶりにホーム開幕戦を迎える浦和駒場スタジアムの印象は?)
「非常に良いスタジアムだと思いますし、浦和レッズ、そして浦和レッズのファン・サポーターの方々にとって特別な場所だということも認識しています。昨日、浦和駒場スタジアムでトレーニングする機会がありましたので、非常に良いスタジアムだという印象を持っています。試合中も良い雰囲気ができると予測しています」

(ピッチのコンディションはどうだったか?)
「ピッチも悪くないと思います。この前のF・マリノス戦のピッチより良いと思います」

(ホーム開幕戦を楽しみにしているレッズのファン・サポーターにどういった姿を見せたいか?)
「さらに多くの決定機をつくり、さらに攻撃的にプレーし、ファン・サポーターのみなさんには今季初のゴールをお見せしたいと思っています。F・マリノス戦でも非常に良い形やチャンスはつくれたと思いますが、ラストパスのところが少し足りなかったと思います。そこは改善点であり、今週はみんなでハードワークしながらそこに取り組みました」

(攻撃のリズムやスピードについて、受け手の動き出しが早過ぎたり、出し手のパスが早過ぎたり、スピードやテンポが合っていない印象を受けるが、マチェイ監督はどう考えているか?)
「タイミングは今のレッズのストロングポイントではないと認識しています。それと、相手の背後を狙うプレーももっと増やさなければいけないと思っています。(ダヴィド)モーベルグや小泉(佳穂)、大久保(智明)のような選手がいれば、もっと裏を狙うプレーがあってもいいと思います。もう一つは、ペナルティーエリア付近での落ち着きも必要だと思っています。そして、たとえばクロスを上げたときにペナルティーエリアの中に入っていく形がありますが、F・マリノス戦ではそれがあまりできていませんでしたので、そこが改善できればと思っています」

(背後の狙いやスピードを出していくところとボールを保持していくことの両立は、頭では分かっていても難しいと思うが、どのように働きかけて実現しようと考えているのか?)
「ボールを持ったとき、カウンターはある程度の形ができていると思いますが、それもラストパスのところが足りません。そして今週はボールをポゼッションしながらの攻撃にも取り組んできました。逆サイドや相手ディフェンスラインの背後のスペースを使いながらの攻撃です。土曜日の試合でトレーニングの良い成果が見られればと思っています」

(ここ2試合、サイドは大久保選手とモーベルグ選手が先発出場しているが、共にドリブルが得意な選手でありながら、仕掛ける場面が少ない印象がある。それは戦術の制限あるのか?それとも本人たちのタイミングなどが難しいのか?)
「ドリブルは勇敢に仕掛けようと私もプッシュしているところです。特にペナルティーエリア付近ではそうしてもらいたいと思っています。大久保もモーベルグもそのような能力が高い選手だと思っています。ただ、今は彼らだけではなくチーム全体としてベストな状態に行っていないということだと思います。チームとして攻めあぐねる時間が多いと、自信を持ってプレーすることができなくなる場合もありますので、そういう状況でウイングが勇敢に仕掛けることも減っていったということもあると思います」

(ユースから昇格した堀内陽太選手のどんなところに将来性を感じるか?)
「陽太は素晴らしい選手だと思います。ハードワークして、いつも居残りトレーニングをしようとしています。また、トレーニングでは彼を複数のポジションで使ったりしますが、それぞれのポジションで向上心を持って成長しようとしています。彼の素晴らしい姿勢と頑張りがとてもいいと思います。レッズの将来を担う選手だと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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