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ブライアン リンセン 加入会見

14日、ブライアン リンセンの加入会見がオンラインで行われ、リンセンと会見に同席した西野 努テクニカルダイレクター(TD)がメディアからの質問に答えた。

【西野 努TD】
「みなさん、こんにちは。テクニカルダイレクターの西野です。本日、時間がかかってしまいましたが、ラストピースと申し上げておりました背番号9番を付ける選手をご紹介できることを非常にうれしく思います。今シーズンの戦力の大きな推進力の一つとして期待しております。フェイエノールトから加入したブライアン リンセン選手です。本日はみなさんにお時間をお貸しいただいて、本人と私でいろいろなことに答えていきたいと思いますので、よろしくお願いします」

【ブライアン リンセン】
「(全て日本語で)よろしくお願いします。ブライアンです。初めまして」

[質疑応答]
(リンセン選手に質問です。トレーニングに参加していると思うが、チームの印象は?)
「こちらに来る前からオランダでかなりクラブの噂は聞いていました。聞く噂は全てポジティブなものでした。特に吉田麻也選手からも話を聞いていましたし、前向きな情報を得ていました。レッズから興味を持ってもらった際にも、かなり好印象でした。昨日、今日とトレーニングに参加しましたが、みんな質が高く、いい選手がそろっていると思います。勝つために十分な戦力が整っていると思います。

(リンセン選手に質問です。背番号が9番に決まった理由は?)
「昨年のフェイエノールトでストライカーとして自信を積み上げ、結果も残してきました。ストライカーとして自信を背負いながらプレーするためには、9番が必要だと思っていました」

(西野TDに質問です。リンセン選手の登録は完了して16日の清水エスパルス戦から出場は可能なのか?)
「登録は正確には明日で完了します」

(西野TDに質問です。今季のメンバーリストを見たときに最前線でプレーできる選手の人数が少ないと多くの人が感じていたと思うが、リンセン選手はできれば1月の段階で獲得したかったのか?それとも戦っていくなかで今このタイミングで欲しいということになったのか?)
「難しい質問ですね。昨年の夏から追い続けていました。この冬のマーケットで違う選手を獲得するか、この夏にリンセンを獲得するかという難しい決断がありました。結果的にリンセン選手を夏に獲得するということを冬に決断し、本人を含めた交渉を続けてきました」

(リンセン選手に質問です。ストライカーとしての長所は?)
「常にFWでプレーしていました。特に危険なスペースに侵入していくことを重点的に考えながらプレーしています。一番重要だと思っていることは、常に冷静でいることです。チャンスのときに冷静さを保ちながらプレーすることが自分の長所だと思っています」

(リンセン選手に質問です。ファン・サポーターに何と呼ばれたいか?)
「リンセンなのか…逆にみなさんに僕のニックネームを考えてもらってもうれしいです。オランダは平均身長が高いので、向こうでは『リトル』と呼ばれていました」

(リンセン選手に質問です。吉田選手の名前が出たが、VVVフェンロでは大津祐樹選手やカレン ロバート氏、フローニンゲンでは堂安 律選手と一緒にプレーしていたと思うが、彼らから受けたいい印象や思い出はあるか?)
「VVVでは吉田選手と交友を深めました。彼から感じたことは、プロフェッショナルであること、周りの選手の対して優しいこと、そして周りの選手を助ける選手だということです。堂安選手は僕が住んでいたアパートに住みたがっていましたので、そのときに顔を合わせた記憶があります」

(リンセン選手に質問です。吉田選手からは最近どんなアドバイスを受けたのか?)
「数ヵ月前にも連絡を取り合っていました。吉田選手はオフということで、『日本で一緒に食事ができたらいいね』というやりとりをしていました。

(リンセン選手に質問です。カレン ロバート氏は引退しているが、千葉県でグラウンドを作ったりフットサル場を作ったりして日本のサッカー界に貢献しているが?)
「ボビーにも会いにいけたらと思っています」

(西野TDに質問です。獲得の一番の決め手となった能力は?)
「レッズのFWに求められる能力は、得点力と前線からのプレッシングと周りの選手とのコンビネーションです。前線からの激しいプレッシングが素晴らしくできる選手です。そしてコンビネーションからゴールを決められる選手ですので、今の浦和レッズのFWに求められる要素を高いレベルで持っている選手ですので、守備や攻撃面、コンビネーション面でも期待しています」

(リンセン選手に質問です。以前はウイングでプレーすることも多く、フェイエノールトに加入して数試合でストライカーにコンバートされたと思うが、どうやってストライカーとしての能力を身に付けていったのか?)
「もともとウインガーでしたが、フェイエノールトに入ってディック アドフォカート監督にもっと内側に入ってもっと危険な選手になれるというアドバイスをいただきました。そこから中央でプレーするためには慣れる時間が多少は必要でしたが、最終的にはその判断がいい方向に行ったと思います。今では中央のポジションを楽しんでいます。ペナルティーエリアの中で相手と対峙することに興味があります。そこで戦うことを常に意識しながらプレーしています」

(リンセン選手に質問です。オランダでは小さい方だという話もあったが、空中戦も強い印象がある。オランダの長身のセンターバックにも当たり負けしていなかった印象があるが、そういう体のぶつかり合いについてはどのようなことを意識しているのか?)
「ジャンプ力は高いと思います。重要なことは、タイミングだと思っています。リーグの中でも最も難しいような局面でゴールしていたと自負しています」

(リンセン選手に質問です。かなりのシーズンで2桁ゴールを決めているが、安定した成績を残してきた要因は?)
「常にプロとして向上心を忘れずに毎日を過ごしています。オランダでは簡単な作業ではありませんでした。相手選手も自分の良いところを消してきますので、常に自分をアップデートしながら、それを上回るために結果を求めなければいけません。向上心が安定した結果を残してきた一番の要因だと思います」

(リンセン選手に質問です。過去のニュースで足が痛いときにマスタードを塗って治療していたと読んだが、今も続けているのか?)
「今でも続けています。オランダではそれを真似し始めている選手もたくさんいます」

(リンセン選手に質問です。母国を離れるのはサッカー人生で始めてであり、しかもヨーロッパではなく遠いアジアの日本となったが、今回のチャレンジをどう捉えているのか?)
「今回の移籍に関しては、サッカーのみならず人生の中で大きな機会だと思いました。自分の人生の中でもいろいろと向上したり進化したりしていきたいこともあります。新しい場所に行くことや、セーフティーゾーンから離れて新しいことを学ぶことに関していい機会だと思いましたので、チャレンジに至りました」

(リンセン選手に質問です。先ほどから話に出ているように何人かの日本人選手と一緒にプレーしたが、彼らから感じた姿勢でどのようなことがJリーグでの成功につながっていくと考えているか?)
「基本的にサッカーに関しては、今まで自分が積み上げてきたことを変える必要はないと思っています。先ほどお伝えしたように、常に向上心を持ちながら戦うことです。日本で成功するには、日本の文化、言語を少しずつ学びながら成長していきたいと思っています」

(西野TDに質問です。夏のウインドーはまだ開いているが、リンセン選手が最後の獲得選手なのか?)
「ヨーロッパのウインドーが開く夏ですので、若くて有能なタレントでヨーロッパへの移籍を希望している選手はたくさんいますし、そうした事象は予測できると思っていますので、そうしたことが起こった場合にはそこの補強を考えています。ただ、それを除けば一旦チーム編成は完了したと認識しています」

(リンセン選手へ質問です。向上心という話があったが、オランダのスモールクラブから着実にステップアップしてフェイエノールトまでたどり着けた要因は?)
「キャリアのスタートから代理人と話し、プランをしっかりと練りながら成長してきました。トップにたどり着くためにはどのようにすればいいか、一気に大きなステップを踏むのではなく、一段ずつ積み上げていこうという概念がありました。1年、2年と積み上げていき、それがいい結果につながっていき、現在に至っていると思います」

(西野TDに質問です。9番の選手を探していたが、レッズの9番はどういう存在だと考えているのか?)
「9番を背負う意味は理解しているつもりですし、歴史に名前を残すストライカーでなければいけないと思いますし、それなりのゴール数が求められると思います。プラス、見ているお客さんが喜び、興奮する、『もっと観たい』と思うようなプレー、ゴールを体現してくれる選手だと認識していますので、そういうところを期待できる選手だと思っています」

(西野TDに質問です。ここ数試合は終盤戦に向けて期待が持てる結果が出てきたが、現状をどう捉えているか?)
「今までも話してきましたが、方向性は間違っていないと今でも思っています。ただ、小さなマイナーチェンジはたくさん繰り返してきています。その中で個性を持った選手たち、そしてチームを一つの方向に持っていきたい監督、コーチたち、正直ぶつかり合いもありますし、葛藤もありますが、チームとして成長するためのプロセスとしては当たり前のことが起こっていると思います。その中でシーズンの最初から予想以上の予測していないことが起こったことも事実です。それは予想していない僕らの責任でもありますが、いろいろなことが起こるのがサッカーですので、そうしたものに対する個人の対応、チームの対応に予想よりも時間がかかったというのが正直なところです。ですので、リンセン選手を夏に獲得することは計画どおりでしたので、それまで何とかJ1リーグの前半、3位以内を目指す場所を維持することを目指していましたが、時間がかかってうまくいかなかったということは結果としてそのような状況になっています。ただ、方向性は間違っていませんので、まだまだこれから盛り返していけると考えています」

(リンセン選手に質問です。吉田選手から日本の良さやJ1リーグについてのアドバイスなど具体的にはあったのか?)
「吉田選手から『こうやってプレーしたらいいよ』というアドバイスはありませんでしたが、彼も自分のプレースタイルをよく知っていますし、『君なら絶対に日本が好きになる。絶対に楽しめるよ』というシンプルなアドバイスをいただきました」

(リンセン選手に質問です。ゴール数やこういうゴールを決めたいなど、具合的な目標はあるか?)
「ゴールはたくさん取りたいです。数に関しては何とも言えませんが、今までやってきたように常にゴールを狙いながら、最後にどれくらい達成できたのか、みなさんと話したいと思います」

(リンセン選手に質問です。日本に来るのは初めてだったのか?)
「初めてでした。すごく歓迎され、みなさんが優しくしてくれましたし、応援されていると感じます。クラブもオーガナイズが素晴らしく、ホテルも整っている印象です。昨日は早速、日本料理を浦和で楽しませてもらいました。これからが楽しみです。昨日は寿司と刺身と食べました。オランダでは生の魚は食べませんが、代理人から『これは食べた方がいい』と言われて食べました。もう虜です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】







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