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岩尾「開幕戦は結果にしっかりとこだわり、1年間の戦い方を気持ちの部分も含めて、ピッチで見せたい」

14日のトレーニング後、岩尾 憲が2年連続で副キャプテンになった感想や、「今年のレッズはここが面白い」と思うポイント、そしてあと4日に迫ったJ1リーグ開幕戦 FC東京戦の意気込みなどを語った。

【岩尾 憲】
(2年連続で副キャプテンになった気持ちはどうか?)
「そういう役割を与えてもらえたことに感謝しなければいけないと思っています。2年連続ということですが、昨年はなかなかチームを助ける働きができなかったと自分では思っていますので、悪く言うと失敗を繰り返さないようにチームにできることをやっていきたいです。自分が感じて伝えるべきことは伝えますし、キャプテンの酒井宏樹選手とコミュニケーションを取っていくなかで、良いときよりもチームが悪い状況のとき、チームがうまくいっていないときの立ち回りの方が重要だと思っています。酒井選手が先頭に立って動いてくれると思いますが、彼に投げて何もしないのではなく、チームが良くなるためにということを前提に、いろいろなコミュニケーションを取っていきたいと思っています」

(昨年は浦和レッズ1年目で初めての副キャプテン、今季は2年目で完全移籍とさまざまな条件が変わっての副キャプテンになるが、そういう変化と昨年を生かすということはどちらの気持ちが強いのか?)
「両方あると思います。でも、副キャプテンだからチームどうこうということも大切ですが、自分のパフォーマンスが成立しないと伝わらないと思いますし、そういうことも含めてトレーニングからより自覚を持ってやっていく、やり続けていくことが大事だと思っています。それも踏まえて、昨年もやっていなかったわけではありませんが、よりキャプテンを支えられるようにしていきたいです」

(他にもアレクサンダー ショルツ選手や興梠慎三選手が副キャプテンになったが、酒井選手を含めた4人での会話はあったのか?)
「監督室に呼ばれて話すこともありましたし、それぞれキャリアも価値観も違いますし、経験も含めて全てが違いますので、いろいろな角度から物事が見えると思います。話をしていても自分にないものをたくさん持っている選手たちですので、すごく建設的に話せていますし、これからもそういう場面が増えていくと思います」

(先日は浦和の街にポスターや告知チラシをお渡しに出たが、そういう体験をしてどうだったか?)
「もっと行きたいと思いました。これまではなかなか行けていませんが、ああやって温度感や街の歴史や雰囲気、人などに直接触れ合うと全然違うと感じました。まだまだサッカー的な貢献だけではなく、もっとマクロにやれることはたくさんあると感じました」

(沖縄トレーニングキャンプから見ていて、声を出すなどして昨年以上にチームを引っ張っていると感じるが、自分ではどう感じているのか?)
「プレーで引っ張っていかなければいけない年齢ですし、そういう役回りだとも思っていますが、チームメートも含めてリカルド(ロドリゲス)監督のもとでやってきた自分と、新しい監督のもとでゼロから横一線でスタートする自分は見え方が違うと思います。そういった意味合いも含めて、自分らしさというのとは少し違いますが、あまり多くのことを考えずに済むようになったということが一つあります。そんなに考え過ぎずにすっきりしている頭の状態でしっかりプレーすることと、新しい監督が言っていることを理解するということが課題感としてクリアになったことは自分の中にあるもやもやをなくしている一つだと思います。そういう意味でも、またフレッシュな気持ちでスタートできましたので、この1年を僕自身もどう過ごせるか、どんな結果を出せるかで来年以降の人生も変わってくると位置付けています。そういう意味でも後悔しないようにサッカーをしたいと思いますし、後悔しないように振る舞いたいということは今年のスタートの段階から思っていました。それが昨年からの変化としてあるのだと思います」

(あと4日でJ1リーグ開幕戦だが、どんな気持ちか?実感はあるか?)
「実感はあります。日に日に自分の中で緊張感も高まっていっていますし、本当に勝ちたいです。それが一番強いですね」

(昨日、ショルツ選手が「開幕戦は決勝戦のようなもの」という表現をしていたが、岩尾選手にとって開幕戦の位置付けはどうか?)
「内容よりも結果が欲しいとは思っています。結果を取ろうと思えば内容もある程度は必要ですので、そこはトレーニングキャンプで積み上げてきた自分たちのやり方、振る舞いを100パーセント、120パーセント出そうとするなかで、うまくいかないことも相手にやらせてもらえないこともあります。そういう状況にもしっかりと対応して、自分たちのそうじゃないスタイル、仮にカオスなゲームになったとしても、しっかりと勝ち点3を取ることができると、そういう勝ち方もできるということが分かってきますし、必ず自信になります。内容にこだわりまくるというよりは、勝利が教えてくれることを勝ちながら学んでいくことも大事だと思います。ショルツ選手の決勝戦という表現もそのとおりだと思いますし、勝てば得られるものがあると思いますし、負けると失うことの方が大きい一戦だと思っています」

(岩尾選手が「今年のレッズはここが面白い」と思うことは?)
「戦術的な意味合いも含めてまとまりはあると思います。個人の感情が高ぶり過ぎて状況が見えないパターンはありますが、やるべきことは提示されていますし、そこに関してはクリアです。多少の迷いは出るかもしれませんが、大枠でこういうサッカーをしようとしているということは見ている人に伝えなければいけないですし、伝わるような試合にしなければいけません。そこに関しては今年のチームはまだ完成はされていませんが、向かっていく方向が見えるチームになってきていると思います。見ている人にもそういうところを感じてほしいです」

(今季からスタジアム来場可能上限100パーセントで全席声出し応援が可能となることについて、どんなおもいがあるか?)
「昨年1年間、制限がある状況でもたくさんの方々に後押ししてもらえました。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の準決勝でも奇跡のようなゴールが生まれましたが、あれは成し遂げたというよりも、スタジアムの一体感や『まだ終わっていない。諦めない』という選手とファン・サポーターのみなさんの目に見えないエネルギーがそうさせたと僕は信じています。それがまだ100パーセントではなかったと思うと、良い意味でゾッとしますし、100パーセントになることで恥ずかしいプレーはしてはいけないと思います。恥ずかしいプレーはできませんし、その状況が当たり前ではないということに感謝した上で覚悟を持ってピッチに立つ、責任を持ってピッチに立つことが大事だと思っています」

(2月18日のFC東京戦に向け、ファン・サポーターの方々へメッセージを)
「ついに始まりますが、まず一つ目は非常に大事です。昨季はそこで足踏みしてしまってなかなか良い流れを持ってこられなかったということが終盤の戦いにも響きました。そういったことから学習しなければいけませんし、学習とは何かと言えば結果を変えることだと思います。そこにしっかりとこだわって、1年間こういうふうに戦っていくという気持ちの部分も含めて、ピッチで見せたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

岩尾「開幕戦は結果にしっかりとこだわり、1年間の戦い方を気持ちの部分も含めて、ピッチで見せたい」

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