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「90分を通じて良いパフォーマンス、高いレベルの試合を見せたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 2/23)

2月23日にオンラインで行われた会見でのコメント

【マチェイ スコルジャ監督】
(初戦の敗戦から多くのことを学べたと思うが、どんな改善点があると感じているか?)
「ほとんど全ての面を改善していきたいと思っています。その中でも前線での連係は大きく改善できると思います。前線での連係を高めるトレーニングを今週は行ってきました」

(その手応えはどうか?)
「トレーニングと試合では環境が違いますので何とも言えませんが、日々良くなっていったと思います。実際に手応えがあるかどうかは土曜日の試合を見てからです」

(25日に対戦する横浜F・マリノスの印象は?また、勝利するためにどのようなことに気を付けながら試合に入っていきたいと考えているか?)
「昨年の優勝チーム、マリノスのことはみなさんご存じだと思いますし、あまり多くを語らなくても素晴らしいチームだということはみなさんが分かっていると思います。エウベルやアンデルソン ロペスのような素晴らしい選手たちもいます。私たちに必要なことは、90分を通じて良いパフォーマンスを見せることだと思います。FC東京戦は、前半は良かったですが、後半はあまりよくなかったので、高いレベルのところを試合を通じてお見せできればと思っています」

(FC東京戦で「ボールをキープできなかった」ということを試合後の記者会見で言っていたが、90分を考えたときにプレスに行く回数が増えて疲れてしまった原因になったと思う。もっとボールをキープするためにどういうことを選手たちに働きかけたのか?)
「我々のハイプレスのレベルはまだまだ上げていくことができると思います。FC東京戦ではあまりまとまっていない状況で選手が走ってしまうことがありましたので、パワーを最後まで残すためにも時間がない状況で判断していくことが大事だと思っています。トレーニングでも効果的なプレスがかけられるようにアドバイスしてきました。組織としてそういう動きができれば、より長くそういうプレーも続けられると思います。

ただ、一つみなさんに言いたいことは、FC東京戦の前のロッカールームでは選手たちのモチベーションが非常に高いレベルにあったということです。ミーティングでもそれを感じられましたし、何としても勝ちたいという気持ちが見られました。そして選手たちがハイプレスをかけ過ぎたところもあると思いますが、それは勝ちたいという気持ちから来たものでした。今後より良いプレスをかけるためには、落ち着いて、いつミドルゾーンでセットして待つのか、いつスイッチを入れてプレスをかけていくのかということは改善していきたいと思っています」

(マチェイ監督が言う9番の選手はブライアン リンセン選手が先発出場して、興梠慎三選手が途中出場したが、マチェイ監督が9番に求めるのはゴール前の最後のところでストライカーとしてゴールを取る要素が強いのか?それとも前でボールをキープできる選手を欲しいと思っているのか?)
「9番はまずゴールを取ってもらいたい選手です。私はセンターフォワードにゴールを望んでいますが、レッズのFWは慎三、ブライアン、そして髙橋利樹がいます。3人とも違ったスタイルを持っていて、たとえば裏のスペースを狙うならブライアンがプレーすることが多くなるでしょうし、ポゼッションしながら攻撃するということであれば慎三が適していると思います。攻撃の仕方はそれぞれ違っていますが、最終的に期待しているのはゴールであり、それは変わりません」

(攻撃では速く攻めることと急ぐことでは同じようで違うのではないかと思うが、速く攻めながらも焦らないためにはどんなことが必要だと考えているか?)
「その通りですね。FC東京戦では相手陣内でボールを奪うことも多かったですが、2、3秒でフィニッシュまで持っていこうとする場面が多かったと思います。もう少し我慢してもよかったと思います。試合が終わってから今週、選手たちにも試合の映像を見せながら、場合によってはもう少しポゼッションしながら、我慢しながらボールをキープしてもいいという話をしました。背後は狙いますが、それだけになってしまってはいけません。もう少しボールをキープしたり、ためを作ったりしながら攻撃を仕掛けてもいいと思います。そうする技術力はあると思います。ショートカウンターやロングカウンターなど、カウンターだけの形になってしまってはいけません。そこが改善点でしたので、今週は選手たちにそういうところも見せながらトレーニングをしてきましたし、選手たちも理解してくれたと思いますので、土曜日は前節とは違ったいろいろな形の攻撃をお見せできればと思っています」

(FC東京戦のオウンゴールの場面は右サイドバックと右センターバックの間を攻略されたが、その前の仲川輝人選手にシュートを打たれてクロスバーに当たった際も同じような形だった。横浜FMもサイドバックとセンターバックの間の攻略がうまいチームだと思うが、FC東京戦のそのようなシーンをどう分析して、どのように改善しようと考えているのか?)
「私もその場面を分析しました。そこだけはなく、危険な場面はサイドからつくられていたと感じています。それは前半も後半も同じでした。サイドバック、ウイング、ボランチ、センターバックの連係のところでFC東京戦では遅れていたと思います。サポートし合うということが少し足りなかったと思います。そこは改善点だと思い、トレーニングもしてきました。サイドバックとセンターバックの間を使われただけではなく、その前の場面にも問題があったと思います。相手のファーストアクションがあったのはミドルゾーンでした。そこでのプレスが不十分だったと思います。その後、サイドに展開されて、右サイドバックと右ウイングが遅れていたと思います。それで失点してしまいましたが、2失点目の場面もあまりよくなかったと思います。スローインの後の反応が足りなかったと思います。決意や集中力が少し低下していた場面だったと思います。6対3で我々が数的に有利な場面でしたし、必ず守れた状況でしたので、あの試合の中で最もよくない場面の一つとして記憶しています」

(横浜FM戦の開幕戦を見ると、川崎フロンターレのディフェンスラインに対してFWが猛烈にプレスをかけていた。そこで川崎がどうすることもできずにボールを手放してしまい、横浜FMがそれを回収しているのが印象に残った。ああいうプレスが横浜FMの一つの長所だと思うが、そういう相手に対して大事になることは?)
「川崎フロンターレ戦も見ました。特に立ち上がりのハイプレスがよかったと思います。ハイプレスの後に素早くゴールを決めることができていました。そこで渡辺(皓太)と喜田(拓也)の2人の連係がポイントだと思っています。横浜FMのハイプレスを分析しているときに、ボランチのところで行くか行かないかが決まっているということが見られましたので、そこがポイントだと見ています。そして横浜FMは組織がしっかりとしていると思います。特にハイプレスのときはチーム全体が連係していますし、決意を持ってまとまって来ているという印象です。彼らのプレスがかかってくれば、あまり考える時間がありませんので、しっかりと早く判断しながらプレーしたいと思っています」

(マチェイ監督がチームつくりをする上で攻守の切り替えを大事にしていると思うが、横浜FMはJリーグの中でも攻守の切り替えに秀でたチームだと思うが、そういう印象はあるか?)
「横浜FMは切り替えが長所の一つだと思います。彼らは守から攻への切り替えはセットプレーでも非常に速いと思っています。相手のCKの後、3、4秒でチャンスをつくることができるチームですので、それに対する準備はしっかりしていなければいけません。我々が攻撃を仕掛けているときの背後のリスクマネジメント、カバーのところも大事だと思っていますが、ディテールを話して(ケヴィン)マスカット監督にヒントを与えたくはありませんが、とても重要なポイントだと思っています」

(マチェイ監督はGKにどんな要素を求めているのか?レッズの選手たちを見て感じる日本のGKの特長は?)
「レッズには4人の非常に興味深いGKがいます。その中でも(西川)周作と(鈴木)彩艶は非常にレベルが高く、シーズンのスタートでは周作の経験が大事だと思い、彼を起用しています。足元の技術もありますので、ビルドアップでも重要な存在になっています。FC東京戦の前半でも周作からトモ(大久保智明)へのパスがつながり、トモがクロスを上げる場面がありました。攻撃でもアドバンテージをもたらしてくれる選手ですので、私にとっても大きいと思っています。彩艶は周作よりさらに背丈があり、若くて非常に将来性がある選手だと思っています」

(プレシーズンの期間が1ヵ月余りあったが、公式戦でなければ分からないこともあったと思う。FC東京戦で新しい発見はあったか?)
「最初はチームを構成する一人ひとりを理解するのに少し苦しみました。プレシーズンのとき、私が以前いたクラブで行っていたトレーニングをいくつか行いましたが、その中でうまくいかなかったこともありましたので、そこは変えたりしました。最初はそのような苦しみがありました。シーズンがスタートする前はいろいろなことを早く準備できるとイメージしていましたが、現実は少し違っていました。このプロセスの中でどのような言葉を投げ掛けるのがいいのかということを見つけることが少し難しかったです。今は日々良くなっていると感じています。選手たちの関係でも、たとえば昨日はキャプテングループと話をして、彼らからのフィードバックももらいました。そういうフィードバックがあることによって、今後のプロセスを加速させていくことができると思います。最初は難しさがあったものの、今はトレーニングの流れなども良くなっていて、最初の最も難しい時期を乗り越えたと感じています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「90分を通じて良いパフォーマンス、高いレベルの試合を見せたい」マチェイ スコルジャ監督(定例会見 2/23)

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