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西川「記録も素晴らしいが、チームが勝つことが第一」

10日、明治安田生命J1リーグ 第21節 FC東京戦【MATCH PARTNER J:COM】後、西川周作が勝利やJ1リーグ通算無失点試合数新記録を樹立した感想、今後の目標について語った。

【西川周作】
(3-0で勝利した試合を振り返って感想は?)
「非常にいい試合の入りができていたと思います。前節、ホームで勝てなかった悔しさは非常に大きかったですし、自分たちは勝つ姿を必ず見せようという決意をしてみんなで試合に入りましたので、先発出場した選手だけではなく途中出場した選手も含めて、全員がパワーを出してくれたと思います」

(J1リーグ通算無失点試合数が170試合になり、J1リーグ史上最多記録となったが、今後の目標は?)
「ヴィッセル神戸戦で無失点に抑えてリーチがかかったので、僕自身はあまり意識をしていませんでしたが、逆に難しくしてしまったと感じていました。ここ数試合少し苦しかったということが正直なところですが、こうやってみんなに支えられながら達成できたことをうれしく思います。チームが勝つことが第一ですので、今日失点したとしてもチームとして勝利を収めることができればうれしかったです。これからも無失点200試合を目指して、目の前の試合を戦っていきたいです」

(今日の試合は全体的にサッカーを楽しんでいたように見えたが、チームで何か確認したことはあったのか?)
「大胆に思い切ってやろうという話はリカルド(ロドリゲス)監督からもありましたし、チャンスがある中でゴールが入らなくても、思い切りやり続けるんだということは、みんなで話していました。自陣でミスがあっても『大丈夫』という声をかけながら、GKとして精いっぱいプレーしたつもりです」

(次節、16日に行われる清水エスパルス戦の意気込みは?)
「次も大事だと思っています。清水とは勝ち点もそう離れてはいませんし、僕たちは上に行かなければいけないチームですので、レッズのエンブレムを付けて戦う以上、責任感を持ち、目の前の試合を戦っていきたいです」

(J1リーグ無失点試合数の最多記録は大記録だと思うが、ここまでやってこられた一番の要因は?)
「GKですので、たくさんミスもしてきましたし、それが失点につながったプレーもありました。そこから学ぶことを忘れずに、これまで戦ってきています。何歳になっても学ぶ姿勢は大事だと思っていますし、今シーズンはジョアン(ミレッ)GKコーチのもと、いい学びができていると思います。若いときは大怪我も経験しましたし、怪我からも学び、怪我をしない体づくりを意識しながら、1日1日考えながら過ごしています。今日の試合が終わり、しっかり栄養と睡眠をとって、またいいトレーニングをしていくことが大事だと思いますので、また次の試合に向けていい準備をしていきたいです」

(試合終了の笛が鳴った瞬間はどんな気持ちだったのか?)
「楽になりました。記録も素晴らしいことだと思いますが、チームが勝つことを第一に考えていますので、3-0から3-1になってもとにかくチームが勝つことを優先に考えていました。ただ、無失点で抑えることに集中しながらこだわってやってきた分、これで少し楽になると思いますし、あとは突き進むだけだと思います」

(試合が終わってインタビューを受けた後にジョアンGKコーチと抱き合っていたが、どんな言葉を掛けられていたのか?)
「僕の長いサッカー人生の中でこれまでやってきたGKのやり方を一度リセットして、今シーズンはジョアンコーチの教えを学んでいますし、試合をやりながらプレーに出せていると実感していますし、GKの考え方は今までとは違い、変えていかないといけないとあらためて感じさせられていますし、36歳にもなってしっかりと学ぶことでもっと楽にシュートを止めたり、メンタル的に落ち着けたり、そういうことにつながっています。今まで教えていただいたGKコーチのみなさんにもお世話になりましたし、感謝の気持ちでいっぱいですし、またジョアンコーチが新しい風を自分の中に吹き込んでくれたことで、またさらにサッカーをやっていて充実感を得ることができていると思います」

(今日はシュートを止めなければいけない場面はそう多くなかったと思うが、セーブの場面についてはどうだったか?)
「レッズのGKチームが取り組んでいることは、シュートを止めたとしても、止め方や『もっとこうした方がよかった』という追求があります。1つのセーブにしても、ビッグセーブに見せてしまったことも反省材料になりますし、足を運んでキャッチしてマイボールにすることが一番です。GKの考えは奥が深いと毎試合感じます」

(ビルドアップの場面で前節は岩尾 憲選手へのパスが失点につながってしまったが、今日は同じような場面で恐れずにパスを出したことが西川選手らしかったと思うが?)
「スタジアムがどよめいていたのは聞こえましたが、今までもミスから学んできましたし、そもそもあの場面は味方と合わなかっただけでミスとは思っていません。ミスの後はそれくらいの強いメンタルで挑まなければいけないと思っていますし、ミスから学ぶことも大事です。今日はみんながいいポジションを取り、伸び伸びプレーできたと思いますが、次の試合も大事だと思っています」

(レッズに加入した2014年は16試合を無失点に抑えた。ミハイロ ペトロヴィッチ監督やリカルド監督など攻撃的なサッカーが多い時代だと思うが、その中で無失点記録を作ったことに関してどう感じているか?)
「攻撃的な監督と一緒にやることも多かったですし、攻められているけどゴールが入って勝ったり引き分けたりした試合も数多くありました。攻められてもやりがいを感じながら、モチベーションに変えてやれてこられましたので、レッズでの時間を非常に楽しく過ごせていると思います」

(今季は失点数が少ないが、チームが勝ちきれないことをどう感じていたか?)
「必ずゴールが入ると思っていますし、後ろの失点が少なければ勝つチャンスは上がってくると味方を信じながら、いい試合をするけどなかなかゴールが入らず引き分けで終わることは多いですし、今季は今のところJ1リーグで一番引き分けが多いチームだと思いますが、もう一つ壁を全員で乗り越えていきたいです。昨季も序盤は勝てない時期がありましたが、今季は試合を重ねるにつれて勝利を増やしていかなければいけません。今の数字では満足できませんし、レッズは上にいなければいけないと思います。責任感を持ち、先を見るよりも目の前の1試合をしっかりと戦っていきたいです」

(無失点記録を埼玉スタジアムで達成したことをどう感じているか?)
「達成するならこの2試合のどちらかにしなければずるずる行ってしまうと覚悟を持っていました。前節は全員が勝たないといけないという位置付けで臨んだ試合でしたし、悔しい引き分けでした。FC東京も自分たちより上位にいるチームですし、そういう相手を倒していかなければ上に行けません。今日達成できてよかったです」

(試合後のヒーローインタビューで家族が観に来ていると言っていたが、誰が来たのか?)
「妻と子供たちが来てくれました。前節は平日の19時30分キックオフということで、次の日に学校もありましたし、『来なくていいよ』と言っていましたが、今日は珍しく自分から『来て』と言いました」

(ゴール裏も拍手と手拍子だけで素晴らしい雰囲気をつくっていたのではないか?)
「しっかりとした姿勢で僕たちを後押ししてくれています。特に前節はすごく感じていましたし、だからこそ自分たちが勝たなければいけなかったとも強く思いました。今日も素晴らしい後押しをしてくれましたし、レッズのファン・サポーターは心強いと毎試合思っています。これからも一緒に闘っていきたいですし、声が出せるようになったときにあの声を聞けることを本当に楽しみにしていますので、今は我慢の時間が続いていますが、あと少し、自分たちを手拍子で後押ししてくれたらありがたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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