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「スタジアムに来たときより、帰るときの方が幸せになっている試合を見せたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 7/8)

7月8日にオンラインで行われた会見でのコメント

(6日の京都サンガF.C.戦では前線がいつもの縦並びではなく横並びのような2トップに見えたが、手応えはどうだったか?)
「京都によりダメージを与えるためにそのような形でプレーしました。その前のガンバ大阪戦ではワントップの難しさを少し感じていましたので、そのような形にしました。ビルドアップは3枚回しや4枚回しになりましたが、京都の場合は背後を使うことが彼らにとってより守りにくいのではないかと思いましたので、そのような形にしました」

(これからも相手によってはオプションの一つとして考えられるのか?)
「いつものやり方に少し変更を加えたというところです。ベースが3-4-2-1だとすれば、ボランチを1枚少し高い位置に上げ、シャドーを少し高い位置に上げれば、京都戦のような形になります。もう一つ変更したところは、タカ(関根貴大)を左サイドバックとして使ったところです」

(関根選手のようなアタッカー色が強い選手をサイドバックで使っても大丈夫だと思った理由は?守備の時間が長くなると難しいのではないか?)
「試合の終盤では、たとえばザスパクサツ群馬戦では終盤に右のサイドバックでプレーしたり、G大阪戦では左サイドバックでプレーしたりしていましたし、良かったのでつかえたオプションです。守備も問題ないと思いました。また、試合数が多かった(大畑)歩夢を少し休ませるという意味合いもありました。本来のポジションではなかったものの、タカは縦へのプレーをもたらしてくれましたし、オプションとして非常に良かったと思います。よりゴールに迫る、攻撃の回数を増やすという戦い方でした。想像力を使って、少し違った形を試しました」

(京都戦はボールがサイドからゴール前に入るときに、ペナルティーエリア内に入る選手が今までより多かったことが良かった点だと思うが、どういうところに違いがあったのか?)
「そういう場面もあったと思いますが、京都戦はいつもより縦への速いプレーが多く、選手が間に合わない場面もありました。逆にそういうプレーで危険な場面もつくれていたと思います。私は本来、よりゲームをコントロールすることが好きですが、チャンスがあれば縦へのプレーも使用すべきだと思います。相手陣内に押し込んだところでコントロールできている場面では、2トップに加えてインサイドハーフの2枚や、さらに(酒井)宏樹が上がっていきましたので、そのときはペナルティーエリア内にも十分な選手が入っていたと思います。ですので、プレーによってはそのような場面もできましたが、少数で仕掛けた攻撃が速すぎて2列目が追いつかない場面もありました」

(10日の対戦相手であるFC東京との前回の対戦では、お互いが相手を見ながら形を変えていたと思うが、そういう試合で大事にしたいことや選手たちに求めたいことは?)
「その対戦で相手が守備でこちらに合わせてきましたので、こちらもさらにそれに対する解決策を見つけたような試合でした。毎試合、前回対戦での映像を見返していますが、もう一度映像をチェックしたいと思います。VAR(ビデオ アシスタント レフェリー)で取り消されたゴールもありました。宏樹だったかデヴィッド(モーベルグ)だったかは覚えていませんが、非常に惜しいシーンでした。後半に松尾(佑介)のチャンスもありましたし、(AFCチャンピオンズリーグのために)タイに行く前のラストゲームでしたが、非常にいいゲームだったと思います。今季はたくさんのドローがありますが、この試合も勝利に値する内容でありながら引き分けてしまった残念な試合でした。ただ、内容自体は高いレベルでできていたと思います」

(アルベル監督が作っているチームの印象と注意しなければいけないポイントは?)
「FC東京の特徴はカウンターだと思っています。縦へのプレーが鋭く、スピードを生かす選手がいます。ディエゴ オリヴェイラ選手のシュートにも気を付けなければいけません。アルベル監督が来て新しいスタイルを植え付けようとしていると思いますが、浦和レッズは自分たちのプレー、自分たちの攻撃を仕掛けてチャンスをつくることに集中したいと思っています」

(京都戦の後、あれだけチャンスをつくりながら勝ち点3を取れなかったことが心配だという話をしていたが、見ていて面白い試合だったし、あとは勝つだけだったと思う。引き分けたとはいえチームはいい状況になりつつあると思うが、現状は京都戦のように縦に速いサッカーの方がいいのではないか?)
「京都戦のようなゲームは大差で勝たなければいけませんので、それができなかったことが心配です。何かを目指すチームは、好調なときは大差をつけて勝つ、拮抗した試合も自分たちのものにする、そして内容が悪くても最悪で引き分けに持ち込まなければいけないと思っています。タイトルが欲しいのであれば、そういう結果を残さなければいけません。縦へのプレーが多く、シュートを17本打ったことはレッズのファン・サポーターの方々も良かったと感じてくれていると思います。選手の特長によってプレーの特長も変わりますが、良い内容でありながら勝利できなかったということは、ネガティブなところだと思います。あとは勝つだけとおっしゃいましたが、その通りだと思います。内容に関して見ますと、(江坂)任の決定機があったり、終盤に松尾がクロスバーに当てた場面もあったりしましたから、それが決まっていれば今季のベストゲームと言うこともできた試合だったと思いますが、勝たなければいけません」

(10日のFC東京戦は京都戦から中3日でホームでの連戦になるが、埼玉スタジアムでどんな戦いを見せたいか?)
「京都戦ではいいゲームをプレーしながらたくさんのチャンスをつくりましたが、勝利につなげることができずに残念でした。しかし、方向性は間違っていないと思いますので、それを続けることが大事です。クラブ、チーム、そしてファン・サポーターの方々がこのチームの価値を感じられるような試合にしたいですし、京都戦は良い内容を見たにも関わらず、勝利を見られなかったファン・サポーターの方々は完全に幸せな気持ちで帰ることはできなかったと思います。私は、スタジアムに来たときより、帰るときの方が幸せになっている内容のゲームを見せたいと思っています。楽しみながらサッカーを見ていただき、最後に勝利をお見せしたいと思います。内容もスペクタクルと言えるサッカーをしたいと思っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「スタジアムに来たときより、帰るときの方が幸せになっている試合を見せたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 7/8)

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