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「ACLで付けた自信や勢いをもってJ1リーグでも戦いたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/7)

5月7日にオンラインで行われた会見でのコメント

(AFCチャンピオンズリーグ2022 グループステージでは短い期間に6試合を戦ったが、チームにとって良かったこと、良くしていきたい点をどう感じたか?)
「目標であったグループステージ突破を達成できて良かったと思います。シーズンのスタートのときに怪我人や入国できない選手などがおり、選手がそろわない状況でトレーニングしていましたが、チーム全体でACL(AFCチャンピオンズリーグ)に行けたことは良かったと思います。また、この大会は引いたチームに対してどのように攻撃を仕掛けるかを学ぶ場にもなりました。日本のチームは基本的にプレスをかけてきたりしますが、引いてくる時間帯もありますので、そのようなときに生かせると思います。ホテル、スタジアム、トレーニング場のみ、それ以外の場所に行けない生活のつらさはありましたし、3試合目の大邱FC戦で敗戦になったことで少し難しい状況になりましたが、4試合目、5試合目でそれを乗り越えられたことはポジティブだったと思いますし、全員がピッチに立つことができたこともポジティブな点だったと思います」

(明日8日の柏レイソル戦は強度が高い相手との対戦になるが、試合前に選手たちに働き掛けたいことは?)
「ここからは順位表でしっかりとポジションを上げていきたいと思います。シーズンのスタートでは先ほど言ったような問題がありましたが、選手たちがほぼ全員そろったところで、全員でJ1リーグに向かっていきたいと思います。ACLの次の戦いは8月になりますので、それまではACLのことは忘れ、J1リーグ6連戦と天皇杯をしっかりと戦い、できるだけ多くの勝ち点を取って上位に近づき、年末には自分たちの目標に向かって戦うことができている状況をつくっていきたいです」

(ここから6月1日まで大変な7連戦になると思うが、選手たちに期待することや大切にしていきたいことは?
「ここで重要なことは、パフォーマンスだと思います。ACL4戦目の大邱FC戦は勝つことはできませんでしたが、パフォーマンスは非常に良かったと思います。相手に1本もシュートを打たせず、CKを1本も与えませんでした。その前の試合の敗戦から、しっかりと反撃はできたと思っています。ライオン・シティ・セーラーズ戦でも6ゴールしましたが、10ゴールしてもおかしくないような試合でした。その勢いをもってJ1リーグでも戦いたいと思います。J1リーグがスタートしたころには足りないものがいろいろとあったと思いますが、今はACLで付けた自信を持って、しっかりと上位に行けるという確信を持っていきたいと思います。しかし、年末のことを今から考えていても仕方がありませんので、一試合ずつ戦わなければいけません。今は次の柏戦で勝利することだけを考えて戦いたいと思います」

(ACLでたくさんの選手が試合に出たことにより、レギュラーとして計算ができる選手が増えていると思うが、J1リーグに向けたポジティブなインパクトや影響をどう感じているか?特に攻撃陣はいろいろなタイプがいて、相手によっていろいろな起用ができるのではないか?)
「公式戦であり、真剣に戦っているなかで、同時にトレーニングキャンプのような生活をすることもできましたので、いろいろな結論を出せたと思います。ローテーションしながらの6試合のなかで、ポジティブなものも改善点も見られました。違ったポジションで起用した選手もいましたし、先発メンバーを9人代えて挑んだ試合もありました。多くの選手たちをピッチ上で見て、いろいろな結論を出すことができましたし、相手が引いて守っている時にどうこじ開けるかということについても勉強になりました。来日したばかりの(ダヴィド)モーベルグや(アレックス)シャルクがチームに融合するための有意義な時間でもありました。テツ(知念哲矢)、(安居)海渡、(工藤)孝太、(木原)励や、怪我から戻ってきた(平野)佑一などをピッチ上で見ることができたことも良かったと思います。我々コーチングスタッフにとって、さまざまな結論を出せる時期でもありました」

(モーベルグ選手、シャルク選手がチームに融合するための有意義な時間でもあったという話だったが、キャスパー ユンカー選手が怪我をしている中、特にシャルク選手がチームにもたらすプラスアルファについてどう考えているか?)
「シャルクはプレス能力も高いですし、スペースへの飛び出しも持っていて、ゴールの嗅覚もあると思います。FKやミドルシュートからもゴールすることができ、得点力がある選手です。彼だけではなく全員がそうですが、個人の能力をチームのために生かしてもらいたいと思います。モーベルグの方がより長い時間をチームで過ごしていますが、レッズのやり方に対する理解力がこの時期に深まったと思いますし、我々もサイドや中での彼のプレーを見ることができ、彼らもチームが切り替えなどのところを重要視していることも理解したと思います。共同生活で選手同士が理解し合う時間にもなったと思います。彼らがチームにもたらしてくれるものはいろいろとあると思いますが、しっかりとチームのために闘ってもらいたいです」

(シャルク選手はセンターフォワードというタイプではないと思うが、どういう起用法を考えているのか?)
「典型的なセンターフォワード、9番タイプではありません。背が高くて大きくてターゲットになるタイプではありません。彼はそのポジションをスタートポジションとしながら、いわゆる偽の9番、そこから下がってくるプレーもできますし、トップ下でもプレーできます。そこだけではなく、シャドーストライカーや2トップの一角としてもプレーできます。私のサッカーではFWの位置に入る選手は、ペナルティーエリアの中でただ待ってシュートするタイプではなく、スペースに飛び出したり、スペースを有効に使ったりするタイプを求めます」

(タイから戻ってきて柏戦に向けて今週はどういったことにフォーカスを当ててトレーニングしてきたのか?)
「タイとの時差はそこまで大きくありませんが、ACLではキックオフ時間が遅かったりして、遅く寝るという体のリズムができていましたし、時差以上の体内時計のずれがあると思いますので、そこをまず調整しています。柏は好調で、1トップ、2トップ、いろいろな形でプレーできますし、カウンターを得意としているチームだと思います。プレス能力も昨季と比べて上がっていると思いますし、Jリーグのチームのテンポに自分たちも戻さなければいけません。また、ホテル暮らしが長かったですし、メンタル面でもどこまでリフレッシュさせて挑めるかも大事だと思います。それは柏戦だけではなく、今後の試合に向けて大事なことです」

(柏戦で勝利するために選手に最も求めたいことは?)
「全力で闘うことを求めます。このチームはそれができるチームです。FUJIFILM SUPER CUP 2022の川崎フロンターレ戦でもそれを見せましたし、大邱FCとの2試合目でもそれを見せることができました。次が最後の試合というくらいの気持ちで挑むことが重要だと思いますし、メンタルが大事だと思います」

(ACLの戦いでチームの層が厚くなり、特に前線は厚みを増したと思うが、怪我人が出てしまったセンターバックとサイドバックは少し手薄になっていると思う。守備陣の起用についてどう考えているのか?)
「1ヵ月で4人の選手が手術をしなければいけなかった状況は普通ではありませんし、ネガティブな点ですが、それはすでに起こったことです。クラブにも常に層の厚さを求めていて、各ポジションに5人ずつくらいはそろえないといけないという話はいつもしていますが、サイドバックが2人怪我をした今回のようなことが起こったときのためです。2月はさらに起用できる選手が少なく、ユースの選手にベンチに入ってもらったりもしていました。ですので、いい状態で全員がそろうことが大事だと思いますし、誰かが離脱してしまったら、プレーできる選手を起用しながら、その選手も怪我をしないように、疲労に関しても観察しながら気を付けていきたいと思っています。そのようにローテーションをして、チームとしてのパフォーマンスを安定させながら、この7連戦を戦いたいと思っています」

(タイでは自由に外出ができないなか、ホテルではプールや卓球でリフレッシュしていたという話を聞いた。西川周作選手がリカルド監督は卓球がかなり強いと言っていて、カット型のスタイルだと聞いたが、卓球のスタイルもサッカーの考え方と通じるものがあるのか?)
「サッカーと卓球を関連付けて考えてはいません。子供のころ、8歳から10歳くらいのときにオビエドの試合をよく観に行っていましたが、キックオフが17時くらいの時は、19時まで試合を観て、その後に雨が降ったりするとオビエドのクラブハウスの中に入ったりして、そこにある卓球台を使ってよくプレーしていました。それで卓球をプレーすることに慣れました。私が強いと周作が言っているようですが、アレックスと(アレクサンダー)ショルツと(松下)イゴール(通訳)には負けました。アレックスに勝つためにイゴールと練習していましたが、イゴールに負けてしまうことがありました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「ACLで付けた自信や勢いをもってJ1リーグでも戦いたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 5/7)

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