MENU

NEWS

「初めて見た試合で観客に一目惚れした。スタジアムの雰囲気が今から楽しみ」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 8/9)

8月9日にオンラインで行われた会見でのコメント

(3日に豊田スタジアムで行われたJリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第1戦 名古屋グランパス戦は1-1で引き分けたが、アウェイゴールを第2戦にどう生かしていきたいか?)
「状況によっては生かすことができるアドバンテージだとは思いますし、無失点だと次のラウンドに進めるという状況です。ただ、0-0狙いはリスクのある戦い方だと思いますので、しっかりと勝ちにいき、勝利して次のラウンドに進みたいです」

(名古屋は夏に加入している選手がフィットしていると思うが、リカルド監督の印象はどうか?)
「永井(謙佑)選手も長谷川(健太)監督と長年戦っていますし、加入したばかりで早速チームに貢献していると思います。重廣(卓也)選手もよかったと思います。J1リーグで勝ったことにより、彼らの気持ちも高まっているところだと思います。我々も高いレベルでプレーすることはできたと思いますが、この前の試合はあまりうまくいきませんでした。ルヴァンカップでもタイトルを狙っていきますし、大事なJ1リーグもしっかりと戦っていきます。引き分け狙いではなく、観客のみなさんを楽しませながらしっかりと勝って次に進みたいと思う」

(6日の試合は中2日の戦いで多くのメンバーを入れ替えて臨んだが、先発出場した2人のボランチ、柴戸 海選手と平野佑一選手が負傷交代としたと思うが、あらためてボランチの先発メンバーを選ぶ基準は?)
「相手を見ながらメンバーを決めることもありますが、今回は連戦の中でローテーションするという判断でした。2試合で5、6人のボランチがプレーしています。佑一と海にとっては久しぶりの試合になりましたが、不運なことに2人とも負傷で交代してしまいました。(岩尾)憲は大事な選手ですが、彼もベテランですから、このタイトなスケジュールでローテーションしたというところです。このチームには5人のボランチがいますので、負傷者は出たものの、選択肢はあります。フィジカル的なところで消耗も考え、この前の試合は変えましたが、私の中でボランチはこのような選手がいいという基準はあります」

(名古屋との3連戦のうち2試合が終わったが、リカルド監督が頭にあった結果と実際の結果にはどのようなギャップがあるのか?)
「この3連戦でルヴァンカップの1戦目は良かったと思いますが、J1リーグだった2試合目はあまりパフォーマンスを発揮することができませんでした。当初のゲームプランは(アレクサンダー)ショルツと(酒井)宏樹を2試合とも起用するというものでしたが、彼らを起用できない状況になってしまいました。テツ(知念哲矢)にとっても少し難しいプレーになり、そこを名古屋に突かれたという結果になりました。2試合目ではあまりパフォーマンスがよくなかったものの、松崎(快)やキャスパー(ユンカー)、(ダヴィド)モーベルグや(江坂)任の決定機もありました。1失点目は説明しづらい形になりましたし、2失点目はこちらのミスを突かれた、3失点目もサイドでのクリアミスでの失点でしたので、名古屋のプレーで崩されたというより、こちらのミスを突かれた試合でした。1戦目のルヴァンカップでは相手がしっかりと組み立てたプレーで失点してしまいましたが、当初考えていたプランとの差があったのは2試合目のパフォーマンスだったと思います」

(7月の川崎フロンターレ戦から3試合連続で相手と接触することで怪我をしてしまう選手が出てしまっている。監督としてコントロールしづらいところであり、不運でもあると思うが、その点について思うことはあるか?)
「サッカーではそういうことも起こっていまします。この会見を遅らせてしまったのも、ベンチ入りメンバーを決めるミーティングを行っていたからであり、たくさんのいいパフォーマンスを見ている選手がいる中、先発メンバーやベンチ入りメンバーを選ぶことは非常に難しい作業になってきています。この前はボランチ2人が負傷するというコントロールできない出来事がありましたが、戦術的な交代、アクシデントによる交代、延長に入ることによって行う交代など、たくさんのシナリオを考えながら、ベンチ入りメンバーを選んでいました」

(6日の名古屋戦のように2人も接触プレーで負傷者が出てしまうと、相手やレフェリーに対する怒りをあらわにして会見でサッカーについてあまり話さない監督もいるが、リカルド監督はサッカーについて真摯に話していた印象がある。そういう点においてリカルド監督なりの信念があるのか?)
「落ち着きが必要だと思っています。コントロールできない状況に対して文句を言って得る物はないと思っています。そこで集中力がなくならないように、サッカーのことを考え続けることが必要だと思っています。これは個人的な意見ですが、自分の性格も影響していると思います」

(6日の試合の知念選手の前半終了間際のプレーはミスだったと思うし、試合の後も精神的につらそうだった。精神的なところで彼にどういう声を掛けたのか?今回のことに限らず、そういうミスがあった選手にどう声を掛けるのか?)
「若くて試合数も少ない選手ですが、犯したくてミスを犯したわけではないと思います。ですので、ハーフタイムでは『このまま続けよう』という声を掛けました。人間にはミスは付き物だと思っていますので、監督としてできることは、そこで声を掛けることだと思っています。選手をケアしながら、チームにとって何が一番大事なのかを考えながら、判断を下していきたいと思っています。

(名古屋と3連戦で、同じ相手と続けて戦うサッカーでは珍しい状況になるが、リアクション型の名古屋にとってはレッズの攻撃に慣れてくるというメリットがあるように思える。逆にボールを持ちたいレッズにとって、続けて同じ相手と戦うことで生まれるメリットはあるのか?)
「同じチームと3連戦というのは少し奇妙な状況ですが、カップ戦が絡むとこういう状況もまれにあります。何年か前にレアル・マドリードとバルセロナが3連戦を戦い、(ジョゼ)モウリーニョ対(ジョゼップ)グアルディオラの3試合がありましたが、そのときに私は3試合の中でどのようなバリエーションがあるのかということに興味を持って見ていました。同じチームと3試合戦うことによって、どのようなアドバンテージが生まれるかということですが、1試合ずつ状況が変わっていくものだと思っています。この3連戦でどのようにメンバーを編成していくのかということは、選手によってもプレーが変わってくると思いますが、1試合ずつ状況を見ながら考えていきたいと思います。怪我人やトレーニング時間も試合によって変わったりしますので、次の試合もタイトルを獲るためのステップとしてしっかりと勝ちにいきます。カレンダーによっては判断を変えることもあると思いますが、今後のことを考えれば、先日の名古屋との1試合目、2試合目のメンバー選びはよかったと思いますし、明日の試合も先ほどベンチ入りメンバーまで決めましたが、しっかりと戦えるメンバーになっていると思います」

(負傷している選手の状態はどうなのか?しばらく離脱する選手はいるのか?)
「それぞれの状況が違いますので、早いタイミングで戻れる選手もいれば、少し時間がかかってしまいそうな選手もいます」

(明日の試合は声出し応援がある試合になる。声出しのサポートがある中、どういった戦いを見せたいか?)
「浦和レッズのアイデンティティーを感じられる試合をお見せしたいと思います。アウェイゴールを奪ったことでアドバンテージがあると言われていますが、我々はしっかりと点を取って勝ち、次に進みたいと思います。攻撃的なサッカーでスペクタクルな試合を見せて、みんなに幸せな気持ちになってもらい、試合が終わってグラウンドを一周するときには大きな拍手をしてもらいたいと思っています」

(リカルド監督は埼玉スタジアムで声の応援がある中で指揮を執るのは初めてだと思うが、楽しみなところはあるか?)
「今まで観客が多く入る試合はありましたが、声出しなどの制限がありましたので、早く見たいです。2016年に初めてレッズの試合を見ましたが、その観客に一目惚れしてしまいました。この試合でも選手たちと情熱を共有しながら、勝利に向かう後押しをしてもらいたい。スタジアムの雰囲気が今から楽しみです」

(2016年のどの試合だったのか?)
「鹿島アントラーズと対戦した(Jリーグ)チャンピオンシップ(決勝)の試合でした」

(6日の名古屋戦ではボールは保持していたものの、ゲームコントロールで名古屋に主導権を握られた感があったのではないか?)
「あまりよくなかったと思います。いい流れをつくっている時間帯もありましたが、たとえば前半の最後の方はCKを得たり、キャスパーや松崎のシュートがあったりもしましたが、そのようなときに失点してしまいました。後半も任が決めていれば2-1になる場面の直後に3点目を取られてしまうなど、やりにくさがあった試合だったと思います。相手も私たちのことを分析してきて、消されてしまった部分はあると思います。我々が危険な場面をあまりつくることができない試合で、名古屋はチャンスをしっかりとものにしたゲームになってしまいました」

(その敗戦から学んだことをどのように第2戦に生かしていきたいか?)
「名古屋のカウンターをしっかりと阻止することが大事だと思います。名古屋は縦へのプレーが得意なチームですが、この前の試合では少しカウンターをさせてしまいました。同じメンバーで来るであろうと予想していますが、相手の狙い、ゲームプランを見て、自分たちもしっかりと戦略的に戦わなければいけないと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「初めて見た試合で観客に一目惚れした。スタジアムの雰囲気が今から楽しみ」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 8/9)

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ