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『天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会』開幕記者会見に西川周作が出席

16日、JFAハウスで『天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会』開幕記者会見が行われ、第101回大会優勝チームのキャプテンとして西川周作が出席した。



第102回大会の概要説明があった後、西川は天皇杯実施委員会 委員長の中野雄二氏に天皇杯を返還。また、中野委員長、ノースアジア大学総監督の早野宏史氏、国際審判員の山下良美氏と共にトークセッションに参加した。







【西川周作】
(天皇杯返還式の前に前回大会決勝のハイライトも見たが、どんな記憶が残っているか?)
「天皇杯に関しては、チームを去る選手が活躍してくれて、僕たちにACL(AFCチャンピオンズリーグ)の舞台を置き土産としてプレゼントしてくれましたし、みんなこのカップに懸けるおもいがありました。昨季は阿部(勇樹)さんが引退されるということで、阿部さんに必ずカップを掲げてほしいというおもいで全員が闘っていました。カップを掲げてもらうことができて本当にうれしかったですし、アジアの舞台にも挑戦できていますので、今年もこのカップを掲げられるように全員で頑張っていきたいです」

(昨季の決勝はプロのスタートを切った大分トリニータが相手で思い出深い試合になったのではないか?)
「決勝の舞台で大分と対戦できることは夢のようで、まさかこんな日が来るのかというおもいと、本当にお世話になったファン・サポーターの方や指導者の方がいましたので、感謝の気持ちを持ちながらピッチに立ったことを覚えています」

(昨季の大会は西川選手にとって大記録にあと一歩に迫った大会だったが?)
「初戦からずっと無失点で、最後の最後で大分に決められるという悔しいおもいをしましたが、最後も無失点で終えたかったということが終わった後の感想でした」

(昨季の天皇杯は最初の3試合が1-0だったが、トーナメントを勝ち抜くのはリーグ戦と違う難しさがあるのか?)
「僕たちは2回戦からラウンド16まで下のカテゴリーの相手と対戦しましたが、非常に高いモチベーションで臨んできますし、ジャイアントキリングが起きることも天皇杯の面白さだと思います。一発勝負の緊張感、内容よりも結果にこだわらなければいけないことの難しさはあります」

(西川選手が最初に出場した天皇杯は2005年大会だったが、天皇杯はどういう大会か)
「この大会を制することができれば、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の舞台に挑むことができますし、非常に大事な大会です。先ほどヒストリー映像を拝見させていただいて、今までの天皇杯の歴史は感慨深いものがありました。先ほど見たヒストリー映像を全選手が見るべきだと思っていますし、僕自身も初めて見て鳥肌が立つようなおもいが沸き出てきましたので、天皇杯に懸けるおもいをしっかりとぶつけていきたいと思います」

(西川選手は個人として準優勝が2回と悔しいおもいをして、その後に優勝を2回しているが?)
「自分の記憶に残っていたし、悔しい記憶を塗り替えるのも自分次第だと思っていました。あの悔しさがあったからこそ2回優勝できたとも言えますし、これからも1つでも多くのタイトルをみんなで獲っていきたいと思っています」

(連覇が懸かる第102回大会の意気込みは?)
「また全員の力でカップを勝ち獲りにいきたいと思っていますし、また来年この場に戻ってこられるように全員で頑張っていきたいです」

(天皇杯を戦うときは、意気込みなど他の大会と違うことはあるのか?)
「リーグ戦と違って一発勝負ということで、負けたら終わりですので、始まる前からの緊張感がすごいですし、僕の場合はいつも試合前にひげを剃って臨むのですが、緊張感が高い試合、特に天皇杯に関しては、試合後に触ってみるとひげが伸びているくらい、体にもプレッシャーがかかっていると感じます。僕はアマチュア代表と対戦するときの方が緊張しています」

(一発勝負の試合で相手が守備を固めてきてなかなかゴールを取れない展開を見ているGKの気持ちはいらいらするものなのか?それとも鼓舞しているのか?)
「僕は自分たちがボールを持っている時間が長くてもいらいらせず、鼓舞しています。どうにかゴールを取ってくれという気持ちでポジティブな声を掛けています。ピンチのときのための集中力は常に保っています。そういう試合は1つのピンチが大ピンチになりますし、天皇杯もゴールがなかなか決まらずに我慢できなくなったときがやられるときだと思っています。『我慢強く戦おう』という声を後ろから掛けています。でも、『ゴール入れろよ』とも思っています(笑)」

(J1リーグではなかなか結果が出ない状況だが、カップ戦で見せようという雰囲気はあるのか?)
「今はチーム状況としても5試合連続引き分けという状況ですが、チーム全体としてネガティブには考えていませんが、その中でもJ1リーグの合間にある天皇杯で1つ勝つとJ1リーグにもいい影響が出ると思っています。これまでも天皇杯でいい結果を残してJ1リーグも良くなるという経験もありますし、そういう経験を生かして戦っていきたいです」

(過去の天皇杯の決勝は元日が恒例で注目も浴びるが、今季はFIFAワールドカップの開催の影響もあって前倒しになっている。注目度は例年と違うかもしれないが、J1リーグを戦っている間に行えることは、選手にとってメリットもあると思う。決勝の日程について選手としてどう感じているか?)
「天皇杯は水曜日に入ってくることが多いですし、選手としてJ1リーグ、天皇杯、J1リーグという流れは、コンディションに関しても逆にいいと思っていますし、J1リーグに出られなかった選手が出る可能性もありますので、そういう選手はモチベーションが高く戦えると思います。今季は10月という早い段階での決勝戦になりますが、自分たちが勝ち獲るチャンスがありますし、日程をポジティブに捉えながらプレーしたいと思います」

(先ほどひげの話をしていたが、緊張感が高い試合はいつもより伸びているという話をもう少し詳しく聞かせてほしいが?)
「先ほど言ったひげの話は事実ですが、J1リーグでもGKの守備機会が少ない試合、逆に多い試合、その中で自分がいい活躍ができた試合、できなかった試合、いろいろな試合がありましたが、緊張感がある試合、一発勝負の天皇杯やJ1リーグで何かが懸かっている試合、ACLの試合、決勝の舞台、そういった試合の後はロッカールームに帰ってシャワーを浴びるときにはひげが伸びています。それを自分の基準としていて、『今日は緊張感がある試合だったんだな』や『プレッシャーを感じていないつもりだったけど体は感じていたんだな』といったことを考えています。試合が終わってから触ると伸びています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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