25日、浦和レッズはJリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第2戦 セレッソ大阪戦【MATCH PARTNER キリン一番搾り】に臨んだ。

レッズは、前半に2失点を喫すると、後半も諦めずにゴールを狙ったもののさらに2失点してしまい、0-4で試合終了。2戦合計1-5で敗れた。

ゴールを奪わなければ決勝進出はないからだろうか。前半、C大阪は今季の過去の対戦よりは幾分ディフェンスラインでボールを保持する時間が増え、前方に出てくるプレーが多くなった。レッズの選手たちもゴールを目指して攻撃を仕掛けながら、C大阪にチャンスらしいチャンスをつくらせなかった。

しかし23分、レッズの左サイドからクロスを入れられると、ブロックにいった明本考浩の足に当たってオウンゴール。リカルド ロドリゲス監督は試合前、過去のC大阪戦の失点について、「通常の流れで予想しているプレーとは違ったところからの失点もありました」と話していたが、今回もまたしっかりと守備をしようとした結果のアクシデントのような形で失点を喫してしまった。

1点を取ってまずは同点としたいところだったが、30分にはレッズの右サイドから中央に入ったC大阪の攻撃を防ぎきれず、2失点目を奪われてしまった。

45＋2分にはディフェンスラインからビルドアップし、小泉佳穂の縦パスを受けた松崎 快が前方につなぎ、松尾佑介が下げたボールを受けた大久保智明が左サイドを突破してクロス。松崎が相手DFと競り合ってファーサイドに流れたボールを関根貴大が受けたが、シュートまで持ち込むことはできなかった。

「前から行き、まず1点を全員で取ろう」とハーフタイムに指示を送ったリカルド監督は、後半開始と同時に松崎に代えて馬渡和彰をピッチに送り出した。

すると後半開始1分足らず、関根のサイドチェンジを受けた馬渡が強烈なミドルシュートを放つ。相手GKに弾かれたボールは明本が詰める前に相手にクリアされたが、後半の立ち上がりから迫力のある攻撃を見せた。

さらに48分には相手GKのパスを小泉が奪ってシュート。DFに弾かれたボールを拾った松尾が狙ったシュートもゴールにはならなかったが、ゴールを狙う姿勢を見せた。

しかし51分、相手のクロスからの攻撃で3失点目を喫してしまった。

それでもレッズの選手は試合を投げ出すことはない。相手のプレスを回避しながらパスをつなぎ、C大阪を押し込んでいく。

67分には関根、大久保に代えて江坂 任、キャスパー ユンカーがピッチへ。すると70分、岩波拓也の鋭い縦パスを受けた小泉がドリブルでペナルティエリア内の左に侵入し、中央へグラウンダーのパス。これをキャスパーが左足でトラップしてから左足でシュートを狙ったが、ボールはわずかに枠の左に外れてしまった。

その後もゴールを目指して戦ったが、80分にカウンターからさらに失点を喫してしまった。

83分には小泉に代わって柴戸 海がピッチに入る。試合終盤もレッズの攻撃機会の方が多かったものの、ゴールを奪うことができぬままタイムアップ。2戦合計1-5で2022JリーグYBCルヴァンカップはベスト4という結果となった。

次戦は、10月1日(土)15時からアウェイのエディオンスタジアム広島で行われる、明治安田生命J1リーグ 第31節 サンフレッチェ広島戦となる。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】