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西川「ファン・サポーターの方々と一緒に止められた」

25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022 ノックアウトステージ 準決勝 全北現代モータースFC戦後、西川周作がPK戦をはじめとした試合の感想、キャプテンとしてACLを闘ってきたこと、ファン・サポーターへのおもい、決勝の意気込みなどについて語った。

(PK戦については?)
「試合中のPKも読みは当たっていたので、落ち着いてゴールマウスの前に立つことができました。PKに関しては練習からジョアン(ミレッGKコーチ)がいいアドバイスをしてくれていたので、それをやるだけだと、頭の中で整理していました。解決策があるということで、メンタル的に落ち着いてやることもできましたし、相手の表情を見ると、相手の方がプレッシャーがかかっていたように感じました。相手は決めなければいけない状況で、僕としては1本止めれば必ず勝てると信じていた部分がありました。

僕の後ろでは、レッズのファン・サポーターの方々がプレッシャーをかけてくれていたので、一緒に止められたのかなと思います」

(ジョアン ミレッGKコーチからのアドバイスとは?)
「説明するのが難しいですね、秘密です(笑)。一つ言えるのは、キッカーが決めないといけない状況なのがPK戦なので、メンタル的にぶれずにできるかとか、遅れてでもそっちの方に飛ぶとか、5本ある中での持っていき方というのを落ち着いてやろうと思っていました。地に足着けて、相手を見ることができたと思います」

(2016年のFCソウルに敗れたPK戦の借りを返せたのでは?)
「今回、韓国勢に対して日本のチームが勝てていないのは知っていましたし、そこは浦和レッズが変えなければいけないところでした。そして今日は変えるチャンスだと思っていました。埼玉スタジアムで勝つ雰囲気を作り出してくれたファン・サポーターに感謝し、1-2になっても諦めなかったみんなに感謝し、最後にみんなで喜べたのが全てだと思います」

(PKを蹴る予定はあったか?)
「止めることだけに集中しました(笑)」

(今回は自分の力で勝利に持っていけたのでは?)
「PKは、GKをやっていてすごくやりがいを感じる瞬間です。自分の1セーブでファン・サポーターのみなさんを楽しませたり感動させたりできる瞬間でもあるので、PK戦自体は久しぶりだったんですけど、楽しかったというのが率直な気持ちです。そして、楽しみながら結果を残せた、みんなの笑顔を見られたことが良かったです」

(PK戦ではファン・サポーターが、相手が蹴るときはプレッシャーをかけ、レッズの選手が蹴るときはシーンとしていて、メリハリがあったが?)
「浦和レッズのファン・サポーターは素晴らしいですし、彼らの経験値もあります。都築(龍太)さんが止めたPK戦(2007年AFCチャンピオンズリーグ準決勝・城南一和戦)も思い出されると思いますけど、ああいう経験をしているからこそ、今日も素晴らしい雰囲気をつくってくれていたと思います。僕たちが入場するときのビジュアルサポートも素晴らしかったですし、(優勝トロフィーの)大きな幕も出してくれて、僕たちと一緒に闘ってくれていることが伝わってきました。Jリーグでも声出しがOKになる日を楽しみにしています」

(1本目のセーブで、右に来るのは相手を見ていたのか?)
「相手の動きですね。最後に開けば右に来ると思っていました。1本目を止められたからこそ、2本目も止められたと思います」

(最初に少しニヤッとしたように見えたが、1本目を止めたときの心境は?)
「ニヤッとしていましたか?していましたね。2本目を止める前も、ニヤッとしながら向かいました。相手にプレッシャーをかける意味で、派手に喜ばずに、まだ何も決まっていないというところで、集中し直していました」

(PK戦に入る前、ジョアン ミレッGKコーチや他のコーチ、鈴木彩艶選手などとハグしていたが、力になった感じはあるか?)
「試合に出ているのは僕ですけど、(鈴木)彩艶やニエ(牲川歩見)、ジョアンも含めて、GKのチームはいつも試合に対してのディスカッションをしたり、一つになって闘えています。そこに心強さを感じていますし、僕がプレーしているときはジョアンはいつも『俺も一緒にプレーしているからね』と声をかけてくれています。僕の気持ちを一番よく分かってくれていると思います。1月から8ヵ月弱ですけど、ジョアンの人柄や教えによって僕自身成長を感じられていますし、ジョアンを信頼しています」

(試合の序盤に、相手のグスタボ エンリキ ダシウバ ソウザ選手と接触しながらクロスをセーブしたのは大きかったのでは?)
「クロスに出るところでは、相手にシュートを打たせないことにチャレンジしています。ああいう接触があってもクロスに対して出続けることが、自分たちのやろうとしていることでもあります。このプレーがミスにつながっても出続けるというメンタルでやろうと思っていますし、相手のストロングポイントでもあったので、そこは勝負していました」

(この3連戦をキャプテンとして闘って、チームとして勝ち抜いたことについては?)
「このACL(AFCチャンピオンズリーグ)の決勝トーナメントに入る前、特に僕からは何も言ってはいないんですけど、みんなの練習に臨む姿勢、緊張感が非常に高くなっていました。若い選手も覚悟しているんだと感じましたし、この雰囲気だったらいけるな、という感覚がありました。みんなで試合中でもミーティングでも話し合いながら、いい動きができるようになり、動きまわってかきまわしてペースを作ることができたと思います。今はサッカーをのびのびやれているのではないかと、後ろで見ていて思います」

(レッズのカップ戦では、今日のキャスパー ユンカー選手の120分での得点もそうだが、土壇場で何とかする場面が多い。ああいうものはどのように感じているか?)
「サッカーの面白さというか、それが怖さであることもありますけど、ワンプレーで流れが変わるところを感じています。今日はキャスパー(ユンカー)が決める前から本当にみんながハードワークして、(酒井)宏樹がスライディングで球際に行ってくれて、という流れでしたので、みんなのゴールだったと思います。チャンスがたくさんあった中でも決めきれませんでしたが、慌てずに諦めない、というところをみんなでできたのかなと思います」

(決勝は来年の2月で間が空くが、意気込みを)
「リベンジする場所に帰れると思います。決勝に行けたからOKではなく、そこで勝って初めてファン・サポーターのみなさんと喜び合うというのが、イメージとしてあります。僕たちもそこで勝ちきってアジアナンバーワンになって、喜びたいと思います」

(優勝すれば3回目で、レッズがアジアで優勝回数単独1位となるが?)
「ACLに関しては、浦和レッズの名が常にある大会にしたいですし、それを目指しています。来年のACLに出るためにもJリーグで上の順位を目指さなければいけません。チャンスは間違いなくありますし、シーズン終盤になると面白くなるのがJリーグだと思いますので、上がっていきたいと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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