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「今重要なことは、この状況を変える意識と、それができるという自信です」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 10/7)

10月7日にオンラインで行われた会見でのコメント

(セレッソ大阪戦とサンフレッチェ広島戦でプレスを受けるときに苦しんでしまったと思う。公開トレーニングの際にも似たような場面があったが、改善方法をどのように考えていて、短い期間でどう表現したいと考えているのか?)
「そのような状況の対策をトレーニングしました。この前の会見でも言いましたが、プレスが得意なチームが相手であれば、その得意なものを与えない、よりシンプルにプレーすることも必要だと思います。ここ2試合はそういうところの読みが十分ではなかったと思います。特に勢いのある立ち上がりではそうしなければいけないと思います。ボールロストが多かったことにより、相手が成功する場面が増え、自分たちの自信も少し低下したような形になったと思います。もう少しシンプルに蹴る場面があってもいいと思います」

(相手がプレスをするということは、レッズにとっての時間やスペースが少なくなるということだと思うが、そういうときにはもっと動きを速くしてスペースを使えた方がいいのか?それとも相手が近くにいてもプレーできるくらい個々が上手にならなければいけないのか?)
「複数の要因があると思います。チームのフォーメーションなど構造的なものもあるでしょうし、マークの仕方がたとえばマンツーマン気味なのかどうかということにもよると思います。また相手のどの選手が出てくるのかということも見ながら、スペースやフリーな選手を見つけていかなければいけません。そして相手がどのように守備をしているのか、たとえばセレッソは速いプレスをすることによって、我々が可変する時間を与えてくれませんでした。広島の場合はよりマンツーマン気味にプレーし、我々のプレーを止めてきました。ですので、相手の守備の仕方を見ながら対応していく部分もあると思いますし、試合中にメンバーが変われば、そのやり方も変わってくると思います」

(8日の対戦相手であるサガン鳥栖の印象は?)
「いいチームだと思います。戦術を豊富に持っていて、バリエーションが多いチームです。GKの足元の技術も高く、短いボールだけではなく長いボールの精度も高いと思います。後ろから2枚だったり3枚だったりGKが参加しながらビルドアップしますし、相手に合わせて戦術や選手を変えてくるチームです。強度が高く、球際でも強いと思います」

(鳥栖のどんなところに気を付けたいか?)
「GKも参加するビルドアップに気を付けなければいけないと思います。ポゼッション率も高く、ボールを持たせれば奪いにくいチームでもあると思っています。また岩崎(悠人)選手は強度や能力が高いですし、今季チームに勢いを付けている選手ですので、そこには気を付けなければいけないと思います」

(公開トレーニングの最後に酒井宏樹選手、岩波拓也選手、岩尾 憲選手と話し合いをしていたが、どのような話をしたのか?いいコミュニケーションを取れていたのか?)
「チームの中でいいコミュニケーションが取れていると思います。このような難しい状況を打開するためには、一体感やポジティブな気持ちが必要だと思います。あのような2つの敗戦の後ですから、楽ではありませんし、逆境の中にいますが、チーム内の雰囲気はいいと思います。今重要なことは、この状況を変える意識と、それができるという自信です」

(相手の出方に応じた読みや反応について、次の試合などでピッチの選手により求めたいことは?相手の出方を感じ取って即座に反応してほしい、ピッチ内でもっとコミュニケーションをとってほしいなど、考えることはあるか?)
「毎回選手たちには複数の対策を与えています。この前の試合ではつなぐのか、もっとシンプルに蹴るのかというところで選手たちの中に迷いがあったように思います。それに関する発言も試合後にあったりしました。前半の終わりの方でつないで決定機をつくることもできましたので、つなげると感じていた選手たちと、相手のプレスが少しはまっているのでやりにくいと感じていた選手で、気持ちが少し分かれていたと思います。この試合ではウイングを使って長いボールも使うというオプションは与えていましたが、もしかしたら最初から2トップで戦い、1枚が降りてくる、もう1枚が背後を狙うという戦い方をしていてもよかったと思います。ですので、ウイングへの長いボールはオプションとして与えてはいましたが、いずれにしても難しい試合になってしまいました。相手の3バックが競り合いなどで強かったので、我々もさらに相手を迷わせる危険なオプションを持っていてもよかったと思います」

(リカルド監督が言われたように、広島戦の前半の終わりにはいい時間帯があったと思うが、その時間帯をどう評価しているのか?)
「立ち上がりは相手もフレッシュでエネルギーも十分な状態でプレスをかけてきていましたので、無理をしてつなぐことは避けないといけなかったと思います。前半の終わりごろには相手も強度も落ちてきて、我々のプレーがさらに出せるようになりました。このゲームでは2つの重要な出来事がありました。1つはそのいい時間帯にトモ(大久保智明)の決定機でゴールを決められなかったことです。ハーフタイムで1-1なら状況は違っていたと思います。もう1つはキャスパー(ユンカー)、ブライアン(リンセン)、柴戸(海)と3人の交代を用意していたところで失点してしまったところだったと思います。相手の強度が高い立ち上がりの時間帯では、よりシンプルにプレーしたほうがよかったと思っています。相手にとって有利な状況になってしまいました」

(公開トレーニングは少し元気がないようにも感じられた。今は順位が動きにくく、モチベーションの持っていき方も難しいと思うが、リカルド監督は選手たちの気持ちの面をどう捉えていて、どのように働き掛けているのか?)
「2つの敗戦の後でしたので、その姿も自然だと思います。重要なことは、ここからしっかりと状況を変えていくことだと思います」

(広島戦ではキャスパー選手とリンセン選手の2トップになってから攻撃に迫力が出たと思う。紅白戦も重ねて分かったこともあると思うが、2人が並ぶことのメリットやリスクになることをどう感じているか?)
「個でもポテンシャルが高い2人ですので、組み合わせることによって掛け算になることを期待しています。ただ、リンセンにとってはまだチームへの順応期間だと思います。1月からいてほしかった選手ですが、より遅い時期にきて、さらに怪我をしてしまい、第31節でやっと公式戦デビューしました。昨季より高いポジションを目指していくところで重要な存在でしたが、彼のデビューはかなり遅くなってしまいました。彼はチームの守備の仕方などのコンセプトをまだまだ習得していかなければいけないと思っています。トレーニングでもチームメートと一緒にプレーしていますが、まだその回数も少ないです。フィジカル的にもまだ上げていかなければいけない状況です。この前の試合のプレーはメディカル的な理由で20分前後に制限されていましたので、それを伸ばしていくことです」

(2人が前線に並ぶことでゴールは期待できるか?)
「広島戦の短い時間でも2人で危険な場面はつくれていたと思います。あとは2人ともしっかりと守備をすることによって、11人で守れる状態をつくりたいと思っています。攻撃では2人の関係性で、お互いを生かしながら相手にダメージを与えていければと思っています」

(2試合で8失点は問題だと思うし、これが問題にならなければ大問題だと思う。2試合続けてハイプレスのチームと対戦したが、今後もハイプレスのチームと対戦する。同じような失点をした場合、ファン・サポーターは失望すると思うが、リカルド監督はどう考えているのか?)
「2試合で8失点というのは問題だと思います。最近までJ1リーグで最少失点のチームでしたが、ここ2試合はよくなかったと思います。今後の対戦相手、鳥栖、(北海道コンサドーレ)札幌、(横浜F・)マリノスはプレスをかけてきますので、監督としては対策をしていますし、それを次の試合で見せたいと思っています。この状況はしっかりと理解しています。勝てないとき、ファン・サポーターの方々が不満を感じることは指導者としてよく分かっています。24歳から現在の48歳までプロの指導者を続け、人生の半分でこういう生活をしていますので、理解しているつもりです。ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の決勝進出を決めたときやタイトルを獲ったときは喜んでくれたと思いますが、今の状況で不満を感じることも理解できます。監督として選手たちに対策をしっかりと与え、選手たちには落ち着いてプレーしてもらいながら、この問題を解決したいと思っています」

(GKの交代の可能性はあるのか?)
「その可能性がないことはありませんが、交代するかどうかは分かりません。相手にヒントを与えたくありませんので、交代するか交代しないかは言いませんが、私は3人のGKを信頼していますので、誰が出てもいいプレーを見せてくれるだろうと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「今重要なことは、この状況を変える意識と、それができるという自信です」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 10/7)

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