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岩尾「相手の動きよりも1個、2個先に行く準備が必要」

14日、明治安田生命J1リーグ 第26節 セレッソ大阪戦後、岩尾 憲が試合の感想やチームの課題などについて語った。

「相手のダブルボランチに対して、僕らの中盤をダイヤモンドにして、中盤の数的優位を生かしてボールをうまく運びたいという意図はありました。想定していたよりも中盤にスペースがなかったということと、それを見てスペースに走る選手がなかなか見つからず、停滞するような難しい試合になったと思います」

(受ける側の選手がここで受けられるという姿勢で待っているときに、出し手がそこでは厳しいという感じで横や後ろへのパスを選んだことがあったように見えたが、出し手としてはどうだったのか?)
「出せないことはありませんが、パスの費用対効果といいますか、リスクの方が高いパスになってしまいます。中盤でそれを選ぶ勇気も必要だとは思いますが、0-1にされてしまったことで、選択を難しくされてしまったという印象はあります。僕は出し手になることが多いですが、受け手の選手が誰とつながって準備しているかということが重要です。ワンタッチで相手のプレッシャーやプレスバック、相手のボランチの選手の守備の能力を含めて、そんなに長い時間ボールを持たせてもらえないということは分かっていました。パッと顔を上げたときに3人目を使えるオーガナイズができていれば怖がらずにパスを出せますが、あまりそういう感じには見えませんでした。狭いスペースでボールを動かそうと思うと、ボールを受ける選手も3人目、4人目を確認しておくとか、相手の動きよりも1個、2個先に行く準備がこういうゲームでは必要になってきます。そこがフィニッシュに行けなかった理由の一つでもあると思いますし、自分たちの課題だと思います」

(AFCチャンピオンズリーグの全北現代モータースFC戦は相手がしっかりとブロックを組んでいて、一つ目のパスは入るが、そこから展開を広げることが難しかったと思う。今日も似たような感覚だったのか?)
「ジャブは打つものの、なかなかいいストレートが入らないというような試合展開だったと思います。いい形でパンチが出せそうなときは出し早まってしまうというか、そこでもう一つ逆サイドを使えたらというシーンや、フリーの選手がいて揺さぶれるシーンもあったと思いますが、ゴールを取らなければいけないというシチュエーションと、やっと来たチャンスで個の力頼みなシーンが多かったと思います。1人でフィニッシュに行ければいいですが、そうさせてもらえない相手に対してどう解決していくのかは課題だと思います」

(リカルド ロドリゲス監督が試合後に記者会見で「最後の時間帯ではクロスが多くなってしまい、そういう形になると、なかなか我々にとってアドバンテージが生まれる攻撃にはならない」と話していた。外でボールを持たれることをある程度許容する守られ方をされたときに、そこからどうするかということは課題ではないか?)
「ペナルティーエリア内を地上戦で取りたいですし、ゴールエリア脇のスペースまでえぐっていくとか、背後のランニングを見せたり、ワンツーでもいいですが、そういうアクションがもっとなければいけないと思います。単純なクロスは僕らのストロングポイントではありませんし、裏を返せば相手はクオリティーが高い2センターバックがいますので、ゴールの確率は低くなってしまいます」

(今日の試合では決まらなかったが、岩尾選手のセットプレーからのゴールも多いと思う。選手それぞれの特長を把握しているのか?キックそのものの精度が上がっているのか?)
「キックの質に関しては、自分の中で特段上がったという印象はありません。いろいろな細かいオーガナイズがセットプレーでも準備されていますので、個々の選手が任された役割をしっかりと記憶して、試合で一人ひとりができていると思います。蹴る選手がいて、点を取る選手がいますが、その陰ではブロックする選手やあえてスペースを空ける選手など、細かい役割を一人ひとりが担っています。僕のキックがどうこうというよりは、任されている役割をみんながきっちりとできるようになってきているのは、得点を生む上では非常に重要なポイントですので、そこがシーズン開幕当初と比べて変わってきていると思います。最初は情報量が多過ぎて覚えきれないということもありましたが、徐々に慣れてきて、そういったことも整理できるようになったと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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