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「モチベーションが同じであれば、能力の違いが生きてくる」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/31)

5月31日にオンラインで行われた会見でのコメント

(ひげを生やしているが、その理由は?)
「先ほどシャワーを浴びたときにひげをそろうと思いましたが、泡を塗ってからひげそりを持っていないことに気付きました。なので、予想外のことでした。今日の姿が無精ひげで申し訳なく思っています」

(チームの成績は厳しい状況だが、結果は内容と必ず一致しないと思う。リカルド監督はどのように考え、これからどのようにしていこうと思っているのか?)
「今は勝てていないという現実があります。闘いや内容の面では高いレベルでできているとは思いますが、不運な状況もあり、たとえばポストに当たって入らないことが続いてしまっています。このような時期は過去にもありましたが、結果を残せていない時期で、たとえばチャンスを全くつくれない状況で勝てていない、もしくは相手に圧倒されて負けていないということでしたら、さらに心配な状況だと思います。ただ、確かにこの順位はよくありませんし、レッズが下位にいてはいけないと思います。ディテールを含め、改善できるところは改善し、いろいろな行動をとらなければいけないと思います。この逆境や問題よりも自分たちが強い存在になり、それを乗り越えることが重要だと思います」

(明日は天皇杯でJ3リーグの福島ユナイテッドFCが相手になるが、上のカテゴリーのチームが番狂わせを起こさないために大事なことは?)
「相手にとっては今年最大、もしくは人生最大の試合になるかもしれませんので、モチベーションのレベルが最大の10、もしくは12くらいまで上がっている可能性があります。相手がモチベーションのレベルを最大限に上げているのであれば、こちらも同じ状態で臨まなければいけません。モチベーションが同じであれば、能力の違いが生きてくると思います。モチベーション、気持ちの部分が低ければ、サプライズが起こってしまいます。自分たちも90分間しっかりとサッカーをプレーしなければいけません。5分間でもよくない時間帯があれば、そこで試合を落としてしまうことがあります。昨季の天皇杯では7試合をモチベーションも含めて最高レベルでプレーできたからこそ、優勝できたと思います。ディフェンディングチャンピオンとして、今季もしっかりと天皇杯でタイトルを獲りにいきたいと思います。それが来季のACL(AFCチャンピオンズリーグ)にもつながります。J1リーグからも目指していますが、天皇杯も一つの道です。気を抜いたり、過信したりするようなミスを起こしてしまえば、代償を払うような大会です。過去にも大学がJ1リーグのチームに勝ったり、J3リーグのチームがJ1リーグのチームに勝ったりすることが起こっていますし、日本だけではなくイングランドやスペインのカップ戦でも見られることですので、自分たちのレベルを最高にして臨みたいと思います」

(イングランドやスペインという話も出たが、そういう国ではリーグ戦の出場機会が少ない選手がチャンスを得る大会であることも多い。リカルド監督にそういうアイデアはあるのか?)
「我々は常にベストメンバーで臨みます。試合を落としてしまえば、そこで大会が終わりですので、勝つ可能性が最も高いチームで臨みたいと思います」

(福島戦が終わると、少し休んで2週間くらいトレーニングができると思う。ゴール数が少ない現状で、攻撃をパターン化したり、あうんの呼吸になる関係をつくったりした方がいいのではないかと話している選手もいた。リカルド監督はどういうところに着手していきたいと考えているか?)
「その通りです。今はゴールが足りていない状況ですので、そこをトレーニングしたいと私も思っています。新たな外国籍選手が加入したり、連戦で選手の疲れを考慮して入れ替えながらプレーする、あるいはポジションを動かしたりしながらやってきたことにより、パターンや連動性が少し足りないのでゴールが生まれていないのではないかと思っています。アビスパ福岡戦ではサッカーの部分では非常に良かったと思いますが、明らかな決定機を挙げれば、アキ(明本考浩)や(伊藤)敦樹が決めていれば、2-0で勝てた試合でもありました。全体がシンクロしてゴールを取れるように、パターンをつくることには取り組んでいきたいと思っています」

(明日の対戦相手である福島はJ3リーグでは好調で、特に失点が少ないことがデータとして出ている。リカルド監督の印象はどうか?)
「いいチームだと思います。私が好きなタイプのチームです。彼らのサッカーは私が浦和レッズでやろうとしていることに似ていると思います。敗戦が少ないチームで、ボールをしっかりとつないで、選手が必要なスペースにポジションを取っているということをやっていますし、センターバックがサイドバックのような動きをしながら攻撃参加することも行っています。J3リーグでいいシーズンを過ごしていることに驚きは感じていません」

(昨季は下部リーグのチームではカターレ富山、SC相模原、京都サンガF.C.と対戦し、いずれも1-0と苦戦した。こういったチームに対してプレーの面でポイントになることは?)
「相手がボールを持ったらしっかりと強いプレスをかけ、自分たちがボールを持ったらしっかりと握って、支配したいと思います。また、早めにゴールを取って試合を決めたいと思います。簡単な試合ではないことは分かっていますし、昨季も最後まで苦しんで勝ったという経験がありますので、モチベーションが高いレベルで来るチームに対して、いいチームでいいプレーをするということを意識しながら戦いたいと思います」

(福岡戦はいい内容で試合を支配したと思うが、最後のところでいい体勢でシュートを打つ回数があまり多くないと思う。それは今から改善していくところだと思うが、どういうことが足りないことが要因と考えているのか?)
「相手が8人で守っているペナルティーエリア内に8人で侵入していくことは難しいです。5枚で入っていったり、4枚で入っていったりする場面もありましたが、たとえばタカ(関根貴大)をサイドバックにするなど、リスクを冒しながら攻撃的にいこうとしていました。フィニッシュは欠けていたかもしれませんが、福岡は引いて守ることを苦しく思わないチームです。長谷部(茂利)監督とは何度も対戦していますが、引くことによってこじ開けることが難しい状況をつくっていました。その中でも敦樹やアキ、タク(岩波拓也)などが決定機をつくっていましたし、そういうところである程度の攻撃のメカニズムは見られたと思います。フリーや体勢がいい状態でのシュートが少ないという話でしたが、たとえば(小泉)佳穂がシュートを打ったとき、アレックス(シャルク)が完全にフリーでした。サイドバックにコースを消されてしまったのでパスを出せませんでしたが、そのような場面もありました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「モチベーションが同じであれば、能力の違いが生きてくる」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/31)

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