MENU

NEWS

「層の厚さは必要。いい頭痛を感じたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 4/1)

4月1日にオンラインで行われた会見でのコメント

(2週間の中断期間で特に重点的に準備してきたことはどんな点か?)
「この時間を利用して、自分たちのプレーを改善することと、(北海道コンサドーレ)札幌戦の対策を行いました。自分たちのビルドアップをさらに良くすることと、札幌は独特な戦い方をしますし、マンツーマン気味にマークしてきますので、そこでのプレーなどに時間を割きました」

(明日の札幌戦から期待している点、楽しみな点はあるか?)
「ACL(AFCチャンピオンズリーグ)に行く前にJ1リーグが3試合あります。しっかりと勝ち点を取って上昇したいと思います。シーズンのスタートでの勝ち点が少ないですし、我々も優先的に考えているJ1リーグでも3ポイントずつしっかりと取ってから、ACLに挑みたいです」

(札幌のミハイロ ペトロヴィッチ監督は自分たちがいいものを作り上げれば相手を上回ることができると考えるタイプだが、リカルド監督は相手をしっかりと見てサッカーをするタイプだと思う。そういう違いについてどう考えているのか?)
「そうかもしれません。我々は、自分たちのプレーもしながら相手も見てゲームプランを組み立てます。どのようにすれば有利になるのか、どこがキーポイントなのか、相手の狙いは何なのか、ということを見ながら戦います。札幌の戦い方は清水(エスパルス)とも違いますし、それらのチームは(川崎)フロンターレとも違います。私のサッカーの見方では、どのチームに対しても共通して行うことがありながら、選手を助けるという意味でも、『プレーしろ』ということだけを言うのではなく、その試合の特徴によって、どこのスペースを見つけられるのか、どういうビルドアップをすれば有利になるのか、どのようにプレスをかけるのかということを伝えたりしています」

(試合が多く大変な4月を迎える今、負傷者も復帰してきたが、選手同士があうんの呼吸になることは大変だと思う。試合の中でどういうことを観察していきたいか?)
「先日、トレーニングマッチを戦いましたが、あまりゲームに出ていない選手たちのパフォーマンスが非常に良かったので満足しています。怪我人も戻ってきてほぼ全員で戦えるということで、非常に良い状況になってきたと思います。4月、5月の試合は非常に多いので、そこは良かったと思います。まだまだ全員に成長の余地があると思いますし、最近ではチームとしてさらに機能するためのトレーニングを積んできています」

(松尾佑介選手がトレーニングマッチで5ゴールを決めるなど好調だと思うが、彼のプレーの復調具合や期待についてはどうか?)
「非常にポジティブなことの一つでした。トレーニングマッチは彼も良かったですが、彼だけではありませんでした。松尾は最近でもあと少しでメンバー入りするというところまで来ていました。フィジカルコンディションも上がっていますし、相手は大学生でしたが、どの試合でも5ゴール決めることは簡単ではありません。もちろん彼がプレーするチャンスはあります」

(加入が発表されたアレックス シャルク選手の印象は?彼が加わって攻撃陣が充実する予感はあるか?)
「彼はプレスをかける能力もありますし、柔軟にサイドでも前線でもプレーできる選手です。また、受け取った情報によると、勝者のメンタリティーを持っていて、常に勝利を求めているということも聞きました。得点力もある選手です。これから多くの大会を戦いますので、このように選手が増えるとローテーションもしやすくなります。昨季はキャスパー(ユンカー)とアキ(明本考浩)が同時に怪我をして、選手が足りないという状況になった時期もありました。攻撃の選手が多ければ、怪我人が出たときのためにもなりますし、層の厚さを持つこともできます。全員がいい状態であれば、私にとってオプションが増えることにもなりますが、年末など疲労の蓄積でプレーできない選手がいたり、怪我人がいたりするときに、層の厚さがまた生きてくると思います。そういったところで彼を獲得しました」

(シャルク選手の合流の予定はどうなっているのか?)
「私がもらっている情報によると、近々合流できるということですので、来週合流できればと思っています。ただ、連戦に入りますし、トレーニングがあまりできない時期の合流ですので、どのように彼をチームの中に順応させていくかを考えながら進めていきたいと思います」

(トレーニングを見させてもらい、確かに選手たちが戻ってきた印象だったが、逆に札幌戦でどの選手を使おうかといううれしい悩みがあるのではないか?)
「内部の競争は非常に大事なことだと思います。たとえばあるポジションに1人や2人しかいない、さらに怪我人がいるとなれば、本人は無意識に『プレーできる』と思ってしまうと思います。層の厚さがあり、内部の競争があれば、日々のトレーニングでも試合でも常に全力でプレーしなければいけないという状況ができます。監督にとって、メンバーに入れることができない選手が出てくるのは難しいテーマですが、今年のスケジュールを考えると層の厚さは必要だと思いますし、いい頭痛を感じたいと思っています」

(札幌戦は中断明け、そして厳しい連戦の1試合目となるが、そういう試合の重要性についてどう考えているか?)
「勝ち点3が懸かっている試合ということでは他の試合と変わりませんが、連勝することによって順位が上がると思いますし、上位のチームに近づけると思います。ですので、我々の目標のことを考えると、非常に重要な試合になってきます」

(札幌戦はどのような展開になることが理想なのか?)
「相手はたくさん走り、マンツーマン気味で常に強いプレスをかけるチームですので、我々に取ってタフでハードな試合になると思います。簡単にプレーさせてはくれないと思いますので、自分たちの最高のレベルと見せなければいけないと思います。非常に独特なプレーをするチームですが、自分たちが行おうとしていることをしっかりと実行できれば、いいプレーもできるでしょうし、勝利にもつながると思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

「層の厚さは必要。いい頭痛を感じたい」リカルド ロドリゲス監督(定例会見 4/1)

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ