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「まずは広島戦で勝利し、そこから連勝したい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/12)

5月12日にオンラインで行われた会見でのコメント

(明日13日の対戦相手であるサンフレッチェ広島はハイプレスをかけてくる印象があるが、リカルド監督の印象はどうか?)
「この前の鹿島アントラーズ戦ではっきりと2トップを置き、3-5-2というシステムで勝利を収めました。FWが強力で縦へのプレーがあったり、ウイングバックの攻撃参加、二列目からの飛び出しもあったりするチームであり、3バックも高さと強度を持っています。昨季の経験からも言えますが、広島戦はいつもタフなゲームになります。相手に多くのチャンスを与えないチームだと思います」

(ここから大事なことは連勝することだと思うが、連勝して選手にうなぎをごちそうしたいと思っているのではないか?)
「ホームでの3連戦がありますが、非常に大事な試合になってくると思います。今までの試合でも勝利に非常に近いところまではいっていましたが、引き分けが続いています。ホーム3連戦で勝ち点9を取り、選手たちにうなぎを振る舞いたいと思います。レッズはタイトルを懸けて戦わなければいけないチームだと思っていますし、ここで勝ち点をしっかりと取れば上位に食い込んでいくことができると思います。連続してドローが続いていましたが、今度は連続して勝利する状況にもっていきたいと思います。別の見方をすると、ドローが続いているから負けていないと言うこともできますが、しっかりと勝利を収めたいです。今回のホーム3連戦はいい相手と対戦します」

(前回の会見でFWに求めることとして「スペースに飛び出したり、スペースを有効に使ったりするタイプ」と言っていたが、リカルド監督のサッカーではポストプレーヤーや高さのあるFWの必要性はあるのか?)
「体が大きくてターゲットになる、たとえば広島のジュニオール サントスのようなタイプは、レッズにはいません。キャスパー(ユンカー)選手も背丈はありますが、そういったものとは違った特長を生かすタイプです。そういう選手がいればダイレクトプレーからセカンドボールを狙うという選択肢も出てきます。違うサッカーをするわけではありませんが、相手が強いプレスをかけてくれば、そのようなバリエーションを武器として持つこともできると思いますが、そのタイプが今のレッズにはいません」

(AFCチャンピオンズリーグ[ACL]を終えて柏レイソルと対戦したが、チームの状態でACL前と変わったと感じることはあるか?)
「ACL前は(アレックス)シャルク選手が加入したばかりで、モーベルグ選手も合流してそれほど時間が経っていない時期でしたので、ACLを戦って帰ってきたところで、チームとしてよりまとまっていると思います。彼らもチームのアイデアやコンセプトをさらに理解していますし、まだ順応期間にあるとは思いますが、浸透してきていると思います。また、多くのゲームを戦うことによって、我々指導者もたくさん見るものがありましたので、それまで持っていたものとイメージが変わった部分もあります。ACLのゲームは押し込んでプレーする場面が多かったですが、J1リーグに帰ってくるとゾーン2、中盤あたりでプレーすることが多くなります」

(J1リーグではこれまで11試合を戦って11得点10失点。得点も失点も多くないと思うが、リカルド監督は過去に「優勝するためには70得点くらい必要」と言っていたが、今の時点でその半分くらいの得点率だと思う。その点についてどう感じているか?)
「42試合を戦うJ2リーグだとそれくらいの得点が必要になってきます。それより試合数が少ないJ1リーグで70得点を取れれば、優勝も近づくと思います。最近はビッグデータなどを使って試合を分析しますが、どの試合でも我々にとって有利な数値が出ていますが、最後の点を取るところだけが足りていません。昨季はあまり多くのチャンスをつくれなくても、たとえばキャスパー選手が点を取って勝った試合もありました。今季は昨季と比較すると、チームとしてより良いプレーはできていますが、決めきれていないと言えます。しっかりと勝利数を増やし、上位に食い込んでタイトル争いをするところまで行きたいですが、まずはここで1勝を挙げて、そこから連続して勝利したいです。勝利に近いところまでは来ていると思います」

(トレーニングキャンプの終盤に「トレーニングでゴールが決まる場面が少なくて心配」という話をさせてもらったが、最近のトレーニングで問題があると感じているか?それともトレーニングではできているが試合ではうまくいかないのか?)
「あまりトレーニングする時間がない中でも、フィニッシュは足りない部分だと思っていますので、時間ができたときはそういうトレーニングもします。戦術トレーニングをメインに行っていますが、タイでもゴール前の状況、ラストパスからシュートなどのトレーニングを行いました。トレーニングでは良くなってきていると思いますので、それが試合で見られればと思います」

(いろいろなポジションで選手層が厚くなっていると思うが、センターバックは犬飼智也選手が離脱して大変な状況だと思う。知念哲矢選手はJ1リーグで先発出場したことはないが、この連戦では彼の力も必要だと考えているか?)
「犬飼選手の怪我もあり、テツ(知念)が出場する場面は出てくると思います。ACLでプレーできたことは非常に良かったと思いますし、しっかりと準備してもらいたいと思います」

(日本は梅雨に入ってきたが、雨の影響をどのように考えているか?)
「雨の量がそれほど多くなければ問題ありませんが、タイでの最後のゲーム(山東泰山戦)のように水たまりができるようになれば、非常にプレーしにくいコンディションになると思います。ただ、それは相手チームにとっても同じ条件ですので、豪雨でなければあまり問題はないと思います」

(コンディションが悪いピッチで強さを発揮する選手もいるが、そういう状況で同じ状況でサッカーができたり、むしろ相手よりも強くなったりする選手を起用したいという考えはあるか?)
「それはあまり考えません」

(平野佑一選手は柏戦で攻撃の舵取り役として効いていた印象があるが、復帰してからの平野選手の評価はどうか?)
「状態がいいので出場の時間も長くなってきていますし、ACLでは休ませる試合もありましたが、大邱FC戦で非常にいいプレーをしたので、柏戦の先発メンバーの一員になりました。少し疲れてきていると感じたので交代しましたが、彼が交代した後はチャンスがかなり少なくなってしまいましたので、90分起用していてもよかったと思える選手です。今は非常に状態がいいと思います」

(同じポジションの他の選手と比べて平野選手の秀でているところは?)
「非常に高い強度でプレーできていますし、判断も的確で、プレースピードも適切だと思います。状態が非常にいいので、彼が出ているという状況です」

(キャスパー選手と大畑歩夢選手がトレーニングに合流しているようだが、彼らの実戦復帰の目処はどうか?)
「すでにトレーニングできている状態ですので、起用できる状態ではあります。あとはどのタイミングで起用するかというところです」

(宮本優太選手の4ヵ月ほどで良くなったところと、もっと成長してほしいと思うところは?)
「ゲームの理解度が非常に高まってきていると思います。コンセプトを理解しながらのプレーが増えています。テツもそうですが、ミヤ(宮本)のポジションも(酒井)宏樹が怪我をしていますし、長期間離脱することになりますので、ミヤが途中から出る、あるいは先発で出るという試合もあると思います。先発で起用してもおかしくないプレーを見せてくれていますし、馬渡(和彰)と非常にいい競争を見せてくれています」

(今季はクロスとゴール前の選手が合わないことが多かったように思うが、ここ最近は惜しいシーンが増えていると思う。当初はどういう問題があったのか?改善するために働き掛けたことはあるのか?)
「我々にはクロスを入れたときに、それをアタックするシューターのようなタイプの選手はいませんので、クロスは多用しません。それとは別のコンセプトやアイデアを使いながら攻撃を仕掛けています。たとえばサイドハーフを利き足と逆のサイドに入れる試合もありますし、いろいろなバリエーションを使っています。シンプルにクロスを入れるプレーは、選手の特長を見れば、我々のやるべきプレーとは少し違うと思っていますので、クロスは優先的に行うプレーだとは思っていません」

(松尾佑介選手を早い段階からセンターフォワードとして起用していて、最近は試合でも起用しているが、センターフォワードとしての松尾選手にどういうプレーを期待しているのか?)
「彼は得点力のある選手で、シュートのトレーニングを行っても、トレーニングマッチなどを見ても、ゴールを多く取る選手です。左でもプレーできますが、ゴールにより近いところでも起用します。スペースへの飛び出しもうまく、得点力もあるということで、真ん中で使うことも増えています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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